読み終えてまず浮き出たのは、「いやいや先輩、なんて都合のいい性格してんだ!笑」でしたね。
初めはこの物語、奢りと驕りの言葉遊びだけかと思ってました。奢られている主人公が驕りを見せてそのまま逆に奢る立場になる、みたいな物語って結構あると思うんですけど、そういうパターンの物語かな?って思いました。
でもそうじゃないんですねぇ。
奢りのシーンはサクッと終わって、後半から来る主人公の驕りラッシュ。おっと、俺の知ってるパターンじゃない?しかも、主人公がする自慢話を楽しそうに見る先輩!?
ここで浮かんできたのは「都合良すぎやろ!笑」と「いいなぁ...」って感想でした。っていうのも、あとから気づいたんですけど、前者は第三者視点から2人をみたら、後者は自分が主人公になったら出てくる感情なんですよね。
ここの物語設計、すごい上手で。読み終わってこれに気づいた時、俺も焼肉奢られたあとみたいな満足感ありました。
第三者視点で見たら2人にの空間すごく羨ましく感じられて、その後主人公視点になったら、焼肉奢られる×(自慢話で人が楽しんでくれる+褒められる)っていう爽快感。
たまんないです。人に褒められるっていいですよねぇ...焼肉奢ってくれる人いないかなぁ....