第47話 始まる物語
アカツキ・ライオット
☆アビリティースキル
スピード強化【Le3】
気配感知 【Le2】
動体視力強化【Le2】
斬撃強化 【Le1】
☆技スキル
龍・開闢 【Le2】
居合突 【Le2】
光速斬 【Le1】
☆魔法スキル
称号
・・・・・・・・・
リリディ・ルーゼット
☆アビリティースキル
打撃強化【Le3】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le3】
スピード強化【Le2】
☆技スキル
ドレインタッチ【Le2】
骨砕き 【Le1】
☆魔法スキル
風・突風 【Le2】
風・カッター 【Le2】
黒・シュツルム【Le1】New
黒・チェーンデストラクション【Le1】
称号
リトル・クルーガー【黒】
☆称号スキル
毒耐性【Le1】
動体視力強化【Le1】
・・・・・・・・・・・
ティアマト・ウロボリス
☆アビリティースキル
斬撃強化 【Le2】
気配感知 【Le2】
耐久力強化【Le1】
毒耐性 【Le4】
スピード強化【Le1】
☆技スキル
連続斬り【Le3】
鬼無双 【Le2】
真空斬 【Le1】
☆魔法スキル
称号
・・・・・
ティア・ヴァレンタイン
☆アビリティースキル
安眠 【Le1】
気配感知【Le3】
麻痺耐性【Le1】
スピード強化【Le1】
☆技スキル
☆魔法スキル
火・ラビットファイアー【Le2】
雷・ショック【Le2】
木・スリープ【Le2】
風・ケア 【Le1】
称号
パナ・プレイヤー
☆称号スキル
デバフ強化 【Le1】
自然治癒 【Le1】
スピード強化【Le1】
・・・・・・
冒険者ギルドから北側にある飲食店に足を運ぶと、そのにはリュウグウが美味しそうに唐揚げ定食を食べていた。
凄い幸せそう
俺達に気付くと、ハッとしてからいつものキツイ顔に戻る
『何を見ている、変態が』
俺の事!?
ティアが彼女のテーブル席に座るもんだから俺達も座る羽目になる
リュウグウも嫌そうにはしてないから大丈夫だろうな
『冒険者多いねリュウグウちゃん』
『ここは安い店だからな、私もここの常連よ』
自慢気に話す彼女は胸を張って答えた
何故か周りでご飯を食べる冒険者の視線を感じるが、気にしないでおくか
ティアマト
『俺は唐揚げ定食だ』
リリディ
『僕はしょうが焼き定食』
ティア
『私は唐揚げ定食!』
みんな決まっていた。
俺はしょうが焼き定食だ
店員を呼んでから全員の注文をすると同時に水の入ったグラスを店員が置いてくれた。
今日は疲れた。
気疲れだが森に入る力はない、入ったとしてもきっと聖騎士はいる筈さ
大人しくなるまで居座るだろう
アカツキ
『リュウグウは順調か?』
すると彼女は不気味な笑みを浮かべながらグラスの水を一気に飲み干してから答えてくれた
『久しぶりに新しいスキルを手に入れたのだが安眠とは良いな』
リュウグウはティアと同じスキルを手にいれたらしいな
それを聞いたティアは勿論安眠トークを始め出す
俺達男連中はついていけない会話を横に話し始めた
アカツキ
『一先ず安心だな』
ティアマト
『そうだな、しっかし心臓バクバクだったぜ』
アカツキ
『ステータス開示を要求されたら終わりだからな、俺はバレたらいけないし』
リリディ
『僕等は…ですよ』
彼は水を飲むと、そう告げる
何故彼がそう言ったのかが何となく理解できる
それよりも先に知りたい事が山ほどあるんだよなぁ
ティアマト
『国はなんであのアホみたいに強い黒騎士を追っているのか…だ』
アカツキ
『上層部はあれが何なのかわかっているのかもしれない、明らかにただ騎士がやられたから追っている様には思えないんだよな、その証拠はないんだけど』
リリディ
『証拠はあるでしょう…、王族の次に偉い貴族であるフルフレア公爵が来たという事はどういうことはわかりますよね?』
あの人はこの国の騎士を多く持つ公爵、動く時は国の半分が動くといっても過言ではないだろう
戦争貴族が動くということはそれほどまでに大きな問題ということだ
しかし、何故公爵が出て来た?王族よりも先に?
