幼馴染から水族館デートの誘い

 土曜日。玄関のチャイムが鳴り出した。

「はーい」

 扉を開けると玲が挨拶して手を上げ挨拶している。

「海斗。遊びに来たよ」

「はいよ」

 玲を家に上げて座るとゲーム機を取り出してきた。

「海斗。今日はウチのの島に遊びに行きたい」

「了解」

 ゲーム機を起動させて玲をと通信出来るように設定して玲の島に遊びに行く。

「あ、来た来た」

「前と変わってるのか?」

 玲は頷いていた。

「うん。少しだけど道具沢山置いたから見てみて」

 玲のキャラクターの後を追っると前見たところとは何か変わっていた。

「あれ? 前って花畑だったよな」

 前までは花が辺り一面に咲いていたけど家が建っている。

「そうだよ。家を建ててカフェにしたんだ。入って、入って」

 先に玲のキャラが入り後から追いかけて入って見ると本当に喫茶店風になっていた。

「おぉ! 凄い変わってる」

 玲がガッツポーズをしていた。

「やった! 結構頑張ったんだよ」

「凄いよ。他も変わってるところあるのか」

「ううん。このカフェだけだよ。後はなにもしてないよ」

 玲の島をぐるっと一周して見て回るがなにもそこまで変わっていなかった。

「これだけ」

「なるほど。でも凄いよ」

 えへへと玲が笑っていた。

「海斗の島も見に行きたい」

「俺の島は前と変わってないかな」 

 海斗の島は4分の3ぐらいは出来ていて完成はしてない。

 玲が頷いていた。

「それでも遊びに行きたいな。海斗島さん」

 いつの間にか自分の名前の島にされてしまった。

「了解。玲島さん」

 海斗は自分の島に戻り、こっちに遊びに来れるようにした。

「設定変更したよ」

「ほーい」

 玲のキャラクターが遊びに来ていた。

「それじゃあ探検しようと……」

 玲っと一緒に島をぐるっと一周する。

「やっぱり海斗の島って面白いね」

「そう」

 玲が頷いた。

「現実みたいな感と昔の江戸時代なところが合って面白いよ」

 まあ、テーマとしてはタイムスリップとして色々と置いてみたけど好評で良かった。

「あと、あそこ行きたい。博物館」

「いいよ」

 このゲームの凄いところは魚を釣って自分で展示出来から面白い。

 博物館に移動し色々と展示している魚を見ていた。

「凄いな……」

 横顔で玲の方を見ると目を輝かせていた。

「これは少し自慢はあるかな」

 玲が何度も頷いていた。

「うんうん。凄いよ! はぁー本当に魚見たくなったったな……。ねえ海斗。来週の休みって用事ないっけ?」

「何もないよ」

 それにやることもないから暇ではあった。

「それじゃあ。デートしない? ゲームの方を見ていたら水族館行きたくなったって。どう、かな?」

 玲が頬を赤くしながら首を傾げていた。

 断る理由なんてない。

「もちろん! 水族館いこう」

 すると玲はゲームを置いて両手を上にあげてばんざいをしていた。

「やったー!」

 玲とデートか……大晦日前のデートから行ってなかったら凄く嬉しい。

「楽しみだね!」

「あぁ!」

 あーこれから着る服どうしよう……。

 胸が一気に弾んでいて当日が待ちきれなかった。




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