第68話 貴族交流編 4
アカツキ・ライオット
☆アビリティースキル
スピード強化【Le3】
気配感知 【Le2】
動体視力強化【Le3】
斬撃強化 【Le2】
☆技スキル
龍・開闢 【Le2】
居合突 【Le2】
光速斬 【Le1】
地斬鉄 【Le1】
☆魔法スキル
称号
・・・・・・・・・
リリディ・ルーゼット
☆アビリティースキル
打撃強化【Le3】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le3】
スピード強化【Le2】
☆技スキル
ドレインタッチ【Le2】
爆打 【Le2】
骨砕き 【Le1】
☆魔法スキル
風・突風 【Le2】
風・カッター 【Le2】
黒・ペイン 【Le1】
黒・シュツルム【Le3】
黒・チェーンデストラクション【Le1】
称号
リトル・クルーガー【黒】
☆称号スキル
毒耐性【Le1】
動体視力強化【Le1】
・・・・・・・・・・・
ティアマト・ウロボリス
☆アビリティースキル
斬撃強化 【Le2】
気配感知 【Le2】
毒耐性 【Le4】
耐久力強化【Le1】
動体視力強化【Le1】
スピード強化【Le1】
☆技スキル
連続斬り【Le3】
真空斬 【Le1】
鬼無双 【Le2】
☆魔法スキル
称号
・・・・・・・・
ティア・ヴァレンタイン
☆アビリティースキル
安眠 【Le1】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le1】
動体視力強化【Le1】
スピード強化【Le2】
☆技スキル
☆魔法スキル
火・ラビットファイアー【Le3】
雷・ショック【Le3】
木・スリープ【Le2】
風・ケア 【Le1】
称号
パナ・プレイヤー
☆称号スキル
デバフ強化 【Le1】
自然治癒 【Le1】
スピード強化【Le1】
・・・・・・
魔物表
A闘獣 金欲のアヴァロン(妖魔羊)、睡欲のモグラント(土駆龍)
A
B 将軍猪、閻魔蠍、鬼ヒヨケ、女帝蜂、ミノタウロス
C ブラック・クズリ、トロール、ファングマン、侍ゾンビ
パペット・ハンマー、リザードマン、鉄鳥、マグマント
剣蜂、キラービー(単体D/集団のみC)、般若蠍、ベロヌェルカ
D キングゴブリン、グランドパンサー、ゴーレム、ラフレコドラ、ケサラン
ソード・マンティス、黒猪、グレイバット、鎧蛇、棘巻トカゲ
リッパー、ゲロックロ
E コロール、エアウルフ、ハイゴブリン、エレメンタル各種
パペットナイト。ボロゴーレム、棘蜂、グール、グリーンマンティス
ゲコ(ヤモリ)、闇蠍、格闘猿(エド国)
F ゴブリン、ディノスライム、格闘猿、ゾンビナイト、風鳥
ゴースト、ウッドマン、ビリビリフラワー、眠花蜘蛛
角鼠、カナブーン ゾンビナイト、赤猪、棘鴉、オオダンゴ
・・・・・・・・・・
俺たちは羅生門を連れて森を出ることにした
ミシェルは足の傷口が治っても骨折まではティアのケアでは治らないため、ガーランドに肩を貸してもらって歩いている
ミノタウロスの大斧をティアマトが担いで運び、トロールの鉄弁2つを俺とリリディで担いで運ぶ
魔物が出たらティアとリュウグウに任せることにはしているが、リュウグウも怪我人だから無理は出来ない
その時は鉄弁を下ろして戦うほうが良さそうだ
にしても…ガーランドだよ
ガーランド
『アカツキパイセン、重くないのですか?』
打って変わってこんな感じに変貌を遂げる
根っこから悪い奴じゃないのは先ほど知ったから幾分かマシにはなったな
しかしだ…師匠はやめてほしい
ティアが歩きながらクスクスと笑っていると、リリディが俺を茶化すように話しかけてくる
『いい呼び名ですねアカツキさん』
『まぁそれはいいよ、リリディは怪我は大丈夫か?』
『打撲程度ですので帰ったらティアさんを借りますよ?いいですか?』
なんで俺に聞くのかわからん
そうしていると、ガーランドはリリディに向かって口を開く
ガーランド
『リリディパイセンの黒魔法も凄かったですね』
リリディ
『…』
ティアマト
『はっはっはっは!!』
リリディ、お前も言われてるぞ
彼は乾いた笑みが精いっぱいのようだ
