2022年8月2日ー8月7日 青森ねぶた祭

今年のねぶた祭は、何と3年ぶりの開催へと。この間にねぶたの組み上げに入るも、やはり中止のバラシに入ってしまう事もあって、よくも存続出来たのがやはり伝統なのかなと思います。山車1台で3000万円。それは団体と広告の協賛があっても、どう転ぶか分からないコロナ渦中では、参加を見送る団体がいたのはやむ得ない事。


今年の事前雰囲気は、本当にねぶた祭りがあるのかの沈下ぶりです。そして今日4日に所用で新町に行ってみると、ややの雰囲気は戻っています。ただねぶた大歓迎の飾り付けに、屋台に、物販販売は、何より桟敷席撤廃は、自粛があったとしても、この新町で行う必要があるかです。持論である、郊外の運動スタジアムでクローズド開催しても良い時期かと思います。


そして、幸か不幸か新幹線等のインフラ整備で、前のりせずにジャストでねぶた祭りに入れるからの、長い年月を掛けての徐々にの閑散も拍車を掛けています。

昭和の時代は、観光客の前のり効果で、ねぶた祭は昼から盛り上がって、夜のクライマックスに向かって行きました。どれくらいかと言うと、今年の自粛開催の20倍は有ったと思います。ここ通年の落ち着いてる1日40万人に対して、今年は未公表と言いながら12万人の報道が有ります。この先の感染対策を考えたらこれでも多い程です、せめてスタジアム規模の5万人に抑制しないと、どうクラスターが生まれるかです。


いや決して大きくない声で感染対策はしています。大人数を収容する桟敷席は撤廃され、運行時間が来たら座席展開。距離を保つも、いざ新町アーケードの往来を考えると近いかなと。また何よりはトイレ対策も新町商店街の自助努力で貸し出していましたが、1コマ仮設トイレ3つ並べる程度で大丈夫かの雰囲気は有ります。

感染症対策をしているのなら、それが限界でしょうけど…アンチマスク派がどうしてもいたりで、危うきに近寄らないのが来年以降のテーマになりそうです。



いつ終わるか分からないコロナ禍を考えたら、どうしても郊外のスタジアム開催かなを何度か提言しています。それでも新町に拘るのは、そのう、地価の問題でしょう。ねぶたの経済効果は通年で230億円を稼ぎ、新町にも相応の金額が落ちる為、他地域開催はもっての外になるでしょう。


ただその新町は、郊外ショッピングセンターが隆盛となり、もはや空洞化しています。それはシャッター街もさる事ながら、何故かタワーマンションラッシュです。

ここ一体誰がそんな高額案件買うかになったのですが、あるモデルルームは完売御礼が出ています。察してしまうのは、隣国の投資でしょうね。そうなれば住居実績が無く、あっても民泊化、何れは新たな外国タウンの誕生になるでしょう。まあそれでも良いと、建設許可を出したのですからそれはそれです。いざ完成して、何それで青森県民が怒るかもしれませんが、それはそれで外国タウンの特筆に触れるのも、新たな生活様式です。


もう別に、地下電線を通した近代化のねぶた祭を続ける意義はあるのかなが有ります。戦後、平屋建ての多かった新町の事を慮れば、一から新天地でのびのびと新たなねぶた祭りのあり方を探るべきと思います。ぶっちゃければフェス的な要素に持っていっても良いと思います。


大事な例で言えば、今日見たねぶたのお土産品、もうちょっと完成度高ければが有ります。フェスの物販で言えば、円盤、記念Tシャツ、記念タオル、トートバッグ並みのプロダクツがあるべきでしょう。毎年劇的に変わらないのであれば、特上顧客を生み出すのは困難です。ねぶたは、ねぶたが終わった頃より始まるものと立ち止まるべきでしょう。


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