第93話 真のブラック・クズリ討伐へ

夜も深い、しかし腹が減った


深夜でもやっている夜勤用の飯屋に仲間たちと共に行くと、俺は仲間にマグナ国の昔の戦争の話を聞かせる


やはり驚くだろう

だが完全なる事実ではない

しかし、五傑のイグニスとロイヤルフラッシュ聖騎士は対立していることだけは確か

対立した世界騎士イグニスにも疑問がある


なんでマグナ国から離れた?

ロイヤルフラッシュ聖騎士はイグニスを恨んでいる、ティアの話では俺の持つスキルを使って復讐を企んでいる筈だと言う

それは納得できる


肝心のイグニスはマグナ国の上層部を狙っている事実はロイヤルフラッシュ聖騎士に似た恨みでもあるとすると、彼もまた国に恨みを持って去ったのかもしれない

その最中で当時の英雄五傑が解散した



英雄五傑


黒豹騎士ロイヤルフラッシュ

人間恐慌アクマ

道化傀儡グリモワルド・グレゴール

世界騎士イグニス・モーメント

鋼鉄鬼女クローディア



現英雄五傑


黒豹騎士ロイヤルフラッシュ

鬼のワルド

桃源魔法ロットスター

閻魔騎士ブリーナク

風花水月ミランダ


俺はますますマグナ国王にスキルの所在を知られてはならない

スキルの為に戦争をするくらいだ、それだけは避けなければ

そこでリリディはとんでもない事を口にしたのだ


ロイヤルフラッシュ聖騎士を説き伏せなければいつかは国王の耳に入る

接触しなければならないときが来る、と

それもまた、事実でもあるため誰も否定できなかった


話し合いの途中、店員が料理を持ってきた

今日の夜食2回目だが…これまた良い飯だ


ウニ茶漬けとはなかなかに良い


ティアマト

『まぁ小腹空かして寝つけねぇからな』


ティア

『私は腹ペコだよ~』


リュウグウ

『まぁ無事であったから問題ないだろうが、あの蛸頭は出てこなかったのか?』


皆で夜食を食べながら、彼女が話しかけてきた

出てきていないと告げると、その後は何も言わずに黙々とウニ茶漬けを食べ始める


俺達しかいないであろう時間でもこの店内には仕事帰りの客がちらほらいる

疲れ果てた顔だ、夜食の場が静かだ・・・


アカツキ

『明日は昼過ぎからだ、食べ終わったらさっさと寝よう』


リリディ

『そうしましょうか、僕らもなかなかに強くなれましたし』


ティア

『壁も超えそうだしね』


アカツキ

『壁?』


ティア

『Cランクの冒険者には2つのランクがあるって聞いたことあるでしょ?魔物Bランクに挑める者と挑まない者』


《兄弟、お前は一人前の上に行く資格を持ったんだ…誰がミノタウロスを倒した?》


俺たちだ

ここまで来たんだな…自信をつけるには十分すぎる

なにせ俺の故郷、グリンピアでBランクの魔物を相手にできるのはエーデルハイドだけだ

そう考えると、進むしかない


アカツキ

『…戻るまで2週間を切っている、どんどん魔物を倒しながら強敵に挑もう』


俺の言葉に、全員が頷いた






次の日から1週間、俺達は魔物相手に開闢を駆使し、スキルの強化をしていった

結果はこうさ


アカツキ・ライオット


☆アビリティースキル

スピード強化【Le4】

気配感知  【Le2】

動体視力強化【Le4】up↑

斬撃強化  【Le3】


☆技スキル

龍・開闢  【Le2】

刀界    【Le1】

居合突   【Le3】up↑

光速斬   【Le2】

地斬鉄   【Le1】


☆魔法スキル


称号

・・・・・・・・・

リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

魔法強化【Le1】New

打撃強化【Le4】

気配感知【Le3】

麻痺耐性【Le3】

スピード強化【Le2】

攻撃魔法耐久力強化【Le1】New


☆技スキル

ドレインタッチ【Le3】

爆打  【Le2】

骨砕き 【Le1】


☆魔法スキル

風・突風   【Le2】

風・カッター 【Le2】

黒・ペイン  【Le1】

黒・シュツルム【Le3】

黒・チェーンデストラクション【Le2】


称号

リトル・クルーガー【黒】


