第101話 侍王と魔導王編 2
アカツキ・ライオット
☆アビリティースキル
スピード強化【Le4】
気配感知 【Le2】
動体視力強化【Le4】
斬撃強化 【Le3】
☆技スキル
龍・開闢 【Le2】
刀界 【Le1】
居合突 【Le3】
光速斬 【Le2】
地斬鉄 【Le1】
☆魔法スキル
称号
・・・・・・・・・
リリディ・ルーゼット
☆アビリティースキル
魔法強化【Le1】
打撃強化【Le4】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le3】
スピード強化【Le3】up↑
攻撃魔法耐久力強化【Le1】
☆技スキル
ドレインタッチ【Le3】
爆打 【Le2】
骨砕き 【Le1】
☆魔法スキル
風・突風 【Le3】up↑
風・カッター 【Le2】
黒・ペイン 【Le1】
黒・シュツルム【Le3】
黒・チェーンデストラクション【Le2】
称号
リトル・クルーガー【黒】
☆称号スキル
毒耐性【Le1】
動体視力強化【Le1】
・・・・・・・・・・
ティアマト・ウロボリス
☆アビリティースキル
斬撃強化 【Le3】
気配感知 【Le2】
毒耐性 【Le4】
耐久力強化【Le3】
動体視力強化【Le2】
スピード強化【Le2】
☆技スキル
連続斬り 【Le3】
真空斬 【Le2】
大地噴出断【Le1】
鬼無双 【Le2】
☆魔法スキル
☆称号
バトラー
称号スキル
体術強化【Le1】
耐久力強化【Le1】
特殊技『ギロチン』
・・・・・・・・
ティア・ヴァレンタイン
☆アビリティースキル
安眠 【Le1】
気配感知【Le4】
麻痺耐性【Le1】
動体視力強化【Le2】
スピード強化【Le3】
☆技スキル
☆魔法スキル
火・ラビットファイアー【Le3】
雷・ショック【Le4】
木・スリープ【Le2】
風・ケア 【Le2】
風・シールド【Le3】up↑
称号
パナ・プレイヤー
☆称号スキル
デバフ強化 【Le1】
自然治癒 【Le1】
スピード強化【Le1】
・・・・・・
魔物表
A闘獣 金欲のアヴァロン(妖魔羊)、睡欲のモグラント(土駆龍)
A
B デュラハン、将軍猪、閻魔蠍、鬼ヒヨケ、女帝蜂、ミノタウロス
C ブラック・クズリ、トロール、ファングマン、侍ゾンビ
パペット・ハンマー、リザードマン、鉄鳥、マグマント
剣蜂、キラービー(単体D/集団のみC)、般若蠍、ベロヌェルカ
ロゴーレム、ニャン太九郎
D キングゴブリン、グランドパンサー、ゴーレム、ラフレコドラ、ケサラン
ソード・マンティス、黒猪、グレイバット、鎧蛇、棘巻トカゲ
リッパー、ゲロックロ、ハンドリーパー、ブー太(梟)
E コロール、エアウルフ、ハイゴブリン、エレメンタル各種
パペットナイト。ボロゴーレム、棘蜂、グール、グリーンマンティス
ゲコ(ヤモリ)、闇蠍、格闘猿(エド国)
F ゴブリン、ディノスライム、格闘猿、ゾンビナイト、風鳥
ゴースト、ウッドマン、ビリビリフラワー、眠花蜘蛛
角鼠、カナブーン ゾンビナイト、赤猪、棘鴉、オオダンゴ
ギョロギョロ、ゾンビランサー
・・・・・・・・・・
ティアマト
『凄ぇ音だったな!ただ事じゃないぜ!』
街中を走りながら彼が口を開く
意図から察するに、近い筈だ
リュウグウ
『まさかゼペットの手下か』
アカツキ
『その可能性もある!みんな覚悟を決めてくれ!』
『ニャー!』
アカツキ
『お前が返事するのか』
まぁいいか
煙が空まで昇っている、裏通りだ
俺達は建物の横道から裏通りに向かい、煙の出ている場所に向かうと誰もが足を止めて驚いてしまう
何が起きたかまったくわからない
爆心地近くの建物は今にも崩れそうになっており、反対側の壁はなくなっている
何故その中心にジェスタードさんがいるのかがまったくわからない
しかも彼の周りには5人の侍騎士が息絶えていたのだ
ジェスタードさんの服は赤く染まっており、腕を組んで首を傾げていた
『おや?アカツキ殿』
『ジェスタードさん・・・何を…』
『この状況を見られては説明は難しいデスね、返り血を吾輩は浴びているので』
ティア
『これ…ジェスタードさんがやったの?』
息絶えている侍騎士の体は五体満足とは言えない者もいた
先ほどの爆発で吹き飛んだのだろう…しかし何故
彼がやったのか?
