第21集

【201】

「自分自身が生きていること、それ自体が希望であるということを忘れてはならない。」


死が終わりだとすれば、生きている間はまだ終わりを迎えていない。

そして、人生を勝負事に置き換えたならば、どんなに困難な状況でも生きている限りはまだ決着は着いていないという事です。



【202】

「死にたくなるような絶望の中にあって、希望を掴む可能性がある唯一の手段は、死なずに生きていくことだけである。」


一つ前の言葉を具体的に表した感じですね。

絶望しなければ希望を掴む機会はある。

決して諦めるな、ということでしょう。



【203】

「休めるときには全力で休むこと。」


休むこと、立ち止まること、それは大切なことです。

進んで、進んで、進んで、進む。

それだけを繰り返していてはいつか進めなくなってしまいます。

時には休みましょう。



【204】

「幸せとは、失ったときに初めて幸せだったと気がつくもの。」


人類はもう気付けたでしょうか?

仮に一時は気付けてもまた暫くすると忘れてしまうのでしょうね…



【205】

「俺が言いたいことはただひとつ。ひとつでは言い足りないということ。」


言葉は一つでも発すれば次々と溢れてしまうものです。

沈黙を保つのはとても難しいのです。



【206】

「恋は結婚よりも面白い。小説が歴史より面白いように。」


この言葉には既に結果が出てしまったものと未知の状態のもの、それらのどちらがより楽しいかを表現しています。

先がわからないからこそ面白い。

捕捉するとしたら、結婚後もまた『未知』があるということでしょうか?



【207】

「二兎追うものは一兎も得ず。されど、千兎追うものは十兎は得られよう。」


挑戦する気持ちが大切という事です。

同時に二つの事をやってはならないと決めたのは自らが出来なかったから他人も出来ないと決めつける人達か端からやったことのない人達だと思います。

先ずはやってみること、それが経験となり糧となるのです。

無茶をせずに安定を求めるのも大切かも知れませんが、無ではない範囲で無茶をしてみることもまた大切です。

ところで、某野球選手の挑戦を無理だと批判していた人は現在の彼をみて言葉も出ないでしょうね。



【208】

「最も単純なことほど最も難解なものである。」


物事を難解にするのは簡単です。

しかし、単純にするのは難しいのです。

だからこそ多くの人は敢えて難解にしようとします。

単純にするよりも楽だからです。

そして、そんな人々が多くいるからこそ世の中は難解になってしまいます。

真実ほんとうは単純なのにも拘わらず…



【209】

「人生長くてもたった百年程度。」


地球は太陽と共に約百億年もの間存在し続けると言われています。現在いまはその半分になろうかというところです。

その地球の歴史に比べて人生の短さたるや…

だからこそ人間は地球の一億倍の密度で生きなくてはなりません。



【210】

「人間、死ぬ気になればなんだって出来るが、本当に死んでしまったらなにも出来ない。」


冷たい様ですが、死ねば終わりです。

笑うことも泣くことも考えることも出来ません。

もし、死後の世界や心霊とやらの世界があるならば後者は恐竜などの幽霊に捕食されるだけの恐ろしい世界でしょうね。機械の霊が確認されていない以上、人間は生物に立ち向かうすべがありません。

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