第7話 猫又亭に関わる妖怪と神様事情
どうも!麻太です。ここで突然ですが、[登場妖怪紹介]をします!
◯猫又族◯
[
この物語の主人公。
手先が器用で要領も良く、気が利いて努力家。いつも
猫で生きている時の自分の奥さんが好きすぎて、自分より先に死んでしまった奥さんの転生の行方を探す為に猫又になった。
自分の事はイケメンで
自分の事を好きな女の子の気持ちに気付く力は鈍感。
依頼された仕事は完璧にこなす。
合気道は師範代。
人間の事は基本好きで、憧れている風でもある。
普段、大人のお客さん相手だと大体は敬語を使って話しているが、山田のように泥棒だったりすると、タメ口で話していたりするので、場合によって使い分けている所が垣間見える。
[とうちゃん]
本名は
昔、鬼退治に行く人達のお供を志願したが、手持ちのきびだんごが無いからと断られたれた事がある。
酒好きで少しだらしがない。
甲斐性無しのお調子者。
仏のように全く怒らない。
ご近所の人気者で猫望(人望)がある。
[かあちゃん]
本名はフクエ。
昔、海の中の旅館で働いていたが、女主人の大事な人に渡すお土産と玉手箱を間違えて渡してしまい、クビになった。
自分をしっかり者だと本人は思っているが、かなりのおっちょこちょいでいい加減。
周りが引くほどお茶目な所もある。
怒る事は非常に少ないが、怒らせるとかなり怖い。
[タケチ兄ちゃん]
昔、12支を決める運動会で、ネズミに騙されて参加できなかった猫がタケチ。
又三は同じくらいの歳だと思っているが、昔の話を聞く限り、実はかなり年上だという説がある。
イケメンで優しくて人気者。
周りからはタケネコと呼ばれている。
妬み嫉み、恨みつらみの心を一切持たない。
心は天使そのものだが要領は悪く、残念天使とも呼ばれている。
神々にとても愛でられている。
アンクニクロネズミにカモにされている。
又三の家族の3人は住まいがそれぞれ遠いので、ほとんどお店に来ない。
手紙や電話はよくしている。
ものすごく家族仲が良い。
又三の家族の3人は主に絵本に登場している。
[しむだいご]
一応猫又亭のお客さんで、又三の仕事仲間でもある。
又三とは非常に仲が良い。
いつもレモンサワーを又三に作らせてから店のベンチでタバコを吸いながら飲んでいる酔いどれ猫又。
酒の飲み過ぎでいつも口がくさい。
又三と喋る時はいつも又三から芳香剤の棒を食わされる。
探偵の腕はピカイチで、神様御用達。
はなみずきの事をジャイリン子と呼ぶ。
表向きは探偵事務所の代表だが、はなみずきにはしょっちゅう迷惑をかけていて、彼女には頭が上がらない。
又三の息子のノブオとは異父兄弟。
カンフーの達人でもある。
[はなみずき]
はなみずがいつも又三よりもガッツリ垂れている女の子の猫又。
又三の猫又になってからの幼なじみ。
優しくてイケメンな又三兄のタケチが大好き。
だが、タケチは超鈍感力ボーイな為、はなみずきの気持ちに微塵も気付かない。
はなみずきは猫又の間では、「ジャイリン子」とも呼ばれている。
本人もそう呼ばれてもちゃんと返事をする。
しむだいごの探偵助手であり、保護者。
しむだいごの事を仕事上は尊敬しているが、普段は酒飲みの厄介者だとも思っている節もある。
探偵事務所の影のボス。
基本的に世話好き。
古典の伝統的な舞の達人で、呪術の知識も豊富。
[やよい婆さん]
近所に住むやさしい猫又。
昔、長野に住んでいたらしい。
年齢は不明だが、かなり高齢かと見受けられる。
恐竜を見たことが有ると言っているけど、少しボケていることもあるから、言ってる事の本当のところはわからない。
いつも昔ながらの美味しいレシピを教えてくれる。
又三が作る和食のメニューは、ほとんどやよい婆から伝授されたもの。
又三が猫又になる時の神様の助手を務め、又三とは猫又になってからの付き合い。
猫が猫又になるには、今までの生き方を全て告白しなければならなく、その為、又三の過去を全て知る唯一の猫又。
沢山の猫又から慕われている。
しむだいごの酒癖の悪さを嫌い、彼とは出来るだけ関わりたくないと思っている。
[しりがことぶき]
又三が猫又になった時から仲良しの友人猫又。
おしりに「ことぶき」と書いてある。
その昔、猫又になってから結婚したことぶきの結婚式に呼ばれた時に、当時まだ若く酒が弱かった又三は、隣にたまたま座っていた初対面のしむだいごにどんどん呑まされ、酔っぱらってしまう。
その時に新郎の彼のお尻に「ことぶき」と念写で落書きしてしまい、彼のお尻は100年以上そのままで、お風呂に入っても落ちないらしい。
ことぶきは怒ってないが、ことぶきの奥さんは又三に会ってくれていない。
