第264話 2 イーグルアイを鎮静化させよう
馬車はゆっくりとタタラを目指す
小雨が降っているけど、渡牛は雨にも強い
だからこそ馬のように日陰に休ませなくてもいいのだ
2頭が引く馬車の中でティアマトとギルハルドが目を閉じて寝ている
俺は前の窓から見える御者の綺麗な髪の無い頭を眺めていると、リリディが首を傾げた
『魔物の気配が無いですね』
『いつもいるわけじゃねぇ。まぁしかしよぉ』
何故かリゲルは馬車の中で立ち上がり、剣を抜く
無意識に俺まで気が引き締まる
クワイエットさんは『馬車を止めていいよ』と御者に告げたのだ
『魔物でしょうか?』
『魔物の方が楽かもね。ティアちゃんとリュウグウちゃんは馬車守ってね。あとは出るよ』
どうしたんだろうか
俺はティアマトとリリディを連れて馬車から出る
小雨の中、俺は周りを見回すが左右は森であり気配は無い
しかし、なんだか静かだなと気づく
《まぁお客さんだ…10人》
数え方で魔物ではないと悟る
全員が武器を手に、雨音だけが聞こえるこの場所を眺めていると、クワイエットさんが口を開く
『誰かな』
彼が口を開いた瞬間に起きたのだ
近くの茂みからカッターという風魔法が飛んできたのだ
緑色をした円上の刃が2つ、それは俺達を狙っている
《左右に3人!背後に4人まわったぞ》
『しゃらくせぇ!来ねぇならこっちから行くぜ!』
『シュツルム!』
先に動いたのはリリディだ
彼は腕を伸ばして黒弾を放つと、近くの茂みへと撃ち放つ
爆発ど同時に2人の黒いローブを羽織る者が吹き飛ぶ姿が見えたが、あれはまさか…
至るところから魔法が飛んでくる
カッター、ラビットファイアーやファイアーボール
俺に飛んできたのはサンダーショットというレアな魔法スキル
その投擲速度は他の属性魔法よりも早く、避けるのは大変だ
でも俺は避けれる
俺は光速斬で駆け出し、茂みの奥にいた1人を視界に捉えた
ギョッとしたかのような反応を見せながらも懐にしまっていた片手剣を抜き、襲い掛かってきたのだ
『ガキが!』
ガキで悪かったな
俺は振り下ろされた剣を見ながら刀を切り上げ、弾き返す
力はこちらが上なのはわかるよ、だってお前らどうみても魔法使いって感じだもん
相手がバランスを崩している隙に体を回転させてからの回し蹴りで顔面にクリーンヒット
変な声を出して転倒していったよ
『うぅ…』
何者だ?と言いたいけど…
『キャッ!』
ティアの声に俺は誰よりも反応して駆け出した
そういえば背後に4人いたんだった
俺は馬車の中に飛び込むと、ティアの前に4人の黒いローブの男が床に倒れていたのだ
ティアは右手に長鎌、左手にギルハルドを抱きかかえながら倒れている者を見下ろしている
『何しに来た変態め』
『あれ…』
『驚いただけだよ?』
《過保護だぜ兄弟。ティアちゃんなら大丈夫さ》
『それなら大丈夫か…』
ホッと胸を撫でおろす
そうこうしているうちに外から爆発音、まだ戦闘中のようだ
だが加勢するために仲間のもとに行くと、既に敵は全滅していたんだ
リゲルとクワイエットが顔を隠す者のフードを逃がして1人ずつ顔を確認している
『1人だけ少し強いかなと思ったらブレザーか』
『名前は知ってます』
『魔法騎士協会だね、あっちは小隊2つぐらい人員消えた筈だから馬鹿みたいにリリディ君を襲うわけないんだけどなぁ』
『てかロットスターに戦略とかないだろ?いっつも部下の知恵借りてた野郎が有能な部下消えて勝手に動かしてるだけだ』
『今魔法騎士は限界集会って感じか』
『限界集落を言いたかったのかな?』
ティアマト、どもる
どうやら魔法騎士会の刺客
それもリリディ狙いと思える
俺達は殺してないが、リゲルとクワイエットが狙った者は剣で斬られて死んでいた
それに対しては俺達は何も言えない。彼らはそういう生き方をしてきたからだ
どうするのか、俺は口を開くとリゲルはクワイエットと視線を一度合わせてから可笑しなことを口にしたのだ
『まぁ大変だけど。リリディ君も次の称号にいけばロットスターにも勝てるから問題ないね。でも称号獲得するための魔物が1年後ってのも面倒だね』
『今はまだお前は弱い、魔法祭までに今より強くならねぇと瞬殺されっぞ。…んじゃ雑魚は置いてさっさと進もう』
んで俺達は馬車に乗りなおして進んだんだ
なんで最後にあんなことを言ったのかリゲルに告げると、先にティアが答えたんだ
