第193話 幻界編 33

・・・・・・・・


アカツキ・ライオット


☆アビリティースキル

スピード強化【Le5】MAX

気配感知  【Le5】MAX

動体視力強化【Le5】MAX

斬撃強化  【Le4】

筋力強化  【Le2】

耐久力強化 【Le2】


☆技スキル

龍・開闢  【Le3】

刀界    【Le2】

居合突   【Le5】

光速斬   【Le3】

地斬鉄   【Le2】


☆魔法スキル


称号

無色斬鉄


☆称号スキル

スキル発動速度【Le1】

斬撃強化【Le1】

特殊技『断罪』


・・・・・・・・・


リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

魔法強化【Le4】

打撃強化【Le5】MAX

気配感知【Le5】MAX

動体視力強化【Le4】

麻痺耐性【Le3】

スキル発動速度強化【Le2】

攻撃魔法耐久力強化【Le2】


☆技スキル

ドレインタッチ【Le3】

爆打  【Le2】

骨砕き 【Le1】


☆魔法スキル

風・突風   【Le3】

風・カッター 【Le3】

黒・チェーンデストラクション【Le2】

黒・シュツルム【Le3】

黒・ペイン  【Le1】

黒・アンコク 【Le2】

黒・グェンガー


称号

ハイ・クルーガー【黒】


☆称号スキル

魔法強化 【Le2】

自動魔法盾【Le2】

スキル発動速度強化【Le2】

魔力消費軽減【Le2】

特殊魔法『クラスター』


・・・・・・・・・・


ティアマト・ウロボリス


☆アビリティースキル

斬撃強化 【Le5】MAX

気配感知 【Le3】

毒耐性  【Le4】

耐久力強化【Le3】

動体視力強化【Le5】MAX

スピード強化【Le4】

筋力強化  【Le2】


☆技スキル

連続斬り 【Le3】

真空斬  【Le2】

大地噴出断【Le2】

鬼無双  【Le4】


☆魔法スキル

火・パワーアップ


☆称号

オーガナイト


称号スキル

筋力強化 【Le1】

耐久力強化【Le1】

体術強化 【Le2】

耐久力強化【Le2】

特殊技『ギロチン』

特殊魔法『ディザスターハンド』



・・・・・・・・

ティア・ヴァレンタイン


☆アビリティースキル

安眠    【Le2】

魔法強化  【Le2】

気配感知  【Le5】MAX

麻痺耐性  【Le1】

動体視力強化【Le5】MAX

スピード強化【Le4】

運     【Le5】MAX


☆技スキル


☆魔法スキル

火・ラビットファイアー【Le4】

火・フレア【Le1】New

雷・ショック【Le4】

風・キュア 【Le2】

風・ケア  【Le4】

風・シールド【Le3】

白・ホーリーランペイジ【Le1】


称号

エクシア



☆称号スキル

デバフ強化 【Le3】

自然治癒  【Le2】

動体視力強化【Le3】

運     【Le4】

固定スキル 『天使』

特殊魔法  『デルタ・バルカン』


・・・・・・・・


リュウグウ・モチヅキ


☆アビリティースキル

突強化   【Le4】

スピード強化【Le5】MAX

気配感知  【Le3】

動体視力強化【Le4】

限界突破  【Le2】


☆技スキル

鬼突 【Le2】

三連突【Le3】

シャベリン【Le2】

ドレインタッチ【Le2】

花槍・ファーラット【Le1】

稲妻花槍突【Le2】

槍花閃【Le2】


☆魔法スキル


称号

星渡(ホシワタリ)・女花


☆称号スキル

隠密 【Le3】

運  【Le4】

安眠 【Le2】

状態異常耐性【Le2】

スキル発動速度【Le1】

特殊魔法『ラフレイル』



・・・・・・・・・・

聖騎士1番隊


ロイヤルフラッシュ聖騎士長

カイ・ラーズ      1番隊隊長

ジキット・ローレンス  1番隊副隊長

バッハ・フォルテア   

シューベル・ジュイン  

トーマス・スタン    死亡

ドミニク・ヴェイン   

アメリー・カルッセル  

バルエル・コールソン    


・・・・・



幻界の森


???