『吾が輩じゃないんデスが…この感じだと疑われても致し方無し、ムゲンに似た気配を僅かに感じたので来てみたら時すでに遅し…逃げられましたが奴は手負いです』
アカツキ
『その血は…』
『ムゲンです、前より少しお強いようですがまだまだですね』
リリディ
『てっきり貴方かと』
『何故吾が輩が侍騎士を殺すのです…』
だよな…
《おい!不味いぞ》
テラ・トーヴァがそれを口にしたときには遅かった
俺達の後方からカマクラにいた侍騎士や警備侍が押し寄せ、この状況を見てしまった
どうなるかはわかりきっていた
侍騎士
『ジェスタード貴様!国を裏切るか!』
『吾が輩ではないのデスが』
警備侍
『この状況で何を言う!その返り血はなんだ!』
『犯人の返り血デス、しかし妙…一瞬で小さな気配が消えたのは何故デショウ』
侍騎士
『何をいっている…これを、どう説明する?あの方に気に入られていてもこればかりは見逃せん!』
警備侍
『大人しくしろ!どう見ても貴様ではないか!』
『はぁ…本当に面倒デス、遠くに行っていない犯人を捜すノで吾が輩はこれにて』
警備侍
『あっ!待て!』
ジェスタードさんは侍騎士や警備侍の言う事を聞かず、跳躍して建物の屋根を走って逃げた
大半の侍騎士や警備侍が彼を追いかけるが、少数はこの場に残っていた
『アカツキ君…』
『心配するなティア、あの人なら大丈夫だ』
『でもムゲンが近くにいるんだね』
『とうとうカマクラに来たんだな』
近づいている事に実感していると、誰かのうめき声が聞こえた
俺達はその声の方に顔を向ける
崩れた瓦礫の中からだ
ティアマトと俺は急いで駆け寄り、瓦礫をどかすと中から負傷した侍騎士が出てきたのだ
かなりの重症であり、直ぐに治療しないと死ぬとわかるくらいかなりの傷を負っている
『大丈夫か!?』
俺は瓦礫の中から生存していた侍騎士を引っ張り出し、横にするが返事はない
生存者に侍騎士や警備侍もビックリさ
『ティア!全力でケアを!』
『わかった!』
侍騎士
『回復魔法使いか…』
『はい!運べるくらいまでは回復は多分できます!準備お願い!』
侍騎士
『わかった!頼むぞ可愛い子』
ティアを可愛い子って言いやがって・・くそぅ
アカツキ
『くっ…意識は朦朧かこの侍騎士』
リリディ
『これじゃジェスタードさんの無罪は証明できませんね』
リュウグウ
『運が悪い男だ…』
アカツキ
『ティアは証人の回復を続けてくれ、リュウグウもティアの傍に!リリディ!ティアマト!追うぞ!』
リリディ
『わかりました、ギルハルド!残って二人を守りなさい』
『ミャ!』
俺はこの場をティアとリュウグウに任せ、ジェスタードさんを追った
騒がしい場所を順に追っていけば大丈夫だろう
それにしても、運が悪いタイミングであの人は見られたもんだな…
『侍騎士達を追おう!』
3人で走りながら、俺は口を開くと他の2人は小さく頷く
というか…建物の屋根を軽い跳躍で飛んで移動するジェスタードさんを追う侍騎士なんだけどさ
何故か俺達はどんどん追い越していってしまう
『あれ…』
『アカツキさん、スピード強化ありますから』
『ということは俺達の方が高いのか』
『そうなりますね』
こりゃ驚いた
まぁこっちは冒険者だし体力には自信はあるけども…
結構俺達のアビリティースキルは高いんだな
しかも侍騎士、息切れしている
どんどん失速していく
だから追い越せる
『ぐ…冒険者よ、頼むぞ』
お偉い方かな?先頭集団にいた隊長格って感じの侍騎士が息切れしながら俺達が通過する寸前で口を開いたんだ
『考えときます』
『おまっ…』
そういったら変な反応された
走りながら後ろを振り向いてみると、足を止めて死にそうな顔をしていた
だけども屋根を跳んで移動するジェスタードさんを俺たちも見失ってしまったんだ
『チッ、どうするよ!俺たちも屋根に登るかぁ?』
『ティアマトさん、僕たちには無理ですよ』
『2人とも、北に向かってあの人は移動していたんだからこのまま真っすぐ行くぞ』
俺はそう告げ、表通りに移動して追いかけることにした
