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祖父の刀」への応援コメント


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    更新お疲れ様です。

    私が子供の頃に父が古物商の免許もってて、近所に刀鍛冶の爺様が住んで
    いたり。40年以上前のことですから今より刀がもっと身近だった時分の話です。

    ここまでハッキリした取り憑きはないですが、
    家にも真剣ゴロゴロしてて、子供でしたから長いのは使えなくて
    竹藪でほっそい竹斬ったりして短いの振り回して遊んでました。
    抜いたままにして置いておいて良く怒られたものでしたねぇ。

    私は学校上がる前の子供でしたから気付いてませんでしたが、
    後年、父から聞いた話だと
    何本かまとめて立てかけておくと1本だけいつの間にやら

    「倒れて抜けている」刀があったそうです。

    それも、絶対倒れない束の中程にまとめておいても
    いつの間にか1本だけ「倒れて抜けている」
    長い奴ですから私が抜いて遊ぶこともないし、誰かが触れるような処にも
    置いていないのに、そんなことが続いたと。

    気味の良い物ではないのですぐ売ってしまったそうな。

    追記

    曰く付きのそれであろうとも、国内流通に於いては登録証と鑑定証(あれば)で
    普通に取引されてますよ。縁起が悪かったりしてもわざわざ言いませんから。
    村正のように徳川に祟った謂われが有名などの例でも無い限りは
    普通の刀ですよ。処分するよりは売るのがお手軽ですしね。

    進駐軍によって押収され、海外に持ち出された「上古刀」(室町~安土桃山)までのそれは分析のためにだいぶ裁断されてます。
    昭和期には既に失われた技術だったので惜しいことですね。

    国内流通についても近年ではまともに手入れの出来ない人手に渡ると
    サビてボロボロにしてしまうと。神社などに奉納しても代替わりで
    手入れもせず錆びる事例が多いと刀鍛冶の人が10年くらい前に言ってました。
    参考になれば。

    作者からの返信

    @fts01様、いつもありがとうございます!

    いやぁ、いい怪談をお持ちですね。
    1本だけ「倒れて抜けている」っていうのは、ぞくぞくしますね。
    つい、見えない存在がその1本で何かをしようとしている妄想が膨らみます。
    それに、僕にとってとても勉強になったのが

    そうした気味の悪い刀を、すぐ売ってしまったということですね。

    今回のお話を拵えるのにちょっと引っかかったのが、こうした危ない刀って、簡単には取引されないんじゃないかなって思ったんです。
    少し調べてはみたんですけど、なかなかその辺に触れた記事に巡り会えず。
    まあ、知らずに手に入ることもあるだろう、とか。
    海外から裏のルートで(笑 
    取引される和刀なぞがあってもいいだろうとか。
    かなり都合よくその辺は消化してしまったんですが。

    なるほど、そうしたモノが世に出回ることって、意外とあるのかなって思わせてくれました。

    ありがとうございます。

    【追記】
    なるほど。
    案外、普通に流通するんですね。
    確かに、刀は刀ですもんね。
    逆に刀の場合は、そうした曰くでハクがついたってことになりそう(笑

    上古刀の話はどこかで聞いたことがあるのですが、失われた技術とは知りませんでした。
    確かに惜しいですね。
    インドのダマスカス鋼(ルーツ鋼?)も確かロストしたものだったと記憶しています。
    テクノロジーが進んだ現代で再現が難しいものが、過去の技術にあったというのは、なんだかロマンですよね。

    刀にも造詣が深いんですね。
    丁寧なコメントと読み込みに、いつも励まされています。
    そして、とても勉強になっています。
    ありがとうございます。

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