A  アドラメルク(オオサンショウウオを刺々しくした姿、全長30メートル) 

   トロイ(熊)、トヨウケ、赤鬼、インビジブル(透明のカメレオン)


B+ ワイバーン特殊個体、ベオウルフ(デスペル特殊個体)、トロイ(巨熊)


B、 ベルセバウス(不気味な蛾)、ラブカ(巨大ムカデ)黒鬼

   コカトリス(巨大鶏)ヘラク(全身目玉だらけの黒い馬、翼は骨)

   デスペル(ジェスタードの手のアレ)ギャングマ(痩熊)、ジャック(両手が刃の魔物)

   剣蜘蛛(足全てが刃になった全長3メートルの蜘蛛)


C アンノウン(蝙蝠)、オオクチビル(巨大ヒル)、

  ホロウ(断末魔を下げるような人型の顔をした梟)

イルズィオ(虹色のチョウチョ)、ヘルディル(肉食浮遊魚)

シークゴブリン、アレ(ゴキブリ)バザック、青鬼

  オーガアント(鬼の顔に似た蟻、大群で押し寄せる)

  マタタビーン(人型の木、しかし頭部は鰐の形状をしており、2足歩行で上を向いて歩く)

  パープルアサシン(紫色の蟷螂、全長2メートル)

 