先ほどの出来事なのに、表も慌ただしい
連絡手段には魔石を使った連絡が出来るからな…
連絡魔石っていう特殊に加工した魔石で遠い距離でも声で連絡しあうことが可能なのだ
道の脇に来た侍騎士や警備侍が手に紫色の小さな魔石に何かを話している、あれが連絡魔石だ
『報告!通り魔はジェスタード!北に向かって移動した!3番地区にいる者は待ち伏せよ!』
そんな会話がすれ違いざまに聞こえる
ジェスタードさんがやったと思われているのだろう
逃げなければよかったのだがな
『おっと!』
ティアマトが正面で和気あいあいとしていた子供集団を跳んで避けている、大きな体なのに身軽だ
『食べなかったんですね』
『あぁん?お前から食うか?』
『お前ら…』
『冗談ですよ、しかし向かうという事はわかってますよね?ティアマトさんもアカツキさんも』
『わぁってら!ちと2人置いてきたのは不味かったかもな…へへ』
『ジェスタードさんはムゲンを追ってるんだ。ということは最悪な場合…俺達は奴に会う』
ゼペットのよこした手下、奴は今どこで何をしているのだろうか
ゾンネにムゲンか、あと1人は今はわからないがそのうちわかるときが来るだろう
今ジェスタードさんが追うムゲンはどのくらい強いのか
ゾンネは3人の中で一番強いと自負していたが当てにならない
もしかしたらムゲンが一番かもしれない
力を取り戻していたらと考えるとかなり不味いかもしれん
その場合、俺たちに勝ち目は限りなく無いに等しいがこっちにはジェスタードさんがいる
彼が追っているということは協力してくれているという事だろうが
『来るな、吾輩の問題デス』
『『『!?』』』
声に驚いた、上からだ
俺は上を見上げると、建物の上から足を止めてこちらを見つめているジェスタードさんがいたのだ
『いたぞ!そこを動くな!』
近くの警備侍が慌ただしく言い放ち、首にかけていた笛を吹いた
あれは仲間を呼ぶためのやつだ
ジェスタードさんは慌てる様子を見せずに頭をポリポリと手に握った糸操り人形で掻いてから話し始めた
『ムゲンは我が輩の獲物デス。アカツキ殿を狙う1人であることは重々承知しておりマス、しかし』
彼は遠くを見つめると、低い声で話す
『あれは我が輩が昔から探していたんデス。なので皆さんは残りの手下の襲撃に備えていればいい』
そこまで言うと、彼は再び屋根を跳んで移動する
侍騎士や警備侍が辿り着くと、声を荒げながら彼を追いかけるが、俺達は動けないでいた
『どういうことだ』
『なぁんかよ…深い事情がありそうだな…』
『そうですね、これは判断が難しいですがアカツキさんどうしましょう』
『…』
俺は少し考えると、テラ・トーヴァが声をかけてくる
《兄弟、一度戻れ…不吉だ…》
『テラ…何を言っている?』
《ムゲンのスキルをちょっと思い出した。あいつは逃げるのも隠れるのも丁度いいスキル持ちだ》
俺はその意味がわからなかった
その時、先ほどのお偉い風の侍騎士が4人の部下を連れて俺たちに追い付くと、激しい息切れを見せながら口を開いたんだ
『ゼェ・・ゼェ・・、やっと追い付いた…くそ!歳には勝てんか』
『隊長…戻りませんか、うちの1小隊がやられてます…ジル隊長のとこですよ』
『奴は…死んでいた。仇を取らねば』
『しかし…』
『4人は助からん!ジェスタードがやったのかはわからんが捕まえて聞かないと気が済まん!いくぞお前ら!』
隊長は重い腰を上げると、ゆっくりと歩き始めた
俺はなんだか彼らの言葉に違和感を感じた
テラ・トーヴァは不吉と言っていたが、それを口にしていなければ俺はこんなバカげた予想をしなかった
俺の顔は真っ青になる
本当に馬鹿な予想なのはわかってる、わかってるけども
逃げるのも、隠れるのも得意な奴がムゲンだという情報を俺をそうさせた
『…戻るぞ』
『アカツキさん?』
『アカツキ?』
2人が険しい顔つきでそう告げる
そして、俺は荒げた声で答えた
『戻るぞ!!』
俺は誰よりも先に走り出した
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