『布石でしょ?リゲル君』
『さっすが。アカツキには勿体ねぇ頭の良さだ』
『どういうことだ?』
『ていうか1人だけ気が付いてて不貞寝してたな』
『それがヒントだ』
『イディオットの女達は話が早いなぁ…聖騎士に招待したいくらいだ』
『ケツに槍を詰めるぞ?』
『わかったわかった冗談だよ』
『簡単に言うけど嘘ついただけ、リリディ君が魔法祭まで未完だと知ればあっちの馬鹿みたいな行動も落ち着くかなってさ』
『なるほど!』
『あと2か月だぞ?今の称号に慣れとけ』
『そうさせていただきます』
馬車の中で俺は仲間の会話を聞いていると、まだ面倒そうな状況に出くわす
御者
『なにやら遠くで馬車が立ち往生してます』
『魔物の気配だから襲われてる!ギルハルド君レッツゴー!』
『ミャンミャー!』
ティア、君は指示するのか…
だがギルハルドは言われたとおりに馬車の窓から飛び出していった
リゲルとクワイエットが飛び出していったから大丈夫だろう
馬車は静かに前に進んでいき、立ち往生していた馬車の後ろにつく
どうやら本当に魔物に襲われていたらしく、馬車の近くにはランクCのトロールが2体も倒れていた
体中斬り刻まれた傷跡ばかりであり、これはギルハルドの仕業だ
魔石の1つが光っており、ギルハルドは嬉しそうに手を乗っけて光を吸収している
馬車に乗っていたのはグリンピアFランク冒険者チーム『ソル・レヴェンテ』だ
フィル 片手剣士
バラーヌ 片手剣士
マリア 槍
リアンナ 魔法使い
彼らと共に一般人が5人乗っていたようだが…彼らよりもフィルたちが地面に座り込んで脱力していたんだ
『奇跡だ…死ぬかと思った』
『リリディさんのギルハルド君がこなければあたしたちミンチよ…』
『ついてねぇな・・普通あの2体を倒そうなんざ結構厳しい。しかも新米のお前らなら逃げるしか手はねぇだろうよ』
『無理ですよ、一般人を置いて逃げるなんて』
馬車を行かせて時間稼ぎを狙ったのだろう
しかし力の差があり過ぎてそれは不可能だったと思う
あっちの御者は相当焦っていたのか、腰が抜けて立てないでいる
声をかけてみるか
『フィル…怪我はないか』
『大丈夫ですアカツキさん。でも逃げれませんでした』
『知ってるよ。自分達だけ先に逃げるなんて出来ないからな』
『ナイスなガッツだな。その意気込みを神様は見てくれてたんじゃね』
《俺か?》
『…あ、お前かぁ』
彼は小声で囁いた
彼らが乗る馬車もタタラ行き
フィルたちは遠征で2泊3日の滞在をする予定で馬車に乗っていたんだとさ
ならば共に行くべきだな
『じゃあお互いタタラに向かおう』
『助かります先輩方』
『怪我してるからフィル君とリアンヌちゃんは回復するね』
彼女のケアで擦り傷など外傷を治すと2人はケアを初めて見て驚いていた
一般人の人もティアの事は知っている為、治す様子を馬車の窓から顔を出して見ていたけども彼らも凄い驚いている
一先ず小休憩ということでこの場に10分だけ足を止めて休むという事になってしまったが
俺はフィルと地面に座ると軽い会話を交わしてみた
『トロール1体ならな…』
『1体なら良かったですが…2体だと流石に言われた事を何も実践できる気がしません』
『1体だったらお前らはリゲルの講習を受けてトロールの行動パターンもしっかり勉強しているから死ぬ気で挑めば勝てる見込みはある…だけど今回は人生で一番辛い選択を強いられたら』
『倒せない魔物からは堂々と背を向けて逃げる。それが出来ない状況がこれとは…なるほどです』
『今回は良い経験だな、』
彼の肩を軽く叩き、さぁ出発の時間だ
あっちは馬2頭が引く馬車だがスピードを落としてもらい、共にタタラに向かう
俺は欠伸をしながら外の様子を見ているとティアとリュウグウがリゲルに直球な質問を投げたのだ
『リゲル君、本当にクリスハートさんと一緒に住むの?』
『あぁそうだ。』
『意外な組み合わせだぞ、どうやって落とした』
『別に普通だ。一緒に住まねぇかって言っただけだ』
『その後はどんな話ししてる?』
『殆ど変わらないぞ?違ってきたといえば…まぁ家作るからあいつは色々と言ってくるくらいなもんさ。寝室はこうだとか小さいお風呂場の方が掃除はきっと楽だとか色々だ』
『子供部屋の話しもあったか』
『誘導尋問気づいてるぞ?』
『お前には効かぬか』
