第十一話 飛行場のだんご虫

福岡空港では


学校法人の名物校長が東京から飛行機に乗り

福岡校の訪問の為に 降り立つ寸前だった


「いい天気でしたね 校長」「まったくだね」


パンクな出で立ち 学校とは関係ない楽器のギターなど持ち込んでいる

なお・・飛行機は関係者達でまるで貸し切り状態


「あれ?」「なんだ あれ?」


滑走路にいるのは 巨大な大、小のだんご虫である

トラックサイズからバイク、自転車サイズという処であろうか・・


コロコロと転がってる・・・



ドゴン! だんご虫たちが飛行機に体当たりである


「うわああ!」「きゃああ!」パニック状態である


「避難誘導をします!!」乗務員が非常扉を開けて 滑り台から客たちが滑り降り

次々と駆けてゆくが


何故か 丸くなった だんご虫が転がりながら 追いかけてくる


「でええいい!!!」校長は手持ちのギターで 小さいサイズをなぎ倒す あるいは投げ飛ばす


「君たちは この校長が守ってみせるうう!!」


校長は頑張ってる・・ようだった

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