第2話

今日の練習は終わったらしく部員達が片付けを始めている。


「見てて楽しかったです」

「いえいえ、興味があるなら明日仮入部してみない?」

「いいんですか?」

「私としては、部員が増えるのはうれしい」

先輩は笑顔でそう答えた。


「じゃあお言葉に甘えてそうさせてもらいます。

僕はこれで失礼します。ありがとうございました。」


「また明日。」


「お疲れ様です。」

「学一緒に帰ろーぜ」


「いや、達也は練習付き合いなさい。」


まだ風間先輩は残って練習するようだった。

正直凄いと思ってしまう。


家に帰り、寝る前に卓球部に入るか考えていた。

自分の学校は勉学だけで、全体的に部活はあまり強くないらしいが、全国ベスト4の先輩が入ってから力を付けてきたらしい。

僕は今まで部活に入ってこなかった。

体力があまり無いから付いていけるか不安ではあるが卓球をしたい気持ちは凄いある。

明日の仮入部で決めようかな。

考えていたら自然と瞼が閉じてきたので寝ることにした。


入学式は緊張するけど、これから始まるから学校生活胸が高鳴る。

自分のクラスを確認しに行く。

掲示板にクラスと学年が書いてあり、見てみると自分は1組で他の人を見ると達也と同じであった。

無事入学式も終わり自分の教室に行くと既に達也が話しかけてくる。


「よぉ学、今日卓球見に来るだろ。」

「うん行くよ。」

「今日の放課後一緒に行こうぜ。」

「了解。」

「それにしても何で風間先輩はこの学校に来たの?」

「家に1番近いって理由だね。」

「まさかのそれだけ?」

「うんそれだけ。練習はどこでもやろうと思えばできるからね。」

「てっきり他に理由があると思ってた。」

「近いと何かと便利だからね。」

「それと風間先輩のプレイ格好良かった。」

本当に格好良かった。まだ先輩の見てみたかった。

「まさかお姉ちゃんにホレたとか」

「ち、違うよ!」

頼むから僕をからかわないでくださいません?

「まぁともかく一緒に頑張ろーぜ」


達也とそこから少し雑談をしているとチャイムがなり生徒達は席に着き始める。

教室に先生が入ってきて1日の流れや確認事項など話している。

放課後どんな感じになるんだろ。そんな事を考えていた。











今回は短めですが書いてて楽しいです。少しでも面白そうと思ってくれている読者がいるなら嬉しいです。

まだまだ未熟者ですが頑張っていきます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る