第2話 本当に大切なもの
ペコリ。
突然ですが皆様、わたくし、猫又亭唯一の従業員の麻太と申します。
恐縮ですが、店主の
どうぞよしなにお願い致します。
今日はこないだ来てくれたお客さんのお話。
その日のお客さんは「とうま」
とうまは小学4年生。
こないだ10歳の誕生日を過ぎたばかりだった。とうまには弟の「かずま」がいる。とうまはその日すごく落ち込んでいて、ものすごく怒ってもいた。ずっと欲しかったゲームを、両親から誕生日プレゼントでもらった。そこまでは良かったのだが、弟のかずまに壊されてしまったのだ。
原因はささいな兄弟ゲンカ。
とうまは、もらったばかりのピカピカのゲームを、次の日に学校から帰ってきたら、沢山やりたかった。でも弟のかずまは、やっと学校から帰ってきた大好きなお兄ちゃんとブロックで遊びたかった。かずまがブロックで遊ぼうと誘っても、ゲームを始めてしまって集中しているとうまには聞こえない。返事もしてくれない。オヤツを持ってきても見向きもしない。
面白くないかずまがやきもちをやき、とうまからゲームを奪い取り、全力で壁に叩きつけてしまったのだ。ゲームは壊れ、遊べなくなってしまった。 とうまは怒り、弟をなぐり、突き飛ばし、泣いている弟をを尻目に家を飛び出してしまったのだった。泣きたいのは自分だ!と、とうまは思っていた。半泣きしながら商店街をズンズン歩いていった。
ずいぶん歩いたところで、とうまは来たことがない路地に出た。
変なお店がある。
変な音楽が聞こえてくる。
ボヨンボヨンとした音が聴こえる。
「猫又亭」と書いてあるが、とうまは漢字が苦手でまだ読めなかった。
ねこ……ん??
猫はなんとなくわかったけど、他が読めない。
漢字の練習サボっているからな。
とうまは少しだけ普段の勉強不足を反省した。
奥を見ると、見たことがない物が沢山ある。変なボタンがたくさんある
とうまが見てると、そのうちの人形の一体とぱちっと目があった気がしてビクッとした。
な、なんだここ?おばけかな?
関わらない方がいいと思いつつも、更に奥を見てしまう。すると、中にもっと変なやつがいた。
目はくりっとしててまつ毛がピン。ぽってり下くちびる。全身猫の着ぐるみみたいなの着てて、尻尾は2本ある。
なんかのゆるキャラか?
店も変だけど、こいつが1番変だ。と、とうまは思った。その変な生き物と目が合った。
「いらっしゃい」
と、それは言った。
うわ!話しかけられちゃった!
と、思ったその瞬間。
「あれ?」
と、気付いた時には、とうまはその店の中に入っていた。
「何かお探しかな?」
それはすぐ後ろにいた。
「うわっ!」
店に足を踏み入れた記憶はない。とうまはドキドキしながら、その変な生き物をよく見てみた。
いきなりでびっくりはしたが、その生き物は意外にも不思議な優しい子供っぽい声をしている。毛はふわふわしていて、触り心地がよさそうだ。しかし、改めて見るとやっぱり変だ。
本人、鼻水が出ているのに気にしてない様子。でも、喋る感じが大人のようでいて、子供なのか大人なのかわからない。背丈は130せんちのとうまより少し低いくらいだ。体型は人間の赤ちゃんみたいにぽってり腹で、手足は結構短い。尻尾はフォンフォンと動いている。
ぱっと見は可愛いっぽいが、こんなやつ近所で見たことも聞いた事も無い。結論は、やっぱり気味が悪い。
とうまはビビって動揺していた。が、そんな気持ちをこの変な生き物には何となくばれたくなくて、仕方なく冷静を装い、辺りを見回すふりをした。でも、見回してとうまは後悔した。近くでこの店の商品を見ると、こちらも変なものだらけ。真っ黒のトカゲのような物がジップロックに入って吊るされていたり、気味の悪い目玉が3つよくわからない液体と共にギュウッと入れられている瓶があったり、使用済みのようなタバコの吸い殻、小汚ーいいかにも臭そうな靴下などがジップロックに入って値段がついている。
うわぁ……
と思いながら早々に帰るタイミングを考えていた。
と、
あ!!
とうまの目に止まったものがあった。今日、弟のかずまに壊されたゲームだった!見た感じ、中古品のようだ。ここの商品だろうか?値段が書いてあるが、見たことない漢字で「壱万円」とかかれている。「万円」しか読めない。とうまは、本当に漢字の勉強しなきゃなと思った。
とうまは読めないと思われるのが恥ずかしかったが、金額を確認したい気持ちの方が強かった。ムッとしたようにその変な着ぐるみにゲームを指差して聞いた。
「これ、なんて読むの?」
「いちまんえん」
その変な着ぐるみが即答した。高い。
こいつ、僕が漢字を読めないと思って、馬鹿にしてるのか?
