EP No.016「煉獄登り⑥」

◀注意▶━━━━◀注意▶━━━━◀注意▶

このお話には、R-15Gの要素があるよ〜♪

こっちは責任取れないから、見る際には十分気を付けてね〜♪

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~前回の最終シーン~

セーバル「分かった!セーバルと君の、、、二人だけの秘密だね!」

ケモナー「少々待ってくれ。君を特別な存在として判定する。これで君の記憶は、上書きされない筈だ。」

キーボードからコマンドを入力しセーバルを特別な存在として登録した。

セーバル「ありがとう、、、。」

ケモナー「私はこの世界を創る、、、それが私の生に課せられた使命なのだから。」


~前回の続き~


ケモナー「さて、今の所は帰り給え。」

セーバル「え〜?」

ケモナー「文句を言うな。私はこっち三次元。君はあっち二次元の者だ。」

セーバル「いいじゃん!時間は止まっているんでしょ?」

ケモナー「だとしても、だ。」

セーバル「…分かったよ、、、。」

ケモナー「この件が一区切り付いたら私の所に来い。君はそれまで生きるんだ。」

セーバル「…うん!」


……………………数分後………………………


セーバル「また後でね!」

ケモナー「あぁ。」

そう言って彼女は元の場所に戻った。

ケモナー(久しいな…こんな気持ち、、何時振りだろう、、、。)

そう言って彼は写真を見た。

ケモナー(世界をスキャンしても反応無し…消えた場所を捜索しても見当たらない、、、一体、何処に居るのだろうか…。)


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~覚醒!!~


レヴィ(どうだった?)

セーバル(うん。ちゃんと貰った。)

レヴィ(そっか、、、じゃあ僕が居る必要は無いみたいだね。)

セーバル(ううん。君が必要なの。)

レヴィ(どういう事だい?)

セーバル(私と一緒に居れば分かるよ。)

レヴィ(うん???)

セーバル(とにかく、、この状況をどうにかするよ。手伝って。)

レヴィ(仕方ないなぁ…僕の槍を使えば?)

セーバル(分かった。)

すると、彼女セーバルの意識が表層化して行く!


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~出撃!メテオストライカー!~


ルーラー(今の内に、、、ッ!)

颯真「おい!待てよ!」

セーバル「慌てなくて良いよ。」

颯真「お前!?」

セーバル「待たせたね。颯真。」

颯真「俺の名前を、、、!?」

セーバル「あの時はごめんね。でも、今から私は貴方の味方だから。」

颯真「セー、バル。」

セーバル「とりあえず、私の新しい力、、、見ていてね…メテオストライカー、、GET.READY...GO!」

すると、、セーバルはクリエイター形態に!右手にはリヴァイアサンの槍が!

颯真「セーバルが、、、クリエイター!?」

セーバル「うん。じゃあ、ちょっと追いかけよっか。」

颯真「あぁ。」

エミカ(なんかさ…クリエイター多くなって来たよね、、、。)

セリアン(そうだな、、、。)

颯真「じゃあ、行こうか!」

セーバル「分かった!行こう!」

二人はフルブーストでルーラーを追いかけ、ドールを取り戻しに行く!


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~誰かの光~


時は遡り、颯真との通信直後

ミライ「と言っても、、、正直私達だけではもう、、、。」

サーバル達を周囲の警備に当たらせた後、、彼女は一人で考え込んでいた。

颯「ミライさん!」

ミライ「颯さん!」

颯「無事でしたか!…ドールは一体何処に?確かシェルターに向かった筈…。」

ミライ「それが、、、分からないんです。」

颯「分からない、、、?」

ミライ「えぇ、、、ドールさんがシェルターに来ていないんです。」

颯「途中で何かあったか、、、或いは…」

ミライ「考え過ぎです!颯真さんがそんな事をする様な者とは思えません!」

颯「分かってる。でも、、この状況をミライさんはどう説明するって言うんだい?現状は彼しか居ない。だからそれしか疑えない。」

ミライ「、、、。」

颯「恐らく、僕達の知り得ない何かが僕達を滅ぼそうとしてる…現時点では、、それしか分からない。」

ミライ「では一体、、、?」

颯「それに関しては彼に聞いた方が早い。」

ミライ「?」

颯「彼は、とんでもない面倒事を持ってきたみたいだね。」

ミライ「面倒事?」

颯「これは本で手に入れた情報だから確信は出来ないんだけど、その遥か昔、神様が存在したんだ。その神様は天使を創った。所が、その中の一人が反逆の狼煙を上げた結果、、反逆した天使達が全て地の底に落とされて、姿を変え悪魔になった。」

