第4話 奴隷も別料金で宿代が掛かること
うっかりしていた。
そりゃあそうだと思ったけど。
宿の女将さんと交渉して、長期的に前払いで払うので一部屋で何とかと頼み込んで、出費は掛かったが万事解決としておこう。
異世界の宿は、現実世界でいうとちょっと高めの賃貸みたいなものだ。
日にちで割ると普通の賃貸より若干割高だが、許容範囲と言えば許容範囲でおさまる。
布団は一つしかないが、シーツは四つある。
女将さんの優しさに感謝する。
定住するなら、小さくても家が必要だと思った。
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