EP No.014 「煉獄登り④」
◀注意▶━━━━◀注意▶━━━━◀注意▶
この話はR15グロ描写が存在します!
十分注意して下さいね!
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~前回の最終シーン~
ルシファー〔…正解!…よく頑張ったねぇ…じゃあ、、、さようなら、、、また会う事の無いように、、、。〕
赤サーバル「…宜しくね!」
青サーバル「宜しく!」
~前回の続き~
颯真「さて、と。ミライ達の応援に行くが…どうする?リョコウバト、旦那。」
旦那「どうするって、、、。」
リョコウ「行きますが、、、貴方は?」
颯真「今は、あのファージセルリアンの所に行くしかない。状況にもよるが、お前らは、ミライ達の援護を頼む。」
リョコウ「ですが、、、それはもう必要無いのでは?二人は無事に戻りましたし…。」
颯真「…いや、、、どうやら、まだ何かあるらしいな。」
リョコウ・旦那「え?」
すると、空から誰かが降りてきた!
?????「フハハハハハハハッ!!」
颯真「誰だお前!」
ハルファス「我が名はハルファス!ソロモン72柱の内の一人、、、番号38番!宜しくお願いします。」
ハルファスは、黒いサーベルタイガーの姿をしており、勿論、男性の体格をしている。右目は黒く染まり、彼の
颯真「ま た か よ 。」
リョコウ「え、、、えぇ!?」
旦那「また悪魔!?」
ハルファス「この辺りに人間がいると聞いてたまらず外に出たがその通りだった様だな。では頂くとしよう…その命、貰い受ける!」
颯真「二人とも!逃げろッ!!」
リョコウ「バトッ!!ビィィィィムッ!!」
チュドーン!!
高速で放たれたバトビームは、ハルファスの胴体に当たったかに思えた、、、しかしッ!
ハルファス「…不意打ちとは、、、中々だ…だが、、、効かん!」
ハルファスはそれを盾で防いだ!
颯真「なん…だと!?」
リョコウ「盾で防がれるなんて、、、ッ!」
旦那「あわ、あわわわ、、、ッ!」
ハルファス「…この私には、最強の剣と盾があるッ!簡単に撃ち抜けると思うな。」
颯真「俺があいつを足止めするッ!!二人はミライの所へ行ってくれ!」
リョコウ「分かりましたわ!」
旦那「あわ、あわわ!」
リョコウ「行きますわよ!」
旦那「う、うん!」
二人は走ってミライの所に向かった。
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~激闘!ハルファス戦~
颯真「お前、確かハルファスと言ったな?」
ハルファス「如何にも。」
颯真「お前もソロモンに従って居るのか?」
ハルファス「ふむ、それは少々違います。」
颯真「少々?誰だ。」
ハルファス「私は、古来からソロモン王より生まれながらサタン様に仕える者、、しかし地獄から居なくなると聞いてここに来た次第ですが、、、はてさて、、、。」
颯真「サタンの手下、、、いや、だとしたら何故旦那を襲ったのか説明がつかん。」
ハルファス「私、食人者でしてね。」
颯真(二人目発見…あいつよりはマシか?)
ハルファス「人を食べないと力を使えなくて困っているんです。」
颯真「だからか。」
ハルファス「えぇ、、、それに戦うのは実に素晴らしい。自身の強さを見定め、相対する者と剣を交え、それを喰らう。戦いは、、、実に楽しい物です。」
颯真(アァッ!アイツよりヤバかったッ!)
ハルファス「貴方からはサタン様と同じ匂いがします、、、どういう事か、、、聞かせて貰いましょうか。」
すると、腰に付いていたサーベルを一瞬の内に引き抜いた。
颯真(速い、、、剣の達人か、、、?)
彼も腰にある刀を引き抜いた。
ハルファス(ほう、、、刀ですか、、、良く鍛錬をされている、、、焼き刃の度合い、、曇り一つ無い刀身、、、それを作った者は、間違いなく一流の鍛治職人だろう…だが、、私の武器も、一流の武器となるまで鍛錬したサーベル…何方が優れているか…勝負ッ!)
