第121話 もう少しでグリンピア

馬車を通せんぼするかのように道のど真ん中に待ち構えていた

聖騎士会の1番隊の隊長ルドラとリゲルにクワイエットさんだ


最悪な状況だ

出会いたくもない候補の上位陣しかいない


『ルドラさんかよ』


グラスタは舌打ちをしてから小声でそう呟いた

俺達は身を潜め、ギリギリまで隠れていることにするか


でも無理なのはわかる

ブルドンいるしなぁ


ルドラ

『ふむ、予想通りだ』


リゲルとクワイエットさんは何も喋らない

しかし顔は険しい

グラスタさんは頭を掻きながらも『邪魔だ』と告げるとルドラは苦笑いしてから彼に話す


『知り合いを探しててね、馬車を確認してもよろしいかな?』


『あんたら誰だい?』


『隣街の冒険者さ』


『へぇ…聖騎士1番隊の隊長さんであるルドラさんが冒険者かい』


グラスタさんの言葉にルドラは苦虫を噛み潰したかのような顔色を浮かべた

運悪くルドラを知っている者だからその嘘はバレる


リゲルは細目でルドラを見ているようだがクワイエットさんは苦笑いといった所

止められたということは監視以外の事を行使できると考えても良さそうだ


ルドラ

『俺を知ってるか』


グラスタ

『知ってるよ?俺は元魔法騎士会だからねぇ』


ルドラの顔が険しくなった

グラスタさんは腕を組み、辺りを見回すとリゲルはおもむろに口を開く


『まぁやることは俺達変わらないけどな』


ティアはそれに反応した

彼女だけじゃない、みんなだ

今の会話の流れからそのセリフは不自然過ぎる


俺達へのメッセージとも思える


《兄弟!下準備する、お前だけ馬車から出て奴等と話せ》


ティア

『テラちゃん?!』


リュウグウ

『危なくないか?』


アカツキ

『大丈夫だ、信じる。何かあれば頼むぞティアマト、リリディ』


二人は頷いた

俺は深呼吸してから馬車から出ると、ルドラは驚いた顔を浮かべる

リゲルとクワイエットさんは平然としており、僅かにリゲルの口元に笑みがこぼれていた


鞘に入った刀を触りながら三人に近づき、俺はルドラに聞いてみた


『来たぞ?どうする?』


ルドラ

『潔いな。捕らえられると思わないのか?』


『お前は無理だ、役不足だ』


歩いているとき、テラに言われたんだ

挑発しろと

しかし威力はない、彼の呆れた顔がそう物語っている


ルドラ

『役不足?この状況でか?』


『ああそうだ。その前に聞きたいことがある』


ルドラ

『なんだ?』


『聖騎士に入って何年だ?』


ルドラ

『20年以上はたつが、それがどうした』


30歳半ばかと思ったが案外若い顔してたのか

40はいってるのかもか


『小さい村に魔物が入り込んだ悲しい事件を知ってるか?』


テラがそれを言えといった

何故ここで?と俺は疑問に思ったのだが

ルドラの顔が驚いていた


一瞬目が泳ぐと、彼は直ぐに顔を正した


『そんな事件はない、何かの間違いだな』


その答えに反応したのは横にいたリゲルだった

驚いた顔を浮かべ、その顔は次第に険悪になる

しかしクワイエットさんが無表情のまま彼の肩を掴み、首を横に振っている


《リゲルの知りたい過去はこいつがよく知ってる。》


テラは不気味に笑い、そう告げた

明らかに可笑しな回答だ

あった事実が無いことにされている?

