第160話 決戦 男の成長禄 3

アカツキ・ライオット


☆アビリティースキル

スピード強化【Le5】MAX

気配感知  【Le3】

動体視力強化【Le4】

斬撃強化  【Le4】



☆技スキル

龍・開闢  【Le3】

刀界    【Le2】

居合突   【Le4】

光速斬   【Le3】

地斬鉄   【Le2】


☆魔法スキル


称号

無色斬鉄


☆称号スキル

スキル発動速度【Le1】

斬撃強化【Le1】

特殊技『断罪』


・・・・・・・・・


リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

魔法強化【Le2】

打撃強化【Le5】MAX

気配感知【Le3】

動体視力強化【Le3】

麻痺耐性【Le3】

スピード強化【Le3】

攻撃魔法耐久力強化【Le2】


☆技スキル

ドレインタッチ【Le3】

爆打  【Le2】

骨砕き 【Le1】


☆魔法スキル

風・突風   【Le3】

風・カッター 【Le3】

黒・チェーンデストラクション【Le2】

黒・シュツルム【Le3】

黒・ペイン  【Le1】

黒・アンコク 【Le1】

黒・グェンガー


称号

ハイ・クルーガー【黒】


☆称号スキル

魔法強化 【Le2】

自動魔法盾【Le2】

スキル発動速度強化【Le2】

魔力消費軽減【Le2】

特殊魔法『クラスター』


・・・・・・・・・・


ティアマト・ウロボリス


☆アビリティースキル

斬撃強化 【Le5】MAX

気配感知 【Le3】

毒耐性  【Le4】

耐久力強化【Le3】

動体視力強化【Le3】

スピード強化【Le4】

筋力強化  【Le2】


☆技スキル

連続斬り 【Le3】

真空斬  【Le2】

大地噴出断【Le1】

鬼無双  【Le3】up↑


☆魔法スキル

火・パワーアップ


☆称号

オーガナイト


称号スキル

筋力強化 【Le1】

耐久力強化【Le1】

体術強化 【Le2】

耐久力強化【Le2】

特殊技『ギロチン』

特殊魔法『ディザスターハンド』



・・・・・・・・

ティア・ヴァレンタイン


☆アビリティースキル

安眠    【Le2】

魔法強化  【Le2】

気配感知  【Le5】MAX

麻痺耐性  【Le1】

動体視力強化【Le3】

スピード強化【Le3】


☆技スキル


☆魔法スキル

火・ラビットファイアー【Le3】

雷・ショック【Le4】

木・スリープ【Le2】

風・キュア 【Le2】

風・ケア 

風・シールド【Le3】

白・ホーリーランペイジ【Le1】


称号

エクシア



☆称号スキル

デバフ強化 【Le3】

自然治癒  【Le2】

動体視力強化【Le3】

運     【Le4】

固定スキル 『天使』

特殊魔法  『デルタ・バルカン』


・・・・・・・・


リュウグウ・モチヅキ


☆アビリティースキル

突強化   【Le4】

スピード強化【Le4】

気配感知  【Le3】

動体視力強化【Le4】

限界突破  【Le1】


☆技スキル

鬼突 【Le2】

三連突【Le3】

シャベリン【Le1】

ドレインタッチ【Le1】

稲妻花槍突【Le1】

槍花閃【Le2】


☆魔法スキル


称号

星渡(ホシワタリ)・女花


☆称号スキル

隠密 【Le3】

運  【Le4】

安眠 【Le2】

状態異常耐性【Le2】

スキル発動速度【Le1】

特殊魔法『ラフレイル』


・・・・・・・・・・

魔物表


SS ???


S 虹王蛙、死王ギュスターブ、赤龍ササヴィー、奪宝ゼペット


A闘獣 金欲のアヴァロン(妖魔羊)

    睡欲のモグラント(土駆龍)

    ????????