颯真(相手は、神速を扱える無類のサーベル使い、、しかも、見た感じだと武器も中々の精度で作られている、、、油断も隙も無い…かなりの手練、、、ッ!!気迫も凄い、、、刀が折れるかサーベルが折れるか…勝負!)
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~ミライ班・サーバル組~
サーバル「これで全員だよ!」
リウキウ地方のフレンズと職員をシェルター内に案内したサーバル達は、ミライに現状を報告する。
ミライ「分かりました!ひとまず待機です!後は、颯真さんがシーサーバルさん達を対処してくれると良いのですが、、、。」
サーバル「大丈夫だよ!颯真なら!」
ミライ「今回の件は、どこかで見た事が有る様な無い様な、、、。」
フェネック「何か心当たりがあるのかい?」
ミライ「それが、、凄く衝撃的だったのに、妙に思い出せないんです。こう…何と言うかその、、、キラキラした感じの、、、。」
アライグマ「アライさんも、似た様な感触を覚えているのだ…でもそれが何だったのか…アライさんも覚えてないのだ。」
フェネック「それなら私もだけどね〜。」
サーバル「え?私は知らないけど、、、?」
ミライ「今は、避難している人やフレンズが居ます、、、防衛に専念しましょう。」
サーバル「分かった!」
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~颰班・ドール組~
時を30分程戻して、颰班。
基地で待機していた所、彼に通信が入る。
ザーッ!ジジジ、、、。
颰「電話、、、?」
ドール「無線通信じゃないんですか?」
ミーア「無線通信は緊急時以外は使えない筈ですわ、、、きっと、ミライさんの班に何かあったと思いますわ。」
颰「ミライさんに、、、?…ハッ!」
ハクトウ「恐らく彼ね。」
颰「パークの探検隊として、通信に出ない訳には行かない。皆、少しだけ静かに。」
ドール「分かりました!」
ハクトウ「分かったわ。」
ミーア「分かりましたわ。」
マイルカ「分かったよ!」
颰[こちら颰班、どうしましたか?]
ミライ[現在、リュウキウ地方で二体の守護けものがビースト化しています。現在、颯真さんが抑え込んでいますが、、持つかどうか分かりません。至急リュウキウ地方まで来て下さい。]
颰[分かりました。]
ガチャッ。
ドール「ど、、、どうですか?」
颰「彼を助けに行け、、、だそうだ、、皆はどうする?行く?行かない?」
ミーア「私は行きませんわ。」
ドール「私は、、、行きます。」
マイルカ「えぇ!?ドール行っちゃうの!?ダメだよ!行っちゃ!」
颰「ドールだけじゃないよ。僕もだ。」
ミーア「隊長さんまで、、、なぜですの?」
ハクトウ「そうよ!だって、彼は私達の敵…セルリアンなのよ!?」
颰「でも同時にフレンズだ。」
ハクトウ「そうだけど、、、。」
颯「まさか、、君は行かないとか言うつもりじゃ無いよね?ハクトウワシ。」
ハクトウ「、、、。」
颯「…別に行かなくても良いよ?だって君は彼に疑心暗鬼だ。こんな事、僕も今まで見た事が無い…でも一つ言える事がある。」
ハクトウ「なにを?」
颰「君は正義の使者、ハクトウワシ…仲間が助けを呼んでいれば何時如何なる時も助けに行く、、、だよね?」
ハクトウ「そうだけど、、、。」
颰「君はそれで良いのかい?」
ハクトウ「、、、。」
颯「君は何時もそうだよね、、敵と思わしき類いは直ぐ攻撃する、、、君は本当に正義の使者かい?」
ハクトウ「そうよ!私は正義の使者!悲鳴を聞けば、今直ぐ飛んで行くわ!」
颯「そっか。じゃあ彼は助けに行くのかい?それとも行かないのかい?」
ハクトウ「行かないわ、、、だって彼は、、セルリアンなのよ!?」
颯「確かに、君にとってセルリアンは紛れも無い宿敵だ、、でもフレンズなんだよ彼は…ずっとこの
ハクトウ「、、、。」
颯「僕も完璧じゃない…だって僕も君と同じ生き物だ、、勿論完璧になれとは言わない。でもさ、、、どうして君は彼を疑うんだい?