それをリゲルはどう思い、どう動くか


テラ・トーヴァはそれが下準備だと言う


ルドラ

『話が逸れた、どうする?』


アカツキ

『堂々と次の街に向かう、お前らが捕まえる気ならさっきの街でもっと動いてた筈だ。しかも新人みたいなぎこちない冒険者のフリしてる奴が多いとなるも尚更捕まえる気がないことは把握してる、飽くまで監視か』


ルドラ

『証拠は?』


アカツキ

『捕まえるならば揃える駒がそこの2人しかいない』


ルドラ

『……』


アカツキ

『何のために止めた?』


ルドラは答えない

しかめっ面のまま俺を見た後に、奥の馬車をチラリと気にし始めた


クワイエット

『ルドラさん、これ以上は僕ら何も出来ませんよ?』


ルドラ

『だがこの状況、その場の判断で動こうとは思わんか?』


俺はいつでも構えれるように僅かに姿勢を低くする

リゲルとクワイエットさんはその気はない、それはわかった

しかしルドラは勝手に動くという選択肢があるかもしれない、そんな予想がある


でもだ、こっちは5人…いや6人

あっちは1人だ

それを伝える言葉をリゲルが言い放つ


『やるならルドラさんだけでどうぞ』


ルドラは驚愕を浮かべる

俺など無視して部下であるリゲルに顔を向けたのだ


ルドラ

『お前、この極秘任務の達成がどのくらい意味があるかわからんのか』


リゲル

『焦るとろくなことないですよ?俺達はそんな奴らを飽きる程見てるんで。それにこいつら結構強くなってるんで1人で5人の相手は辛いと思いますよ?』


ルドラ

『チャンスなんだぞリゲル!何故今になってお前…』


リゲル

『その場の判断が命運を分けるってのは腐るほどあんたに聞いて育ったからわかりますよ、ですが今回はそうじゃない気がしてならないんです』


ルドラ

『お前も実績を残すチャンスだぞ?だから俺は連れて来たというのに』


リゲル

『聖騎士にあこがれて入ったわけじゃないこと、薄々気づいてますよねルドラさん』



リゲルとクワイエットさんは道の脇に移動し、口元に笑みを浮かべて俺を見た

彼らは動かない、それがしれれば俺は安心できる

ルドラの反応を見る前に、俺はルドラたちに背を向けて馬車に戻る


『おいっ』とルドラが声をかけるが、俺は止まらない


グラスタ

『6人相手にあんた挑むかい?この冒険者達の実力は俺は知らんが…元魔法騎士1番隊だった俺がいればその考えも無謀だと思わないかい?』


ルドラ

『何…?』


グラスタ

『昔の人間の強さわかるだろ?聖騎士で今強い奴ってなるとロイヤルフラッシュの旦那と幻界の森の生還者…』


ルドラ

『それならば俺も入っている』


グラスカさんは驚く

こいつ、幻界の森の調査に参加していたのか

ならば絶対に強いに決まってる。


ルドラ

『覚えてろよ貴様ら』


凄い怒っている、でも俺は気にせず馬車に乗り込む

ルドラはしかめっ面のまま、道の横に移動すると馬車が動き出し、彼らを通過していく

後ろの窓からこちらを眺める3人を見ていると、リゲルは口元に笑みを浮かべて僅かに頷いた


ティア

『あのルドラ小隊長は勝手に動く気だったんだね』


リリディ

『でも他の2人はその気はない、幻界の森の生還者…』


『ミャー』


アカツキ

『流石に1人で俺達と戦うのは辛い、それをリゲルは話してくれたんだな』


リュウグウ

『なんだか助けられたようで少々あれだな』


アカツキ

『そうだな…。感謝しとくか』


俺達は後ろの窓から彼らが見えなくなっても追いかけてくることを警戒し、後方を気にした

