第52話 小遣い稼ぎ

俺はティアと部屋に戻った

彼女は座布団に座って欠伸をしている


アカツキ

『そういや部屋をシングルに変えとけばよかったな』


ティア

『あんま気にしなくていいよ、うん』


ちょっと照れている

俺は寝る時は布団から外れるようにしている

昨夜の決戦が始まろうとして彼女が寝た時は畳の床で寝たよ


アカツキ

『聖騎士が追っているのが開闢スキルと裏切った英雄五傑か』


ティア

『そう考えた方が良いね』


アカツキ

『疑いすぎかもしれないが…トッカータさん達は聖騎士の手下とかないよな』


《それはねぇぜ》


テラ・トーヴァが即答した

どうやら彼曰く、敵意を向けられると直ぐに察知できるから今の段階では追手ではないと断言したのだ


ティア

『テラちゃんがそう言うんだから大丈夫だね』


アカツキ

『そうだな』


こうして夜食の時間に近付いてきたのでティアと共に部屋を出てからフロントを通って宴会場に向かおうとした時、宿員が数人話し込んでいたのだ

困惑したような表情を浮かべ、話し合っている彼らは俺達に気付くと、その顔色を僅かに明るくさせて近寄って来た


首を傾げていると宿員が口を開いた


宿員

『お疲れ様です、実はお願いがあるのですが』


アカツキ

『お願い?』


宿員

『実は私、支配人のレスターといいます。この建物内の地下に宿で使う衣類品や家具があるのですが』


相当参った顔だ、彼は溜息を漏らすと続けて話した


支配人レスター

『このエド国には地下洞窟がいくつもあります、どうやら宿員が地下で作業をしている時に近くの床下が壊れたんです。抜けた床下から魔物が現れてしまい、今地下は魔物だらけなんです』