と思った。とてもじゃないが、そんな高額、小学生の自分が持ってる訳がない。とうまが、ガックリして店を出ようとしたところを着ぐるみが呼び止めた。
「きみ、これ欲しいの?」
「あ、うん、でも僕の小遣いじゃ足りないから」
とうまは素直に答えた。
「いいよ、君が払える分で」
「え?ほんとう?」
「うん、本当。そのかわり、君だけの大切な物と引き換えだよ」
「いいよ!」
今の自分にゲームより大切な物なんてありゃしない!ラジコンだって、ブロックだって大事だけどくれてやる!と、とうまは思った。
「僕のおもちゃのブロックでいい?」
「君だけの大事なものならいいよ」
ラジコンもブロックも昔はとうまだけの物だった。
けれど、今はかずまも一緒に使っている。
自分だけの大切な物ではないけど、元々自分のだったし、かずまには貸してやってるだけだ 今も大事なものには変わりはないから、自分が良ければいい!かずまだって僕の大事なゲーム壊したんだもの。少しくらいおもちゃ無くなったって構やしない。
その着ぐるみは続けた。
「あ、あとね、もしそれが君の本当に大切なものじゃなければ、本当に大切な物が君の近くから消えてしまう事があるんだけど、それだけ気をつけてね」
言ってる事がよくわからないが、ゲームが手に入るなら今のとうまにはなんでも良かった。
「いいよ!他に大切なものなんてないもん!あとはラジコンとかだからなくなってもいいよ!」
「そうか、それなら大丈夫だね」
着ぐるみの中に見えるぽってり唇がにっこりした。
「やったね!超ラッキー!今からブロック取りに帰るから、待ってて!すぐ来るから!」
かずまは叫ぶように返事をして、走って家に帰った。
バタン!ドタドタドタ!!
「お兄ちゃん?帰ってるの?」
おかあさんの声が聞こえる。
とうまはかずまを泣かした事を今怒られると面倒だと思い、返事もせず、ブロックの箱を見つけると、それを担いで急いで家を出た。そして、全力で走っていき、店にもう一度入った。着ぐるみはちゃんと待っていた。
ゼェ、ゼェはぁ、はぁ……
「持ってきたよ、はぁはぁ、これ!」
着ぐるみにブロックの箱を渡す。
「はい、確かに。じゃあ、これは君に渡すね」
とうまは着ぐるみから紙袋に入ったゲームを受け取った。
受け取ったその着ぐるみの手には、ちゃんと猫のような肉球があった。そして、その手は思っていた以上にふわふわであったかい。まるでデカい猫の手を触ったみたいだ。ゲームを受け取り、店を出た。
「まいどありー」
最後に着ぐるみの声がした。微かに聞こえたが、とうまは振り返らなかった。
「自分で買っちゃった!ブロックでゲーム買えるなんて知らなかったよ!信じられないや!超ラッキーじゃん!」
とうまは高揚感に溢れていた。その時間はもう夕日が照っていた。急いで家に帰り、ご飯の時間まで自分の部屋に篭ってゲームをやりこんだ。
楽しい!楽しい!最高!
その間、いつも乱入してくるのに不思議とかずまが邪魔をしてこない。
よしよし、かずまもさすがに反省したのかな。
時計は18時をまわり、ご飯の時間になった。とうまが席に着くと、弟のかずまの姿がない。
かずまはトイレかな?お風呂かな?まあいいか。
早くゲームをやりたいとうまは、それ以上特に気にも止めず、ご飯を急いで食べ、急いで風呂に入り、またゲーム。歯磨きやトイレ以外、ずっと寝るまでゲームをした。
すごく満足だった。
ベッドに入り、思った。
今日は色々あったけど、結果、ゲームも手にはいったし、良かったな。
そういえばあれからかずまと会ってないや。
ゲームも手に入ったし、明日は優しくしてやるか……
とうまはそのまま眠りについた。
次の日の朝は日曜日だった。とうまは起きて歯を磨いていた。眠くて仕方なかった。昨日、あまりにも嬉しくて、長い時間ゲームをやっていたので、興奮してなかなか寝付けなかったのだった。とうまが目を擦りながら朝食のテーブルに着く。用意されたご飯はとうま1人分だった。おとうさんは早くからゴルフに行ったようだが、それはいつもの事だ。
そういえばかずまも居ない。おかあさんに聞いた。
「かずまは?」
「は?」
おかあさんは変な顔をして返事した。
「かずま」
「え?なんのこと?新しいお友達?」
「え?」
?何言ってるんだろう。
「かずまだよ!」
「だから誰よそれ。新しいお友達のこと?うふふそれとも寝ぼけてるの?」
どうも会話が噛み合わない。変だ。
「弟のかずま!」
「はあ?何言ってるの?うちの子はあなただけでしょ、変な事言わないで。いいから早くご飯食べちゃいなさい。冷めちゃうわよ。」
とうまは凍りついた。
「え?」
どういうこと?僕1人?