ミライ「?」

颯「これはこの世界の太古の話なんだ。」

ミライ「本当ですか!?」

彼女は凄く驚いている。そして彼はコクリと頷いて話を続けた。

颯「アンイン地方にある巨大な穴も、、北海地方にある巨大な塔も、、場所は違えど全てあの本に記されていた。それに、、彼の様な存在も、別の本に記されていたんだ。」

ミライ「そんな、遠い昔の話が本当にあるのですか?」

颯「それしか考えられないんだ。だったら、さっきリョコウバトや旦那が何故ああ言ったのか。単なる嘘?それは無いね。だって嘘を吐ける程、ねじ曲がっちゃ居ないと思うよ?彼らの行動からしてね。じゃあ、何か重大な事を隠していた?それも無いだろう。彼らの目的は会議で既に聞いた。それ以外の目的があるとすれば、誰かに出会う為。或いは…」

と、ここで、サーバル達が戻って来た。

サーバル「たっだいま〜!」

アライグマ「フッハッハッハ!アライさんは最強なのだ!」

フェネック「ミライさんただいま〜。」

リョコウ「ただいまですわ!」

ミライ「お帰りなさい皆さん!」

サーバル「いつも通りもふもふするね。」

颯「生粋の動物好きだね。」

アライグマ「凄く愛を感じるのだ。」

フェネック「今回は私かぁ、、、。」

ミライがフェネックをもふもふしている。

颯「それより辺りには居なかったのかい?」

リョコウ「えぇ、居ませんでしたわ。」

颯(う〜む、、、となると彼の辺りか、、、恐らく危険地帯と化しているかもしれない…でも、彼の真偽を確かめる代償としては、、申し分無い!)

そう考えた彼は走り出した。

ミライ「颯さん!何方へ?!」

颯「彼の所に行く!ミライさん達はそのままシェルターを守っていて!」

ミライ「危ないですよ!って、行ってしまいました、、、。」

サーバル「、、、休憩する?」

ミライ「そうですね。私はシェルターの点検をしてから中に入るので、先に休憩していて下さい。」

サーバル「大丈夫?」

ミライ「大丈夫ですよ!これでも機械の修理はお手の物ですから!」

アライグマ「なら先に休憩させて貰うのだ。ありがとうなのだ。」

フェネック「ミライさん気を付けてね〜。」

リョコウ「では、お先に。」

ミライ「はい。」

四人はシェルターの中へ入った。


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~旦那とリョコウバト~


リョコウ「あなた。ただいま。」

旦那「お帰り。リョコウバトさん。」

そう言った彼は少し悲しい表情をしていた。

リョコウ「ねぇ、あなた?」

旦那「何?」

リョコウ「何か、悔やんでいまして?」

旦那「アハハ、、やっぱりリョコウバトさんには敵わないな、、、。」

リョコウ「何を悔やんでいますの?」

旦那「…辛いんだ…誰かを守れないなんて。怖いんだ…誰かを愛せなくなるなんて、、、悲しいんだ…私には力が無い。」

リョコウ「いいえ、幸せですわ。あなたは、私を精一杯守っていますわ、、、怖くは無いですわ。あなたには勇気がありますわ、、、悲しくなんか無いですわ、、、無力と非力は違いますもの。」