☆称号スキル

毒耐性【Le1】

動体視力強化【Le1】


・・・・・・・・・・

ティアマト・ウロボリス


☆アビリティースキル

斬撃強化 【Le3】 

気配感知 【Le2】

毒耐性  【Le4】

耐久力強化【Le3】up↑

動体視力強化【Le2】

スピード強化【Le2】


☆技スキル

連続斬り 【Le3】

真空斬  【Le2】

大地噴出断【Le1】

鬼無双  【Le2】


☆魔法スキル


☆称号

バトラー


称号スキル

体術強化【Le1】

耐久力強化【Le1】

特殊技『ギロチン』



・・・・・・・・

ティア・ヴァレンタイン


☆アビリティースキル

安眠  【Le1】

気配感知【Le4】

麻痺耐性【Le1】

動体視力強化【Le2】up↑

スピード強化【Le2】


☆技スキル


☆魔法スキル

火・ラビットファイアー【Le3】

雷・ショック【Le4】

木・スリープ【Le2】

風・ケア  【Le2】

風・シールド【Le2】


称号

パナ・プレイヤー


☆称号スキル

デバフ強化 【Le1】

自然治癒  【Le1】

スピード強化【Le1】

・・・・・・


リュウグウにも開闢以外でのドロップである突強化スキルと動体視力強化を渡したからスキル的に強くなっている筈さ

リリディの魔法強化スキルは魔物ランクCである魔妖精に開闢使ってゲットだ

夜の森の中で偶然遭遇したよ、俺たちと大差ない身長の妖精、見た目は魔女だったから人かと思ったが気配感知じゃビンビン魔物だったから驚いている隙に先手を取られたのは危なかったけどな


そしてとある日、早朝のギルドに全員で足を運び、他の冒険者たちともみくちゃになりながら依頼版の依頼を手にするために俺は人を押しのけて依頼版に手を伸ばす

やりたい依頼が目に止まったからな

なんとか抜け出せた俺はロビー内の丸テーブルに座る仲間たちの元に行くと、ティアマトが苦笑しながら声をかけてきた


『行く前から疲労困憊じゃねぇかよ』


『魔物討伐より大変だからな』


俺は溜息を漏らし、椅子に座る

ティアがグラスに入った水を渡してくれる

それを一気に飲み干し、俺は依頼書をテーブルに乗せると、みんながそれに目を向ける


リュウグウ

『フッ…Cランクの顔である魔物と戦うか』


楽しそうに言うけども、こいつは強い魔物だぞ?


リリディ

『傷だらけのブラック・クズリですか』


ティアマト

『目は赤いってなると、相当の奴だ…弱いから傷ついてるんじゃねぇ、強いから戦って生き残ってやがるんだ』


アカツキ

『だろうな、最悪ランクCでも飛びぬけている』


ティア

『頑張ろっか!高速斬のスキル狙うんでしょ?』


アカツキ

『そうだ』


話していると、いつぞやに助けた冒険者が声をかけてきた

詳細はこうだ


カマクラ冒険者チーム『テンプルトン』(Dランク)

レックス   リーダー、片手剣士の男

カール         片手剣士

ミライ         双剣の女性

ベン          鉄鞭の男


みんな俺たちよりも年下だ

どうやら森に向かう前に声をかけたらしい

俺達のいる丸テーブルの前に立っていた彼らは笑顔で口を開く


レックス

『ブラック・クズリですか、聞くだけでも怖いですよ』


アカツキ

『俺だって怖いよ、以前殺されかけたからな』


レックス

『あはは、そうなんですね』


ミライ

『途中まで一緒に言ってもいいかな?て声をかける為にレックス近づいたのよ?』


ミライちゃんが暴露すると、レックスはあたふたとし始める

俺は別に途中までなら問題ないと告げると、テンプルトンの皆はホッとした様子を浮かべてから笑顔になる


ベン

『飽く迄、途中までです。』


レックス

『アカツキさん達と僕らとは狩場も違いますからね、途中までお願いします』


アカツキ

『そうだな、さぁいこうか』


『ニャ』


ギルハルドは返事をしている


ミライ

『可愛い猫』


『ミャー』


ミライちゃんが触ってもギルハルドは怒らない

やっぱリリディと女性は許してるんだなこいつ!?

