第17集
【161】
「カタチにばかり拘っていたら偽りの真実しか見えない。」
カタチとは単なる形状や形式であり、一種の概念に過ぎないものです。
見えているカタチの向こう側にある偽りの真実を見抜き、真の真実を見つけた時、きっと何かが変わるのだと思います。
上辺で判断せずに本質を見極めましょう。
※真の真実という言葉は重言ですが、偽りの真実という言葉の対義語を表す為に用いました。
【162】
「バカは死んでもなおらねえ!」
死ぬまでではないのです。死んでもバカはバカのままで変わらないのです。
尤も、死んでしまえばそもそも変わりようがありませんが…。
【163】
「記憶がカセットテープのように上書きされて、君のことを忘れることが出来るのならばどれほど楽だったか…」
そこに大切な想いが込められているからこそ記憶が深く刻まれるのですが、その代償として、記憶の対象を失ってからも中々忘れられなくなってしまうものです。そして、 忘れたくても忘れられないという事はある種の苦しみなのです。
因みに、カセットテープは音を記録するメディアで、上書きするとそれまで記録していたものが消えてしまいます。
【164】
「人々は気付かぬうちに自らを箱に入れてしまっている。」
環境、社会、固定観念、限界、常識など。
気がつけば自分自身が生んだ様々な箱に阻まれて動けなくなっているのではないですか?
たまには箱から飛び出してそこから箱詰めにされた自分を観察するのも良いかも知れませんよ。
【165】
「女の言うどちらでも良いは、どちらでも良いと言うことではない。」
決めて欲しいのか、否定して欲しいのか、相談に加わって欲しいのか、この『どちらでもいい』という言葉には欲求が込められている事が多い、という事です。
一応書きますが、差別的意味はありません。
【166】
「太陽がある限り、希望が消えることはない。」
何が起きても、何を失っても、空を見上げればそこに太陽があります。
少なくとも人類が誕生してからの地球では太陽は常に地上を照らしています。
その人類がどうなろうとも、地球は常に太陽という希望と共にあります。
【167】
「目の見える人間は、目の見えることが幸せということに気がついていない。」
幸いなことに自分は目が見えます。そして、多くの人が自分と同じく目が見えます。
殆どの人はそれを当たり前に感じていますが、それはとても幸せなことなのです。
これは盲目の人が不幸せという意味ではありません。
幸せはいつも近くにあるということです。
【168】
「噂とは一種の伝染病みたいなもの。」
正にその通りだと思います。
噂は人から人へ伝わり、少しずつかたちを変えながらまた新たな噂を生む。
だからこそ噂話は慎んで然るべきだと思います。
噂話が好きな人はそれを流布していいか否かを考えて欲しいものです。
真実だかと流布していいというものでも、良い内容だからと流布していいわけでもありません。
【169】
「親は関係ないだろ、親は。」
親の庇護がなくてはならない年齢ならまだしも、ある程度の年齢ならば、個人の資質を以て判断し、個人の資質を以て戦うべきです。
親を武器にするのも親を言い訳にするのも共に自分自身を放棄していると気づいて欲しいですね。
そして、互いに個人々々で向き合って欲しいです。
【170】
「つまんねえ生き方してるからつまんねえ人間になるんだよ。」
何を以てつまらない生き方やつまんない人間という判断をするのかはさておき、面白い或いは楽しいと感じる事をしている人の方がいい
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