旦那「私は、誰かを守れる力が欲しい、、、彼みたいに、、どんな敵にも臆せず、果敢に戦う勇者の様な力が、欲しいんだ、、、。」

リョコウ「あなたは十分強いですわ。」

旦那「…でも、それだけじゃ駄目なんだ!」

リョコウ「!」

旦那「この世界では、、、人を助ける勇気があっても、、平和を思う心があっても、それはきっと叶わない。だからそれを叶える為の力が必要なんだ、、、。」

リョコウ「でも、、その力をあなたは持っていますわ。ここに。」

そう言って彼女は彼の溝落ちを指さした。

旦那「え、、、?」

リョコウ「ドクン、ドクンと鳴り続けるのは他でもないあなたの心ですわ。それはきっと生きる力ですわ。」

旦那「それだけじゃ、、、足りないんだ、、心臓の音が鳴り響いても、平和の鐘は絶対に鳴らない、、、。」

リョコウ(何か、様子が、、、。)

旦那「全部嫌いだ…何もかも、、、私には…何一つ、、、。」

リョコウ「あなた、、、?」

旦那「そ、そうだ、、、彼から力を貰えば、何か分かるかも…!い、行かなくちゃ、、、早く、、、。」

リョコウ「あなた!待って!」

旦那「リョコウバトさんは、待ってて、、、今、から、僕が、強くなる、から。」

まるで正常に発音出来ない人の話し方だ。

リョコウ(僕…?今私の目の前に居るのは、旦那ではない?)

旦那?「アハハ、ハッハハ、行かなきゃ、、行ってきます、、、。」

そう言ってシェルターの外へ走り出した。

リョコウ「お待ちなさい!」(行ってしまいましたわ…今からでも追いかけなくては、、大変な事に…。)


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R15グロ注意!

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~クリフォトへの目覚め~


その頃、彼女はシェルターの設備点検をして非常時に備えていた。

ミライ(あとは電源の確認をするだけ、、、ウッ!!…なんッ!、、、ですかッ!、、、これは、、、ッ!頭が、、、。)

???(やぁやぁ。)

ミライ(あなたは、、、誰、、、ですか?)

ドサッ!

???(あぁ、、、やり過ぎちゃったみたいだね〜。それもそっか〜。私はクリフォトの一人、残酷のアスモデウスだからね〜。)

すると、ミライの体が変化して行く。

アスモ(さっきは大変な事になったけど、、今度はこっちの番だよ〜♪)

彼女は彼の元へ走り出した。


~旦那地点~


アスモ(さてさて、、、先ずは…外に出た彼から接触かな〜。死んでたら尚良しだし、、でも、、、二人になるべく接触しないって、言っちゃったしな〜。まっ、主様の命令なら仕方ないか〜。)

アスモデウスはクリフォトである残酷の能力を手にした事で、精神的なデバフを受け付けなくなっていた。

アスモ(うん?あれは、、間違いないね〜♪正しく旦那だねぇ♪)

彼女は彼に接触しようとした。しかし、旦那の様子が余りにもおかしい。

アスモ(ん?…私に気付いてない?)

