音楽三昧

 最近、時間を忘れるほど、音楽に熱中している。昨日など、病院の予約を忘れていたほどである。水曜日だと信じ切っていた。


 パソコンに音楽を打ち込んで、歌を吹き込んで、YouTubeにアップする、が今のところの目標である。まだまだ、乗り越えなくてはいけないハードルがたくさんある。


 まず、マイクだ。パソコンに内蔵のマイクでも録れるには録れるが、音が割れるのである。音量調整がうまくいかないし、パソコンに向かって歌うのは、何とも気分が乗らない。高価なもので、お金が羽をはやしてパタパタと飛んでいくようだ。


 それから動画の作り方を勉強しなければならない。映像と音声を組み合わせるとなると、やったことがないので、ネットで調べてみる予定だ。


 神様っているんだなと、つくづく思う。


 打ち間違えた!


 と思いつつ、再生を押してしまうことがあるのだが、


 こっちのほうがイケてるじゃん!


 こんなことがよく続く。偶然が生み出す、センスのよさは、神様からの電話がかかってきた時だ。なんて言って、霊感のある私には、スパルタ式に厳しい光命が背後にずっと立っているのを感じている。


 時々言われる。


「ピアノだけください」

「刻んだギターください」


 普通に話していたが、これって、音楽を少しかじらないと意味不明なことなのだなと認識した。


 最初の言葉は、ピアノの音以外はミュートをしてください。(消してください)

 二番目は、コードを弾いているギターのミュートを外してください。


 そうして極めつけ、音楽の神様――光命から注意点がやってきた。


「ベースの音は一オクターブ上ではありませんか?」

「え……?」


 楽器にちょっと触れたことしかない私には、まだ難しかったようだ。こんなふうに曲を毎日アレンジしている。実は、他の音楽の神様から昔プレゼントしていただいた曲が未完成のままなので、光命を通して、完成したものを是非ともその方へ届けたい。


 本人 いわく、力作だったらしいので。


 2020年8月7日、金曜日

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る