A 呪王ジャビラス、ドミレディ、ノヴァトラーク(炎龍)


B デュラハン、将軍猪、閻魔蠍、鬼ヒヨケ

  女帝蜂、ミノタウロス

  サーベルタイガー、イエティ、ジャクラール

  エレメンタル(オール) 


C ブラック・クズリ、トロール、ファングマン、侍ゾンビ

  パペット・ハンマー、リザードマン、鉄鳥、マグマント

  剣蜂、キラービー(単体D/集団のみC)

  般若蠍、ベロヌェルカ

  ロゴーレム、ニャン太九郎、魔妖精

  チベタンウルフ、雷狼

  エレメンタル(アイス・サンダー)


D キングゴブリン、グランドパンサー、ゴーレム

  ラフレコドラ、ケサラン

  ソード・マンティス、黒猪、グレイバット

  鎧蛇、棘巻トカゲ

  リッパー、ゲロックロ、ハンドリーパー

  ブー太(梟)バイオレット


E コロール、エアウルフ、ハイゴブリン、

  エレメンタル(レッド・グリーン・ダーク・アクア)

  パペットナイト。ボロゴーレム、棘蜂、グール

  グリーンマンティス

  ゲコ(ヤモリ)、闇蠍、格闘猿(エド国)


F ゴブリン、ディノスライム、格闘猿、ゾンビナイト

  風鳥、ゴースト、ウッドマン、ビリビリフラワー

  眠花蜘蛛、角鼠、カナブーン ゾンビナイト

  赤猪、棘鴉、オオダンゴ、ギョロギョロ

  ゾンビランサー、シロオニバス、イビルハープ



………



ティアマト・ウロボリス


☆アビリティースキル

斬撃強化 【Le5】MAX

気配感知 【Le3】

毒耐性  【Le4】

耐久力強化【Le3】

動体視力強化【Le3】

スピード強化【Le4】

筋力強化  【Le2】


☆技スキル

連続斬り 【Le3】

真空斬  【Le2】

大地噴出断【Le1】

鬼無双  【Le3】


☆魔法スキル

火・パワーアップ


☆称号

オーガナイト


称号スキル

筋力強化 【Le1】

耐久力強化【Le1】

体術強化 【Le2】

耐久力強化【Le2】

特殊技『ギロチン』

特殊魔法『ディザスターハンド』



・・・・・・・・




朝、俺は心地よい起こされ方を体験した


『む?』


『おはよアカツキ君』


頬をプニプニされるとはな

時計は8時、起きるにはそこそこ良い時間だ

窓は僅かに凍っており、外は氷点下っぽいな


彼女は少し恥じらいながらも布団から出る

『寒い寒い』と言いながらも服を着替える後ろ姿を眺めるのもなんだか良い


赤の下着かぁ


『シーツ、汚れたよね』


何やらティアが気にしてる

そういえばそうだった。血が…


『そこはこっちで何とかする』


『ごめんね』


苦笑いを顔に浮かべるティアだが、仕方がないさ

初めてを貰ったからな!!!

鼻が伸びて星を1週しそうだよ


リビングには暖炉があるため、熱はこの部屋に上がってくるから自然と暖かくなる

ティアと布団の中でくっつきながら魔物の本を熟読していると暖かくなってきたので布団を被らなくても良さそうだ


『アカ兄ィ、ご飯』


ノック無しの問答無用で妹のシャルロットが部屋に入ってくる

いかがわしい事はしてなかったから慌てる事はない


『シャルロットちゃんおはよ』


『ティアさん、ぎゅー』


『はいはい』


ハグしとるが、まぁいいか

妹を連れてティアとリビングに降りると朝食が既に用意されており、俺達待ちだったみたいだ


父さんが俺の顔見て凄い驚いてるけど、なんかついてる?変な顔もしてないぞ?