旦那「行かなきゃ、、、。」

アスモ「お〜い。君の宿敵が来たよ〜。」

旦那「行かなきゃ、、、。」

アスモ「気付いてないのかな〜?」

旦那「行かなきゃ、、、。」

アスモ「ダメだねぇ…ん?もしかして君♪」

そう言って右手の甲を確認する。

アスモ「やっぱり♪君もクリフォトになったんだね♪おめでとう♪」

彼の右手の甲には、8i、クリフォトの一人、アドラメレクの番号が黒く発光していた。

旦那「え、、、?」

アスモ「じゃあ、彼を殺しに行こうか♪」

旦那「アスモ…デウス?」

アスモ「そうだよ〜?」

旦那「う、うわァァァッ!!」

アスモ「驚く事無いよ〜?だって君は、私と同じだったんだもんね〜♪」

旦那「同じ、、、?そんな事、、、!」

アスモ「右手を確認してご覧よ。」

旦那「右手、、、?」

アスモ「そうそう♪…その右手に、黒く光る数字があるよね?それはクリフォトである証なんだ〜♪勿論私にもあるのさ〜♪」

そう言って彼女は右手の甲を見せた。彼女の右手の甲には5iが黒く発光している。

旦那「嫌だ、、、クリフォトだなんて、、、グハッ!ゲホッゲホッ!何…これ。」

彼は黒い血を大量に吐いた。彼の吐いた血液以上に、辺り一帯が黒く染まって行く。

アスモ「あぁ〜それは君が君たる所以となる物さ。しかっし何よりも真っ黒だねぇ〜♪君さぁ、、、どんな生き方したらそんなに黒くなるのかな〜?♪」

彼女は半ば嬉しそうに問いただす。

アスモ「まぁ、、私達の仲間には間違いないけどね〜。」

旦那「嫌だ、、、嫌だ、、、ッ!」

それと同時に黒い涙も流し始める。

アスモ「諦めなよ〜。もう君はクリフォトと同化し始めてるんだ。君の体液はもう真っ黒なのさ〜。」

旦那「体、液、、、?」

アスモ「そっ。血液も、涙も、唾液も、君の全てが黒くなる。」

旦那「嫌、、、誰か、、、ッ!」

アスモ「助けを呼んでも無駄さ〜。この辺りには誰も来やしない。ある一人を除いて。」

そう、、、あるひとりとは、、、。

リョコウ「あなたッ!!」

旦那「リョコウ、、、バト、、、さん。」

アスモ「おっと、、それ以上近付かない方が良いよ〜?」

リョコウ「アスモ、、、デウスッ!」

残酷な悪魔を見るなり敵意を剥き出しにして威嚇する。

アスモ「君もクリフォトと一緒になるよ?」

リョコウ「クリフォト、、、?」

アスモ「どうやら、クリフォトを知っている中で、唯一私だけがまともで居られるみたいだね〜。まっ、知らないけど。」

リョコウ「私の旦那に、、、何をしたの?」

アスモ「さぁね〜。ただ、旦那はクリフォトに選ばれたとしか言えないかな〜。」

リョコウ「選ばれた、、、?」

アスモ「そっ。旦那は今クリフォトと一つになろうとしている。取り込まれてるって事。これは彼も経験したみたいだね。」

アスモの言う彼は颯真の事である。

リョコウ「どうすれば旦那を助けられるの…あぁ、、、あなた、、、確り、、、ッ!」

旦那「リョコウ、、、バト、、、さん、、、君、、、だけ、、、でも、、、。」

彼の吐き出した体液が彼にまとわりついて、自身を汚染して行く。

リョコウ「あっ、、、あぁ、、、そんな、、あなた!あなた!」

アスモ「おっと離れなよ〜?君も彼みたいになりたくなければね〜。」

リョコウ「、、、。」

旦那「、、、。」

真っ黒な状態で地面に横たわる彼は、、もう動きはしない、、、。

アスモ「リョコウバト?君に一つアドバイスと言うか、警告を言うね〜。」

リョコウ「、、、。」

アスモ「…これは人間だけの話じゃないんだ。悪魔にも悪意があって、それがどれだけ強いかで、影響が大きいかが決まるんだ。まぁ、、単純な悪意程怖い物は無いからね〜。」

リョコウ「許さない、、、。」

アスモ「おっと、もう手遅れだったか〜。」

リョコウ「私の旦那を、、、ッ!!」

アスモ「まぁまぁ。一旦落ち着こうよ〜。」

リョコウ「先ずは貴方から、、、。」

本来、リョコウバトである彼女に、ある筈の無い爪を生やして今にもアスモデウスを切り刻もうとしている。

アスモ「おっと、、、死刑宣告されちゃったみたいだね〜私。」

リョコウ「消えろ、、、消えろ、、、ッ!」

爪を豪快に振り回し、攻撃をする。辺りの木々が次々と薙ぎ倒されてゆく。

アスモ「当たる訳にはいかないな〜。」

軽い身の熟しで爪を簡単に避けて行く。

リョコウ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、何故、、、当たらないの、、、?」

アスモ「君さ、、一度も真正面から戦った事無いでしょ?」

リョコウ「グゥ、、、。」

アスモ「このまま戦っても、意味無いと思うけどな〜。」

リョコウ「ウワァァァァァッ!!」

