応援コメント

お遍路②」への応援コメント

  • お遍路は映画の『死国』を見たくらいでまったく知識がなく、怖いなくらいでしたが、いろいろと裏がありそうでぞわりとしました。
    物事は表部分だけさらっているとダメですね。裏がある――と再認識しました。
    ホラー好きには好奇心をそそるエピソードでした。四国(お遍路)に興味を持ちました。

    作者からの返信

    神無月そぞろ様、コメントありがとうございます!

    「死国」ありましたねぇ!
    あれでたしか逆打ちの呪いだか何かで誰かが蘇るという(うろ覚え
    そんなお話でしたよね、たしか(笑
    懐かしいですね。

    お遍路さんは、まだ回りきってはいないのですが、一度だけ巡礼したことがありまして。
    その時に現地の方々が、お遍路というものをとても大切にされているのが伝わってきました。
    数珠を巻いて歩いていたんですが、気付くと、畑仕事をされている方や通り掛かりの人が、こちらに向かって深々と頭を下げられていることがあったんです。
    昔はお遍路さんをお接待することも重要視されていたので、そうした時代を知る方の振る舞いだったのかなと思います。

    お遍路には長い歴史がありますから。
    僕らホラー好きにはたまらないエピソードも結構あると思います。
    でも、とても大切な文化・しきたりでもあります。
    あんまり変な噂を広めるようなことにはならないよう、注意したいなとも思っていますので、お互いに気をつけていければ良いですね。

    と言いつつ今回のお話は、現地の飲み屋のおやじさんから聞いたことを、想像を膨らませて味付けしたお話ですので(笑
    より注意が必要なのは僕の方なんですけど(笑
    お遍路の怖い「噂」を、お酒の肴としてお出ししてくださいました。

    他にも、お遍路の白装束は昔は死装束を意味していた、とか。
    持っていく杖はその時の墓標がわりにたてるものだった、とか。
    色々と勉強させていただきました。
    興味を持っていただけるのは、きっかけはどうあれ、良いことかなと思います。
    一緒に、節度を持って楽しんでいければ良いですね。

    ありがとうございます!


  • 編集済

    逆打ちですか。
    ある、とは聞いてますがそれを断じて行う覚悟の方がよほど怖いというか。
    私が怖いと思うのは「雑霊だの穢れだのどれだけ背負っても呪ってやる」って
    覚悟が怖いです。
    霊場なんてどんなのが寄ってくるか知れたものではないので。
    寄るどころか「依る」わけで。
    丑の刻参りと違うのは丑の刻参りは作法に則って「神様にお願い」するので、
    作法が大事。
    だけど逆打ちは自爆前提の周り巻き込むテロですからね。
    立ち寄ったところ、全てに穢れと怨念みたいなモノをまき散らしていくと。
    総量が大きければ一箇所当たりの被害も大きくなると。
    それが結果的に呪う対象にも向かうわけで。
    日本的、仏教的な教えの国で良かったな、と思うところですね。
    万物にカミが宿って見守り、教え清めてくれる。
    場所のみでなく存在を祓い、清める概念があるし、
    地獄でも刑罰は有限なんです。
    無限に長く感じる時間であっても規則(ルール)があって有限。

    対して西洋的、十字教的な価値観だと
    「神が気に入らない」なら天から追放、地の獄たる場所に落とされる。
    暴君の機嫌をとらなければ許されないし、期限もない。
    更に悪いことに西洋的なそれは「存在を祓う」だけで
    作法に則った清めや許しがないんです。
    暴君が気紛れで手を差し伸べるのを待つ。
    それを指して許しだの試練だの都合の良いことだなぁ。
    そんなのを信仰する気にはなりません。
    それが万能だの全知全能だのとよく言うものだなぁと。
    そこに胡座書いて宗教者は好き勝手やってるわけだし。
    というのが感想ですね。
    そりゃ昔の日本人が総突っ込み入れるわけだし、全世界で日本でだけは信者が
    100万人行かないってのも頷けます。

    作者からの返信

    @fts01様、いつもありがとうございます!
    そして、いつも以上にディープな知識満載で(笑
    恐れ入ります。

    お遍路の逆打ちの呪いはフィクションらしく、実際は順打ちよりも厳しい行程になるため功徳が大きいのだそうです。
    このお父さんが順なのか逆なのか、それは分かりません。
    ただ、何でも縋れるものに縋って、願掛けを全うしようという強い想いはありそうですので、真実であろうとなかろうと取り込んでいそうで怖いです。
    それこそ@fts01様のおっしゃる通り、リスク背負ってでもヤルという意気込みを、このお父さんは持っていそうですからね。

    後半は日本と西洋の宗教観について、でしょうか。
    宗教にはかなーり詳しくないので(苦笑
    @fts01様のコメントにちゃんとお答えすることは難しい上、下手なことを書いてしまいそうで怖いのですが(汗

    ただ、なんとなくキリスト教的なお話なのかなと。
    一信教の厳しさ、理不尽さと日本の多神教的寛容さのお話と理解しました。
    @fts01様が指摘されている通り、恐らくその厳格さや理不尽さが日本人の気質には合わなかったということでしょうね。
    コメントを読んでて、「沈黙 -サイレンス-」を思い出しました。
    遠藤周作の小説「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が映画にしたものですけど、遠藤周作が考える「神」や「信仰」について、結構分かりやすく描かれていたのが印象的でしたし、実際に日本人の信仰と西洋の信仰の違い、日本には違った形で定着していることにも触れられていた(ような記憶です)ので。
    あ、そう考えればいいのねってことを教わったような気がしたのを思い出しました。
    @fts01様の仰る内容と近しいものを映画で描かれていたように記憶しているので、また観ようかな(アマプラであれば)と思いました。

    僕自身は何か固有の信仰を持っていないので余計になんともいえないんですが、信仰心は必要だと思ってます。
    人からいただいたものを無碍に扱えないというのも、どこかお天道様が見ている的な観念が根底にあるので、それもまた一種の信仰、宗教観かなとも思いますし。
    それに、そうした目に見えない存在に対する畏敬、存在感をなんとなく信じてる感がないと、こうした物語も書けないですしね(笑

    あ、そう考えると@fts01様が言う、万物にカミが宿るといった日本的宗教観だからこそ、多種多様な怪談が成立しているのかもしれませんね。

    いやぁ、なんだか深い話になってしまいましたが(笑

    僕の現在のこの創作活動の土台に、日本的なるものがあったという確認がはからずもできて、僕的には満足です(笑

    お返事になっていないかもですが(笑