アカツキ

『倒せばいいんですか?』


支配人レスター

『今警備兵と工務員を呼びに行きましたので彼らは来るまでに地下洞窟から登って来た魔物を倒してほしいのです』


話しているうちに、魔物の気配を僅かに感じた

ティアはやる気満々だ


そうとなると話は早い

支配人が言うには頼みを聞いてくれたら3日分の宿泊費を無料にしてくれるというのだ

俺は直ぐに了承し、支配人レスターさんに連れられてフロント横の通路から地下に向かうドアに向かう


その場所に辿り着くとドアが開かないように家具で固めていた

ドアの先から魔物の気配が感じるから出てこないようにしているんだな


ティア

『アカツキ君…』


アカツキ

『わかってる、レスターさん…宴会場に向かった知り合いも冒険者です。ドアの前は彼らに任せるのも手だと思います』


支配人レスター

『わかりました、被害が出る前に対応として致します』


彼は近くの宿員にトッカータさん達を呼んでくるよう頼むと、宿員は走り去っていく

他の宿員はドアを塞ぐ家具等をどけると、俺は深呼吸をしてからドアノブを回し、開ける


目の前に魔物はいないのはわかっているので大丈夫だ

壁にかけられたランタンで灯りは十分、階段がしたまで続いており、道幅も2メートルと広くなっている


《気をつけろ兄弟、意外と多いぞ》


アカツキ

『ティア、数は多いらしいから心してかかるぞ』


ティア

『はい!』


支配人レスター

『頼みます』


彼は深々と頭を下げるのを見届け、俺は下に降りた

すでにプンプン気配が感じており、階段の先にいる事はわかっている

しかしわかっていても多少は体が強張るのはきっと森ではなく、市街地である施設内に魔物がいるという状況だからだろう


下まで降りると長く続く廊下、左右に点々とドアがある

ここは広い、3mほど横幅があり、動きやすい


『ヒョォォォォ』


魔物ランクFのゴーストが3体いる、黒い煙に釣り目の魔物だがこれはアンデットだ

こいつら奥の方で徘徊している


手前にはランクD、グレイバットという1m半サイズの珍しい黒い蝙蝠は天井に2匹ぶら下がっている


『キキー!』


グレイバットがすぐさま飛んで来ると1匹をティアに任せ、俺はもう1匹に向けてすぐさま刀を抜くと高速斬で斬り倒した

素早さが売りだと聞いているから無駄に時間をかけるよりは高速斬で一撃で仕留めた方がいいだろうな

ティアは噛みつきを間一髪避けると同時にショックの雷弾を命中させ、僅かに感電した隙に素早くサバイバルナイフで胴体を突き刺して落下させた


『D相手だけども意外といけるね』


『そうだな、こいつらは耐久力がないから助かる』


『ヒョォォォ』


『ティア、ゴーストはショックを当ててくれ』


『わかった!』


彼女は雷弾を1発ずつ撃ってゴーストに命中させると、奴らは初めて消えていった

攻撃魔法じゃないけども状態異常魔法を受けても死ぬんだから弱すぎる

消えたと同時に魔石がゴトンと床に落ちるのを見届けてから俺は5つの魔石を回収し廊下の突き当りから姿を現したグール1体に走り出した


『ティア!続け!魔物は廊下にしかいない!』


『わかった!』


『カカカカカ!』


全身灰色の肉体をしており、両手には3つの鋭い爪を持ち、口も噛みついたら決して離さないと言わんばかりの歯をしている、目は真っ赤で身長は俺達よりも多少低い

グールは不気味な鳴き声を上げながら体を揺らして走ってくる


自慢の爪を前に突き出し、俺を刺そうとしてくるが遅い


『トドメ頼むぞ!』


俺は叫びながらもグールの攻撃を避け、体を回転させると胴体を斬り裂いて膝をつかせた

そのまま横から刀を突き刺し、動きを止めている隙にティアが額にサバイバルナイフを突き刺して倒したのである


床に倒れたグールから魔石が出てくると、俺は回収してから突き当りまでティアと共に歩いた

左は行き止まり、グールがきた右側を見ると奥の床が抜けていた


ティア

『うわ…』


彼女が引き攣った笑みを浮かべ、声を出す

抜けた床の周りにはゾンビナイト4体、そして穴からよじ登るグールの姿を捉えた


《暇しねぇな兄弟》


アカツキ

『そうだな』


俺は刀を構え、ティアと共に穴の近くにいる魔物に向かって走り出した

森に様に帰りを心配する必要はない、ここは宿だ


『光速斬!』


抜けた床の周りでたむろしている、ゾンビナイト1体を両断して通過し、振り向きざまにもう1体の首を斬って倒す


『ショック!』


ティアは走りながら雷弾をグールに命中させ、1発で麻痺させた

感電したかのように動くグールは登って来たばかりだというのに、そのまま倒れると穴に落ちていった


なんだか可哀想だな


『アー!』


『アー!』


《面白いの見てても魔物は襲ってくるぜ?》


『わかってる!』


俺は近くのゾンビナイト2体の振り回す片手剣を飛び退いて避け

着地と同時に床を蹴って前に出ると、正面のゾンビナイトの顔面目掛けて刀を突き刺した


『そい!』


もう1体のゾンビナイトは後頭部をティアのサバイバルナイフで刺されると糸か斬れたかのように倒れていく

これで全部か、いやしかし下からまだ何かがくる気配がする


《兄弟、虫が登ってくるぜ?》


『虫?』


俺は穴の中を覗き込んだ

真っ暗で何も見えないのだから確認のしようがない、かなり深いようだ


『待って、ランタンあるよ』


ティアが壁に掛けられているランタンを取ると、それで穴の中を照らした


俺とティアはびっくりして体を強張らせる

黒い蠍が穴をよじ登ってきているのだ、しかも6匹と多いぞ

祭りで開催されるお化け屋敷よりも質が悪い恐怖演出にティアは後ろに数歩下がった


ティア

『びっくりした、闇蠍』


アカツキ

『ランクEの虫種か』


サイズは1m、黒光りした体であり、目は赤く光るという不気味な魔物だ

ティアにラビットファイアーを頼むと、彼女は右手を穴に向けて5つの熱光線を放つ

よじ登るので精一杯な闇蠍は避ける事が出来ず、6匹のうち5匹がラビットファイアーによって体を燃やされると甲高い鳴き声を上げながら落下していく


そのおかげで真下までどの程度の深さなのかわかったよ

50mぐらいあるんじゃないか?


『アカツキ君、一先ずこれで大丈夫そうだけど』


『少しさがろうティア』


俺は周りに転がる魔石を回収し終わると彼女と共に一度抜けた穴から数メートル距離をとった

理由としては落ちたくはない


あんなところ落ちたら出れるかどうか保証なんてないからな


《コンペールの気配もするが穴から遠い、部屋に覗き込んでバレるよりはここで大人しくしていた方が良い》


『コンペールがいるのか…』


《まぁ灯りがある所には好きこんで行かないから大丈夫だ兄弟、下手に刺激すりゃ襲い掛かってくるから静かに仲間さん待っとけ》


『アカツキ君、テラちゃんなんて?』


『コンペールがいる、でも大人しくしていれば灯りのある場所に自ら来ないから静かにして置けってさ』


『2人だけだと少し厳しいね、地下洞窟ってどこに繋がってるんだろうね』


『見当もつかないな、森の中の洞窟?それとも湖の中にある洞窟か…』


『エドの国の下は結構地下洞窟あるって言ってたしね』


『…あれ?エドの国境内にいる闘獣って…』


『あ』


ティアも気づいたらしい


そうだよ、土駆龍である眠欲のモグラントという四闘獣の1人がいる

これってまさか…・


『テラ、まさかだが』


《モグラントちゃんだな》



ちゃん?