だんだんと昨日の事を思い出す。
あの変な着ぐるみ……そういえば最後に何か言ってたな。
〈もしそれが君の本当に大切なものじゃなければ、本当に大切な物が君の近くから消えてしまう事があるんだけど気をつけてね。〉
……はははっ嘘でしょ。
だって、かずまは人だよ?
でも……まさか。
バーン!!
とうまは急いで、昨日かずまとケンカした部屋に勢いよく中に入り、家中を探した。
ない!ない!かずまもかずまの物も何もない!!
かずまのタンスも、かずまのバッグも、靴も、ベッドも写真も何もないのだ。おかあさんの様子を見る限り、おかあさんまでが、かずまを忘れてしまっている。と、いうよりかずまがこの家に居たという痕跡が何もない。とうまは恐怖を覚え、震えながらペタンと座り込んだ。
なんで?なんで?なんでかずまが?
……僕のせい?
どうしよう。どうしよう。
しばらく考えていた後、とうまは閃いた。
そうだ!かずまはあのお店に居るかもしれない。ゲームをあのお店に返したら、かずまも戻ってくるかも!
とうまは自分の部屋にあるゲームを抱えると、一目散にパジャマのまま家を飛び出していた。
ぜぇ、ぜぇ、はぁ……
あのお店の前に着いた。いや、正確に言えば、お店のあった場所には着いた。だが、肝心のお店がない。まっさらな更地なのだ。お店の残骸も何もない。
なんで?!なんで?!ここじゃないの??
でも、お店の前にあったベンチは同じ場所にあった。ふと見ると、いつから居たのかわからないが、老婆が1人そのベンチに座ってタバコみたいなものをふかしていた。変な形のタバコだ。
とうまはなりふり構わずその老婆に話しかけた。
「おばあちゃん!ここにお店!昨日お店あったの!知らない!?」
老婆はとうまの方を見もせず、相変わらずキセルをゆっくり吸い込むと、うまそうにプワワーっと煙を吐いた。そしてゆっくりと、顔は動かさずに横目だけでとうまを見た。この老婆も気味が悪い。ナマズみたいな顔だととうまは思った。
「あんた、その店みたのかい?」
やっと老婆が口を開いた。なんだか、身体に染みてくるような声だ。
「う、うん!昨日、ここでゲーム買ったんだ!でも、やっぱり返したくて今日来たらお店が無いんだよ!おばあちゃん知らない!?」
とうまは藁にもすがる想いで泣きそうになりながら喚いた。そんなとうまを見ても全然気にした様子がない老婆は目線をとうまから戻し、ニヤリとしてこう応えた。
「昨日見えて、今日見えない。ほお……。あんた、それはもうあんたにその店は必要ないんじゃ無いかい?その店はな、必要な人間にしか見えないんだ。あんたにもう見えないって事は、あんたにあの店はもう必要ないって事だ。ひっひっひっ……」
まるで悪い魔女のような返事だ。とうまは恐ろしくなり、たじろいだ。泣きそうだ。でも、ここで諦めたら2度とかずまに会えないかもしれない!
すうっと息を吸い込み、震える拳を握りしめ、キッとした表情でとうまは叫んだ。
「かずまが大切なんだ!ゲームなんかいらない!僕にとって大事な弟を返して!!かずまを返してよ!ゲーム返すから!!おい!昨日の変な店と変な着ぐるみ出てこいよー!!!」
その時、パァと優しい光がとうまを包みこんだ。
眩しさに目を閉じていたとうまは光が落ち着くと目を開けた。
気付くと、とうまはまた店の中にいた。
店の奥には、ふわふわした着ぐるみを着たあの変な生き物が奥に座っていた。相変わらずの
シュールな光景だ。
突っ込みどころが多いが、今のとうまにはそれどころじゃない。
「かずま!!ここにいるの!?」
とうまは店の中でもう一度叫んだ。
着ぐるみは今の声でびっくりしたようだった。ビクッ!として椅子から落ちそうになり、中身の入ったコーヒーカップを落としそうになってワタワタしている。なんとか持ち直してカップを置き、椅子にしがみ付き、落ち着いた着ぐるみはとうまに気付いた。
「あれ?キミは確か……」
「かずまを返して!ゲーム返すから!」
とうまは返事というよりも叫んだ。
「かずま?あーあの交換したブロック?