[りえこ&かっちゃん]
猫又亭のお得意さん熟バカップル。
「りえこ猫又」のくだらない買い物にいつも彼氏の「かっちゃん猫又」が全部支払って買い物していく。
かっちゃんもたまに、又三が催すイベントのスポンサーになってくれる。
普段は、店に出しているメスやカテーテルや飛行機やマッサージ機をブラックカードを使って破格の買い物をしていく。
[ユミリンゴベンジー]
いつもハイヒールをはいて色っぽく、いつもグレッチを担いでいる。妖怪界では有名ミュージシャン猫又。
女王様気質のものすごくツンデレなお嬢様。
「コバーン♡」と、いつも又三をこう呼ぶ。
車は黒いコルベットを使用。
※ちなみに、変なサングラスのアッシー猫又の車は赤のコルベットだ。
ニルバーニャが好きで、カートコバーンとコートニーラブの関係に憧れているらしい。
又三をカートではなく、コバーンと呼ぶのは、「猫にコバーン」とかけているらしい。
噂では、毎回違うアッシー猫又を連れているらしいが、又三の所に来るときは何故か大体同じアッシーだ。
昔、又三がアッシーを指して彼氏ですか?って聞いたら、すごく怒ってしまった事がある。
又三の事が好きだが、基本そこまで一途なのかは今の時点では分からない。
◯その他のお客さん妖怪◯
[はげまるだし]
悪魔系妖怪。
全身ツルツルにはげてる妖怪。
こいつが取り憑いていると、人間は10円ハゲが出来る。
臭い靴下が好きで、いつも猫又亭で購入している。
言葉を話す。
むだげまるという妖怪にライバル心を一方的に燃やしている。
神様のビームで簡単に溶けてしまう。
こいつが溶けた場所は汚れるが、早めに水で洗うとすぐに綺麗になる。
全国にたくさんいる。
[むだげまる]
悪魔系妖怪。
全身ちり毛の妖怪。
こいつが取り憑いていると、毛を剃っても剃っても5分で生える。
顎が青い人は結構こいつの被害者。
人間のタバコの吸い殻が好きで、猫又亭で買っていく。
こちらも神様ビームで簡単に溶ける。
はげまるだしと同様に水で流せる。
全国にたくさんいる。
[キリタニサンバ]
悪魔系妖怪。
昔猫又亭で買った一輪車に乗って、ずっと瓶に手を突っ込んで入っている虫をバリバリと食べている。
猫又亭では、虫とカブが入った浅漬けの瓶をいつも買っていく。
虫は、コオロギが1番好きらしいけど基本、ダンゴムシ以外何でも食べる。
全国に数匹いる。
[もうすぐ2時50分]
悪魔系妖怪。
又三が命名。
本名は本人も知らない妖怪。
というより、基本的にまともな会話が出来ないのでわからない。
夜の2時50分にスパッツを履いた股間から、ドーンという音を出す。
みんなの街でも、夜中にドーンとよくわからない音が聞こえる時、だいたいこの妖怪の仕業。
こいつが来るとうるさくて眠れなくなる為、又三はイベントなどをやる時以外は、夜中の2時前には必ず寝ることにしている。
この世で1匹しか居ない事は確認済みだが、何故か全国のあちこちで出没情報がある。
あんまりうるさい時は、お店で売っている「妖怪撃退バズーカ」で倒して吹っ飛ばす。
それでも、次の日には必ずピカピカに復活している。
[ピョエール瀧口]
悪魔系妖怪。
いつも音楽を身体から出して踊っている。
卓球が好き。
この世で1匹のみ。
初めてお店に来た時、富士山の格好をしてたので、又三は「富士山」と呼ぶ。
悪魔系妖怪だが、人気ミュージシャンで良い奴なので、猫又の友人も多い珍しいタイプ。 大麻(おおあさ)とMTTBが好き。
[ヘンナチーズ]
悪魔系妖怪。
いつも3匹でいる。
昔は5匹だったらしい。
みんな同じ顔してて、又三の半分の背丈で卵型の妖怪。
チーズの様な香りがする。
酒を飲ませると、真ん中の一匹が「信号!!」と叫ぶ。
本当に信号と言っているのかはわからないが、そう聞こえる。
いつもお揃いで白いブリーフを履き、猫又亭で3枚セットを購入していく。
いつも仲良くぺちゃくちゃ喋っていて、又三以外にはピーチクパーチクとしか聞こえないが「信号!」だけとりあえずわかる。
普段彼らが話している内容がほとんど、マヨネーズとビンテージデニムとワインの話なので大したことは話していない。
又三曰く、お互いの話は聞いていないらしい。
[アンクニクロネズミ]
悪魔系妖怪。
見た目は可愛い黒いネズミ。
自分達が住む島を持つ。
ファンタジーな夢を見させて被害者がウフフアハハとしている隙に、高額が入っている財布のお金だけを盗む悪質な泥棒妖怪。
兄ちゃんの「タケチ」がよくサイフを取られている。
又三は、このネズミだけは関わるだけ無駄だと思っているので、絶対にお店に入れない。