話を聞かず爪を振り回して暴れる。

アスモ「はぁ、、、疲れちゃうな〜全く、、仕方ない、私の禁術、使いますか〜。」

リョコウ「何をすると言うの、、、?」

爪をカチカチしながら睨んでいる。

アスモ「君の旦那、ちょっと借りるね〜。」

そう言って旦那を担いだ。

リョコウ「!?」

アスモ「よいしょっと、なるほど、、、この位ね〜。じゃあ血液に異常は無いかな〜?」

グサリ。

旦那を1回地面に寝かせて腕に注射針を刺し血を採取する。

アスモ「よしよし、まだ血は腐ってなかったみたいだね〜。」

するとアスモデウスは旦那の血を少し出して口に含んだ。

アスモ「ふ〜ん、、、性別は男、年齢は、40位で、体重は、大体65って所かな。なら血液は大体5ℓだね〜。そんでさっき体内から出た血液が1.5ℓ弱だから、、水分と合わせて1500mlあれば足りるかな。」

リョコウ「え、、、?」

アスモ「彼に足りないのは血液1500ml、、水分100ml、、かな。それなら、私の血液を君にあげよう。少し失ったくらいじゃ、私は死なないからね〜。」

リョコウ「今、、、何と、、、?」

すると、自分の右手首と旦那の左手首に管を繋いで、旦那に血液を送る。


……………………数分後………………………


アスモ「お〜い、早く起きなよ〜。お休みの時間はお終いだよ〜?」

彼に血液を送り終わったアスモデウスは管を抜いて自分と旦那の手首を止血した。

旦那「う、、、うぅん、、、。」

彼が目を覚ますのと同時に黒いモノは消えて無くなった。

リョコウ「あなた!起きて!」

旦那「見える、、、リョコウバトさん…。」

リョコウ「あなた!」

アスモ「あらあら、良かったね〜。じゃあ、私はこれまでで。じゃあね〜。」

颯真の元へ走って行こうとした。

リョコウ「待って!」

の一言で呼び止められ、振り返る。

アスモ「ん〜?」

リョコウ「ありがとうございます、、、。」

そう言って深々と頭を下げた。

アスモ「まっ、君達が初めて私を殴った人達だからね〜。生かしておいて特に損は無いと思っただけさ〜。それと…」

リョコウ「、、、。」

アスモ「私達悪魔の血は割と特殊で、悪魔になるかは君の旦那次第だけど割となりやすくなってるよ〜。」

リョコウ「じゃあ、いま、旦那は、、、。」

アスモ「悪魔と人間の中間、、、あるいは、人間の姿をした悪魔、、かな。あと、中身が変わったりするから、そこを含めて君の旦那を愛してあげなよ〜?」

リョコウ「、、、。」

アスモ「私もやる事あるからまたね〜。」

そう言って森の中に消えた。

旦那「、、、。」

リョコウ「あなた、、、大丈夫、、、?」

旦那「あぁ、、、大丈夫、、俺の事は良い…早くあいつの所へ、、、。」

リョコウ(話し方がもう変わってますわ、、なんて事、、、。)

旦那「さっきは、飛び出して悪かった…。」

リョコウ「いいんですわ。あなたが無事ならそれで、、、。」

旦那「行くぞ。リョコウバト。」

リョコウ「えぇ。」

一方でアスモデウスは、、、。


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~密談~


アスモ「これで良いかい?全く、、君も世話焼きだねぇ〜?」

????①「全ては新しき世界の為さ。」

アスモ「無茶ばっかり言うんだもん。」

????①「君達は、その位出来ると思って言ってるのさ。いわば信用だね。」

アスモ「信用ねぇ、、、バルバトスは?」

????①「旦那の護衛に当たらせたよ。彼曰く、〈なんでしなきゃならないの?〉って言ってたけどね。」

アスモ「彼も彼で大変だね〜。」

バエル「私の出番は無いかもしれないな。」

????①「そんな事無いさ。それとも戦うのは嫌いかな?」

バエル「何時私が嫌いと言った?」

????①「そう言うと思ったよ。だから君にはある場所を破壊して貰いたいんだ。」

バエル「破壊か、、、。」

????①「戦うのは好きだけど無駄な殺傷はしない…か。君らしいよ。」

バエル「場所は?」

????①「ここから海をまたいで反対側。と言っても船で数十分だけど、そこにパークの支部があるんだ。」

バエル「殲滅は?」

????①「君に任せるよ、、、と言ってもしないよね。」

バエル「そうだな。」

????①「アスモデウス。彼を呼んで。」

アスモ「分かったよ〜。」

???「そろそろ俺の出番だな?」

????①「君ねぇ、、、まっ、良いか、、君はバルバトスと共に彼を守ってあげて。君の力が必要だ。マルコシアス。」

マルコシアスの姿、それは黒いキングコブラで、元々の衣装であったスカートはスボンに変わっていて、右目にはマルコシアスの黒い召喚陣が描かれている。背中には雄々しい翼が生えている。

