第46話 虫虫虫編 5 何かを隠す国
不気味な騎士は俺達に口を開く
『国は死んだ、呪いは王族が手にしている』
意味がわからない
それと同時に答える勇気が出ない
誰もがその姿を見ただけで息苦しさを感じていた。
『アカツキ君…』
『離れるなティア』
俺はしっかりと彼女を守るために抱き寄せた
『お…お前は、何者だ』
ゼルディムが汗を流しながら口を開く
誰もがその言葉を口にしたかった、しかし口にする勇気がでなかった
よくやった!とこの時、俺はゼルディムを褒めてやりたかった
『…』
奴は答えない、体から噴出する瘴気が異常に不気味さを際立たせている
構えを解けば一瞬で殺されると思うぐらい桁外れな強さ…俺でも感じるよ
しかし気配感知が働いてないとなるとこれは人だ
それでも威圧感を飛ばしてきている
汗が額を流れ、地面に落ちると、黒騎士は背を向け、森の中に歩きながら俺達の元から去っていった
姿が消えるまで俺達はただただその背中を見つめ、消えたと同時にどっと疲れが押し寄せ、その場に座った
バーグ
『なんだあれは!?』
バーグさんは荒げた声で皆に口を開く
彼が一番年長者であってもこんな体験は初めてらしい
ゼルディム
『圧倒的過ぎる…あんな奴知らん…』
クリスハート
『レベルの格が…いえ、そうじゃない』
アカツキ
『クリスハートさん…?』
クリスハート
『強さの世界が違う…コスタリカでもあんな異常な気迫を放つ奴はいない』
アネット
『死ぬと思ったよ、Aランクの魔物に遭遇して汗を沢山流したことあるけども、それとは全然違うわ』
誰もが口を開く
何者なのか…
だが助かったことに安心した俺は直ぐにハッとしながらティアに視線を向けた
何故俺は彼女を左手で抱き寄せている?
肝心のティアはちょっと顔が赤い
『ごめ…』
『うん、平気』
直ぐに離す
エーデルハイドや戦闘旅団の人は生き絶えた騎士の元に歩き、辺りを見回す
アネット
『全滅…、腐っても回復魔法師会の騎士は強いのよ…』
クリスハート
『精鋭の筈、圧倒的すぎる…あんな人間がいてたまるか』
アネット
『でも現実に起きたのよクリスハートちゃん』
アネットさんとクリスハートさんが話すとバーグさんが騎士達に向かって手を合わせながら話し始めた
バーグ
『騎士だけ狙ってるね、恨みがあるのだろう』
アカツキ
『バーグさん、どういうことですか?』
バーグ
『アカツキ君、以前もあったよね…聖騎士を襲った黒騎士の話』
アカツキ
『公ではないですが…』
彼は息絶えた騎士たちの前でしゃがみ、手を合わせながら答えた
バーグ
『今回も騎士だ、多分同じ者の仕業と見て間違いない…、となると因縁がありそうだ…大きな事件なのにその情報がまるで国で流されてないのは不思議でならない』
バーグさんはそう話しながら懐から黒い玉を出すと、それを近くの地面に叩きつけた
するとその玉は軽い爆発を起こし共に空に舞い上がり、黒い煙が漂い始める
黒は緊急事態を知らせる狼煙
街の冒険者ギルドに知らせる為である
ティアマト
『手がまだ震えてやがる』
アカツキ
『ティアマト、大丈夫か』
ティアマト
『吹き飛ばされただけだ、にしても…騎士を雑魚扱いか』
アカツキ
『俺達の手の届かない強さを持ってるのは確かだ』
リリディ
『あれは一体…』
ティア
『ホントにびっくりした』
驚くのも無理はない
あんな圧倒的な力を前に冷静になれる方が可笑しい
ゼルディムですら自身の両手を見て震えているのだ
『よかった…のか』
俺は死んだ騎士たちを見て囁く
するとテラ・トーヴァが口を開いた
《あれに開闢は絶対使うな、死ぬぞ兄弟》
『なんなんだあれは…』
《あれは恨みの塊さ、それしか今は言えないな》
こいつは知っている、しかし今聞こうとしても話してはくれないだろう
俺は死んだ騎士に視線を向ける、すると気づいたことがあるのだ
騎士の傷口から瘴気が漂っている、しかも驚く事に魔石を出さない…
人間も魔石を出すんだよ、しかしスキル付きの魔石を出さない
生命が死ねばそれが魔石となって体から出てくるのは人も変わらない
それは魂と言われている
出ない…何故だ
バーグさんはそれに気づくと騎士達に近付く
アカツキ
『バーグさん、危ないですよ』
バーグ
『大丈夫さ、しっかり死んでいる』
シエラ
『可笑しい、魔石でない…不気味騎士、計測不能』
シエラさんも驚いて目を大きく開いている
誰もが魔石が騎士の体から出てこないことに疑問を浮かべる
しかし、答えが出るはずがない