このネズミがお店に近づくと、またたびを詰めたバズーカー砲をネズミに直接打ち、近所の猫を呼び寄せて一網打尽にする。
色々試行錯誤した結果、沢山居すぎてイタチごっこな為、退治にはこの方法が1番手っ取り早いらしい。
最近、世界中にこの隠れネズミがたくさんいる事が判明していて、又三は知り合いの人間や妖怪達に騙されない様、注意を促している。
[Mr.ケダラケナンダーゼ]
悪魔系妖怪だが、ほぼ無害。
たまに猫又亭に来る紳士的な妖怪。
昔、人間の映画にも出た事があるらしい。
いつも蝶ネクタイをしていて、ひたすらストレートな毛だけの紳士。
いつもレトロな高級そうな車に乗ってくる。
背丈は又三の半分くらい。
「トンとチンとカン」のオリーブオイル漬けが好きで、いつも猫又亭で瓶詰めを買っていく。
海外の妖怪らしく、何を喋っているかはっきりとはわからないが、又三曰く、女の子の話ししかしてない。
話し声がピーチクパーチクとしてて、何を言っているのかは人間には不明。
それでも、スマートにしょっちゅう女の子をナンパしていて、何故かいつもスムーズにお持ち帰りしている。
数名の猫又談で、「奴がモテる理由がわからない」らしい。
◯中性妖怪◯
物や植物や死骸がいつの間にか妖怪になっていたという現象から生まれた妖怪。
出汁にもなるし、食べても罪にならず問題ない。
〜出汁になる妖怪〜
[トンとチンとカン]
三匹セットでその辺によくウロウロしている。
生き物の死骸の目玉が独立した妖怪。
妖怪カレーに入れると美味しいというカレーレシピを又三が公開後、一時的に妖怪の世界では高額転売されるなどの時事ニュースにもなった。
出汁に使う時は3匹捕まえないと意味がないらしい。
言葉を持たない。
〜薬になる妖怪〜
[ケシゴムノハナ]
妖怪が頭痛や腹痛の時、少量を煎じて飲む。
痛みを忘れられるが、大事な事も忘れてしまう。
もしくは昏睡状態になってしまうので、摂取する量を間違えてはならない。
人間の鼻に似ていて、竹藪に生えている。
自分では動けない。
言葉を持たない。
[
毒キノコ。
食べると美味しいが、毒があるので必ず火を通さないと幻覚を見る。
妖怪カレーに入れると非常に美味。
近くに行くとゆるく踊っているように見え、ヘラヘラした顔にも見える。
川の近くに生息してる。
言葉を持たない。
[
毒キノコ。
姿はほとんど紅菊茸。
紅菊茸によく似ているので間違えられる事が多い。
紅菊茸とはついている顔が微妙に違い、無表情で、普段は無味無臭。
紅菊茸と違うのが、火を通しても毒が抜けない。
うっかり食べてしまうと、10秒地獄の苦しみでのたうち回る。
この毒では絶対に死にはしないが、10秒も我慢するくらいならあまりの苦しさに死ぬほうがマシだという声もある。
しかし、不思議と妖怪カレーに入れるとこのメニューだけ毒が抜けることを又三が発見。
何故かは不明。
普通に食べるとすごい苦しむが、10秒で治るので、間違えて食べたらとにかく自身で死なないように耐えるのがコツ。
近くにいくと話しかけようとする素振りを見せるが絶対やめる。
この動作が、ゆるく踊る紅菊茸に見えるので、紅菊茸を取りに行って間違える妖怪も少なくない。
川の近くに生息。
言葉を持たない。
[マンドラゴラ]
人間界にもあって、通常のは普通の野菜。
妖怪カレーに入れるには、土から抜くときに悲鳴をあげるやつでないと意味がないらしい。
近くに人間がいると、その悲鳴を聞いて人間が死んでしまう為、土から抜く時は周りに気をつけなければならない。
◯又三と主に関わる神様◯
[
豊満なワガママバディのいつも遊びに来る妖艶な神様。
たぶんオネェ。
神様なので何となく確認出来ない。
喋りが軽め。
又三の事をいたく気に入っている。
又三が猫又になる時、担当したのも彼女。
毎回、強引グマィウェイで口実を作っては猫又亭に遊びに来る。
悪魔系妖怪には非常に厳しくて、側にいるだけで問答無用ビームを浴びせ強制成仏させてしまう。
本業は芸と楽の神様だが、猫又族の契約更新などの管理もしている。
楽器ならなんでもござれだが、琵琶が得意。
[
知る人ぞ知る地獄におわす御方。
お不動様の名で人間界では親しまれている。
又三を地獄へ招待し、改心して転生後に天国へ行けそうな者を、一緒に探す。
お不動様の頭のハスの花に乗せてもらい、地獄の火の海を歩く様子は圧巻。
見た目は恐ろしいが、とても慈悲深い暖かい神様。
憑いた悪い物をなどを地獄の炎で焼き尽くしてくれる事は有名。
今回は以上とします!
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