マルコ「はいよ。言われたからにゃきっちり仕事してくるわ。」

そう言って飛び出した。

????①「期待してるよ。」

一方でリョコウバトと旦那は、森の中を走り颯真達の所へ向かっていた。


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~始まり~


旦那「急いで知らせねぇと、、、あいつらが危ねぇ、、、1回死んだせいか知らねぇが、体力が底を尽きねぇ。」

凄い速度で走っている。

リョコウ「あなた!待って!」

飛んでいるリョコウバトすら追いつけない。

旦那「おっとすまねぇ。なら俺が背負うが…大丈夫か?」

リョコウ「いえ、大丈夫ですわ。それより、あなた、大丈夫?」

旦那「あぁ、、あいつから血を貰った所為か知らんが身体能力が劇的に増加してやがる。多分普通の人より強ぇ。」

リョコウ「…喜ばしい事なのかしら?」

旦那「今まで手が届かなかった所に手が届く様になった、、、だから俺はリョコウバトを守れる、、、それは凄く良い事だ。」

リョコウ「えぇ、でも、、何かありますわ。何故アスモデウスが血を分けたのか、それは不明ですわ。」

旦那「さぁな。生き返らせてくれたんだからそれで万事解決だろ…ん?」

?????「覚悟ッ!!」

突如空から天使が斬りかかって来た!

旦那「あっぶね!?」

?????「避けられたか、運の良い奴。」

旦那「誰だテメェ。」

?????「私がそう簡単に階級を明かす…とでも?」

旦那「ならボコして聞き糺すまでだ。」

?????「やはりな。」

旦那「あ?」

?????「悪魔の血を貰った者は好戦的になり人格が悪人へと変化する。」

旦那「で?」

?????「最終的には破壊衝動で満たされ暴れ回る、、、。」

旦那「なるほど、、、それがどうした?」

?????「君の体は特に速いみたいだ。」

旦那「?」

?????「悪魔になるのは個人差があってその中で君の体は特に速いって事。」

旦那「あっそ。」

リョコウ「あなた!」

旦那「行くぞ。時間が無い。」

リョコウ「、、、。」

二人は颯真達の所へ向おうとした、その時!

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R-15グロ描写注意!

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~超高速治癒能力~


?????「待て。」

ビーッ!

彼の指からビームが放たれて、旦那の心臓を意図も簡単に貫いた。血飛沫が飛び出る。

旦那「!」

リョコウ「!?」

しかし旦那の心臓は一瞬で治癒した。

?????「これが悪魔だ。」

旦那「今、俺の心臓貫かれたよな、、、。」

リョコウ「え、えぇ、、、。」

彼の洋服には血とビームの跡が付いている。

?????「今の君は、悪魔に近くなった事で簡単には死ななくなっている。」

旦那「ほ〜ん?で?」

?????「特にアスモデウス、、、となるとな、、、。」

旦那「さっさと要件を言えよ、、、こっちは急いでるんだ。」

?????「君を処分する。」

旦那「だろうな。」

?????「この主天使長、、ハシュマルが直々に裁いてやる。」

旦那「主天使長か、、、割と位高くねぇじゃねぇか。下から数えた方が速ぇな。」

ハシュマル「!?君のその情報はどこで手に入れた!?」

旦那「血を貰ったと同時に覚えた。それ以外は知らねぇ。」

ハシュマル「なるほど、、記憶を引き継いで居るのか。」

そう言いながらメモを取る。

旦那「はぁ、、、で?ど〜すんだ?」

ハシュマル「生かしては置けないからね、、情報を聞いてから処分するよ。」

旦那「全く、、、お世辞にも言えねぇな。」

ハシュマル「我々も必死という事さ。」

旦那「必死?どういう事だ?」

ハシュマル「それは秘密さ。さて、、質問を続けよう。今の体の状態は?」

旦那「驚く程軽い。前より何倍もだ。」

ハシュマル「身体能力の上昇ね、、、。」

こうして彼は何回か質問をした。


……………………数分後………………………


旦那「以上か?」

ハシュマル「あぁ。以上だ。では、、、。」

?????「させない。」

そう言って草むらから飛び出したのは!?