鉄弁は意外と思い、トロールはこれを片手で振り回していたんだけども、人間とは体の作りがまったく違うと思い知らされるよ
俺とリリディは担ぐしか運ぶ手段はない
ミシェル
『ミノタウロスを撃退するなんてねぇ』
キャルミラ
『凄いよね、ガーランドもちょっとは変わった性格治りそう』
ミシェル
『それならいいけど…』
彼らの顔色も、先ほどよりも良い
あのまま俺たちが来なければきっとやられていただろうしな
魔物ランクB、倒すことができずに逃がしてしまったけどもあの状況だとそれが最善策だ
あれ以上、追撃するよりは彼らを助けるほうがいい
ティア
『みんな無事でよかったね』
ティアが微笑みながら隣に来る
担いでる鉄弁が重くて仕方がないけど、彼女の笑顔見ると元気出る
俺は単純だなと感じると不思議と微笑んでしまう
アカツキ
『そうだな、ミノタウロス相手によく頑張ったよ』
ティア
『リリディ君の黒魔法耐性がなきゃ良かったね』
ティアマト
『まぁある意味で運が悪かったな、あんときゃリリディしかBランクに通用する攻撃がなかったのに偶然にもミノタウロスが黒魔法耐性が高かったんだからな』
リリディ
『ですがティアマトさんの攻撃も通じていたと思いますがね』
ティアマト
『だが迂闊に近付けねぇ、スピードがあと少しありゃな』
その言葉は今後の課題となる
ティアマトはスピード強化スキルが1だ、2にすれば変わるだろう
リリディはシュツルムの威力が十分、スピードも2ととりあえず十分だ
別の属性、風属性の魔法のレベルを上げるのは今後意味を持たない
理由としては黒魔法を会得していくとスロットが足りず、最終的に風魔法を捨てることになるからな
となればだ…彼は打撃特価させるべきだ、それは彼自身も理解している筈さ
ティアは状態異常魔法のレベル上げだ、んで俺は技スキルのレベル上げをしないと斬撃強化スキルが上がっても真価を発揮できない
リュウグウはステータスを見せてもらえないからまだわからないな
貫通性能がある槍技の鬼突はミノタウロスにも効いていたから彼女も攻撃の隙を捉えれる動体視力強化かスピードだろう
ティア
『魔物の気配だよ!2体』
その言葉で羅生門は少し表情が硬くなる
直ぐにリュウグウは槍を構え、ティアと共に進行方向の先頭に躍り出た
リリディは澄んだ顔をしている、その表情からだと心配するほどの敵じゃない
正面奥の森の中から現れたのはゴブリン3体だ
ギャギャギャと意気揚々に泣きながら錆びた短剣を掲げて襲い掛かってくる
ティア
『リュウグウちゃん行ける!?』
リュウグウ
『ヒビくらいなんだ!2体やる!1体頼むわよ!』
ティア
『はい!』
2人は走りながらそう会話していた
《良かったな兄弟、ミノタウロスとの戦闘で課題が生まれてよ》
『あのままミノタウロスが逃げなかったらどうなってた』
《やられてたかもな、強敵相手に長引いた戦いは賢くはねぇ…人間の体力は乏しい》
『体力強化スキルとかあるのか?』
《あ、あるわ》
『それがあるとマシには戦えるか…』
《まぁ優先度は低い、なんせ体力あれば強いがイコールじゃねぇ…いかに無駄に力まずに落ち着いて戦えるか…そうすりゃ体力強化なんてあまり意味はねぇからな兄弟》
なるほどな
話をしているうちにゴブリンは倒され、ティアが魔石を回収していた
ガーランド
『そういえばですが、鉄弁は返しますよ』
アカツキ
『気にするな、それはお前らが倒した証拠の物資だ』
ガーランド
『ですがこれは師匠達が貴族から依頼された納品物です』
知っていて妨害をしたのはこの会話でわかったけども、今となってはどうでもいい
彼らが先に見つけ、倒しただけだ
これで渡されても俺は釈然としない
リリディの話によると、どうやらミノタウロスの大斧はトロールの鉄弁と同じ素材でできているということだから代用できるから残り1体でいい
ノース
『ガーランドもそろそろ見栄を張るのをやめて丸くならないとダメだよ、私たちより上の彼らが格下のあたしらを助けてくれてるんだ。あんたも自分よりしただと思う人間に優しくしないと』
ガーランド
『わ・・わかってるさ!』
ティアマト
『まぁミノタウロス相手に剣を向けて仲間守ってた姿は本物だったぜ?』
ガーランド
『本当ですかティアマトパイセン!?』
