第13集

【121】

早漏ソーローは数で勝負。」


前向きでいいと思います。



【122】

「ズボンがパンツならパンツは何て言うんだ…?パンティー…?」


いつからズボンをパンツと呼ぶようになったんですかね?

二十世紀末で既に成人を過ぎていた、現在四十歳以上の世代にはパンツと言えばもちろん下着のことなんですよね(笑)



【123】

「この大地が!ワシの!傘立てじゃい!」


男○の塾長みたいな台詞ですが、この台詞は女子高生キャラの台詞です。

キャラと書いているので既にお分かりかと思いますが、フィクション(漫画)の登場人物の放った一言です。

傘立てが一杯でもう入れられない…

そんな時はこの言葉を大声で叫びながら地面に傘を突き刺しましょう。

………刺さるかどうかはあなた次第です。



【124】

「スイカってさ、生首みたいだよね。割ると真っ赤な汁が飛び散って…」


堅さは頭蓋骨のほうが断然堅いですけどね。

割ったときの汁(血)の飛び散り方はどうですかね?

生首…もとい、頭の場合は一発目はジワリと滲み出るだけですが、二発目では飛び散ります。

スイカは一発目で粉砕する可能性もある。

結局、中身はどちらも赤いですけどね。



【125】

「何かを投げ出したり諦めることは楽に見えるかも知れない。けど本当はそれをしないことよりも辛いことなんだよ…」


途中で止めるとその一時だけは苦しみや辛さから逃げられると思います。

けれど、一度それをしてしまえば後は時間が経つに連れて悔いが大きくなっていくんですよね。

辛くても諦めずに続けるか、投げ出して諦めるか…

どちらも楽ではないとしたらあなたはどちらを選びますか?



【126】

「昔から善は急げと言うだろ?逆に悪はゆっくりと計画を立ててくるから厄介なんだ。」


善は急げ。

急いては事を仕損じる。

さて、これらはどちらが間違っているのか?

個人的にはどちらも正解でも不正解でもないと思います。

善を急いで仕損じたとしても、やらないよりは良い。

それはさておき、悪はじっくりと計画を立てるのもまた事実。

言うなれば、怠惰を求めて勤勉に行き着くという感じで、悪いことを企む輩は彼是と策を練るんですよね。

それを実行に移すのは悪いことですが、悪いことを企む輩は善いことをする人と同じように努力をするんですよね。



【127】

「確かに、溢してしまった水は元には戻らないかもしれない。しかし、もう一度汲み直すことは出来る。」


覆水盆に返らずという故事に対する皮肉じみた対抗案ですね。

取り返しがつかない事であっても、やり方を変えたり、方法を変えたりして取り返せるかも知れないから諦めるな、というところでしょうか?

余談ですが、覆水盆に返らずという言葉は、あの太公望に由来しているという説があります。(確かな記録はない)

その由来を要約すると以下のようになります。

太公望は自身がダメ男だった頃に妻から離縁されたが、太公望が出世した後で元妻に再婚を申し込まれる。

それを断る際、盆の水を溢したらもう元に戻せないように夫婦関係は戻らないから再婚は出来ない、と言ったらしいです。

手のひら返しする妻も妻なら太公望も太公望だと思いますけどね。



【128】

「成功を求めるな、成長を求めろ。」


何かをする際、ひたすら成功だけを目標にしていては、例え成功をしたとしても、成長どころか何かを失ってしまうことがあります。

そして、成功した達成感は失った消失感となり、成功をした喜びは失敗を畏れる恐怖心となることもあります。

成功はあくまでも結果と考え、成長することで成功を掴むことが出来るなら御の字、という感じにするのが良いと個人的に思います。



【129】

「長生きしたけりゃ臆病になれ。」


臆病者はいつだって長生きです。

それは弱いということじゃない。

それは悪いということでもない。

臆病になるということは、耐える強さと自身の弱さを認める強さを持っている証です。

何かに対して臆病になっても、それを投げ出さず、そこから逃げ出さないのであれば、それでも構わないのです。

最後までやりぬく心があれば、臆病であっても後ろめたさを感じることなどありません。

臆病でもいいからやり抜くことが肝要です。



【130】

「愛と勇気だけで英雄ヒーローになれるほど世の中は易しくない。それだけでは無力な木偶デクだ。」


愛と勇気だけでは無力な木偶ならば、もし力もあったならばどうですかね?

力も兼ね備えていたら、アン○ンマンの様な愛と勇気と力を持った心優しき英雄になれるのかも知れませんね。

しかし、世の中はフィクションほど単純でもありません。

愛とは、時として他の愛を踏みにじることがある。

勇気とは、時として過ちを犯す。

力とは、時として暴走する。

全てを兼ね備えていたとしても、上記のことが絶対に起こらないとは限りません。

悲しいですが、人々の思い浮かべる英雄というのは偶像に過ぎないのかも知れません。

英雄ヒーローとは、明確な悪がいてこそ成り立つものであり、善悪が完全に分かれているフィクションにのみ存在し得るものなのです。

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