ちゃん???


そうしていると静かな廊下から足音が近づいてくるのが聞こえる

ティアと共に後ろに振り向くと黒い小袖に十手という鉄の小刀のような棒状の武器を持った警備兵5人と工務員5人がやって来たのだ


工務員は縄やら色々と道具を背負っているが本格的な道具を持ってきた様だな

数人は適度な長さの角材を担いているが、何に使うのだろうか


彼らの後ろにはトッカータさんとイビルイさんだ

2人は抜け落ちた床を見て苦笑いの表情を浮かべていると、警備兵が口を開く


警備兵A

『運悪く闘獣様の掘っていた穴が真下を通っていたんだな』


警備兵B

『それよりも埋め立てしないと魔物が登ってくる、すまないが我々が見ているから早急に頼む』


工務員

『わかりました』


警備兵A

『地下の魔物を倒してくれて助かる、あとはこっちで急遽雇った冒険者を使って魔物の対応をしてもらうから大丈夫だ』


アカツキ

『わかりました』


トッカータ

『あとは任せな、アカツキくんとティアちゃんはやしょく食べてゆっくりしておくといい』


アカツキ

『頼みます』


トッカータ

『おう』


イビルイ

『うわぁ、穴の下から気配感じるよ…まだ2匹いるっぽいな』


俺とティアはイビルイさんが穴を覗くのを見てからその場を後にする為に歩き出す

廊下を左に曲がり、階段迄向かっている最中に後ろから驚いた声が聞こえてくる


イビルイ

『うわっ!闇蠍!登ってきてる!登ってきてる!』


トッカーター

『居合突撃ちまくれ!』


そんな声が聞こえて来た


階段を登り、ドアの先には支配人レスターさんや宿員が3名ほどそこにはおり

俺達が姿を現すとホッとした様子を見せて来た


支配人レスター

『地下はどうでしたか?』


アカツキ

『廊下に魔物は数体いましたが地下施設の損傷は抜けた床だけなのでもう大丈夫だと思います』


凄いホッとしているようだな

宿員にいつ壊れたのか聞いてみると、つい先ほどだったらしいのである

それなら酷くなる前でよかったな


時間がたつと面倒な事になりかねないし


ティア

『お腹空いた…』


支配人レスター

『今なら夜食の宴会場はある程度空いていますのでごゆっくり美味しいエド料理をご堪能下さい、約束通り3日間ご自由に泊まってください』


俺はそこでとある提案をした

ティアもゆっくり休みたいはずだしシングルを2部屋にしてくれないかと相談したのだ

今日は満室になってしまったため、明日からは大丈夫だと支配人から了承を得る事が出来た


ティア

『気を使わせてごめんね』


アカツキ

『ティアもちゃんと寝たいだろ?』


ティア

『まぁ…うん』


何故か少し恥ずかしそうにしている

俺達は支配人レスターとはその場で別れ、宿員の案内で宴会場へと向かった

和風の宴会場はなんだか落ち着くな

客は殆どいないのは時間的に食べ終わった宿泊客が多いからだろう


しかし、そこにローズマリーさんとクルミナさんがこちらを手招いている

待っていてくれていた、のかな?