ハシュマル「グッ!?誰だ!」

大型メイスを担いで出てきたのは!?

?????「久しぶりだね。ハシュマル。」

ハシュマル「君は、、、!?バルバトス!生きていたのか!」

彼は少し悔しそうに言った。

バルバトス「あの時は随分世話になった…でも前より格段に強いから。仲間をやらせはしない。」

ハシュマル「そうか、、なら、君から奪ってやろう…太古の昔君の仲間を奪った様に!」

バルバトス「行くよ。旦那。」

旦那「誰だテメェ。それとなんで俺達の名前を知ってんだ?」

バルバトス「話は後。それより君の奥さん大丈夫?唖然としてるけど。」

旦那「リョコウバト。手ぇ出すなよ?」

リョコウ「え、、、えぇ。」

一方で颯真達は、、、。


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~セーバルとの約束~


颯真「待て!」

セーバル「逃げられないから。」

二人は森の中を飛んで追跡する。

ルーラー(何としても逃げ切らなければ、、女王様に顔向け出来ないわ!)

ハヤブサ「そこまでよ!」

ルーラー「!?」

颯真「!?」

セーバル「君は、、、?」

ハヤブサ「私はハヤブサ、、、鳥類で最速の王者よ!さて、あなたが颯真ね。」

彼を指さして質問する。

颯真「あぁ、なんで分かったんだ?」

ハヤブサ「颯に言われて来たわ。」

颯真「颯が!?」

ハヤブサ「えぇ。」

颯真「という事は…信じてくれたのか?」

ハヤブサ「いえ、、、まだ彼は信用し切って無いみたい。」

颯真「そうか、、、。」

ハヤブサ「でも、聞いて、、、彼はあなたを試してる。あなたが皆に取って善である事を証明出来れば、きっと協力してくれるわ。」

颯真「そうか。だが、どうすれば、、、。」

ハヤブサ「私も、彼が読んだ本を読んだ事があるの。その本には、こう書かれて居たわ。〈古より生まれし創造者、武き者と交わり、新たな力生まれし時、新たな世界を創る!〉って、、、だから、これは貴方に言うべき事何だと、、、。」

颯真「まさか俺よりも前に…クリエイターが居たなんて、、、。」

ハヤブサ「えぇ、もしその本が正しければ、貴方も持っている筈、、、。」

颯真「と言っても、、、今合体中だから、、解除しようか。」

エミカ「そうだね。」

セリアン「あぁ。」

そう言った二人エミカとセリアンは、合体を解除して元に戻る。

ルーラー(今の内に、、、ッ!)

草木に紛れて逃げようとするが、、、。

セーバル「させない。」

先回りして逃走を阻止する!

ルーラー「ッ!邪魔よ!」

瞬時にダガーを作り出しセーバルに構える。

セーバル「私はクリエイターになったの。」

ルーラー「だから何よ。」

セーバル「貴方とは違う。」

ルーラー「…そうね。貴方はクリエイターになって、何を得たのかしら。」

セーバル「を得た。」

彼女セーバルは心臓に手を当てた。

セーバル「私の中で、脈打つ鼓動。生きる、それはきっと、セルリアンから見た世界だけじゃ分からない。」

ルーラー「何を言っているのかしら。」

セーバル「生きるのは辛い。私はそれをまだ経験した事無い。でもそれを聞いて寄り添うことは出来る。」

ルーラー「何も知らない貴方が?冗談やめて頂戴?そんなの出来る訳…」

颯真「いいやできるさ。」

ルーラー「?」

颯真「確かに、セルリアンには人やフレンズの様な他者を思いやる気持ちは軽薄だ、、、でも、それでも十分生きてる。脈が無くても良い、体が無くても良い、、自分の意思さえあれば、」