パイセン、ティアマトはなんともいえない顔を浮かべるが
ティアマト
『あ…あぁ、まぁそういう姿もあっから仲間はお前についてきてるんだろうよ』
キャルミラ
『それはあながち間違いないわね、他人に対しては神経質だけど仲間に対しては優しいからさ、どう直そうか悩んでたところですね』
ティア
『そういえばキャルミラさんは帰ったら直ぐにギルドの治療施設だよ』
キャルミラ
『そうするわ、ありがとうねティアちゃん』
ノース
『パナ・プレイヤーかぁ、凄いよね』
ガーランド
『この街にはいないな、ケアか…キャルミラ覚えれるか?』
キャルミラ
『無理に決まってるでしょ…』
こうしてギルドまで戻ると、ガーランド達は直ぐにギルド職員に話して治療室へと足を運ぶ
そしてなぜかギルド内がソワソワしているのだが、その理由はカウンターにヴェルハルド男爵がグラスに入った酒を片手にギルド職員と楽しく話をしていたからだ
しかも彼の護衛である貴族騎士が5名、みるからに武装が強そうだよ
何故いるのか?俺は受付をティアに任せて彼に近づく
ヴェルハルド男爵
『嬉しい誤算だよアカツキ君、トロールの鉄弁2つ、そしてミノタウロスの大斧とはね』
アカツキ
『ですが鉄弁1つは途中で助けた冒険者の戦利品ですので数にはなりません』
ヴェルハルド男爵
『そうなのかい?まぁそれでもだ…、ミノタウロスの大斧の大きさだと全然足りるけど』
アカツキ
『ですが念のために明日にもう一度森に向かいます』
すると彼は微笑み、酒を少量飲んでから僕の肩を軽くたたくと、懐から金貨を取り出して俺に渡してきたのだ
それに驚いていると、彼は微笑みながら貴族騎士に鉄鞭と大斧を運ばせ、ギルドを出ようと歩き出した
ヴェルハルド男爵
『言われたままの指示を望むとは素直な人間だな。まずは金貨15枚だ、成功したら残りの15枚を渡すよ』
ありがたい、俺は彼にお礼をいうと、背中越しに手を振ってくれた
いつの間にかティアが横から俺の脇腹をツンツンと小突いてくる
どうやらリュウグウとリリディは治療室に向かったらしい
ティア
『はい!報酬!』
嬉しそうな顔を浮かべ、小さな布袋を俺に渡してくる
結構資金もいい感じだ、今日は良い物を食べようか
アカツキ
『今日は美味しいの食べて明日頑張ろう』
ティア
『うん』
ティアマト
『そうだな、リュウグウの怪我の具合があれだけどよ』
その名の通り心配だ
少ししてから彼女の様子を見に行くと、やはり脇腹にヒビが入っていて全治1週間だという
回復を促進させる薬草を当てればそのくらい、なければ2週間かかるかもだってさ
俺は悩むことなく薬草を使わせることにした、金貨2枚消費したが悪くはない
宿に戻る前ではリュウグウは腹部周りを包帯でグルグル巻きされてて歩きにくそうだった
かなり気になるほどに巻かれているらしいよ
俺たちは宿に帰ってから無駄に起きることなく十分に休み、次の日にはリュウグウは安静させるために同行だけにさせる、戦闘は駄目
そして直ぐに森に出かけた
トロールを見つけるのに4時間もかかったが、ティアがラビットファイアーで上手くトロールの顔を直撃させてからティアマトとリリディそして俺がボコボコにしたよ
視界を奪われればCの魔物でも辛い
トドメは開闢を使用、スキルは耐久力強化スキル
勿論それはティアマトに渡したよ
トロールに開闢を使用したが、その後に現れた魔物であるエアウルフ3頭との戦いでスピード強化スキルを手に入れたのだ
それはリュウグウに渡したが、理由としては少しでも気分を良くしてほしいって感じさ
彼女は森に向かう時から少し機嫌が悪い、戦えないからだ
リュウグウ
『まぁ…助かるわ』
ティア
『機嫌良くしてね?』
リュウグウ
『私は子供か…』
面白い
鉄弁をティアマトに任せ、俺はリリディと共に先頭を歩く
今日もとても暑い、リリディが前かがみで弱弱しく歩いているのを見ると心配になる
まぁみんな暑そうだけども、あと1か月もこの暑さが続く
我慢しか道はない
アカツキ
『リリディ、魔物の気配は』
リリディ
『後ろから感じます、ティアさん任せましたよ』
ティア
『よしきたー!』
俺は何が来ているのだろうとしばらく後ろを気にしていると、ゴブリン2体が走ってやってくる