『だがその話しになるとあいつもちっとモジっちまうからな、一応は俺から言ってみたんだぜ?』
『言ったんだ…』
『まぁな。』
なんだろう、羨ましい
それは話している内容とかよりも、いつもと違って楽しそうに話すその顔だ
見ているだけでわかる、今が一番楽しいと思ってるって事をさ
『僕はティアちゃん』
『クワイエットさんは自分から全部話したじゃないですか』
『そだったね!あはは!』
この人も楽しそう
てか一番凄いのはこの人かもな
確かグリンピアの街を抜けたあたりの会話で彼は『シエラちゃん可愛いから外で食べた』と言い放って俺達を驚かせた
どう反応していいかわからなかったけど、リュウグウは俺に顔を向けると『お前だけじゃないな』と意味深に言ってきた事だけは納得いかぬぞ
『今が波だろうな。冒険者して職員もしてとか大変だろうけど』
『冒険者活動は減らして学園の学科に今年は力をいれる。真剣にやらねぇと課外授業で大怪我すっからな』
『課外授業は魔法科と合同だからシエラちゃんと入念に打ち合わせしていかないとダメだからたまに話し合ってるんだ』
『羨ましいですね』
『お前は感覚で動くから学園は相応しくなかったな、言葉にして説明なんざ難しいんだ。てかお前の戦い方は他人に言ってできると思わねぇ、専売特許みたいな戦法だからだ』
『近づいたら殴る、離れたら撃つがモットー』
『魔法使いは普通それ出来ないから…』
そしてタタラの街に到着
先頭の馬車に乗っていたソル・レヴェンテらは途中下車し、宿を先ずは探しますと言って俺達と別れた
肝心な俺達だが、どこ馬車は向かったかと思えばタタラの冒険者ギルドだ
何故こんな所に止めたのかリゲルに聞くと『なんとなく』と適当な事を言う
ティアはどこから出したのか、能面の仮面を被っているから怖い、てか逆に目立つ
『だがここに近くに適度な宿が1つあった気がする』
リリディ
『では探しますか?』
リュウグウ
『それは奴らに聞け』
彼女が向ける視線の先にはリゲルとクワイエットさん
するとクワイエットさんが口を開いた
『ギルドにも用事あるんだよね。だから二手に分かれよっか』
俺とティアが彼らについていく、そしてティアマトにリリディそしてリュウグウが宿を見つけてくる
待ち合わせ場所はギルド前にした
タタラはグリンピアよりも少し街の規模が小さく、各協会支部も殆どない
聖騎士タタラ支部があるけど1階建ての小さな建物、それはなんとギルドの直ぐ後ろだ
話では13番隊が今現在滞在しているとの事
最近は10番隊までだと少ないから人員を増やすため、どうやら13番隊まで作ったようだ
俺達は人が行き交う中、ギルドを眺める
《なんの用事だ?》
『郵便で送ればいいのに何故か僕らに大事な書類をギルマスに持ってけってクローディアさんにパシられたんだよ』
笑いながら言っている
まぁ片手間で寄れるから了承したのだろうが、リゲルは面倒臭そうだ
『面倒な野郎いなけりゃな』
『ここでも嫌われてるの?』
『その言い方は良してくれ…前にあっただろ?タタラの冒険者がうちのとこで馬鹿したの』
なんかあったな、忘れたけどもクリスハートさんが絡まれた時のだろう
たしかチーム名がイーグルアイ、慈善団体と同じだな、リーダーはトルーパだったな
今日はいないだろう、多分
クワイエットさんを先頭に堂々と中に入る
まぁいつも言う事だけど、ここも俺達の街のギルドと同じ構造だ
冒険者はロビー内に設置されている丸テーブル席に座って飲み食いしており、数も多い
冒険者ギルドグリンピア支部よりも数は僅かに多いと聞くしな
俺達は赤い絨毯の上を歩いて真っすぐ受付まで進む
その間、冒険者が数人こちらのチラミするが反応は薄い
リゲルやクワイエットさんは前だけを見ているが、きっと周りの冒険者達にも気を配って歩いているんだと俺は思う
受付嬢
『見ない冒険者様ですね。遠征ですか?』
『ギルドマスターのトリヴン・トロイを頼みます』
受付嬢
『今は応接室で冒険者の対応中ですがご用件は何でしたか?』
ここの受付嬢も可愛い、てか巨乳だ
見ていたらティアに脇腹を強くつねられた
俺は焦りながらも口から出た言葉に自分自身驚く
『ティアのが一番だよ』
《兄弟…焦り過ぎだ》
『あ…あぁ』
まぁティアが笑ってくれたから良しとしよう
受付嬢にクワイエットさんが書類を渡すと『新人冒険者に対する講習会の内容変更指示書です』と告げたんだ
