前回までのあらすじ
僕は中学生探偵 森野金太郎。クラスメイトの白石かぐらさんに落とし物を届けようとしたところ、怪しげな男たちに襲われ、気が付くと――
クマになってしまった!
「大きくなっても度胸は同じ――じゃないよ。なんでかっぺー風に語ってるの。お兄ちゃんは新一でも名探偵でもなくて真正童て」
わわわ! み、ミーちゃん……いいじゃないか。作者が更新サボっててみんな話忘れてるだろうと思ったから、まとめて説明しておこうと思ったんだよ。
「とかなんとか言っちゃって、ちゃっかりイメージアップしようとしてるじゃない。本当、アサハカ。でもま、いいんじゃないかな。お兄ちゃんは、そういうコスい人間だってことがまさに表現されてて」
うぅ……ミーちゃんの僕に対する扱いもわかるよね……
「まじめに説明すると、小学生にカツアゲされるほどヘタレなお兄ちゃんが、身の程知らずに片思いしてる白石さんに近づきたいと思って神社にお祈りしたせいかクマになってしまって、元に戻るため、警察に追われながらも神社に向かおうとした、というところかな」
警察に追われたのはミーちゃんの用意した変装がいかにも不審者だったからだよね。多分わざと。
「いやだなぁ、お兄ちゃんてば。隠しても隠し切れないほどの不審者オーラを妹のせいにするなんて。あふれでる怪しさも自覚できないなら、外も出歩けないよ? ま、最悪私はそれでもいいんだけど」
僕は嫌だよ、普通に……。
とにかく、僕がクマになってしまったカギは神社にある。さて、僕は無事に戻ることができるのか、そして白石さんと仲良くなれるのか――
「そもそも、作者がちゃんと書き上げるのか、という心配もあるよね」
あ、うん、まさに。それだね。
「うん」
うん。
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