ああ、もしかして……そうか。君だけの本当に大切な物が違っていたんだね。」
着ぐるみは状況をすぐに察した様子で応えた。
「そうだよ!昨日は気づかなかったんだ!ゲームなんかもういらない!
ゲーム返すから、弟を返して!」
普通に考えると、なんて勝手な申し出だ。
まぁ、それは単なる人間としての作者の意見だ。しかし、ここは妖怪のお店。着ぐるみは椅子から降りてきて短い腕を組みこちらへ歩きながら言った。
「うーん、それはいいんだけど……」
いいのかい!と突っ込みたくなるがこの店なら良いみたいだ。
「いいんだけど……」
と、同じ事を二回言った。
着ぐるみは、困ったような顔をしている。
「いいんだけど?なに?!」
とうまは半泣き、半ギレで喚く。
「また弟くん消えちゃうかもしれないよ?」
「え!?」
「……君次第なんだ」
その生き物はとうまを奥に連れていき、椅子に座らせた。短い腕をそのまま組みながら、不思議な優しい声でゆっくり話した。
「このお店は妖怪とか、魔界のものが住む世界の一部なんだ。いつもうちのお店にくるお客さんはほとんどが妖怪なんだけど、たまに人間にも見える人がいるから君のような子がお店に入ってくる事もある。僕は猫の妖怪で猫又。猫又又三っていうんだ。」
とうまは少しずつ涙を流しながら黙って話を聞いている。
「一度このお店で交換した商品となってしまったものは、物質的な物だとそこまで問題無いんだけど、今回のように間違って交換されてしまった人や動物とかだと、返品されて帰った後も強い妖気を帯びてしまう。そうするとね、また、もし君が『弟くんを要らない!』と、少しでも思ってしまった時、かずまくんはこの世界から消えてしまうことがあるんだ。
死ぬことはないけれど、妖怪の世界に行ってしまうような感じかな。2度と君の所へは戻らなくなってしまう。もしくは、このお店から商品を一度でも交換した君が、この世から消えてしまう事もある。弟くんに憑いた妖気は消えてしまえば、そういうことは全部心配はなくなるんだけど、妖気は一年で消える事もあれば、一生消えない事もある。君に弟くんを守る覚悟はできるかい?」
とうまは即答した。
「いいよ!僕、弟を要らないなんて思わないよ!弟は大切な家族だ!喧嘩したって、ゲームを壊されたって、腹は立つけどかずまが大切な事は変わらないよ!僕は1番大切な事に気づけたんだ!この事を忘れずにいられるよ!」
猫又はにっこりして頷いた。
「そうか、そこまで言葉にできたなら、今の君なら大丈夫だろう。じゃあ、ゲームは返してもらうよ」
猫又がそう言うと、周りがパァと光り出した。光の中で猫又の声が聞こえる。
「とうまくん、お家に帰ってみてね。かずまくんはもう大丈夫だよ」
あまりの眩しさにとうまは目を瞑った。
光が落ち着き目を開けると、とうまは更地の真ん中にいた。
周りには老婆が座っていたベンチだけがあるが、老婆も猫又もお店もない。
手にはゲームもない。
とうまは何かを思い出し、更に見渡して、走り出した。
そうして、一目散に家に駆け込んだ。
ガチャン!!
ドアを勢いよく開けると、中からおかあさんの声が聞こえる。
「とうま?どこ行ってたのよ?朝ごはん冷めちゃたでしょ。早く食べなさい。」
とうまは急いでリビングへ向かった。
そこにはいつもと変わらないかずまの、弟の姿があった。ニコニコしたかずまは言った。
「兄ちゃん、ご飯も食べないでどこ行ってたの?パジャマのままだよ?」
とうまはかずまの声を聴くとほっとして、その瞬間せきをきったように勢いよく大声で泣き出した。涙としゃっくりが止まらない。パジャマのまま、いきなり帰ってきたと同時にぐしゃぐしゃに泣くとうまを見て、かずまとおかあさんはびっくりしていた。2人はとうまに駆け寄り、なだめた。
とうまは、かずまが居る感触と、安心と、罪悪感と、とにかく色んな感情がぐちゃぐちゃになりながら、しばらく泣き止めなかった。
同じ頃、又三は珈琲を飲みながらお店のでかい水晶からその様子を見ていた。1人でウンウンと頷きながら、下膨れのほっぺからにっこりしたくちびるが覗いた。
その後、とうまもかずまもこのお店に来る事は一度も無かったという。
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