企画の参加ありがとうございます。批評の者です。感想と批評、どちらも書きますので、必要な方に目を通していただければと思います。

感想です。面白くなかったわけではないんです。ただ、詳細は後述しますが消化不良な感じでモヤモヤが止まりませんでした。
参加された短編を読んでいると、短編ではなくプロットのようなものを書いている人が割と見受けられるのですが、しっかりと短編になっている点は良かったです。



批評です。良かった点は上記のものとして、ここからは批判点を挙げていきます。

と言っても、短編ですからね、分量が少ないのでそうズラズラと書けるほど見つかりませんでした。
これはあなた様の力量の高さも意味していると思うので、ここは素直に喜んでいただければと思います。

批判点です。感想欄で書いた、後述のことです。

モヤモヤ、消化不良の原因は、夢の中で死を暗示する謎の存在のことなんです。

何がモヤモヤするって、正体は結局明かされないまま。となると、別に夢の中で何者かに喋らせる必要性ってないと思うんです。謎のキャラクターを出して、その正体を暗示すらしないままだと、キャラクターの存在について、頭の隅で「何だったんだ？」と気になり続けてしまいます。長編作品の冒頭のとかだと、掴みとして良いと思うのですが、今作はここで終わってしまいますから、やはりモヤモヤしてしまいます。

例えば、精神病の類に罹っている、などといった記述があれば、明確に正体を明かさなくとも、色々と推測できるのですが。

見落としがあれば申し訳ありません。

以上になります。