第61話 沼地の主、ベロヌェルカ編 4
アカツキ・ライオット
☆アビリティースキル
スピード強化【Le3】
気配感知 【Le2】
動体視力強化【Le2】
斬撃強化 【Le2】
☆技スキル
龍・開闢 【Le2】
居合突 【Le2】
光速斬 【Le1】
地斬鉄 【Le1】
☆魔法スキル
称号
・・・・・・・・・
リリディ・ルーゼット
☆アビリティースキル
打撃強化【Le3】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le3】
スピード強化【Le2】
☆技スキル
ドレインタッチ【Le2】
爆打 【Le1】
骨砕き 【Le1】
☆魔法スキル
風・突風 【Le2】
風・カッター 【Le2】
黒・シュツルム【Le1】New
黒・チェーンデストラクション【Le1】
称号
リトル・クルーガー【黒】
☆称号スキル
毒耐性【Le1】
動体視力強化【Le1】
・・・・・・・・・・・
ティアマト・ウロボリス
☆アビリティースキル
斬撃強化 【Le2】
気配感知 【Le2】
毒耐性 【Le4】
スピード強化【Le1】
☆技スキル
連続斬り【Le3】
鬼無双 【Le2】
真空斬 【Le1】
☆魔法スキル
称号
・・・・・・・・
ティア・ヴァレンタイン
☆アビリティースキル
安眠 【Le1】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le1】
スピード強化【Le2】
☆技スキル
☆魔法スキル
火・ラビットファイアー【Le3】
雷・ショック【Le2】
木・スリープ【Le2】
風・ケア 【Le1】
称号
パナ・プレイヤー
☆称号スキル
デバフ強化 【Le1】
自然治癒 【Le1】
スピード強化【Le1】
・・・・・・
魔物表
A闘獣 金欲のアヴァロン(妖魔羊)、睡欲のモグラント(土駆龍)
A
B 将軍猪、閻魔蠍、鬼ヒヨケ、女帝蜂
C ブラック・クズリ、トロール、ファングマン、侍ゾンビ
パペット・ハンマー、リザードマン、鉄鳥、マグマント
剣蜂、キラービー(単体D/集団のみC)、般若蠍、ベロヌェルカ
D キングゴブリン、グランドパンサー、ゴーレム、ラフレコドラ、ケサラン
ソード・マンティス、黒猪、グレイバット、鎧蛇、棘巻トカゲ
リッパー、ゲロックロ
E コロール、エアウルフ、ハイゴブリン、エレメンタル各種
パペットナイト。ボロゴーレム、棘蜂、グール、グリーンマンティス
ゲコ(ヤモリ)、闇蠍、格闘猿(エド国)
F ゴブリン、ディノスライム、格闘猿、ゾンビナイト、風鳥
ゴースト、ウッドマン、ビリビリフラワー、眠花蜘蛛
角鼠、カナブーン ゾンビナイト、赤猪、棘鴉、オオダンゴ
・・・・・・・・・・・・・・・・
ベロヌェルカは沼地にいると聞いてはいた
まさか水中?、んなわけないか
ティア
『リュウグウちゃん、そうだとしても陸地に来るときはあるよ』
リュウグウ
『そ…そうだな』
うん、大丈夫だ
雨の中、ジェスタードさんが沼地を見つめている横に歩いていく
布袋を被っていても何故か見ている場所はなんとなくわかる
ジェスタード
『アカツキ殿、どうしたのデス』
アカツキ
『爆発トラップはマジック用に会得した魔法スキルですか?』
ジェスタード
『正解デス、ショーを盛り上げるアクセントに丁度良いのデス』
アカツキ
『エド国意外にもどこか旅とかされてたんですか?』
ジェスタード
『マグナ国にもおりましたよ。もう行くことはないデスがね…』