ローズマリー

『お疲れ様、どうだった』


俺はティアと近くに座りながら彼女と話し始めた


アカツキ

『一応地下は制圧してから警備兵と工務員が来たので大丈夫です』


クルミナ

『強いね~、結構いたのかな?』


俺は回収した魔石を袋を開けて見せる

運よく強い魔物じゃなかったので大丈夫でしたと答えると、ローズマリーさんはニコニコしながら話し出す


『まぁでも2人でよく落ち着いて倒せるわね、流石よ』


褒められると素直に嬉しい

その後、なんだか聞いてた食事よりも豪華なものが運ばれてきたのには驚いた

天ぷら蕎麦と聞いていたが…


ティア

『クジラの刺身…』


ティアは凄い驚いている

高級食材じゃないかよ…


ローズマリーさんやクルミナさんもそれには引き攣った笑みを浮かべるので精一杯だった

今日は心地よく寝れそうだ


食べ終えてからティアと共に一度部屋に帰ると、お互い風呂に向かう事になったのだ

結構今日は汗をかいたしな

ダブルの部屋は俺達が外出している間、軽く清掃されているので再びほのかな香りがする

2階だから窓から大通りを見下ろせるのは意外と好きな俺は何も考えずに外を見ていると、ティアが後ろから話しかけてくる


ティア

『来るとしたらいつぐらいにくるかな』


アカツキ

『あいつらか、3日後くらいかな』


ティア

『来るかな…』


アカツキ

『あいつらは来る』


すると彼女はクスリと笑った

俺達が避難をしている間、グリンピアで色々動いている

どうなっているかはわからないが2か月は戻れそうにはない

その期間内にそれなりに強くならなければ立ち向かう事すら出来ないだろう


そして俺は男風呂に向かうと、誰もいない

俺は貸し切り状態を堪能しつつ、頭にタオルを置いて湯船で寛ぎ始める


《わかってると思うが、あいつらと同行は森ではすんなよ》


『わかってる、開闢が使えないからな』


《使う時に人が近くにいれば俺が止めるからそこは安心しろ、まぁしかし…床下の地下洞窟だがありゃ最近出来たばっかだな》


『どういうことだ?』


《多分宿の真下をモグラントちゃんが掘って通過した時に緩んでいた天井が落ちて床が抜けたんだろう》


『なんでちゃん付け?』


《魔物は怖いってだけじゃねぇんだ兄弟、一番温厚な魔物かもしれないな》


『人間と同じで十人十色ってことか』


《その通りだぜ兄弟、あ?他の2体の四闘獣は教えないぞ?》


意地悪な奴だ

自力で情報は探せという事だな


明日の朝には装備や服も綺麗になっているだろうから今日も浴衣でのんびり過ごすか

俺は湯船を上がるとそのまま風呂を後にし、フロントを通って階段に向かおうとした時に反対側の通路からトッカータさんとイビルイさんがこちらに歩いてきたのだ


アカツキ

『どうでしたか?』


トッカータ

『ローズマリーとクルミナに交代してもらったよ、穴の補修だが土方連中も穴の側面に穴を開けて角材で補強しながら塗り固めてる最中だ』


アカツキ

『今日中に終わりそうですか?』


トッカータ

『厳しいな、明日は俺達は急遽冒険稼業は休みにして徹夜覚悟で穴埋め作業の護衛をする』


イビルイ

『警備兵も付きっきりは出来ないらしいからさ』


トッカータ

『まぁ雇われた分の報酬はもう決まってるから安心だぜ』


どうやら結構良い値で買われたのかな

機嫌が良いと思える表情を見せているからなんとなくわかる


アカツキ

『徹夜とか俺は無理ですね』


イビルイ

『若いのに勿体無い、まぁ俺達は臨時収入で嬉しいしアカツキ君は先に彼女さんとウハウハ楽しんで』


彼女に見えるのか…違うけど、なんだか切ない

彼らと別れ、俺は部屋に戻るために階段を上がろうとした瞬間にふと休憩スペースに変わった風貌の者がいることに気付いた


《兄弟、ありゃ気にすんな》


『曲芸師か』


《だといいがな》


テラ・トーヴァは面倒臭そうな口調だがその理由はわからない

ロビー隅にある休憩スペースは椅子がテーブルを囲むようにして設置された寛ぎスペース


付近に本棚があるので読みながら有料サービスで飲み物飲みながら読者など可能だ

そこに一人だけ目立つ人がいる



紫色のとんがりハットを被り、魔物のパペット種の顔のお面をして…


いや違う!布袋だあれ!、被ってるだけだ

あれじゃ前が見えないんじゃないのだろうか?

俺だけじゃなく、ロビーでうろつく宿泊客はその者を見ると、凄い不思議そうに見ながら通過する


布袋は目はボタンで装飾され、口はジグザグと刺繍されていた

服装は闘うマジシャンみたいで冒険者かと見受けられるが

両手には操り人形が握りしめられているが、あれは糸操り人形ともいうものだろう



掴んで手から僅かに糸が見えるからきっとそうだ

あと靴の先が反り上がってるけど、それ戦い難くないかな


見るからに項垂れてるのだが…

無視したほうがいいのかな


《面倒な奴はあんな格好してるって相場が決まってる》


『なんだよそれ』


《まさかこんな所に放浪してたのかよ…》


『なんだって?小声で聞こえない』


《いや何でもねぇぜ兄弟、それより早く部屋に戻ってお嬢ちゃんをどう食べるかの作戦会議といこうか》


『ばっ!!』


俺は顔を赤くして声をちょっと大きめに出してしまった

恥ずかしい気持ちを抑えつつ、ロビーの番台の中にいる宿員が『どうかしましたか?』と声をかけてくる


『大丈夫です』


『何かあればおっしゃってください、ドリンクでも飲みますか?支配人レスター様が無料で提供しろと命じられてますので』


『…バナナジュースをお願いします』


『少々お待ちください』


宿員は気さくな笑みを浮かべながら後ろのドアを開け、何かを話し始める

多分あのドアの奥に他の作業員がいるんじゃないかな


《はぁ…ロックオンされたか》


『お前は何を言って…』


俺はふと振り返る

するとすぐ後ろには休憩所スペースでうな垂れていた布袋マジシャンが目の前にいたのだ











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