第36話 いやはや、本当に怖かったぞ。
本記事は、2009年に私の運営していたブログに執筆したものです。
なお、人物関係等は、こちらで再公開するにあたり、私が現在執筆している養護施設シリーズにある程度合せています。
以下、本文。
2008年のある日の話。
元よつ葉園職員のYさんに「死ぬほどよく効く」整体をしていただき、岡山市中央町のサウナにまで送ってもらっていたときの話。
幸か不幸か、其のサウナには、よつ葉園の元児童のG氏(私より1学年下)が勤めていて、まあそれはそれでいいのだが、丁度(今度こそ、運悪く)、1階の玄関口でドアの拭き掃除をしていたのだ。
Yさんいわく、
「あれ、Nではないか?」
*注釈
G氏の母方の苗字。施設にいた頃彼は諸般の事情で其の苗字を名乗らされていたが、卒園?した後、直ちに父方の苗字に戻した。
なんでも、母親が人物的にも経済的にもろくでもなく~そこが私の母親と大いに違うところ~、息子にたかろうとさえするような御仁(寒漁村民様はそんなことはしないぞ)。
当時G氏を担当していた職員のO氏は、それでも何とか、母親や彼の妹~これもいまひとつな状態~らの面倒を見させようとしていたそうだが、G氏はふざけるなと怒って某園を早めに脱出、完全に自活している。
彼の話では、最近も岡山市の某福祉事務所から母親の面倒を云々という趣旨の文書が来たそうだが(それまでは岡山県東部に住んでいたのに、なぜか岡山市内にいるんだそうな。それも再再婚をして・・・)、当然拒否したとのこと。
などと言ってると、なぜだかYさんの車が路側帯のコンクリートに乗り上げてしまい、動かなくなっちった。
やむなく、レッカーを呼んだそうで。
まあ、Yさんも私も怪我は全くなかったからそれはまあええとしても、である。
G氏の我々、いや、私はともかくYさんを見る目どころか顔つきが、やたらめったら怖かったこと怖かったこと。
私でさえ、あんな阿修羅だかなんだかの如き怖い人相には(G氏に限らず)滅多と御目にかかれないぜ、ってほど。
其の後G氏とサウナの中で話したところ、それが元某園職員のY氏だとの認識はなかったとのことだが、私がそうだと述べると、
「ま、当然の報いだろう」
ってな感じの返答をしてきた(実際はもう少し面白おかしくは言っていたけど)。
蛇の足
Yさんは某園在職中、G氏の担当を直接したわけではないです。また、Yさん以外の他の幹部職員諸氏に比べれば、Yさんとの関わりはむしろ一番薄かったと言える範囲にあるのですがねぇ・・・・それでこんなんだから・・・先は言いたくない。
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