しかし、運悪く大きな川の橋が崩れており、最短ルートを通ることが出来ない俺達は真っすぐグリンピアに向かう事を諦めるしかなかった



別の道を行き、隣街に行くしかない

森の中に道などなく、馬車が動けなくなるのは非常に不味いからだ

あと2時間だったのに・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・












ルドラ

『貴様ら、何故動かぬ』


ルドラはリゲルとクワイエットに小さな声でそう告げた

静かに怒りを顔に秘めて、だ

だが彼らは顔色一つ変えることなく、無表情のままアカツキ達が去っていった道を見たまま口を開く


リゲル

『俺達2人は不気味な襲撃者に臆せず残った。あなたはなんで戻ってこなかったんです?』


ルドラ

『俺は聖騎士1番隊の隊長だ。正規の案件でコスタリカに駐在する聖待機状態の騎士の指示をするためにこちらに力を入れる時間がなかった』


リゲル

『そうですか、それは良いんですけども…俺達はずっと奴らを監視してた。あいつらも強くなってるし俺達は変な判断はしない、それに昔の魔法騎士の者がいるとなると流石に俺達2人じゃ荷が重いですね』


ルドラ

『お前らの為につれてきたんだぞ。なぜわからん』


リゲル

『いつも助かってますからその件では本当に感謝してますよルドラさん。ですけど今は駄目でしょう?貴方が強いのは俺達2人がよく知ってます。でも実際の彼らの強さの下見をしてないんじゃ危ない、そこまであいつら実際強いんですよ?上手くいくために相手を知るってのはあんたが俺達に入念に教えくれたはずです。彼らの事は俺とクワイエットだけ実際に見てるんで知ってるんで勝手に動くのをやめてるんですよ』


ルドラは煮え切らぬ顔を浮かべ、溜息を漏らす

近くの木に背中をもたれかけ、腕を組むと彼もアカツキ達が通っていった道の向こうに視線を向けた


怒りを浮かべていた彼も、今じゃ落ち着いていた

うな垂れ、何かを考えだすと彼はリゲルに声をかけた


『わかった。お前らの意思を尊重しよう。俺は別にこの件に関しては欲はない、情報が穴だらけ過ぎるからな』


クワイエット

『ですよね』


『しかし今回はお前らのために場所を作ったつもりだったが、余計だったか…まぁ次は実際に俺もこの体で感じてみようとは思う』


次はちゃんと襲う、そう証言するルドラは2人を連れて森の中を歩く

アカツキ達が橋を渡れないのはルドラも知っている、箸は崩落しているからだ

行く場所は隣の街、そこを目指して歩き出す


その最中。クワイエットがルドラに質問をしたのだ

それによってリゲルの顔色が凍てつくこととなる


『小さな村の事件ってなんでしょう』


ルドラ

『そんな記録は噂程度しか俺は知らぬ…』


リゲル

『本当にですか?』


ルドラは彼らに顔を逸らし、小さな声で答えた


『ああ…協会の会長、または副会長に聞けばわかる筈だ』


歩く速度が早くなる

リゲルとクワイエットは一定の距離を保ちながら2人で小声で話し始めた


リゲル

『…やっぱ上の連中が知ってるのか』


クワイエット

『リゲル、今は…』


リゲル

『わかってる。しっかしテラ・トーヴァか…』


クワイエット

『どうする?凄い怪しいよ』


リゲルはクワイエットの言葉を無視するかのようにルドラを追うように歩き出す

真実を知った時、どのような判断ができるか?テラ・トーヴァが2人に言った言葉を彼らは思い出す


リゲルは当時の幼い記憶を思い出す

母を殺され、魔物を殺した警備兵の他に一部のフルフェイスの聖騎士達が交じっていたことをだ


(知らない筈がない)