そうしているとティアが口を開いた
『権力は王族だけど力はフルフレア公爵さんが上だよ、あの人が出たって事は戦争でも始めるんじゃないってレベル』
あの騎士相手に戦争?ないない…
まぁ真実は聞くしかないだろうが、俺達にとってそれはプラスになる情報になるとは思えない
優先すべきはいつかくるゼペットよりも強くなるって事だな
リュウグウ
『色々大変だったらしいが、詳しくは聞かんぞ…巻き込まれるのは御免だからな』
その通りだ、彼女は知らなくとも良い話
この話はやめとこう、だが気になる
ロイヤルフラッシュ聖騎士長ならば知っているだろう
でも聞いて答える人では無い、絶対
リュウグウは立ち上がると『先に帰る』と告げていつもの無表情のまま会計を済ませてからティアだけに手を振って退出していく
俺達には無いか…まぁそのうち、だな
そして俺達の飯が来る
お腹が凄い空いていた俺達は会話を忘れてひたすら食べる
特にティアマトなんておかわりもしちゃって唐揚げ定食をしたのには驚きさ
ティアは追加でオレンジジュースを注文すると、それは直ぐに店員によって運ばれてくる
ストローで飲む姿が可愛いな
多分一日見てられる・・・うむ
アカツキ
『明日からギルドが再開だな』
リリディ
『そうですね、まぁこのまま穏便に冒険者を出来ると良いですが』
アカツキ
『普通にしていれば大丈夫だろう、だが本当に上層部があのスキルを知っているのかが疑問だ』
リリディ
『きっと知っている筈ですよ、だから黒龍をあんなに追っていたんですから』
ティア
『スキルを知ってるんだよね多分、じゃあさ…スキルをどうしたいんだろうね、国は』
ティアマト
『まったく予想できねぇが英雄でも作りたいんじゃね?…だってよぉ、確定でスキルを取得できんだぜ?国が持つ英雄五傑を1年未満で作ろうと思えば作れるだろうな』
リリディ
『確かに楽に作れるでしょうね』
アカツキ
『そうだな、まぁ食い終わったら解散しよう…明日は9時集合だぞ』
俺は時間を決めると皆と共に会計を済ませて家に帰る事にした
もう既に暗くて歩いている人も少なくなっていく
すれ違う人を横目にこれからの事をなんとなく考えていると、リリディが口を開いた
『もしバレたら、どうするか決めときませんか?』
あまり決めたくはない言葉を彼は口にした
だがしかし、誰かが言わなければならない取り決めなんだよ
きっとみんな一度は考えた筈だ、バレたらどうする?と
ティア
『逃げる!』
素早く答えたのはティア
それには一同苦笑いしながらも口々に言う
アカツキ
『そんな単純な事じゃないぞティア』
ティアマト
『気持ちはわかるが逃げ切れるとは思えないぜ?』
ティア
『何とかなるかも!』
なるとは思えない
こうして俺達は最悪の場合、どうするかを真剣に決めた
巻き込むのは流石にしたくはない
もしバレたら…
俺は内緒にスキルを使っていたという事にして皆を逃がすしかない
ティアマトは俺の案に不満を顔に浮かべるとリリディがそれに対し、彼に口を開く
『ティアマトさん、仕方ないんですよ』
『お前ぇはいいのかよ』
『良いわけないでしょう?僕らは馬鹿でも腐ってはいませんから』
『ならどうすんだよ』
リリディはティアマトにとあることを話す
チーム全員で行動を共にすると決めたんだ
するとティアマトはそれ以上不満を口にする事はなかった
俺もリリディの提案には賛成するしかない、知らない振りしてもそれが通るとは限らないからだ
となると仲間まで犠牲になる
アカツキ
『もしもの場合で覚えておいてくれみんな』