アカツキ
『なんでですか?』
ジェスタード
『魔物が来ますよ』
森の中から現れたのはゲロックロという獰猛なカエル、1mサイズの魔物だ
爪が鋭いカエルとはビックリだよ…それが2匹ぴょんぴょん跳んで向かってくる
『ゲロォォォォォォ』
ティア
『鳴き声が汚い…』
それは魔物だし仕方がない
1匹が大きく跳躍し、ティアマトに襲い掛かるが相手が悪い
彼は不気味な笑みを浮かべつつも片手斧を振り上げ、爪で攻撃される前に両断してのけた
リリディ
『突風!』
もう1匹のグロックロは彼の風魔法の突風により、バランスを崩した
ティア
『えいっ!』
『ゲロッパ!』
その隙にティアが頭部にサバイバルナイフを突き刺して倒す
スムーズに倒し、俺は魔石を回収しているとジェスタードさんが沼地に向かって赤い球体を沈めた
何をしているのだろうと彼に話しかけようとした瞬間、沈んだ赤い球体が爆発を起こして水しぶきを上げる
かなりの威力に誰もが口を開けて驚いてしまう
先ほどのトラップもこれなのかと考えると確実に人を殺せる魔法だ
5人中の2人しか死ななかったと彼は言っていたのだが…
まさか…殺人対象の人って…
ティア
『何か来る!!』
俺はティアの声で身構える
気配は沼地の中であり、降りしきる雨の中で俺達はじっと水中を眺めているとそれは現れた
静かに水中から顔をだし、陸地に上がると敵意を剥き出しに威嚇をする魔物
これがベロヌェルカだと直ぐにわかった
『ロロロロ!!』
確かにウーパールーパーが巨大化したかのような姿だ
全長は3mある、デカいぞこいつ
俺達にとって都合の良い事は1頭だけだという事
ティアマト
『でっけぇな!』
リュウグウ
『1頭ならばいけるか!?』
リリディ
『十分いけます!ですよねアカツキさん』
アカツキ
『うぇっ!?…ああ大丈夫だ』
俺はそう告げるとベロヌェルカが口を膨らまし、何かをこちらに飛ばしてきた
高速で飛ばす水の球体、間一髪それを避けるとリリディとティアマトそしてリュウグウが奴に襲い掛かる
俺とティアが遅れて走り出すと、ベロヌェルカは半回転して尻尾で3人を薙ぎ払おうとする
ティアマト
『そっちからくるとぁ丁度いいぜ!連続斬り!』
ティアマトは避けず、受ける覚悟で攻撃を仕掛ける
素早い斬撃が正面から迫る尻尾に向けて発動すると、予想外な事に尻尾は容易く斬り飛ばされた
ベロヌェルカは耐久力はない、それを俺は今思い出した
『ロロロ!』
しかし相手は魔物Cランク
痛みを抑えて舌を伸ばすと、ティアマトを吹き飛ばし、リュウグウの槍の突きを避けてからリリディの木製スタッフのフルスイングを前足で受け止めてから舌をぶつけて吹き飛ばした
ティア
『ラビットファイアー!』
5つの小さな熱光線、ベロヌェルカは3本避けたが2本を胴体で受けてしまう
それでも燃えることはない、何故なら奴の体は濡れているからである
『ロロロロ!』
それでも熱い事に変わりはないだろう
アカツキ
『居合突』
刀を突きだし、突きの斬撃を飛ばすとベロヌェルカは瞬時に顔の側面に掠り傷をつけて避けた
やはりCランクとなると反応速度も高い
ジェスタード
『ふむ』
ジェスタードさんは吹き飛んだ尻尾に近寄り、しゃがんでつついている
こんな状況でも一番冷静なのはもう俺は驚かない
それよりも目の前にいるこの魔物だ
尻尾を斬り飛ばされたのに臆する事を知らないようだ
痛そうな顔をしながらティアマトとリリディが歩いてやってくる
アカツキ
『大丈夫か』
ティアマト
『あと一撃くらえば多分動けねぇ…』
