20世紀 映像化への夢

高校生に頃に読んだ「白夜を旅する人々」から始まり、大学に通って、サラリーマンとなり、三浦哲郎作品は読みつづけました。

それは三浦哲郎作品に見られる繊細さ故の優しさに触れる事がただ得難く、夢としてはこの世界観は映像化しないといけないのではと、何をか無茶過ぎる望みです。


そして「白夜を旅する人々」の映像化をふと。学生時代は映画監督できたらなと、サラリーマン時代はこのロケーションでこの予算ならのプロデューサー志望。そう考える程に困難なのですよ、昭和初期の八戸の原風景は。

それは古民家借りれば良いでしょうも。降雪地域故に昭和の古民家はほぼほぼ有りません。何より八戸は三陸海岸なので大中小の津波が襲来しては、その都度近代的な建物に建て替えられていったので、「白夜を旅する人々」を八戸で撮影するのはかなり難しく、出来るとしたら内陸の南部地域しかないかもですよね。


ただそのそこはかとない夢も、21世紀になって会社の業務量が倍になったので忙殺され、再び「白夜を旅する人々」を巡るお話は東日本大震災以降になります。


ただ仕事に忙殺される前に、青森のフィルム・コミッションに参加するという選択肢もあったのではと思いますけど。今となっては直に創作方面に傾倒した方が自適な私に向いていたかなともです。

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