実は先ほど少しだけクワイエットさんから聞いたんだけど、ギルドが新人冒険者に対して行う新人講習会の内容が薄すぎるという事をクワイエットさんがクローディアさんに進言したところ、彼女は『なら企画書を作ってみない?私が気に入ったら協会本部に変更する旨を伝えるわ』と言ったらしい
クローディアさんは冒険者ギルド運営委員会の副会長であり、冒険者に関する規則や講習内容を変える権限を持っている
クワイエットさんの企画書は見事にクローディアさんの目に叶い、こうしてタタラに持ってきたのだ
他の支部は郵便なのに…
受付嬢
『書類をお持ちする職員が来るということは聞いてますが。冒険者ですよね?』
『冒険者兼、ギルド職員としてクローディアさんの下にいます。あと彼女からの伝言です』
受付嬢
『何でしょうか?』
『以前ここのギルマスの弟トルーパーがグリンピアで暴れた事があるので同じことをグリンピアで起こせば兄諸共今の職を失う事になる言ってました』
笑顔で言うクワイエットさんに少し驚く受付嬢は素早く数回頷いた
『まぁそういうこった。問題ねぇかお嬢ちゃん』
受付嬢
『お…お嬢ちゃん?』
苦笑いしながら反応しているが、彼女は『待ちますか?』と告げる
だがリゲルとクワイエットさんは同時に『いらない』と言ったんだ
会う必要はない、渡せればそれでいいのだ
そこでリゲルはここのギルドの事を色々聞き始めるが
俺は近くの丸テーブル席でたらこパスタを食べている冒険者の男チームに話しかけられる
『遠征か?どっからだ』
『すいません、グリンピアです』
『マジ!?なら聖賢者ティアとか見たことある』
隣にいるんだけど…能面を被っているからわからないのだろう
まぁ彼女は顔が割れているから何か仮面を被らないと周りが慌ただしくなるからかもな
『はい、見たことありますが…』
『凄いよなぁ…エド国の無双衆の1人に勝ったなんてビビルぜ』
『だよな、一度見てみたいぜ…めんこいって聞いてるからなぁ』
口々にティアを評価していると、能面を被るティアが胸を張って何度も頷く
バレないからって面白い事をするとはな…
良い胸だ
《やっぱお前ら運が良い》
どういうことだ?と言おうとしたら直ぐに意味を知る
ギルドに入ってきたのは冒険者ランクBのイーグルアイだ
トルーパー率いる4人組が楽し気に仲間内で会話しながら入ってきちゃった!
『今日はしけてんな…グラパン4にパペ3かよ』
『あとはゴブ3にコロ3だ、たまには少ない時もある』
『しゃぁねぇな』
すると俺と話していた冒険者達が口々に言ったんだ
『やべっ』
『帰ってくんなよ…』
トルーパお前、嫌われているな
ティアは何を思ったのか俺の手を握ると横に移動したのだ
案外彼女も腹黒い所がある
森からトルーパー達が戻ったとなると向かう先は受付、そこにはあの2人がいるのだ
奴らは何も知らずに受付に向かいながら大きな声で会話しているが、周りの冒険者は嫌そうな顔してる
そういやここじゃBランクはトルーパー率いるイーグルアイだけだな
逆らえない感じか…なるほど
そしてトルーパー達が受付の前まで来ると、驚くべきことを即座にやってのけた
『ジャマだどけ!』
トルーパー、受付に体を向けていたリゲルを後ろからケツを蹴る
待て?2分の1の確率で一番蹴ってはいけない者を蹴ったぞ?
これは絶対に気づいていない
周りは『あぁ可哀そうに』的な声が聞こえる
でも可哀そうなのはトルーパーです!
全然気にしていなかったリゲルは蹴られてから受付に少し体をぶつけると、彼のツンツン大将っぷりが発揮し始めたのだ
青筋を額に浮かべ、静かに振り向く彼の顔は本当に怖い
あんな顔で凄まれたら俺はチビッちゃいそうだよ
《レディ…ッファイ!》
テラ、楽しいか?
『あぁ!?』
すんごい荒げた声
振り向くリゲルの顔を見たトルーパーは先ほどまでの笑みが一瞬にして消え、顔面蒼白だ
奴以外の仲間は振り向いちゃったリゲルとクワイエットの顔を見て涙目になってる
もうこの時点で勝負ついている気がするけど、この2人はここで終わらないから困る
申し訳ないけど俺は止めれない、この2人を止めるには命が何個必要かわからん
さて…どうなる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます