第19話

3セット目は相手のサーブからで1、2セットでは出して来なかった横下回転サーブを出してきてフォア側に返す。

だが少し浮いたボールをドライブ気味のスマッシュで得点されてしまう。


「くそ」

「しゃあー」


それから僕の下回転サーブでフォア手前に出すがフリックで積極的に攻めてきて

守る事に手一杯で3セット目を取られてしまった。


ここで改めて自分の弱点に気付いてしまった。

下回転サーブがあまりかかってない事に。

それを真田は見破り独特のフリックで返してくる事で自分が優位にラリーを進めている。


でもバックにサーブを打つと粒高で逆の回転になり、しかもバックは攻撃には乏しいがコントロールの精度が良いのでラリーが進む事に相手のアドバンテージになりかねない。


「ねぇ、いつも思うけどノートに何書いてるの?」

声をかけられた方を見ると風間先輩がいた。


「ノートには相手の弱点とかサーブが何回転を出してどのコースに打ってきたか細かくかいて対策を立ててます」

「まさかとは思うけど全部覚えてるの?」

「全部とはいきませんけど 、8割ぐらいは覚えてます。」

「私はそんな事覚えられないから勘でしてるんだけど凄い」

確かに風間先輩は勘?というか嗅覚で動いてる感じがする。


「それで先輩は試合どうでした?」

「順調にかったけど。少し前に見てたけどフリックと粒高に苦戦してるね」


頷いて無言でいると、先輩が口を開いた。


「これだけは言わせて。何があっても諦めないで」

「えっでも粒高の経験もあまりないし、どうすれば」

「だからさっきアドバイスした通り食らい付いていきなさい。それが勝てる見込みがあると思うから」


まだこのアドバイスの意味が分からなかった。


そして3セット目が始まる。













技量が足りませんが、指摘コメントなど良かった点などのコメントをください(切実)


まだまだ未熟ですがよろしくお願いします❗️

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