第29話 ポテトの味
.....どうすればいいのだろうか
どういう訳か先輩と駅前のマッキュナルドに来ている。
彼女とか、付き合ってるなんて噂が出ないかとても心配だ。
それより今まで関わりのなかった女性という人種が目の前にいる。
緊張で下しか見えない、ハンバーグの食べ方がわからない。
こういう時なんて話せばいいんだっけ
気まずい,,,,
時間だけが過ぎてゆく
あのさ...
先輩が口を開ける
あっはい
声が裏返った、額から汗が出る、耳が赤くなってるのがわかる。
嫌、なんでもないです....
日本語がうまく話せなくなった。
ふふっ、あのね,,,
もし、嫌ならこの部活やめていいんだけどね、
実はまだ部活動にすらなってないんだ
前に他にも部員がいるって言ったと思うんだけど嘘
今日来てくれていたあの子と、私だけなんだ
なにか大切なことを言われた気がするが、緊張で聞こえなかった
え、あっはい。
別に大丈夫です。
何を言ってるかあまり理解できなかった。
ホントに⁉よかった
先輩はとても喜んでくれた。
今日はそれを伝えたかったんだけど、嘘ついちゃったし、罪悪感みたいな後ろめたいなみたいな。
ごめんね、この部活復興させたいなって思って、でも前に来た子たちはみんな入部届出してくれなくて....
先輩の顔を見ると先輩も顔が真っ赤になっていた。
か、彼女にはホントの事伝えたんですか?
先輩にそれを聞くと先輩は首を縦に振った。
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