ハクトウ「なぜそう思ったのよ?…私は差別なんかしてないわ!」
颰「例えばさ、君はヴィーガンって知ってるかい?動物性食品を一切食べないって人達の事だよ。」
ハクトウ「え、えぇ。」
颯「別に、ヴィーガンの人を軽蔑する訳じゃない。だからこれから言う事全ては、、差別発言ではなく、、個人の…一つの意見として聞いて欲しいんだ。」
ハクトウ「わかったわ、、、。」
颯「…ヴィーガンの人達が言うには生活の中から動物性の食品を排除して、全ての食品を野菜にしようって話。なぜだか分かる?」
ハクトウ「…動物が可哀想だから?」
颯「そうだよ、、でもね?幾ら動物が可哀想だからと言って、じゃあ人間は肉を食わずに生きていけるのか…僕は確実に無理だね。」
ハクトウ「何でよ?」
颯「だって人間は肉を食べなければ栄養失調で死んでしまうから。魚も野菜も同様に、、食べなければ死ぬ。人間はそう出来てる。」
ハクトウ「え?」
颯「そういう体の構造なんだよ。他の雑食の動物と違って肉、魚、野菜…全て食べなきゃ生きれない。だから、、、ヴィーガンの人が言う事が僕にはさっぱりだね。」
ハクトウ「、、、。」
颯「じゃあさ、、、何でヴィーガンの人達がこんな事言い出したと思う?」
ハクトウ「、、、?」
颯「動物愛護をする為だよ?」
ハクトウ「え?」
颯「…聞こえは良いよ?でも言っている事は的外れなんだ。確かに世界中どこに暮らして居ても、犬や猫を虐待する人は居るよ…でも家畜は、僕達が生きる為に屠殺してるんだ。虐待とか言う人の片隅にも置けない行為と、屠殺とか言う生きる上で絶対に必要な行為…これって結末は似ていても意味は全く違う…だよね?」
ハクトウ「えぇ、、、。」
颯「さて、これらを総じて言いたいのは、、君は今、ヴィーガンと同じ様な状態に陥っているって事…つまり矛盾してるんだ。」
ハクトウ「矛盾?そんな事、、、。」
颯「早く抜け出さないと、君も死んじゃう…って事だけ言って置こうかな。」
ハクトウ「一体何を言って、、、?」
颰「さて、大変な事になって来たね。」
ドール「ど、どうするんですか!?」
颰「君は颯真、、いや、リョコウバトの所へ行っておいで…僕は後から来るから。」
ドール「でも、、、ッ。」
颰「僕を信じて、、、行っておいで。」
ドール「…分かりました!」
そう言うと、
颯「君はもっと頼りになるフレンズだと、、僕は思っていたけど…そっか…それが本当の君なんだね…それじゃあ…」
パチン!
と、指を鳴らして部屋に響かせる。
颰「出ておいで。」
その合図で部屋に入って来たのは、、、?