リリディ
『悪いですがティアさん…ケアを』
ティア
『はい!』
リュウグウ
『今の一撃でそこまでか・・・』
リリディ
『あの舌は凄いですよ…貫かれたかと勘違いしそうになりますよ』
苦痛を顔に浮かべるリリディはティアにケアを施してもらい、いくらかマシになった
しかし短時間の回復では焼け石に水であり、暢気に回復している暇なんてない
『ロロロロ!』
ベロヌェルカは目を細め、怒りをあらわにしている
爪は無く、変わりに攻撃手段となると尻尾か舌しかないのは予想してはいたのだが
舌でも一撃で十分に動けなくなるほどのダメージを与えてくるようだ
舌を蛇のように出し入れしながら威嚇するベロヌェルカを警戒しながら俺は口を開いた
アカツキ
『舌は攻撃を誘うしかないな』
リュウグウ
『そうだが……っ!?くるぞ!』
ベロヌェルカは真っ直ぐこちらに突っ込んできた
単純な体当たり、しかしその巨体から繰り出される体当たりは単純な技ではない
誰もが左右に避けて難を逃れ、直ぐにティアマトが片手斧を振って真空斬を放った
『ロロロロ!』
ティアマト
『はっ!?』
ベロヌェルカは舌で彼の攻撃を叩き潰した
どうやら尻尾よりも下の方が厄介そうに見える
その長い舌は俺達にまで伸びる程に長かった
固まる俺達に伸びる舌をなんとか避けるとベロヌェルカは襲い掛かってくる
リュウグウ
『くっ!』
奴の体当たりを間一髪避けたリュウグウはバランスを崩しながらも槍で側面を貫こうとした
しかしそれを見抜いたベロヌェルカは柔軟な動きを見せて避けると前足で彼女を叩き潰そうと上体を上げて腕を振り落とす
リリディ
『賢者バスター!』
バコン!と甲高い音が鳴り響く
リリディは弾かれたがベロヌェルカの攻撃は防ぐことが出来た様だ
ティア
『ショック!』
ティアの麻痺魔法がベロヌェルカの背後から命中する
だがそれはベロヌェルカの皮膚表面の特殊な粘膜によって弾かれた
ティア
『そんなぁー!』
アカツキ
『攻撃しか通じない!みんな油断するな!』
ティアマト
『わぁってらぁ!』
ティアマトは側面から飛びこんで斬りかかるが、ベロヌェルカは飛び退いて避け、俺達と距離を離す
その瞬間に居合突を放っていた俺の真空の突きは奴の顔の横を通過するが僅かに当たり、ベロヌェルカは怯んだ
それを俺達が見逃すはずがない
誰もが少ない隙を見せる敵に一直線に駆け抜けた
ティア
『ラビットファイアー』
ティアは走りながら腕を前に伸ばして5つの小さな熱光線を放つ
それは見事に全てベロヌェルカの胴体に命中し、奴はその場で暴れる
ティアマト
『うわっと!』
リュウグウ
『近付き過ぎるな!吹き飛ばされるぞ!』
ティアマト
『わぁってらぁ!』
アカツキ
『地斬鉄!』
俺は刀で地面を斬り、縦の斬撃を放った
ベロヌェルカは直ぐに目を開き、それを素早い動きで避けると、仲間達の間を掻い潜って俺の目の前に現れる
流石はCランクだ…
その素早さはブラック・クズリと同等、いやそれ以上かもしれない
体の表面を覆う粘り気のある粘膜で地面を滑走し、速度を出しているのだろう
『ロロロロ!!』
ベロヌェルカは大きな口を開け、舌を伸ばしてくる
アカツキ
『光速斬!』
俺は咄嗟の判断でこの技を使った
この方がきっと避け易いと何故か感じたんだ
加速しながら攻撃を避けると、伸びてくる舌を顔の側面を通過するのを横目で確認し、鳥肌が立つ
顔面を狙っていたのだ…当たればどうなっていたかわからないぞこれ
『おらぁぁぁぁ!』
俺は叫びながらベロヌェルカの首を斬って通過する
