第37話 ついに動き出した4大魔神

「あの男は相変わらず、人間のふりをして生活しているのか?」


「ああ、いまいましいやつだ」


「ハハハ、だが、お前達がどうにかなる相手なのか?」


「だから、あなたにも参加して欲しいと」


「断る。あの男に関わるとろくなことはない。ただ、面白ければ良いとしか考えていない男だぞ」


「そうでした」


「では、我々だけでやりますか?」


「そうだな。悪魔神よ」


「やりますか、大魔神」







「やれやれ馬鹿な奴らだ。しかし、何が面白いのかね。人間世界に攻め込んで破壊して」


「そうですよね。人間と馬鹿やってただ飲んでいる方が、楽しいんですがね」


「なっ! どうやってここに?」


「ん? 空間とか異世界とか移動するのは得意なんで」


「そうですか。で、なんの用ですか?」


「いや、ただたまには一緒に飲むのも楽しいかと思って。あれっ、他の2人は帰っちゃたの?」


「ああ」


「しょうがないな。冥界神の名において、命ず! 悪魔神、大魔神をここに」


「えっ!」



「ここは?」


「なぜ!」


「これで揃いましたね。さあ、久しぶりに飲みましょう。人間界から、酒はいっぱい持ってきましたよ」

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