俺達は何も知らなさすぎるからだ
ゼルディム
『あの太刀筋は多分技…いや違う、剣?わからん…なんなんだあれは…アカツキ』
アカツキ
『え?』
ゼルディム
『剣筋が刀の使い方に似ていた、わかるか?』
アカツキ
『いや…一瞬の出来事で…』
ゼルディム
『まぁいい』
誰もが不思議過ぎる事に頭を悩ます
しかしそれよりも事態は悪い、悪過ぎるのである
回復魔法師会の騎士が全滅しているからな。
これをどう説明すればいい
だがそれはバーグさんはクローディアさんに直接事情を説明するといい、一同は一先ず彼に託すことにした
リリディ
『…裏切られた騎士、裏切りの騎士』
ティア
『リリディ君、どうしたの?』
リリディ
『いえ、何でもありません、それよりも助かりましたね…と言いにくいですけど』
アカツキ
『回復魔法師会の騎士とはどのくらい強いんだ?』
俺は口を開くとゼルディムがこちらに振り向き、答えた
『何も知らないんだなお前ら…、強いに決まっている!協会の精鋭だぞ?Cの魔物も単騎で倒せる奴らだ。一番強いのは聖騎士会の聖騎士だが圧倒的というわけではない、この騎士達もそれに劣らぬ強さを持っているんだぞ?それが雑魚扱いだ、この意味が分かっているのかお前』
アカツキ
『それだけ聞けばわかるよ、もしかしたら国最強と言われるロイヤルフラッシュ聖騎士長と互角と言いたいんだろう』
ゼルディム
『…最悪の場合、それ以上だ・・・俺はコスタリカで一度父さんと共にロイヤルフラッシュ聖騎士長の演武を見たことがある、本気のだ…』
アネット
『マジ!?ゼルディム君のお父さんは偉い人なんだね!演武会なんて国の偉い人とえ選ばれた国民しか見れない筈』
ゼルディム
『僕の親がそれなりに身分が高いので見させてもらったんですよ、ロイヤルフラッシュ聖騎士も凄まじいですが先ほどの奴は底知れぬ力を持っている気がします』
彼は真剣な面持ちで口を開いた
俺もゼルディムのいう通り、先ほどの不気味な黒騎士の強さの天井が見えなかった
俺達はまだまだ弱い、とういうことの証明でもあるのだろう
強くならないと、何も守れない
数十分後、クローディアさんが冒険者30名以上を引き連れてこの場に駆け付けた
彼らも俺達と同じ様に驚愕を浮かべ、動きを止めてただジッと倒れる騎士達を見ているだけだった
クローディア
『これは…何があったの』
バーグさん
『クローディアさん、俺が説明します…今は他の仲間を街にお願いします。酷く疲れているんです』
クローディア
『…報酬は後になるわ、貴方達は帰りなさい…あとまだ他の者に話しては駄目よ』
彼女はそう告げると、連れて来た冒険者に緊急連絡をギルドに向かってするように走らせた
俺達は一度その場を後にする事にしたのだ
帰り道は誰も口を開かない
衝撃的な物を見てしまい、あの僅かな時間だけで急激に心身共に削られたのだ
あまりの強さの前に俺達は予想以上に力んでいたのだ
俺達はギルドに戻ると、ロビーにいた冒険者に一気に視線を注がれる
彼らも森の上に打ち上げられた緊急信号の狼煙を見たらしく、気になって聞いてくる
それを『戦闘中の誤爆』とゼルディムが上手く誤魔化した
へとへとのままテラスに行くが屋台の中にいつもいるトンプソンさんがいない
休憩中と看板が立っている
それは置いといてだ…
俺は仲間と共にテラスのテーブル席に座り、ようやく体を休める場に来れた
空は既に夕日空、それには目もくれずに俺は口を開く
アカツキ
『…疲れたなみんな』
ティア
『そうだね、まぁ報酬はお預けだね』
リリディ
『仕方ありませんよ、しかし大変な事態ですよ?きっと国の重役がまたここに来ます、そうなれば目撃者である僕らは事情聴取とかされるのです』
ティア
『もしかしてスキルとか開示しろって言われるかな…』
するとみんな俺に顔を向ける
ギョッとする俺は流石にそれは無いんではないかと口にするが、無いとは言い切れない
ティア
『でもそこはクローディアさんが何とかすると思うよ?』
ティアマト
『それを祈るか…、まるで勝てる気すら微塵も感じさせねぇ不気味さだ、以前森で見た時とは偉ぇ違いだぞ』
ティア
『凄かったね、何者なんだろう…』
アカツキ
『それはわからないな、だがこんなことを言うのも場違いだけど…』
リリディ
『どうしたのですかアカツキさん』
アカツキ
『いや…いいなぁって、強かった』
騎士を容易く殺した者にそういった感情が芽生えていた
権力に屈しない力を奮う姿に僅かな憧れを抱いたのだ