ティア
『まぁそうならないようにしないとね』
アカツキ
『そうだな』
リリディ
『じゃあ僕はこの辺で』
ティアマト
『俺もだ、じゃあなお前ぇら』
リリディとティアマトは家の方向に歩いていく
ティアは俺の家に近い場所に家があるから仲間で帰る時は最後は彼女と2人となる
俺は話しかけようとしたが、深く何かを考えている様だ
話しかけても良いのだろうかと何度も悩みに悩んだが
俺は何となく何を考えているかがわかったので話す事にしたよ
『最後は自分を大事にした判断は大事だぞ』
『そうしたくないときもあるんだよ』
俺に視線を向け、彼女はそう告げた
わからんな…
ティアを家に送り、彼女に別れを告げようとすると家の中からシグレさんがパンツ一丁で現れる
この季節、いつもこの人はこれが私服になっているのが可笑しい
『デート楽しかったかい?』
『違います』
『それは残念だ、それより聖騎連中共も毎度この街に顔出して面倒だね』
彼の口からそんな感情的な事が聞けるとは珍しい
ティアはシグレさんに風呂に入る様に言われると俺に手を振って家の中に入っていく
その途端、彼の顔色が変わったんだ
ちょっと真剣だ、俺は正直何を言われるのか怖かったが、予想とは違う話が彼から言い放たれた
『今回の件だけどもティアから聞いたよ』
想定内だ、ティアは兄である彼に隠し事はしない
だから驚くほどでもない
『やはりそうでしたか』
『まぁ勘繰るよね…回復魔法師会の騎士が全滅したのに聖騎士連中が出張ってくるんだからさ。協会同士は仲が悪いのに可笑し過ぎる』
『そう言われると聖騎士が最近街に顔を出し過ぎですね』
『何かあるんだろうね、それは中の人間じゃないとわからないけどね…まぁしかし聖騎士も昔色々あったらしいんけどねぇ』
『昔…ですか?』
『公になっていないから真実はわからない、だけど十数年前に聖騎士会で大事件があったらしいけど、どんな内容かは俺もわからないな』
『協会内でですか』
『らしいね、まぁ要するに早く俺の妹を女にしてくれないんかなぁってことだよ』
最後は下ネタか
『それは黙秘します』
『そうかい…楽しみにしとくよ』
こうして俺はシグレさんから解放され、家に帰った
家に帰り、風呂に入った後にそのまま部屋でベットに寝転がるとシャルロットが眠そうな顔をしたまま勝手に部屋に入ってくると、俺のベットに潜り込んで来た
冬とかならまだいい、今日は少し暑いから辛い
『シャルロット、暑い』
『私は平気』
『俺は平気じゃない』
不満そうな顔をみけても無駄だ
昔から何かと俺と寝たがるのを拒むのが面倒で自由にさせていたが、癖になっているなこいつ
仕方ないから寝かせてやろう、くっついてこなければいい
シャルロットはニコニコしながら直ぐに寝た、寝る時はベットの壁際で落ちないように寝るのだけは利口だ
こうなると俺はベットの端っこになるけども寝相は悪くないから大丈夫だ
諦めた俺はランタンの灯りを消して寝る
そして次の日にはいつも通り朝食を食べてから皆と共に冒険者ギルドに行こうと呻き声橋で待ち合わせをしてから一緒に向かったのだ
しかし冒険者ギルドの入り口付近には聖騎士が2人がまるで警備しているかのように扉の左右に立っていたのだ
見るからに怪しい
中に入る冒険者をジロジロ見ている
この様子じゃ中にも聖騎士がいそうだ
ティアマト
『どうするよこれ』
アカツキ
『なんだか嫌な予感がする』
俺はなんだか入るのは間違っている気がして足が止まる
それは俺だけではない