切断は無理だ。
しかし赤い血が噴き出たのを見て俺は気を引き締めた
『ロロロロ!』
奴は傷などお構いなしにティアマトとリュウグウに向かって口から粘液を吐き出す
明らかにそれは当たれば不味いと誰もがわかっている
吐き出した液体は粘り気が強く、当たれば身動きが取れなくなる特殊な液だ
ティアマトとリュウグウは飛び退いて避けるが、それを追うようにして地面を滑りながらベロヌェルカが襲い掛かる
リリディ
『シュツルム!』
彼はベロヌェルカの視線を読み取り、リュウグウにまず襲い掛かると悟って彼女の前に現れると腕を前に伸ばし、黒い魔法陣の中から黒弾を撃ち放った
その時、ベロヌェルカはギョッとしたような顔を初めて浮かべ、ブレーキをかけようとする
しかしその俊敏な動きを一瞬で止めるなど出来なかった
スピードを出す為の体の粘膜が仇となり、リリディの黒弾を避け切れずとわかって右腕を前に出した
すると黒弾は奴の腕に命中した瞬間に爆発を起こし、腕が吹き飛んでいった
『ロロロォ!』
苦痛を浮かべるベロヌェルカ
今が攻めるチャンスだと思い、俺は直ぐに動けるティアと共に走り出した
アカツキ
『援護頼む!』
ティア
『はい!』
アカツキ
『光速斬!』
悶えるベロヌェルカの目がこちらを向いた
高速斬にも反応できるのは俺の技のスキルレベルが低いからだな
しかしただではやられはしない
『ロロ!』
奴は般若の様な顔と化し体の至る所を赤く染め上げた
怒りという言葉が体に刻まれているのがわかる
ベロヌェルカは舌を伸ばし、俺を攻撃しようとしてくる
だがそれは俺が技を発動してからでは遅い
俺は叫びながらベロヌェルカの舌を避け、首筋を斬った
振り返ると奴の舌が俺に迫ってきていた。
普通ならば当たる、しかし辺りはしない
リリディ
『賢者バスター!』
彼が俺の前に飛び出し、襲い掛かる舌に向かってスタッフをフルスイングして弾いた
直ぐにティアマトがリュウグウと共にベロヌェルカの懐に飛び込む
ティアマト
『舌もらったぁぁぁぁぁ!』
リュウグウ
『ぬおぉぉぉぉぉ!』
ティアマトが伸びる舌を切断し、リュウグウはその隙に胴体を槍で突いた
ティア
『ラビットファイアー!』
ティアがベロヌェルカの顔面に5つの小さな熱光線を命中させ、ベロヌェルカが悲鳴を上げて倒れる
アカツキ
『助かるリリディ』
リリディ
『あと少しです!』
アカツキ
『わかってる!』
起き上がる前に、と思ったがベロヌェルカは
目を赤くし、音波の様な鳴き声を上げると両腕から爪を出した
飛び込んでいたティアマトに向けて、その爪が横殴りに襲いかかった
俺は危ないと叫ぼうとしたが、そうしなくてもよかった
ティアマトは歯を食い縛りながらもベロヌェルカの爪を連続斬りで弾き返し、その隙にティアのラビットファイアーがベロヌェルカに炸裂
リュウグウ
『三連突!』
顔面を素早い槍の突きが三回突き刺さり、ベロヌェルカは痛みに耐えかねて暴れた拍子にリュウグウとティアマトを吹き飛ばす
あと少しだ、既に奴は疲れはてている
俺はとどめを差そうと構えた時、先にリリディが動いた
彼はベロヌェルカに一直線に駆け出すと、顔面を狙ってスタッフをフルスイングして顔を仰け反らせた
俺は今がチャンスだと思い、光速斬で奴の尻尾を根元から切断する
するとリリディは笑みを浮かべ、口を開いた
リリディ
『貴方のスキル、いただきます…シュツルム!』
リリディはベロヌェルカに至近距離で黒弾を撃ち放ち、顔を吹き飛ばした。
その爆風でリリディはバランスを崩して吹き飛んだ
