第20集

【191】

「生まれ変わるなら生きてるうちに。」


非現実フィクションの様に都合のよい転生など当てにしていても仕方がありません。環境が変わったところで自分が変わらなくては何も変わらないのです。現在いまの自分に不満があるのならば自分自身で変えましょう。

自分の意思は自分だけのものであるように、自分を変えられるのは自分しかいないのですから…



【192】

「人は皆、我が儘だよ。その我が儘の度合いが違うだけ。」


大きな我が儘を押し通そうとするか、小さな我が儘に甘んじるか、その差なんですよね。

小さな我が儘というのは、例えば食べ物の好き嫌いも一種の我が儘なのです。

食欲を満たし、生物として必要な栄養が摂れるだけではなく、味に拘る。

ほぼ全ての人が抱く我が儘です。



【193】

「最初は真心かも知れない。けどそれがいつの間にか偽善に変わってしまうんだ…その事に気がつけば良いけど大抵は気がつかないまま偽善者になる。」


人の心の脆さや移り変わやすさを表した言葉ですね。

しかし、偽善から始まって真心に至るということも少なからずあるので、移り変わりやすい人の心もそう捨てたものではないと思いますよ。



【194】

「人間は冷たい生き物さ…冷たいからこそ誰かと繋がって互いにあたため合わなきゃいけないんだよ。」


他人と交流していなければ安心感を得られないという人がいます。一人きりが嫌いな人がいます。

他人との繋がりを求める方はきっとぬくもりが欲しいのでしょう。



【195】

「愛と戦う手段はない。出来ることはただ一つ、逃げること。」


望んでいる愛、受け入れられる愛、そういった愛だけが自身に向けられるとは限りません。

望まぬ愛や受け入れ難い愛が迫って来た時、人はそれに立ち向かおうとしますが、どれ程に立ち向かおうとも決して勝つことは出来ません。

愛を打ち負かしたところで得るものはないのですから…



【196】

「ベッドの上では議論をするな。」


大人の話です。

肉体関係の最中に何を約束したところでそれはほぼ間違いなく実現しません。

善くも悪くもそういうものなのです。



【197】

「異常こそが正常。」


異常と正常は何も変わりません。

正常と思っていても異常であり、異常だと思っていても正常なのです。

異常にも正常にもとらわれてはなりません。



【198】

「タケノコはキノコではない。そしてキノコもまたタケノコではない。」


真理です。

タケノコとキノコがどちらも異なる様に、人間もまた同じ様に其々が異なるのです。

しかし、共通しているところもあります。

無理に合わせず、無理に比べず、違うものは違う、同じものは同じ、それで十分じゃないでしょうか?



【199】

「見てない!見えてないと言えば見えてないし!」


ある漫画の台詞です。

これを言ったのは男のキャラクターですが、女のキャラクターの着替えを覗いた訳ではないです。

実際にいますが、こういう墓穴を掘る様な言い訳をするのは何故なんでしょうかね?



【200】

「選択肢に悩んだときは信念に従うこと。」


信念とは即ち心です。

悩むという場面があるかどうか、なぜ悩んでいるかは其々の事情があり、なかなか選べない人も多くいます。

そんな時、最後は信念に委ねましょう。

例え失敗したとしても、なあなあで決断するよりは後悔は少なく済むでしょう。

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