悪い奴かどうかは関係なく、その純粋な強さは本物
しかし、底知れぬ力に紛れて何かを俺は僅かに憧れの他に何かを感じていた
ティアマト
『あれが目標だな』
アカツキ
『え?』
ティアマト
『ゼペットが来るんだろ?Sの化け物に勝つにはあそこまで強くなる必要があるんだぞ』
そうだな
俺は強くならないと駄目だ
アカツキ
『そうだな』
こうして俺達は早めにテラスを後にし、ギルドを出る
すると目の前にはソード・ガーデンがたむろしていた
ここで遅めのメンバー紹介だ
片手剣士ゼルディム、彼はリーダーだ
片手剣士オルター、こいつは学生時代からゼルディムの取り巻きだったな
大剣士ゼットン、こいつと同じく取り巻き
んで魔法使いのフレミー、好きにはなれん女性だ
俺達に気付くと彼らは険しい顔つきでこちらを見てくる
しかし何かを話すわけでもない
何もないならばそのまま通り過ぎるのがいいだろう
まぁそうならないよね
ゼルディム
『おい、わかってるな?』
ティアマト
『んだよ…、喋らねぇよ』
ゼルディム
『わかっていたか、珍しい』
ティアマトは舌打ちをし、何か言いたげな様子にちょっとした焦りを覚える
俺は彼の腰から垂れる布を僅かに何度も引っ張り、相手にするなと合図を送るとそこで溜息を漏らしたティアマトは諦めてくれたよ
リリディは目を細めながらゼルディムを見ているけども直ぐに視線を逸らす
誰にもさっきの出来事は話しはしないさ、じゃないと俺達的に非常に不味い状況になりかねないからな
アカツキ
『下手に喋ると不味い、他言無用が一番平和的に済む筈だ』
ゼルディム
『まぁもうとんでもない事になったがな』
その通りである
回復魔法師会の騎士が死んだからだ
俺達は2日間、普通に冒険者生活をしていると中心都市コスタリカから再び聖騎士がグリンピアに足を踏み入れた
その数は50人、しかも精鋭中の精鋭
束ねるは勿論ロイヤルフラッシュ聖騎士長だった
彼らの他にフルフレア公爵が街に現れると異様なムードと化した
回復魔法師会騎士惨殺事件の目撃者である俺達は独自に事情聴取される為に冒険者ギルドから召集がかかる
こうして冒険者ギルドの応接室にチーム毎に呼ばれるのだが、3チーム共に話を聞かない感じを見ると、嘘を言わせないためだとわかる
バーグさん率いる戦闘旅団、ゼルディムのソード・ガーデン
そして最後は俺達、イディオットだった
この日はギルドが緊急休館という異例の措置であり、ロビーには聖騎士がいる
もちろん指定された冒険者以外は入れない
受付の奥にもギルド職員は緊張した面持ちで仕事をしている
『お前らの番だ』
丸テーブルを囲んで椅子に座っていると、聖騎士が応接室のドアから出てきて俺達を呼びにきた
戦闘旅団、ソード・ガーデン、エーデル・ハイドの視線がこちらに向けられている
俺は仲間と共に無言のまま聖騎士の後ろをついていき、応接室に入る
室内は異様な光景だ。
テーブルの奥にはマグナ国でも知らぬ者はいないとされるフルフレア公爵とロイヤルフラッシュ聖騎士長が座っており、四方の壁際で聖騎士が立ち並んでいる
聖騎士会、いわば協会というのは独立した組織だが、
平時では治安維持の役割を担う。
不正を防止すると共に貴族の権力から影響を受けないようにするため、王族またはそれに連なる上級貴族が持ち回りでトップに君臨する仕組みだ。
凄い人が来たな…粗相をすればどうなることやら。
リリディの生唾が聞こえる
誰でもこの状況は緊張する筈さ、しない方が可笑しい
『座れ』
ロイヤルフラッシュ聖騎士長が低い声で告げると俺達は手前の椅子に座った
答えれる質問は限られている
正直に話すだけなのが唯一の救いだ
ロイヤルフラッシュ聖騎士長
『目撃証言の一致を確認したい、何が起きたか話せ』
真剣?違うな
凍てついた表情だと思う
ティア、ティアマト、リリディが俺に視線を向けてくる
普通に話すのが利口だな…
『チームメンバーが回復魔法師会の会員の勧誘を断ったのですが、それが騎士を起こらせたようでした。彼らは僕らが森から出てくるのを入口近くの森で待ち構えて強引に仲間を脅してきました、その最中に黒い騎士が現れたのです』
俺は素直に話した。
するとフルフレア公爵はロイヤルフラッシュ聖騎士長の耳元でコソコソ何かを話し始めた。
それを見ているだけで不安になる
フルフレア公爵
『私達が知りたいのは黒い騎士です。貴殿方と回復魔法師会騎士のいざこざなど聖騎士会は介入する気はありません』
よし!