ティアは素早く駆け出し、2体の間を駆け抜ける
すると1体のゴブリンの首から血しぶきが飛び、倒れていく
残ったゴブリンは驚きながら逃げようと横に走り出す
しかしティアは追撃せずに倒れたゴブリンから出てきた魔石を回収し、赤騎馬ブルドンの背中にかけているバッグに入れている
『ヒヒン』
ティア
『よしよし!』
ティアだけが好かれている、俺が首を撫でると怒りはしないがお前じゃない的な顔を向けられるからあまりしていない
ティアマト
『そういやよ、追ってはもうこねぇよな』
リリディ
『アカツキさんの話だとこれないでしょうね』
アカツキ
『ジェスタードさんがいるってあっちは意識している筈だ、来れるはずがない』
リュウグウ
『元英雄五傑、道化傀儡グリモワルド・グレゴールか…現在の五傑を圧倒的な差で打ち負かせたならば対抗手段は限りなく無いに等しい、あるとすれば…』
リュウグウは考え込む
しかしどう考えても手段は1つしかない、聖騎士長ロイヤルフラッシュを連れてくるしかない
だけど、どっちが強いのだろうか…
聖騎士長ロイヤルフラッシュは国の目的とは違う目的を持っていることは明らかだ
何をする気なのか…
『あ、ロイヤル君はマグナ国の者として1人は五傑に在籍しないと今後の顔にならないという理由で彼はなっただけですので』
アカツキ
『そうなんですねジェスタードさん』
『そうですね、まぁ昔よりも強くなっているのは知ってますが…ようやくですね』
アカツキ
『だったら当時の五傑は相当…ん!?!?!?』
俺は目が飛び出る程に驚いた
それは仲間たちも同じ、なぜここにいるんだよと誰もが心で叫んでいるようだ
ジェスタード
『トロール討伐お疲れ様です』
彼は両手に掴んでいる糸操り人形を動かしながらそう告げる
あの貴族に俺たちのことを話したのはこの人なんだろうな
ティア
『ジェスタードさん、ここで何を?』
ジェスタード
『暇で見に来ました。近くにグランドパンサーの群れがいますのでお気をつけ下さい』
アカツキ
『グランドパンサー…、数はわかりますか?』
4頭らしい
なので大きな音をたてずに静かに戻るしかない
獣は鼻も良いけど耳も良い
俺はジェスタードさんと共に何事もなく、ギルドまで戻った
ギルドに入ろうとした時に小降りな雨が降り始めたのはラッキーだったよ
しかもギルド内はスカスカで冒険者もあまりいない
だがヴェルハルト男爵が受付嬢とカウンターで楽しそうに話をしているのが見える
騎士を3人同行させていたよ
『ヴェルハルト様、イディオットとジェスタード様です』
ヴェルハルト男爵
『おぉ?しかもちゃんと鉄鞭を持ってきたか』
彼は嬉しそうに口を開きながら、俺達の近くに歩み寄る
なにやら俺達を見眺めているのは気のせいか?
アカツキ
『これで依頼は終わりですね』
ティアマトは担いでいた鉄鞭を騎士に預けた
するとヴェルハルト男爵は満足そうに小さく頷き、騎士に鉄鞭を持たせた
ヴェルハルト男爵は懐から残りの金貨15枚を俺に渡すと、部下に鉄弁を持たせてから再び話しかけてくる
ヴェルハルト男爵
『良い事を教えよう、私の騎士が知っている情報だと北の森にある山岳地帯に住むリザードマンだが・・』
その話にティアマトが興味を示す
以前にリザードマンの持つ技スキルが欲しいと言っていた事を俺は思い出す
何のスキルかはわかってはいないが、ティアマトに必要なスキルだとわかっている
ヴェルハルト男爵はティアマトの変化に気づくと、微笑みながら話し続ける
ヴェルハルト男爵
『技を3回撃たせた後に倒せば確定ドロップだとさ、本当かどうかはわからぬが…今後君たちの切り札となる技スキルだとは思うが』
ティアマト
『なんの技スキルですか』
ヴェルハルト男爵
『奴のドロップスキルは唐竹割、堅いものを叩き割る振り下ろし系の斬撃技スキルだが…特定の条件で手に入る技スキルは天翔斬、武器を振り上げれば敵の足元に斬撃が突き出る技スキルだ』
その情報に、ティアマトは不敵な笑みを浮かべる
しかし、この魔物がもつスキルは1つだけじゃなかった
・・・・・
次回、激闘!リザードマン編
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます