第4話 魔物ってこんなに居たっけ......
「兵士さん。これって魔物ですか?」
そう言ってスマホの画面を見せる
「確かに魔物ですが、この板切れってなんですか?」
「これはスマホって言って城壁の警備をさせている空飛ぶ兵器の見ている光景がこれとつながっているんです」
「それはすごい道具ですね! けど、見ている光景ということはこの魔物はいるんですね?」
「はい。少し遠くに一万以上の魔物がゆっくりここに進行中です」
「なんだと! 一万か......情報提供ありがとうございます」
「あの、俺も魔物討伐手伝ってもいいですか?」
「はい。ありがたいです。ですが危ないと感じたら逃げてください」
「わかりました」
よし。許可ももらえたと言うことで早速アレを設置しますか......
アレと言うのは大抵イージス艦の上でミサイルを撃ち落としたりする、その名もファランクス。
まあ今回一万以上だから仕方ないよね。
「まあこんぐらい設置しとけばいいでしょう......」
やりすぎだと思うが、20機ぐらい設置しておいた。ついでに俺も装備を変えよう。まず銃。グロック18は確実に入れて、数が数だけに弾が多い方がいい。てことはP90を入れて、あとはミニガンも入れてっと。近接戦になったら陸軍将校九八式軍刀を使おう。あとはグレネードとちょっと架空の装備も入れたいよね。ってことはパワードスーツでしょ!! 人間離れした動きしないとさすがにキツイからね~。
兵士の人たちが集まったころ......
「いいかお前ら! 魔物は一万以上いる! だが俺たちが勝利を収めるのだ!」
威勢がいいな~。俺なんて絶対やる気なんてしないだろうね~。死なれても困るし、早くかたずけるか......
「あ~隊長さん? 悪いけどあの小さくて白いものの後ろまで兵を後退させてくれないかな?」
「なぜだ? 敵はすぐ目の前にいるのだろう?」
「大丈夫ですよ。すぐに蹴散らすので」
隊長かキョトンとした顔で兵を後ろまで後退させる
「よっしゃ、ファランクス一斉発射!!!」
掛け声とともにファランクスが一斉に発射する。それとともに魔物がバタバタ倒れている。
「なんだあれは......信じられない......魔物があんなに早くに倒れるのか......」
「う~ん、少し遅いな~。じゃ~ハインド追加しますか......」
ハインドとは、何発ものロケットを飛ばせるソ連が開発した攻撃用ヘリだ。何発も撃てて敵からも味方からも野獣とか言われてるらしい。まあそれを自動化してとりあえず15機ぐらい飛ばしておくか......そしてロケット弾はストレージから補充で。
「よっしゃー! ハインド一斉発射!」
そう大声で言うと、ハインドから大量のロケットが発射される
「これは......夢を見ているのか......普通は三日か四日かかるはずなのに......30分で終わりそうではないか......」
「生で見るのは初めてだけどすごい迫力だな~。ん? もう終わりそうかな?」
その5分後に魔物は全滅して、あたり一面はえぐられた地面と死体の魔物だけだった
「うわ~、なにこの地獄絵図......多分異世界だから売れると思うけど......これは機械にお任せだな」
まず人手だ。人手はロボットを作って頼むか......。集める車両は74式特大型トラックだな。74式特大型トラックは7tまで入れられるから結構効率いいと思う。あとは凸凹しているところはあまりトラックは入れないから後ろをトラックにしてSd Kfz 7を採用。Sd Kfz 7はドイツで開発された前輪が車で後ろがキャタピラをつけている後輪となっている。それで移動させる。よし、準備は整ったからあとは許可だけだな。
「隊長さん、この魔物俺が倒したのですべてもらってもいいですか?」
「ああ、これらすべて君が倒したんだ。別に貰ってもらって構わないよ。しかしこれらすべてどうやって運ぶというんだ?」
「そこはお任せください」
よし、許可はとれた。ここからは魔物回収と行きますか......
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