ティアの言う通りだ。
協会同士は仲良く出来ていないからな
始まりは素直に話した方が彼らの本当に知りたいことがわかる筈だと言っていたが、ビンゴだ
アカツキ
『では何を話せば良いのでしょうか』
フルフレア公爵
『どんな姿でしたか?』
『鳥の仮面をした黒い騎士、剣はそこらの片手剣士より長かった気がします』
フルフレア公爵
『声は聞きましたか?』
アカツキ
『人の声とは違ったなんともいえない声です、低くて不気味でした』
ロイヤルフラッシュ聖騎士長
『一撃か?』
アカツキ
『空から光線が落ちてきたら爆発と共に辺り一面砂煙です。そこで騎士の断末魔が聞こえ、仲間のリリディが突風で煙を飛ばすと騎士3名以外は死んでました。その3人も直ぐに死にましたが…全員が一撃でやられてます』
ロイヤルフラッシュ聖騎士長
『何か話したか?』
アカツキ
『国は死んでるとか騎士は死んだとかわけのわからない言葉を口にしたぐらいしか覚えてません』
すると彼は険しい表情を見せる
俺達に緊張が走るが、ステータスを見せてくれと言われないかだけがとても不安なのだ
ソワソワしている様子を感づいたフルフレア公爵はそれを緊張と捉え、僅かに微笑む
フルフレア公爵
『慣れぬ聴取の様だ、聞きたい事は聞いた』
ロイヤルフラッシュ聖騎士長
『良いのですか?』
フルフレア公爵
『良い、あとはこちらで対応せねばならぬだろう事だ。君らも今回の事は他言無用だ…喋ってはいないな?』
俺達は全力で首を縦に振る
そんな俺達を見て苦笑いするフルフレア公爵はロイヤルフラッシュ聖騎士長の耳元でコソコソ話してからこちらに顔を向けると彼らは立ち上がった
早くここから出ていきたい
誰もが思っている事だ
『今日はもう大丈夫だ、みんな同じ証言だったのでこれ以上はこちらの仕事だ』
ホッと胸を撫でおろす
本当は色々聞きたい事があるが勇気が無い
話せばどう話が広がるかが怖いのだ
無駄に離さない方が良い事はティアに念押しで言われているからやめておこう
俺達は大人しく席を立ち上がるとそそくさと応接室を出てからロビーに向かった
心臓が久しぶりに爆発しそうなくらいスリリングだったなぁ
リリディ
『凄い緊張しましたね』
ティア
『そうだね、今日はここ休館だしどうしよっか』
俺は皆に昼食でも一緒に食べようと告げると直ぐに賛成してくれた
その間の会話中、ロビー内の聖騎士達がこちらを見ているのが凄く気になる
あいつはいないな…精鋭聖騎士ではなかったのだろうか
ケサランの仇はいつか必ず…したいと思ってる
俺達はギルドの入り口に歩きながら口を開く
ティアマト
『聖騎士達は何をしたいんだろうな』
アカツキ
『それは内部の人間しかわからないだろうな、俺達のできることは終わったし早く出よう』
ティア
『クローディアさんいないね』
アカツキ
『ギルド長室じゃないかな』
するとティアは納得する
直ぐにここを出てから俺達はどこで飯を食うかで話あった。
当然ながら全員の意見は遠い飲食店だったのだが当たり前だな
《兄弟、聖騎士は全部ギルドの中だな、どこで食っても大丈夫そうだが…》
『だが用心するにこしたことはないぞ』
《だな、俺は寝るぜ》
『ああ』
そしてティアマトが肉を食べたいを豪語するので俺達は北に向かって歩く事にした
冒険者ギルドを出れば人々はいつも通りの生活をしているように歩いている
商人は馬で馬車を走らせたりしているが、時たまミニケラという恐竜種でも小さめの恐竜魔物を使って重たい荷物が入った馬車を引かせているのも視界に映る
トリケラトプスという魔物の小さい種である、温厚で可愛い魔物だし人は襲わない
力強いから人間が運ぶ荷物なんて馬車に積んでも普通に引いて歩くほどの胆力を持つ
魔物ランクはCと高いが…野生では殆どいない
リリディ
『いつ虫討伐の報酬が貰えるんですかね』
『『『あ』』』
俺達は忘れていた
虫虫虫編 おわり
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