『さぁ食べましょ?』


母さんがやたらニヤニヤしてるのが怖い

ティアの大好きなアサリの味噌汁か、よく手に入れたな…

ベーコンエッグに野菜サラダとノーマルだがこれが一番だ


『あとでシーツは代えとくわね?』


母さんは小声で俺に伝えてくる

バレていたか

ギシギシはならなかったぞ!?何故だ


シャルロットとティアが楽しげに会話をしている最中、俺は何故バレたのか疑問で仕方無い

今は気にしないでおくか


『そういやアカツキ、夕方にクローディアんとこ行ってリンクジュース1本渡してきてくれ』


父さんが味噌汁を飲むと、そう告げた

この家のリンゴジュースは母さん直伝だ

たまに近所にお裾分けするが、まさかクローディアさんもか


『わかったよ』


『助かる。あと東側の森に珍しく白狼の群れが現れたとさ』


『見たこと無いけどランクCだよね?』


『そうだ。』


ランクCの狼種、犬とは違う

エアウルフよりも体か大きくて毛並みは白いが黒い斑模様が多少ある個体もいる

近付かなければ滅多に襲ってこない魔物の為、今は東の森の立ち入りは三日間禁止だとさ


餌を求めて来た可能性が高く、去るまでは近寄らない方針を冒険者ギルド運営委員会は決定したとか


『狼なのに魔物か』


『魔力を体に宿す動物は魔物に分類されるからな、それくらいはわかるだろ?』


『うん』


普通の動物は魔力はない

しかし、魔力が宿る生物を魔物と分類している


母さん

『ティアちゃん、おかわり大丈夫?』


『ご飯いただきます!』


意外にも彼女はおかわりをする

昨夜の疲れからか、お腹がすいていたのだろう

俺もすいてるよ


『またいつでも泊まりに来ていいんだぞティアちゃん』


『そうよ?ベッド小さいけどくっつけば問題ないわ』


『あはは、またいつかお邪魔しますね。』


健気な笑顔が愛らしい

俺は無駄に胸を張ってご飯を食べていると、シャルロットが小さく鼻で笑う


ここで話しかけるのは得策じゃないな

とんでもない事を言われそうだ

朝食後はティアと母さんが後片付けをしていたので、俺は父さんが仕事に行くのを見送ってからティアを家に届ける為に外に出た


少し地面が凍結していて足を取られそうだ

そうならないように、俺は彼女の手を掴む


『もう少しだね』


『幻界の森か、そこまで行くのにも時間がかかるんだろう?』


《約2日間、あの森は本当に広いんだぞ?》


『気合い入れていかないとね』


『出来るならば技や魔法のレベルを上げるように動かないと駄目だろうな』


『ギリギリまでスキルレベル上げないとね』


《なら今日行けよ》


俺はティアと共に顔を合わせた

仲間も連れて行こうかと思ったが、リュウグウ以外は予定あり

なので俺は3人で森に出かけることにしたのである


日当たりの良い道は土が見えており、比較的歩きやすい

微弱な風が少し冷たいというか痛いというか…表現し難いな


『今日のスキルはなんだアカツキ』


『このメンバーだとリュウグウちゃんの技スキル今日がだと思う』


『確かに3以上が少ないのか』


『鬼突のレベルを1つ上げれれば満足できるのだが』


『確か鬼突スキル持ちは…』


ランクCの般若蠍だ

あいつの尻尾は長く、それは頑丈な鎧も貫くと言われている

俺はその魔物の名を口にすると、リュウグウは酷く驚いた


『正解だ…お前はアカツキか』


『おいおいおいおいっ!』


《かっはっはっは!》


『アカツキ君正解だね。って事は…』


『うむ、洞窟だな』


女性2人は苦笑いを顔に浮かべている

意味は分かる、般若蠍は暗い所が大好きであり、洞窟にいる事が多い

ここからならば…ふむ


『少しあぜ道を歩いたら川の近くの洞窟に行こう』


俺の提案に2人は乗ってくれた

こうして進むこと30分、高さ4メートルに幅3メートルほどの小さな洞窟の中に俺が先頭で入ることになった

オイルランタンを片手に前を照らす


地面はデコボコで歩き難く、水分を多く含んだ草を踏むと変な音がする


『天井に張り付いている事もあるらしいが、私らの気配感知ならば問題ないな』


『一応隠密スキル持ちがいないとは限らないから目視集中しとこ』


『ティアのいう通りだな、蠍が出てきたら頼むぞ』


やる気十分か

歩いていると天井に穴が点々とあるが、何かの巣か?

ちょっと不気味というか嫌な予感


『気配だな』


『ギュイッ!』


『鳴き声が奥から反響して何がいるかわかりやすいね』


蠍系の鳴き声だ

俺は現れた般若蠍に開幕でテラを出そうとしたが、その前にティアが黄色い魔法陣から雷弾を放ち、一撃で麻痺させる

この方が俺としては助かる


開闢でテラを呼び、斬ってもらってからの発光した魔石をリュウグウに投げ渡すと、彼女はニコニコしながら光を吸収し始める


『ギュイー!』


『ちょい増えてきたな、帰ろう』


『そだね!結構な数』


『よし帰るぞ!私に続けっ!』


『楽しそうじゃねぇか槍女』


テラはそう告げると、瘴気になって消えていく

俺は最後尾から洞窟を抜ける為に走っているけど、振り返ると闇に光る数えきれない蠍の目が追ってきている

オイルランタンで後ろを照らすと…ああ凄い多いなぁ

蠍の津波みたいだ



この洞窟は普通は入らない

あまり効率が良いわけではなく、蠍系の魔物の巣だからだ

十分に動けない場所で冒険者はしたくはないだろう?