魔物をパートナーにしている冒険者はリリディのみ、それほど難しいってことだ


ギルドの入り口で待機させていた赤騎馬ブルドンを連れてテンプルトンと共に森に向かう

今日も天候は曇り、たまに雨が降る日だってある


森に入ると、皆が全ての方向に意識を向けて歩く


レックス

『僕はゴブリンとハイゴブリン、あとコロールですね』


アカツキ

『コロール相手なら武器の質量的に鉄鞭を持つベンをぶつければいいな』


ベン

『任せてください、ティアマトさんほどじゃなくても力には自信あります』


彼はなかなかに引き締まった体をしている

コロールも鉄鞭を持っているから奴の攻撃をベンで防ぎながら周りが倒すのが安全だろう


カール

『スピード強化も今年中には欲しいなぁ』


ミライ

『私もよ、動体視力スキルはグランドパンサーだし…双剣の道は遠いわね』


リリディ

『まぁ今年からの冒険者となると仕方がないですよ、スキルの壁は僕らも経験してすから…』


ベン

『にしてはリリディさんのステータス、誰が見てもとんでもないっすよ』


レックス

『リリディさんだけじゃない、リュウグウさんとアカツキさんのは見れなかったのは残念ですが、他の3人のステータスがもつね…』


レックスは苦笑いだ

一年と半年ちょいでかなりステータスが上がっているからだ

『死に物狂いで魔物を狩った』と言って誤魔化したよ


ティア

『ミライちゃんが見てる方角から気配2体』


ミライ

『私!?なんの魔物だろう』


ティア

『十分倒せる魔物だよ』


テンプルトンが一斉にミライが向いている方角に武器を構えながら待ち構えている

俺はその間、テラ・トーヴァに話しかけたんだ


『クズリの気配はどこかわかるか?』


《まだ奥だ、しかもずっと動いてないから休んでるなこりゃ》


『開けた場所がいいが…』


《あの魔物は茂みの奥に穴を掘るから開けた場所に現れるなんざそうそうしないぜ?》


『都合良すぎたか』


リリディ

『アカツキさん、話しているところ申し訳ないですが魔物です』


歩み寄ってきたリリディにそう言われた

丁度、テンプルトン達が体を向けて待ち構えている森の奥からハイゴブリンとゴブリンが1体ずつ現れた


レックス

『あれなら問題ない!レックスとミライ!ハイゴブリンを頼む!』


ベン

『よしきた!ゴブリン倒したら加勢頼むぜ!』


ミライ

『んじゃ頑張っていきましょ!』


リリディの言った魔物はあれじゃない

進むべき道の向こうをティアが指差している

カナブーンが3匹だ、30センチサイズの巨大カナブン


飛びながら近寄ってきてる

俺はリュウグウに目を向けると、『もらう』と彼女は口元に笑みを浮かべながら口にし、前に出た


正面から飛んでくるカナブーン

リュウグウは歩きながら槍を軽く回し、目の前まで迫ってきた瞬間に2匹を素早く槍で貫き、通過していった残りの1匹に槍を投げて仕留めた


リュウグウ

『うむ…』


彼女は満足そうにし、槍を拾った

俺は魔石を回収するために動き出すと、レックス達も倒し終わったらしい

しかも発光する魔石がゴブリンの体から出てきていた


レックス

『アカツキさん、気配感知です』


ミライ

『誰がいいのかなこれ?』


ティア

『私はミライちゃん推し、一人がある程度広い範囲で感知できた方が歩きやすい』


ミライしか今は気配感知はない

しかもレベルは1、となると2にすれば戦わなくてもいい魔物を回避できるようにもなる


ベン

『ミライはチームの中で唯一気配感知スキル持ちだし、広くすればそれだけ危険な魔物を避ける事もできるな』


レックス

『ならミライだ、頼むぞ』


ミライ

『オッケー!』


彼女はニコニコしながら発光した魔石を掴み、光を吸収する

その後、開けた場所に辿り着くと彼らはここら一帯の探索をしつつ魔物を倒すらしいので俺たちは彼らと別れて奥に向かう


『ギャギャ!』


リリディ

『低いランクの魔物しかまだ出てきませんね』


森の奥からゴブリン3体

リリディはギルハルドに相手を任せた

魔物FランクがCに敵う筈も無く、ギルハルドはゴブリンを爪で容易く切り裂いて倒した。


ティア

『ブラック・クズリかぁ』


俺が魔石を回収していると、ティアが口を開いた


『どうしたティア?』


『日中は休んでる時が多いって聞くけど、被害にあった冒険者は日中に現れたブラック・クズリに追いかけ回されたんだよね?』


『らしいぞ…、夜じゃなくても森を歩いているってことだ』


『今は休んでるんだよね?』


俺は魔石をブルドンの背中のバックに詰め、答えた


『今はまだ動いてないらしい、現れたらタンク役にティアマト頼むぞ?』


俺はティアマトに顔を向けて告げると、彼は不気味な笑みを浮かべた


リリディ

『怖いですよ』


リュウグウ