リゲルは自身の協会を更に疑った

彼らはアカツキの監視と同時に別な事を知らないといけないことがある



・・・・・・・・・・・・・・






俺達は昼過ぎには次の街に辿り着いた

次がグリンピア、俺達はこのまま突っ切ってもいいかと考えた

しかしティアがそれを止めた


『街を抜けるのは時間かかるよここ、入り組んだ道を通って森を抜けるのもかかるしグリンピアにつく頃には日付変わっちゃうよ』


彼女の言葉で俺は諦めた

ブルドンに乗って逃げている時にそこまで考えてなかったな

そういえば結構時間かかっていた


グラスタ

『俺の街さ!ここにゃ面白い格好の聖騎士はいるがあまり気にしなくてもいいぜ?』


アカツキ

『今回は助かりました』


グラスタ

『気にすんな、俺のおすすめの宿で降ろすぜ?』


そう言われ、俺達は宿で降ろされた

グラスタさんはブルドンを馬車から外してからどこかに去っていく

向かい側が馬小屋だ。ブルドンをそこに預けた

一先ず宿に入るかと思い、中に入ると一般客がフロントで数人ほど受付をしている

冒険者が泊まるような感じの宿じゃないぞこれ


結構高そうな場所だ。

しかし、俺達の出番になるとそうでもないことに気づく

1人銀貨4枚と普通だったよ


ルビー奥の渡り廊下を抜けると銭湯があるのは嬉しい

軽食屋も隣接してるからなんだか安心だ

全員がとりあえず風呂に入りたいと言うのでシングル5部屋分の金を支払ってから鍵を受け取り、各自が2階の部屋に向かう


部屋は7畳くらい

ベットに机そして箪笥、椅子が2つある

最低限の家具ではあるが、床には緑色の絨毯が敷き詰められていて高級感を際立たせていた


木の匂いが良い、これはきっと机の上の乗ってある花の匂いか

何の花かはわらなんがな


『テラ、ルドラは何者なんだ?』


《それはリゲルが突き止める、兄弟はまだいい》


知っている筈だ

ルドラはリゲルとクワイエットさんを特別扱いしている傾向がみられる

普通ならばかなり怒鳴り散らす状況でも、ルドラは我慢していた


アカツキ

『意地悪だな、監視だけなのはわかったけども…グリンピアに戻れば聖騎士も迂闊に動けなくなるからごり押ししてくる可能性はないか?』


《もしかしたらな、だが兄弟達なら問題ない…ギルドに行って魔石の換金しにいってもいいぜ》


そう言われた俺は全員が風呂に入ったのち

夕刻に冒険者ギルドに足を運んだ

ブルドンは預けたままなのでティアマトがバッグを持ってくれている

先ほどの森ではそこそこ魔物と戦えたから小遣い程度にはなるだろう


ギルド内に入ると森から帰ってきている冒険者はまだいないからロビーにいる者は少ない

赤い絨毯を仲間と共に歩き、受付に向かう


『いらっしゃいませ』


眠そうな顔の受付嬢だ

そこはツッコまず、魔石を受付カウンターに乗せて換金を頼むと少し時間がかかるから開いている丸テーブル席に座ってお待ちくださいと言われた


仲間と共に座り、一息つくと周りの冒険者がこちらを見て驚いている

でもそれはギルハルドによる驚きだった


『ニャン太九郎だぞ。従えたのか…』


『結構な実力あるんだな。首輪ついてるのは初めて見たぞ』


『あいつんとこのエアウルフがいたら尻尾丸めてるだろうな』


俺達のチーム以外にも魔物をパートナーにできた冒険者はそれなりにいる

しかし、ギルドに数人程度でしかない

魔物Cランクとなるとこれまた稀過ぎる


ティア

『リュウグウちゃんと依頼版見てくるね!』


リュウグウ

『お、おい…』


ティアは『いこいこ!』とリュウグウを掴んで連れていく

俺はそんな2人の様子を眺めているとリリディが話しかけてきた


リリディ

『気は抜けませんね、というか何かと戦いたい』


ティアマト

『新魔法試したいんだろ?』


リリディ

『試したくて仕方がない』


アカツキ

『わかるよそれ、途中の森で使わなかったのは何故だ』


リリディ