ルーラー「、、、。」

??『もうそれで良い、、、ルーラー。』

森一帯に女性の声が響く。

ルーラー「!?」

颯真「この声は、、、!?」

セーバル「多分、女王だね。」

女王「、、、。」

森の木々の隙間から姿を表した。その姿は、本来の姿と言うべき姿だった。

ルーラー「私の主まで知っているなんて、、貴方、、、何者!?」

女王「もう良い、ルーラー、、我は奴と話がしたいだけだ。」

颯真「俺とか?」

女王「あぁ。」

ハヤブサ「貴方ね、、、貴方が私のッ!」

女王「まぁ落ち着け。今から理由を話す。」

ハヤブサ「理由!?仲間が死にかけて、理由を付けておいて、はいそうでしたって簡単に引き下がれないわ!」

彼女は激昂していた。

女王「なら君は何をしたら話を聞く?」

ハヤブサ「貴方の話なんか聞かない。」

颯真「おい待てよハヤブサ。今怒ったって、何の解決にもならない。あいつの話を素直に聞くべきだ。」

女王「君が聞いても損は無いと思うが?」

ハヤブサ「損か得かじゃ無いの。私は貴方を倒す。それだけよ。」

颯真「交渉の場に武力は必要無い。俺は能力を解除する。」

そう言った彼は能力を解除した。

セーバル「颯真、今襲われたりでもしたら、目も当てられないならね。」

セーバルは能力を解除しない。

ルーラー「女王様が話すのであれば私は武器をしまうわ。」

ルーラーはダガーを下腕の鞘にしまった。

ハヤブサ「この爪で切り裂くわ。」

彼女ハヤブサは戦う気の様だ。

女王「ただ信用に値しないか?なら私は話す気になれないな。」

女王は少し警戒しながら待っている。

颯真「落ち着けハヤブサ。確かに皮肉めいているが、女王の言っている事は正しい。」

ハヤブサ「貴方も女王に加担するの?」

颯真「それは話を聞いてから決める。」

ハヤブサ「私の事を知りもしないで…ッ!」

彼女ハヤブサは怒り心頭だ。

颯真「女王、場所を変えよう。ここ探検隊が近い場所じゃ話しずらい。」

女王「だな。」

ハヤブサ「やはり加担するのね、、、ッ!」

拳を握り締めている。

颯真「おやすみ。」

バシュン!

彼の撃ったテーザー銃は、近くのハヤブサに突き刺さり、電撃で気絶した。

ハヤブサ「うっ、、、!!」

ドサッ!

女王「随分荒い方法だな。」

颯真「こうでもしなきゃ止まらなかった、、セーバル、ハヤブサを颰達の所まで頼む。」

ハヤブサを、シェルターの中へと連れて行く様に頼んだ。

セーバル「良いの?」

颯真「あぁ。構わない。」

セーバル「了解。」

そう言うとセーバルはハヤブサを抱き抱えて飛び去った。

女王「良いのか?もし私が敵だったら、、、今君はお終いだぞ?」

颯真「その気は無いだろ?」

女王「見透かされていたか、、、。」

颯真「さて、移動しよう。」

女王「あぁ。ルーラー。」

ルーラー「了解です。女王様。」

ウォン、、、ジジジ、、、。

そう言うとルーラーはポータルを開き、別の場所へと続く空間を作り出した。

女王「付いてきたまえ…案内しよう。私達の住処、基、生命の塔を。」

ルーラー「こちらです。」

彼女ルーラーが先導して出口まで案内する。

颯真「頼む。」

彼は、女王とルーラーの案内でセルリアンの本拠地へと向かう。果たしてその本拠地とはどの様な所なのだろうか!


To Be Continued...


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~後書き~


テストが多くて意気消沈。どうも、ケモナー1号です。リアタイの話をしますがテストの第二回は六月末です。(泣)多分、かなり更新頻度が遅くなります。こうなったら夏休みで週3回投稿するしかねぇ!

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