『やはり熊だな』


ティアマト

『言っとけ…』


『ヒヒーン』


歩きながら会話をしていると、ティアが何かの気配を感じた

ちょっと面倒な感じの気配だとか

数は3体、比較的歩きやすい道を通っているのだが、正面から歩いてきているらしいので俺達は近くの茂みで息を潜める


ティア

『100メートル先くらい』


アカツキ

『凄い距離を感じれるんだな』


ティア

『私もビックリだよ?』


リリディ

『僕にも気配が感じとれる距離まで魔物が来ました…。』


ティアマト

『奇襲して楽しようぜ』


アカツキ

『そうしよう』


できるなら楽に倒したい

誰もがそう思っている、いちいち正々堂々といつも戦う必要はないんだ

少ししてから気配の正体が現れる、トロール2体だ

魔物ランクCのコロールの上位的存在さ


コロールは1メートル半に対し、こいつは2メートル近くある

力もあるしそれなりに身動きが速いので少し面倒だ


『ドロロロ』


優雅に道を歩いている

しかし、警戒心が高いのか周りを異様に見渡している

顔を少しでも出しているとバレそうではあるが、気配感知があるから一先ずは頭も下げとくか


リュウグウ

『1体を奇襲で倒せばあとは問題ない』


リリディ

『では僕らの前を通過した瞬間にティアマトさんがギロチンお願いします』


ティアマト

『了解だ、まぁねらった野郎が死ななくても俺が相手する、あとは残りの1体を頼む』


アカツキ

『頼むぞティアマト』


ティアマト

『おう』


鉄弁を担ぎ、俺達の前を通過するトロール2体

タイミングはティアマトに任せると告げると、彼はニヤニヤしながら立ち上がり、片手斧を地面に振り下ろして叫んだ


『ギロチン!』


『『トロロ!?』』


2体同時に振り向いた、それと同時にティアマトの技がトロールの頭上に現れるが奴らは気づいていない

斬撃がトロールの頭上から落ちていくと、1体の体を深々と斬り裂いて地面に落ちた


『ドロッ…』


片膝をついたトロール、しかしまだ死んではいないか…

俺達は茂みから飛び出すと不意打ちで攻撃したトロールをティアマトに任せてもう1体に走り出す


『チェーンデストラクション!』


リリディの両肩部付近から黒い魔方陣が現れると、その中から鎖が2本飛び出してトロールの両腕に巻き付いた

今が好機と見るや、ティアはラビットファイアーを放ち、トロールの顔面に命中させて燃やす

リュウグウは素早く奴の胸部に槍を突き刺すと、直ぐに俺が正面を斬り裂く


リリディの放つ鎖が消え、トロールは両ひざを地面についてからバタリと地面に倒れると思いきや

ギリギリで地面に手を付けて持ちこたえた


ティア

『しぶといね!』


『ニャ!』


ギルハルドは突っ込んだ

丁度良く顔を持ち上げたトロールの顔を爪で引き裂き、半回転して身構えると、トロールは顔を抑えて倒れながらジタバタト暴れ始めた


子供の駄々こねのような暴れように近づきにくい

だけども赤騎馬ブルドンはお構いなしにトロールに近づくと、勢いをつけて両前足で奴の顔面を押しつぶしたんだ

馬の全体重には流石のトロールも無理だろうな


ティア

『偉い!ブルドンちゃん』


『ヒヒーン!』


ブルドンはティアに撫でられて嬉しそうにしている

ティアマトの方に加勢に行かないと駄目だ、彼は今トロールと武器をぶつけて鍔迫り合いをしていた

互いに譲らずに力んでいるようだが、魔物相手に立終えているティアマトも凄い


『ドロロ!』


『おらぁ!』


彼はトロールの胴体を蹴ってバランスを崩した

直ぐに体を回転させ、片手斧を薙ぎ払うようにしてトロールにぶつけようとするが、とロームも鉄鞭を前にして彼の攻撃を何とか防ごうとする

しかし、金属音が響き渡るとトロールの鉄鞭が弾かれて奴は体を大きく反らした


『へへっ!連続斬り!』


間髪入れずにティアマトは素早い二連斬りを放つ

その攻撃でトロールは血を吹き出し、後方に倒れた


ティア

『凄いねティアマト君、人間』


その言葉にティアマトは苦笑い、反応に困っているようだ


ティアマト

『どうみても人間だろティアちゃん』


リリディ

『ティアさんには人間に見えるらしいですね』


ティアマト

『あぁん?食ってやろうか』


リリディ

『これが本性です』


リュウグウ

『始まったか』


ティア

『始まったね』


リリディはティアマトに追いかけまわっされている

だがギルハルドは助けようとはしない

のんびり見ているようだ


『また気配だよアカツキ君…』


『今度はなんだティア?』


『数が多い、弱い気だけども…』


俺はティアマトとリリディのじゃれ合いを止め、再び茂みに隠れたのだった

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