《兄弟、今日は入るのは止めといた方が良いぜ》
俺はテラ・トーヴァの言葉に口を開こうとする
それよりも先に背後から近づく者に声をかけられたのだ
『やめておけ、聖騎士の奴らとんでもない事をしているぞ』
リュウグウだった
俺はそのままギルドから見えない場所に彼女を連れて移動するとギルド内で行われている事を聞いた
その事実に誰もが驚きを隠せない
ステータスの確認である
これは何かを探している証拠だ
きっと俺の持つ開闢スキルなのだろうと直ぐに理解すると、ティアが口を開いた
ティア
『これ多分ギルド内の冒険者リストを洗いざらいチェックして全員終わるまで止めないつもりだよ』
リリディ
『とうとう本腰を入れてきましたか、しかし何故いきなり…情報が漏れたのでしょうか』
ティアマト
『そんなん考えても答えはでねぇ、まぁ見つかっても良い様に使われねぇのは確かだ』
アカツキ
『これは不味すぎるぞ』
リュウグウ
『提示を拒んだ奴は牢屋行きと脅されるぞ?』
ティアマト
『流石聖騎士、やることが大胆だが…どうするよ?このまま退散してもあいつらチェック住んでない冒険者の家とか来そうだぜ?どうするよ』
時間の問題だ
ここで帰ったとしてもその場しのぎでしかない
まさかこんな手段を使うとは思わなかったのだが、もう誰かゼペットからスキルを手にしているという予測迄辿り着いたのかよ
ありえない
《絶対に掴まるな兄弟!死んでも守れ!この国の王族はこのスキルの使い方を間違えている!俺はそれを望まぬ!流石に家族まで手を出すことはしない筈だ!逃げろ!!》
くそ!こんなことならスキルを持つべきではなかった
しかしその時の俺にはそんな考えなんてない、自ら手にした選択だからな
本当に家族に問題は無いのかが不安だ
ティア
『アカツキ君』
俺は背後を見ているティアからの声で振り返った
俺だけじゃない、仲間達も共に振り向いたのだがそこにいたのはロイヤルフラッシュ聖騎長だ
何故彼がここにいる?リュウグウは中にいるといっていた筈だ
額から汗が流れる
そして自然と誰もが目の前の英雄五傑に身構えると、彼は口を開いたのだ
『俺はとある予測をした、あの黒龍は姑息だ…誰かにスキルを託し、転生するまで隠し通すという手段をとるやもしれぬとな…飽く迄これは笑い話レベルの俺の予想…しかし試してみる価値はあったようだ・・・ゼペットの事は俺がよく知っている。』
一歩前に歩くロイヤルフラッシュ聖騎長に反応し、俺達は2歩後ろに下がる
顔が真剣だ、今にも肩に担いだ大斧を振りかぶってきそうだ
リーチは届かない筈なのに届くだろうと何故か感じる
『馬鹿馬鹿しい予想だろう?パナ・プレイヤーがこの街に生まれた事が俺を動かした。リュウグウはパナ・プレイヤーと仲が良いと情報は入っている。お前が外に出れば女のつまらぬ友情で教えに行くと思っていたが…どうやら俺の予想は当たっていたらしいな、それでいい』
リュウグウは苦虫を噛み潰したようは表情を浮かべた
アカツキ
『何を言っているんですか…』
ロイヤルフラッシュ聖騎長
『もう俺の中で確信となっている、無駄なとぼけはやめた方が良い、王族に見つかる前に俺に見つけてもらった方が貴様は手荒に扱われる事は無い』
まさかパナ・プレイヤーであるティアの存在で普通考えないであろう予測を現実にしてきたか
大斧を持つ手に力が入るのを目で捉える、俺達に逃げ切れるはずがない
俺達の知らない所でこいつはは色々と考えを出していたのだな
黒龍が死んだ仮説で動いたのだ。
誰かがスキルを持っていると
アカツキ
