第16話 岡山名物 ママカリ
ブログ版 岡山非県民新聞 2011年7月28日付記事より(一部修正)
世にも偉大なる33番地帯(わが国では、その地域を特に、岡山県というそうである)における酒のつまみ、飯のつまみ。
ママカリ
なんでも、この魚、酢漬けにしてよし焼いてよし、世にも美味くて飯を隣にもらいに行くほどであるとのことである。
どっかの球団のおかわり青年ならずとも、おかわり連発を誘発する、世にも美味い小魚である。
とはいえ、そういうものの常として、アンチもまたいるのよね。
わしの父上なんざ、まさにそれを地で行くお方だったでのう・・・・
さすがに、墓前にお供えなんか、できんのよ。こればっかりは・・・・・(苦笑)
某有力武闘派任侠団体の組長さんをしてこいつと「だけ」は杯を交わすなとまで言わしめた父上様いわく。
* これ、約30年ぶりに再会した父が実際に言っていたことなのです(証人あり~苦笑)。どう見ても、嘘に聞こえないのがいやはやでした。
「あれは、猫もまたぐママカリというんだ」
そうである。
その息子いわく(わしやねん)、
「では、気の利いた猫なら、後ろ足で蹴り飛ばしていくということでよろしいか」
と御注進申上げると、そのとおりとの仰せニャン。
とわいえとわいえ、であるぞ。
食い物にシビア極めたるわしの父上様の如きお方はともかくとして、わしはまあ、母上様が御存知のとおりどことは言いづらいが岡山県東部の某いかつい漁村の出身なので魚類も好き嫌いはない。
よって、ママカリだが、飯が進むとまではイワンが、酒なら普通に進むということにしといておくんなせえ(確かに酢漬けは美味いよ)。
まあまあ、なにはともあれ、今まで食されたことのない方はぜひともこれを機会に食されてみられたい。
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