第3話 大人数

あれからしばらく楽しく過ごして夕飯が食べ終わったよ!


「「「ごちそうさまでした!」」」


「そのサバの味噌煮ってやつ、美味しかったぞ!好物になりそうだな!」


「そっか!ありがとね!さ、ご飯食べ終わったあとはお風呂入ろうか!」


イエイヌちゃんが入れてくれたからね!これで私の負担が少しでも減ったよ!嬉しいなー!


「…お風呂ってどういうことすればいいんですか?」


…そっか。フレンズだから知らないのか…仕方がない…今日くらいは一緒に入るか!私が男だったら絶対できないね!あ、2人の裸が見たいってことじゃないからね?


「…説明しにくいから今日は3人で入ろうか!さ、さっきの洗面所にいくよ!」



「じゃあ服脱いで入るよー!」


「裸になるのか?私は海に入るときはいつも服は着てるが…」


「服脱いだほうが気持ちいいよ!ほら!」


「…そういうなら…」


「アカリさん!早く入りましょうよ!」


「ふふっ!じゃあ入ろうか!」


湯気だけで暖かいね!体が温まる!


「さ、お湯につかる前に体を洗うよ!あ、背中流してあげるよ!」


「確か「ぼでぃそーぷ」ってやつを使うんだったな?どれを使えばいいんだ?」


「これ!この網を使って泡立てるよ!網に液体を垂らして泡立たせるんだよ?こんな感じに!」


「…すごいな…」


「ほら、泡だよ?」


「…不思議だな…!」


「あ、絶対食べちゃダメだよ?で、これを体につけていくんだよ?」


「体がムズムズするな…」



まあみんなで苦労しながらお風呂入った!

そしてイッカクちゃんにも洗濯機の使い方を説明して…寝る!明日は早いからね!


「さ、ここでみんなは寝るからね!」


「はい!では、おやすみなさい!」


「あぁ。おやすみ。私たちも…寝るとするか」


「そうだね!おやすみ!」


今日は2人来てくれた!本当に嬉しいよ!明日は何人来てくれるかな?





翌日を迎えました!


「おはよー…」


いつも通り、パソコンを起動してメールを見る。すると…


『ミライから

9時くらいにそっちに着く予定ですからねー』


「…えっ」


今は約8時30分…やばい!?


「みんな!起きて!」


「んー…あ、おはよう…」


「おはようございます!」


「みんな急いで着替えて!ミライさんが来ちゃう!」


「あ、昨日言ってたヒトか?」


「そう!だから急いで!」


「わかりました!」



みんなの努力のおかげで間に合った!


「さて…迎える準備ができt」


ピンポ-ン


ちょっ!?ギリギリだね!?


「はーい!今出ますー!」


扉を開けると当然…


「あ、おはようございます!」


「おはようございます!今日はなんの用で?」


「…実は2つありまして…一つはどんな調子か見にきたんですけど…まずは2つ目を先決にしますね?」


2つ目…なんだろうね?


「…みなさーん、来てくださーい!」


…え?


「アライさーん、やっぱここだよー」


「この紙とたしかに一緒の建物なのだ!」


…その他の声がもろもろ聞こえる…まさか!?


「…このフレンズさんたちは?」


「いや…ここに来たかったらしいんですけど間違って本部のほうに来ちゃったっていうフレンズさんがいて…この6人がそうなんですけど…」


「…なるほど…話の内容はわかりましたよ?」


「…いけますか?」


「当然!いけますよ!」


「よかったです!」


「さ、皆さーん!どうぞ入ってくださーい!」


「…どうした?」


「仲間が増えるよ?さ、中に入って?」



まずは名前を聞かなきゃね!


「えっと、1人ずつ名前を言ってほしいな?」


「アライさんはアライグマなのだ!」


「フェネックだよー」


「僕はメキシコオオカミ」


「私はレッサーパンダと言います!」


「わたしはカタカケフウチョウ」


「アタシはカンザシフウチョウ」


まあ…理解!


「なるほど!みんなはここでみんなと一緒に暮らしたい…そうだね?」


「そうなのだ!」


「よし!じゃあ条件が一つあるよ?」


「条件ってなんですか?」


「みんなと協力しながら友達として暮らしていく…これができるなら、いいよ?」


「はい!任せてください!」


みんなもちゃんとやるって顔をしてる。いいね!


「…うん!じゃあみんなは今日からここの住人!みんなで協力して暮らして行こう!」


「ふふ!よかったですね!」


みんなを連れてきてくれたミライさんに感謝だよ!


「…さて、もう一つの件なんですけど…」


「あ、そうでしたね!何の用件ですか?」


「あの…思った以上にアカリさんが考えたシェアハウス作戦が順調すぎたので…!」


この封筒の厚み…まさか!


「…援助金、持ってきちゃいました!」


「ちょっ!?この厚みは割とシャレにならないですよ!?」


「いいんですよ!今のところ一番進展があるところはここなので!フレンズさんのためなら惜しみませんよ♪」


「…そうですか!ならありがたくもらいますね!ありがとうございます!」


「いえいえ!しかし考えましたね…新しく服を買うとは!」


「この世界に馴染みがないフレンズさんもこの世に馴染めるようにしたんですよ♪」


「さすがです!では、私はそろそろ行きますね?」


「え、もう行っちゃうんですか?」


「実はちょっとした出張に行かなきゃ行けないんですけどここに来たのはそのついでですよ?」


「あ、そうなんですか!ではまた今度ですね!」


「はい!今度行く時にはどれくらい発展してるか楽しみにしてますからね!」



…どうしよ。自己紹介も済ませたしみんな朝ごはんは食べたって言ってるしやることが無いんだけど。


「…ニュース見るか…!」


テレビをつけるとニュースがやっている。その特集は…


『えー、次のニュースに参ります。昨日、東京都新宿区にて一台の乗用車が複数のフレンズの団体に突っ込んだ事件です』


…!?こんなニュースが!?


「どうしたのだ?」


「いや…」


『容疑者はフレンズが嫌いだからやった、と容疑を認めています。これによりフレンズの団体5人は全て死亡、政府がフレンズに対して、どのような政策をとるか、気になるところです。では、次のニュースです』


…許せない…なぜフレンズのことを嫌いになれるかがわからない…


「…怖いのだ…」


「あ、あぁ…ごめんね…?」


「…何かすることありますか…?アカリさんの役に立ちたいんです…」


「あー…今はないかな…?ありがとね?」


…そろそろ働きますか…ホームワーク!



「さて…もらったお金は…」


1…2…3…って40万!?やっぱシャレにならない!


「今度はこれを何に使うか決めないとね…」


食費は…結構大事。管理人をやってる以上、フレンズさんを幸せにさせなきゃいけないからね!電気代とか水道代もかかる…こりゃちょうどいい援助金だね!


「…こんな感じかな!」


「…あの人からもらったものを見ているのか?」


「そう!」


「それは私たちを幸せにするためのものだとあの人は言っていた。実際のところ、どうなんだ?」


「うん!幸せにするよ!」


「…アカリ…だったっけ」


「あ、どうしたの?」


「僕はここに住むからにはアカリの役に立つって決めたから…なんでもいってほしいんだ」


「うん!…じゃあ今からみんなで役割分担をしようか!リビングに集合!」


この後はみんなと一緒に仕事分担!もちろん私は全部やるけどフレンズさんたちはその補助って感じだね!助かる!

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