『これは貴方が勝手にした事だというのですか?』
ロイヤルフラッシュ聖騎長
『そうだ…』
ティアマト
『国を守る聖騎士が言う言葉じゃねぇな!』
ロイヤルフラッシュ聖騎長
『小僧に教えてやる、国を守るのが聖騎士…しかし人を守るなどと言っていない。』
リリディ
『じゃあ何のために貴方達はいるんですか!』
ロイヤルフラッシュ聖騎長
『俺は恨みを晴らす為にその力を使う、アカツキ・ライオットよ、お前であろう?開闢スキルを持つ男、無駄な抵抗はするな…俺に勝てる奴などもうこの国にいない』
めっちゃバレている
一気に汗が流れ始める
するとテラ・トーヴァが荒げた声で叫んだのだ
《兄弟!必死で逃げろ!》
俺はその声を合図に仲間達に逃げろと叫ぶ
リュウグウも俺の声に反応し、共に逃げ出そうとするが、途中で彼女は足を止めてロイヤルフラッシュ聖騎長に槍を向けた
ロイヤルフラッシュ聖騎長は不気味な笑みを浮かべながら走る
その素早さは俺達の目では捉えきれない
リュウグウが驚いている間にロイヤルフラッシュ聖騎長が彼女の構えた槍を大斧で軽く弾き、彼女を回し蹴りで吹き飛ばす
リュウグウは建物の窓のガラスを割って奥に吹き飛んでいくが、大丈夫とは言えないだろうな
一撃だ。聖騎士長である最強の男が悩まずに手を上げたのだ
女だからと容赦しないのはよほどの執念が彼の中にあるとわかる
しかしだからといって捕まるわけにはいかない
こいつは俺よりもスキルを理解している筈だ、そして奪宝ゼペットの事もな
だからこそ必死になるんだ。だからこそ平気で女も関係なしに手を出す
この開闢とはどれほど凄い存在価値があるというのだ…
ロイヤルフラッシュ聖騎長
『ようやく見つけたぞ!』
声が近い、俺達は背を向けて走って逃げようとしているのに
こいつは既に俺達の真後ろにいたのだ
五傑の1人とはここまで速いというのか…速過ぎる!
アカツキ
『くっ…!』
一瞬の判断で決まる
戦うか?逃げ続けるか?
どっちも絶望的だ
今ロイヤルフラッシュ聖騎長は担いだ大斧を上に掲げている
俺達を平気で斬ろうとしているのか?威嚇とは思えない…
しかし彼の目は先ほどとは違って少し悲しそうな顔をしているのだけが俺は不思議でならなかった
『すまぬ』
おまけにこの言葉だ、何故謝る?
本心?わけがわからない
ティアマトが怒号を上げて振り向きながら片手斧で応戦しようとすると、ロイヤルフラッシュ聖騎長は狙いを彼に変え、いとも容易くティアマトの片手斧を自身の持つ大斧で破壊した
その反動でティアマトは大きく仰け反り、ロイヤルフラッシュ聖騎長の拳で殴られて地面を転がる
ティア
『ティアマト君!』
ロイヤルフラッシュ聖騎長
『まだ未完成か』
ロイヤルフラッシュ聖騎長はそう囁きながら、立ちはだかったティアに大斧を向けて襲い掛かる
それだけはさせない
取り決めは仲間でしていたのだが今回はそれを俺は守れないらしい
ティアだけは守らないと駄目だと俺は自然と考えた
大声を上げ、刀を素早く抜いてロイヤルフラッシュ聖騎長に飛び込んでいくと、奴は不気味に笑みを浮かべて口を開いたのだ
『五傑を舐めるな』
彼の鋭い睨みによって俺は体が強張った
その気迫は英雄五傑といわれるに相応しく、明らかに天と地ほどの力の差を感じさせる威圧を体で受けてしまったのだ
ここまで強いのか、勉強になるよ‥‥
俺は振り下ろさせる大斧に向かって刀を全力で振った
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