妹と添い寝。後半 玲 SIDE
抱きしめられていた梓が聞いてきた。
「それでお姉ちゃん。彼氏ってどんな感じなの」
「え!?」
慌てて梓から離れる。
「彼氏って言われても……」
もう、顔が真っ赤になっているのがわかった。
「そばに居ると安心出来て話を楽しい感じかな……。あとは料理を本当に美味しそうに食べてくれるところが可愛いって感じかな……」
玲が惚れたとしたらそこだった。
中学の1年の時に初めて料理を作ったのを本当に美味しそうに食べてくれて笑顔で「良いお嫁になれる」って言ってくれた事が本当に嬉しくてそこから料理を頑張ろうと思えた。
海斗のために一緒に懸命笑顔になってくれるのを思いながら料理のスキルを上げる事が出来てこうして海斗が。彼氏が笑顔で手料理を食べてくれた事が本当に嬉しかった。
「だから梓も高校入ったら料理の練習してみたら?」
「ほーい了解」
梓が敬礼をしていた。
「それで明日には帰っちゃうんだっけ?」
「うん。ごめんね突然押しかけてきて」
すると梓は首を振っていた。
「ううん。そんなことないよ。逆にお姉ちゃんとお兄ちゃんの顔を見れたら緊張がほぐれて気分転換になれたよ。受験勉強、頑張るね」
「うん。梓なら出来るよ。私と海斗の妹だからね」
すると梓は手を握ってきて笑顔になってた。
「えへへ。ありがとうね」
「うん」
こうして二人して仲良く布団に眠りについた。
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