ティア
『わわっ!』
アカツキ
『おっと』
ティアもふらついたから手を掴んで上げた
軽い砂煙が舞い上がり、俺たちは魔物の気配が無くとも武器を構えたまま警戒をすることにした
生き返る?なんてことはないと思うけどな
ジェスタード
『見事デス』
離れて見ていたジェスタードさんがパチパチと拍手をしながら近寄る
雨で砂煙は直ぐに消え、そこには生き絶えたベロヌェルカが横たわっていた
そして光る魔石だ
アカツキ
『リリディ』
リリディ
『助かりました、アカツキさん』
彼はそう告げながら、魔石に歩き出す
ホッと胸を撫で下ろしていると、ティアが何故か俺を見てモジモジしているけど何故かはわからない
少し冷静になって見るとそれは直ぐにわかったよ
まだティアの手を握っていたからな
アカツキ
『あ、すまん』
ティア
『あはは…』
ジェスタード
『悪いデスがイチャイチャの時間は無いらしいデス』
倒したばかりなのに、それなのにそいつは現れたのだ
再び沼地の中からベロヌェルカが1体、現れたのである
その個体は先ほど俺達が倒したベロヌェルカよりも僅かに大きい
リリディはそれをメスだと言う、そしてその個体は既に白い体を赤く染めて怒っていた
気づけば雨は止み、静かな沼地にベロヌェルカの唸り声が鳴り響いている
ティア
『これって・・・』
リュウグウ
『不味い状況だぞ』
ジェスタード
『いえ…貴方達が思う以上にデスよ』
彼が口を開いた瞬間、それを起きた
俺達の背後、森の奥底から鋭い光の光線が飛んで来ると、それは俺達の前にいるベロヌェルカの胴体を貫き、吹き飛ぶと水中に沈んでいく
何が起きたのか俺も理解はできない
しかし、最悪の状況は脱したと思う事も出来ない
森に振り返り、身構える
すると森の中から人間が7人、静かに歩いて来た
その姿に俺達は驚愕を顔に浮かべ、もっと最悪な状況だと知る
全員が冒険者風の格好をしているが、違うとわかる
???
『やはりいましたね』
リゲル
『くっそが、トラップ仕掛けた馬鹿野郎は誰だ』
クワイエット
『うわぁ…ベロヌェルカを一撃とかやりますねぇ…』
リゲルとクワイエットがいる
一度は引いた聖騎士協会の者が再び俺達の前に現れたのだ
1人は知らぬ顔、ルドラ小隊長ではない
ベロヌェルカと戦うよりも相当厄介な相手だが…
しかも人数が予定より増えている
最初、ジェスタードさんは5人中の2人を仕留めたと言っていた、それはこいつらの事だと悟る事が出来る
しかし実際の人数は7人、となると数は9人だったとこになる
ジェスタード
『ほう…まさかロイヤルフラッシュにそそのかされたか』
リゲル
『この変態袋野郎ですよロットスターさん!』
ジェスタードの声に反応したリゲルは、彼を睨みながらそう告げる
ロットスター、その名に俺達は息を飲む
あり得ない…何故お前がこんなところにいるのだと誰もが思ったはずだ
その男は50台半ばといった感じの者、腰には短剣がある
アカツキ
『まさか…』
桃源魔法ロットスター
『おやおや、鬼ごっこはここまでやな』
リリディ
『お前は!?』
桃源魔法ロットスター
『ほう…写真では見た事があるが、リリディ君とはお前の事か…』
リリディは彼を酷く睨んだ
俺は武器を構えながら森の中から歩いて来た聖騎士会の者、そして
魔法騎士会の騎士長でもあり、マグナ国の英雄五傑でもある桃源魔法ロットスターに敵意を向けた
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