第3話 初恋の味は苦虫の味。

初恋の味はレモンの味らしいが僕はちがった。

僕の初恋の味は、苦虫の味でした。


彼女は股を開いて、性行為をしてる。

彼女の相手は僕よりも勉強が出来て、僕よりも友達が多い、僕より優れてる彼だった。


正直彼とあの子が付き合ってるのを僕は知ってたし、みんな知ってた。


けど、現実から目を逸らしたかった。


いつかは僕の所に来てくれて、僕と付き合ってくれるって。


本当は僕をせかす為に彼と付き合ってるんだって思ってた。


でも違ってた、分かってたけど辛かった。


彼と彼女は沢山の物を持っている。

僕には無いものを


僕は何も持ってない。


唯一手に持ってるのは

精液と、汗が付いた夏休みの宿題だった。


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