もう少しで洞窟を抜けるであろう外の光

俺達はもう少しだと思っていると、面倒な魔物が入り口でたむろしていたよ

ランクCのグランドパンサーが2体、どうやら俺達の匂いを嗅いでここまできたらしい


『リュウグウちゃん!片方お願い』


『任せろ!』


『お…おい』


『後ろお願いアカツキ君っ!』


もう飛び出していった

さて、後ろ…ふぁ!?


『ギュイー!』『ギュイー!』『ギュイー!』

『ギュイー!』『ギュイー!』『ギュイー!』


《頑張れ兄弟》



『こなくそっ!刀界!』



右手で刀を鞘に押し込み、金属音を響かせると同時に俺は斬撃が交じった衝撃波を前方に飛ばす

飛び掛かってきていた般若蠍は吹き飛びながらも斬り刻まれ、後方の個体も巻き添えに吹き飛んでいく


洞窟だからか、一方向から来る敵にはこの技強いぞ

今ので10匹は軽くやれただろう

だがまだぞろぞろいる、魔石は諦めよう…ああ見えてランクCなんだからな


すると背後からティアのラビットファイアーが俺の横を通り過ぎ、般若蠍に命中すると激しく燃えだす

それによって他の個体は足を止め、洞窟の奥に引っ込んでいく


『お待たせ!』


『倒すの早…』


『私達だからな!』


『これなら魔石を拾える』


『小遣い稼ぎには丁度良いね!』


『今日は助かった。明日は昼を奢ろう』


リュウグウは胸を張って言い放つ

それは楽しみだ、彼女が奢るなんて稀にない


こうしてギルドに顔を出し、換金して山分けすると各自が解散となる

俺はティアを家に送る為に彼女の家の前まで行くと、そこにはシグレさんが上半身裸で腕立て伏せをしていたんだ


可笑しな光景だ、何故家の前でしてるんだろうか


『あ、お兄ちゃん』


『お帰りティア』


なんでティアも普通なんだ?見慣れてしまったのか?

俺はシグレさんに挨拶をすると、何故か俺の顔をマジマジと見てくる

ティアと俺、交互にだ


俺は首を傾げていると、シグレさんは『ティアは入ってていいよ』と言って何故か俺を連行する

どこに連れていかれるのかと思いきや、隣の赤騎馬ブルドンの小屋だ

壁もあり、冬でもさほど寒くはないように暖かい風を発生させる魔石がブルドンの休小屋の中にある

どうやら寝ているらしい。居心地は良さそうだ


『どうしたんですシグレさん』


『おめでとう。2人の顔が妙に光っていたからわかったよ』


『何がですか?』


『脱童貞の証に今度ご飯奢るよ』


バレていた

何故か妙に落ち着いてしまう俺がいる

焦っても逃げ場はない、堂々と俺は『ありがとうございました』と無表情で口を開く

ニシシと笑うシグレさんは俺の肩をポンポン叩き、『もう逃げれないね』と意味ありげな事を口にする


これは鬼門か、否

行くとこまで行かないと地獄の果てまでこの人は追いかけてきそうだ

俺は強く生きる事をこの時、もっと誓った


『幻界の森、僕も生きたいけどもゲイルさんに駄目だと言われたらあれだね』


『すいません、シグレさんは街の治安維持がいいと思います』


『残念だけど今回はそうしとくよ、ちゃんと帰ってくるんだよ』


軽く言い放つシグレさんだが

帰ってこないとなぁと深く思う


もう少しでその時は来る

中旬となるともう目の前まで迫っているのだ

意識すればするほど時間は長く感じるだろうと俺は思っていたが


その日から仲間と共にスキルレベル上げを必死でしながらも魔物と戦い

気づけば前日まで来てしまったのだ

その日はいつもと違い、心臓の音が耳元で聞こえているような気がした


次回、幻界編(長い)

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