第13話 虚偽

それでさぁ〜


11月に入った。


意外と、前みたいにトラウマは落ち込む事は無くなってた。


今は元気に過ごしてる。


時々彼と彼女が、仲良さそうに話してるのを見ると、胸が締め付けられるが。


でも、今は友達も居て、普通に暮らせてる。


楽しい。


今は元気に最近のオカズについて、話してる。


てかさぁ〜、最近6分ぐらいしないとイかないんだよねぇー


まじ?遅尿じゃね?


こんな話を毎日してる。


お前らキモっ


前クラスが同じだった奴が話しかけてきた。


奴は、よくそんな話できるな


と、言ってきた。


奴は彼女がいる。


ねぇ、


僕は奴に話しかける。


彼女とヤったの?


普通に聞く。


ヤったよ。


どうだった?

感想を聞く。


なんか、想像してたのと違った。

ぎこちなかった


と、彼は言う。


....初めては中学校の頃に捨てるのが普通なのだろうか。


...みんなヤってるの?


僕は聞く。


付き合って半年ぐらいでするかな。


そ、そうなんだ。


ヤケに具体的だった。


彼と彼女は、ヤってるの?


僕は答えを知ってたけど、あえて聞いた。


ヤってないよ。


奴は答えた。


そう、なんで分かるの?


とは、聞かなかった。


でも、奴は嘘つきだ。


ありがと、じゃあね。


僕は手を振って奴と別れた。


奴は童貞かも、しれない。


奴は嘘つきだ。


また、心が荒んで行った。


奴はもしかしたら、童貞かも、しれない。


僕は、人の事が信じられなくなった。





※奴の彼女と、彼の彼女は別人物です。



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