第5集

【41】

「俺は子供を持ったことはないが、子供だったことはある。」


子供を持つ人がよく言う言葉に、子供を持ったこともないくせに子供を持つ者に対して口を出すな、という感じの言葉があります。

これは明らかに偏った目線で物事を捉えている故の発言なのですが、それに対して上記のように答えて、親になったことはないけれど誰もが昔は子供だったから、子供の気持ちはわかる、と伝えましょう。

なぜ人は親になると、子供だった頃の自らの気持ちを忘れてしまうのでしょうね…



【42】

「これがNBAだ。」


バスケの神様と言われる元NBA選手のマイケル・ジョーダンが言ったとされる言葉です。

こう言いながら瞼を閉じてシュートを放ち、見事に決めたとか。

NBAという舞台の凄さを見せつけ、思い知らせるための言葉だと思いますが、スポーツに限らず、どんな世界でも一流または超一流と呼ばれる人達の言葉は重いです。

職人気質な人は黙して語らずということも多いですけどね。



【43】

「This is Sparta!」


これは、紀元前のギリシャにあったスパルタという国家の歴史(伝説的なもの)を題材にした映画「300(スリーハンドレッド)」に出てくる台詞で、その映画に出てくるスパルタの王の一人であるレオニダスが放つ言葉です。

上記の台詞は、この映画におけるスパルタという国の人々の雄々しさを象徴する台詞だと思います。

ちなみに、この映画の原作には元ネタとなった映画があり、そちらも名作です。



【44】

「あの世に金は持ち込めない。」


あの世というものの存在はともかくとして、死ぬまでにいくら金を集めようと、死んだあとには無意味です。

死後や金銭云々よりも、生きている間に余るほど何かを持っているのならば、持たない人と分かち合ってほしいと個人的に思います。

しかし、悲しいことに、人間というのは所詮は自分達だけが持っていれば持たない人は関係ない、という人が大多数なのが事実です。



【45】

「死後二重マル。」


4×5=20(しごにじゅう)という九九の語呂合わせです。

生きている間にどんなに苦労しても、辛くても死後は全く関係ない。

死後に二重マルを貰える人生を生きようという前向きな言葉、だと思います。



【46】

「世界征服は誰もが笑って暮らせる世界を作るためにするものであり、暴力で人々を支配し、誰かを泣かせるようなことがあっては世界征服とは言えない。」


とても良い世界征服の解釈ですね。

世界征服と言うと、世界を我が物にする、というイメージがある人が多いと思いますが、こういう平和な世界征服があっても良いのではないでしょうか?



【47】

「人が死ぬのは命が尽きた時ではない。人に忘れられた時だ。」


大切な誰かが亡くなるということは、多くの人にとって辛いことですが、亡くなったからといって今までの思い出までが無くなるということではなく、一人でも覚えている人がいる限り、その人の中ではまだ生きているんですよね。

悪い意味ではなく、良い意味で忘れられない人になりたいものです。



【48】

「この気持ちを言葉にするには言葉が足りなすぎる。いくら言葉にしてもこの気持ちは伝えきれない。」


人への想いとは、斯くあるものだと信じたいものです。

人が人へ想いを伝えるための言葉は多々ありますが、どんなに言葉を並べても、どんなに言葉で伝えても、まだ想いの全ては伝え切れないほどの想いを秘めている。

それこそが本当に誰かを想うということであってほしいです。



【49】

「時の流れは人間しか感じることがない。」


時の流れというのは、所詮は人の中でしか存在しないものです。

動植物や物はそれを感じていませんよね?

時の流れというのは、水のように流れる粒子が発見されているわけでもなく、歳を重ねるというのも、物質としての変化でしかない。

存在すら証明されていないモノを時間と名付けただけであり、多くの人はそれによって支配されているモノです。

時間の流れとは、多くの人がそれを疑うことすらしない強大な概念だと思います。



【50】

「街で人を一人殺せば犯罪者だが、戦争で百人を殺せば英雄になる…人の世はおかしいことだらけだ。」


人の世が矛盾しているのか、それとも戦争という狂気が矛盾を生むのか、それはわかりませんが、この言葉は事実なんですよね。

話したこともない人達を敵と称して戦争を行い、その戦争で敵とされる人達を多く殺せば表彰される…それが人の世です。

街で知らない人を殺すことと、戦争で知らない人を殺すこと、それにどれほどの差があるのでしょうか?






























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