『状況で使う魔法の判断は大事ですから。魔法使いは考えて使わないと魔力切れで戦力外です。最後に強い魔物が出てきたときにそれなりに魔力を残すために節約したいのです』


彼なりに考えてくれている、それは有難い


ティアマト

『おいおい馬鹿卒業する気か、寂しいなおい』


リリディ

『馬鹿の意味、違くないです?』


俺はクスリと笑う

するとテラ・トーヴァは《メスが帰ってくるぞ》と言ってきた

ティアとリュウグウが席に戻るが、めぼしい依頼は無しだったとか

あってもやらないけどさ


森の中だと聖騎士とか面倒だけどもそれよりも厄介なのを忘れちゃいけない





ゾンネだ


ロビー内にいる冒険者は俺達の近くの床で寛ぐギルハルドを気にしながら酒を飲んだり軽い食事をしている

受付嬢に呼ばれ、俺は彼女の元に向かって魔石報酬を頂くが、やはり小遣い程度

金貨1枚に銀貨3そして銅貨5枚だ


『最近冒険者増えました?』


受付嬢にそう聞いてみると、流石な答えが飛んでくる


『あまり見ない冒険者は見ますね、依頼を受けるわけでもなく・・・周りを見ているだけですかね。遠征に来た人にしてもやけ不自然というか・・』


『なるほど、わかりました』


俺はそれだけを聞き、仲間の元に戻る

夜食はどうしようかと悩んだが、安全に宿の中で食べたほうがいいかもしれない


ティアマト

『おうおう、2階から堂々だな』


彼がそう言いながら向ける視線の先

吹き抜けの2階からこちらを見ている冒険者の事だろう

アッとしたような顔を浮かべて引っ込んだ


遅いよ


リュウグウ

『まぁいる筈よね。それで・・・どうするアカツキ』


アカツキ

『帰ろう、斬るのが最近出来てないのは悔しいが』


ティア

『仕方ないよ、森に入るのは少し今は控えたいし』


《リゲルやクワイエットみたいに指示に超実な野郎ってわけでもねぇからな、1番隊の隊長だって勝手に動こうとしたわけだ、となると…他にも功績目当てな奴はいる》


アカツキ

『極秘任務となるとそうなってしまう者はいるんだろうな』


《そういうこった兄弟。だがお前らは強くなった。あとは人に対して力を行使する覚悟があるかだ》


それはやらなければいけないときがあると言いたいのだろう

そうならないように動いていきたいがな


帰ろうとした時、受付嬢がロビーで寛ぐ冒険者に聞こえるように緊急依頼の発生を伝えた


『トロール3体が南の森にて現れたようなので参加する冒険者はお願いします』


魔物ランクC、それが3体となると普通の冒険者じゃ辛い

ロビー内にいた冒険者は困惑した顔で互いに顔を見合わせているようだ

北と南に魔物が住む森がある、基本的に冒険者は北側に行く


南は弱い魔物ばかりなので初心者用、熟練者はいかない

俺の視界にいる冒険者達を見ていると、乗り気ではない感じだな

さて・・・どうするか


リリディ

『行きますか』


リュウグウ

『森だぞ?聖騎士いたらどうする』


リリディ

『その時に考えましょう。ねぇアカツキさん』


その時…か

行き当たりばったりな事を言う彼に俺は苦笑いしながら立ち上がると、ティアマトも笑みを浮かべて立った


ティア

『本当は宿で引きこもるのが良いけど…』


《まぁ今日くらいいいじゃねぇかティアお嬢ちゃん。早く倒して早く帰ってくる!これが一番だぜ》


そういう事にしよう

俺は受付に向かい、冒険者カードを見せてから緊急依頼を受けることを告げると、受付嬢は驚いていた


『1組ですか?』


『大丈夫だ、問題ない』


『なるほど…』


受付嬢はなんとなくわかってくれたかも

トロール3体となると…いいスキルあるよな


《あいつはランダムな要素ある、筋力強化とか稀に落とすけども打撃強化の確率が高いか》


リリディ

『どっちにしろ都合がいい』


リュウグウ

『1体はすぐに開闢ぶっぱで倒せ』


アカツキ

『そうする、残り2体は頼むぞ』


仲間はそれに返事をし、共に南の森に向かった




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