・・・・・・・



『どうすりゃいいんですかこれ!』


バルエルが荒げた声を出しながら近くに落ちていた小石を蹴る

それは宙を舞い、そのまま他の底へと落ちていく

彼の感情に対し言葉を投げかける者はいない


みんな同じことを感じているからかもしれない

アネットさんは『まいったね…これ』と全てを諦めた顔を浮かべる


確かに絶望的な状況だが、俺はどうにかできないのかと使えない頭をフル回転させた

何か釈然としないんだ、それがなんなのか考えているとリゲルとクワイエットさんは谷底を眺めながら唸り声を上げて考え始める


彼らは諦めていない

ティアマトもそうだ


『どうすっかぁアカツキィ』


『この状況でもいい顔するんだなティアマト』


『まぁ死んだら諦めるさ。馬鹿の特権は倒れるまで諦めねぇことだ』


『そうだな。みんなはどうだ』


俺はリリディやリュウグウそしてティアに言葉をかける

頭を抱えていたリリディはリュウグウに『賢者希望の馬鹿メガネ、正念場だぞ』と揺り動かそうと目論む

するとリリディはメガネを触り、フフフと似合わない笑いを口にする


父さんは辺りをくまなく歩きまわり、向こう岸まで行ける方法を聖騎士達と探しているが聖騎士達の表情は重い


唯一マシなのはロイヤルフラッシュ聖騎士長とジキットだ


『これは不味いですねぇ。』


『ジキット、お前は案外他よりも気楽そうだな』


ロイヤルフラッシュ聖騎士長が彼に問いかけた

俺もジキットという聖騎士の男が何故普通そうなのか気になる

だけども答えは単純だった


『リゲルさんとクワイエットさんが普通そうですから』


俺はなるほどな、と納得を浮かべる

十分すぎる理由だからだ

これには隊長のカイは舌打ちをすると、『諦めとらんわい!』と少し不機嫌なままジキットを押しのけて壊れた橋を調べ始めた


先ほどよりも状況は幾分かマシだ

モチベーションが下がる前にヒントぐらい見つけないと一気に士気が下がりそうで恐ろしい


数分経過しても状況は変わらない

崖沿いを歩いて別の道を探そうとアメリーは案を出すが、それは不可能だ


左右は向こう岸とかけ離れており、ここが一番あっちに近い

ここしかないんだ…本当の道は


ティア

『行く方法はあるよねきっと』


ロイヤルフラッシュ聖騎士長

『何故そう思う?』


ティア

『来てほしいってここの主が言ってるのにこんな無理な事するとは思えないんです』


その言葉によってメンバーは助かったのかもしれん

ティアのいう通り、確かにそうだ

来いと言っていた主が来れないようにする筈がない

となるとこれも試練でしかないと捉えても良いだろう


リゲル

『やるじゃん、馬鹿チームの中和役』


ティア

『凄い言い方…』


リゲル

『悪かったよ。てかよお前ら…見えっか?』


全員がリゲルの指さす崖の向こうに視線を向ける

何があるのかわかると全員は僅かな希望を顔に浮かべた

木々に実赤い果物、それはリゲルとクワイエットさんが持っていたリンゴが生えていたのだ

あそこまで行けば俺や他の人の怪我もある程度回復が見込めるだろう


その為に誰もが頑張り始めた


カイ

『ドミニク、バルエル、後方を監視しろ』


『御意』


カイ

『ジキットもだ』


『了解っす』


アネット

『リンゴ食べたい』


ルーミア

『頑張ってアネット』


シエラ

『なんとかしないと、生きる』


リュウグウ

『メガネ、お前も頑張れ』


リリディ

『はい』


ここである意味俺達の視野は狭まっていたことに気づく

リリディは返事をした瞬間に黒い煙と化すと崖の向こうに移動したんだ

これには誰もが口を大きく開いて体を固まらせる


そうだ、そうだよ!

こいつは瞬間移動に似たスキルを持っていたんだ

何故俺達は思い出せなかったのかというのは先ほど言ったようにそこまで考えが至らなかったからだ


リリディは何食わぬ顔でリンゴをかき集めると、再び黒い煙と化してこちらに戻ってきた

手に持つ物も同時に運べるのは初めて知ったけど、試す価値があったな…


クローディア

『今日は流石よリリディ君!』


ロイヤルフラッシュ聖騎士長

『でかしたぞハイムヴェルトの孫!』


リゲル

『物も運べるのかよ!?』


アネット

『今日は賢者って事にしとくよリリディ君!』


ティアマト

『やるじゃねぇか!』


リュウグウ

『褒めてやる!喜べ!』


リリディは凄い嬉しそうに、照れた

彼はもう一往復して全員分にリンゴを配ると、俺達は小休憩がてら食事となる

空腹だからか、誰もがガツガツとリンゴを美味しそうに食べる姿がやけに安心できるぞ


リンゴ1つでかなりの満腹感、そして治癒能力の向上

おまけに疲労回復というお得な三点セット

絶望の中でも幸福を感じた俺は橋の前で横になりながらも頭を働かせる


『ん…?』


『アカツキ君どうしたの?』


『堅い物が尻に』


鉄板?わからないけども何かある

俺はティアマトに移動させてもらってから彼に土を少しだけ掃いてもらったんだ

すると奇妙な文字が書かれた鉄板が出てきたんだ


夢8、と

それだけだと意味がわからなく、皆は頭を悩ませた

だがここは幻界の森であり、マグナ夢物語の魔物ばかりが現れる事がヒントとなっている筈だとティアが話す


カイ

『となるとあれか小娘、マグナ夢物語シリーズ8の絵本か』


ティア

『多分ですが』


クリスハート

『それは幼い頃に母が読んでくれたので覚えてます』


リゲル

『お?めぼしい文面あったか?』


クリスハート

『夜に橋をかける内容があったのを覚えてます、愛する者のもとへ行ける道がない男の目の前に空に伸びる橋が現れたページがありました』


アメリー

『夜…』


アカツキ

『夜まで待つしかないか』


ゲイル

『仕方ないがそうするしかないな』


それに賭けるしかないな

ならば夜まで無闇に動かずにここで待機だとロイヤルフラッシュ聖騎士長が全員に指示を出した


しかし簡単にはいかない

この森には俺達しかいないわけがないからな

ドミニクとバルエルは後方の森からパキパキと地面に落ちた枝を踏む音が聞こえたと告げると、ティアマトは険しい顔を浮かべたまま首を回し、骨を鳴らす


ティアマト

『さて、死ぬ気でやってやらぁ』


リリディ

『ギルハルド、怠けは許しませんよ』


『ニャハハ』


シエラ

『頑張らないと』


クワイエット

『1体だねぇ』


何かが近づく足音

それは重たく、次第に唸り声が聞こえてくる

緊迫した雰囲気のなか現れたのは大きな白い犬だった

全長10メートル、目は左右に2つずつ


どうやら匂いを辿って来たようだ

モヒカンのような角は赤く、僅かに放電している


『レガシィ…』

 

聖騎士シューベルンは驚愕を顔に浮かべる

これもマグナ夢物語の魔物

推定ランクはB


『グルルル…』


敵として見ているようだ

動ける者は僅か、だが倒さなければ生き残れない


ロイヤルフラッシュ聖騎士長は誰よりも先に駆け出すと、他の者達も果敢に立ち向かった

それを見たレガシィは牙を剥き出しにし、体の周りに電撃を纏わせると複数の雷撃を飛ばした


ここが正念場だ



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