ハクトウ「なっ、、、貴方は、、、ッ?!」
????「久しぶりだな…ハクトウワシ。」
颰「君が最も会いたかった者だよ…。」
ハクトウ「なんで、、、いるのよ、、、。」
????「今まで連絡も取らずに悪かった…少々事情があってな…心配させたくなかったから事後報告させて貰ったわ。」
ハクトウ「貴方は、、、なんでッ!」
????「なんで?それは貴方が、、、爪を抜かれた鳥になったからよ!」
ハクトウ「え、、、?」
????「昔と随分変わったわね、、、あの時の貴方は、何処へ行ったのかしら。」
ハクトウ「、、、。」
ミーア「貴方は、、、誰ですの?」
????「私の名前はハヤブサ!絶対的な、最速孤高の鳥類よ!」
ミーア「ハヤブサ、、、って、あの、スカイインパルスの一人、、、?」
ハヤブサ「そう。私は彼の指導の元、更なる速度を目指して飛んでいたわ。そして今、、私は貴方の前に姿を表した…。この意味が…貴方に分かるかしら?」
ハクトウ「、、、。」
ハヤブサ「そう…なら貴方はここまでね。」
ハクトウ「ッ!」
颰「君は彼の所に…きっと力になれるよ。」
ハヤブサ「そうね。」
ハクトウ「まっ、、、待って!」
ハヤブサ「さようなら。」
そう言うと、颯爽と飛び立ってしまった。
颰「あ〜あ、、、行っちゃったね…でもまだ間に合うかもしれないよ?」
ハクトウ「…どうして、、、ッ!」
颰「ん?」
ハクトウ「…どうしてハヤブサは死んだ事になっていたの?」
颰「単純な話、君にこれ以上関わって欲しく無かったから。だって君は否でも助けに行く訳だから、彼女なりに君の安全を考えた結果だと思うよ?」
ハクトウ「どうして止めなかったの!?」
颰「彼女が自分自身で決めた事だし、そこに僕が介在する余地はないと思ったから。」
ハクトウ「私は、そこまでだったの…?」
颰「さぁ?」
ハクトウ「そんな、、、。」
颰「さて、マイルカとミーアキャットはどうする?ここに残るかい?」
ミーア「残りますわ、、、
マイルカ「なら私も!ミーア先生一人じゃ、危ないからね!」
颰「分かった。じゃあ行ってくるから、、、留守番よろしくね。」
ミーア「分かりましたわ。」
マイルカ「は〜い!」
ハクトウ「、、、。」
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~ミライ班・サーバル組~
一方琉球地方の彼女らは突如出現した巨大なセルリアンと交戦していた。
ミライ(…あの大きなセルリアンの体から、小さなセルリアンが大量に…これ以上増やさせる訳には行かないですね、、、。)
サーバル「ドール達は何時着くの!?」
アライグマ「流石に疲弊して来たのだ、、、でもまだまだなのだ!」
フェネック「こんな時、、、颯真やリョコウバト、旦那が居てくれればね〜。」
ミライ「これより後ろに行かせる訳には行きませんッ!ドールさん達や颯真さん達が来るまで、何としても持ちこたえますよ!」
三人「了解!」
と、そこにリョコウバトと旦那が来たッ!
リョコウ「これは、、、!?」
旦那「はァ、はァ、はァ、リョコウバト、、置いてかないでよ、、、はァ、はァ。」
ミライ「リョコウバトさん!旦那さん!」
リョコウ「ミライさん!それに三人も!」
ミライ「颯真さんはどうしたんですか?」
リョコウ「突如現れた悪魔と交戦していて…相手も手練で、、、ッ!」
ミライ「え!?」
サーバル「うそ〜!?」
アライグマ「ありえないのだ!!」
フェネック「彼は何て言っていたの?」
リョコウ「早くミライの所にって、、、。」
ミライ「そうですか、、、分かりました。」
リョコウ「ここからは私が援護しますわ!」
ミライ「分かりました。リョコウバトさんはセルリアンの拡大を防いで下さい。ここ以外にもセルリアンは大量に居ます。早く!」
リョコウ「分かりましたわ!」
旦那「、、、。」
ミライ「貴方はシェルターの中へ。」
旦那「…分かりました、、、。」
彼は悔しそうにシェルターの中へ向かった。
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❊R15グロ注意!
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~熾烈な戦い~
一方で颯真は、ハルファスと一進一退の攻防を繰り広げていた。
颯真「ハァッ!!」
ハルファス「かなりの手練と見えます、、、一度接近されたら無傷では済まされなさそうですね。」
颯真「お前もな。」
ハルファス「しかし、私の取り柄は近接戦闘でして、、、互いに有効な間合いが同じだと倒すのに手を焼きますよ、、、。」
颯真「手を焼く…ね、、、。」
ハルファス「行きますよッ!」
ガキン!キン!キン!
二人は激しい鍔迫り合いをしている
颯真「お前をここから先に行かせる訳には、行かないッ!」
ハルファス「ふん、、だが私の剣、、、受け切れるかな?!」
すると、サーベル本体が消え去った様に速い剣捌きで何回も切り付けて来た!
颯真「負けるかッ!」
それを全て刀で避けるか弾いている!
ハルファス「中々の剣捌きと動体視力、、、だが、これはどうかな?!」
いきなりサーベルを置くように手放した!
颯真「!?」
ハルファス「目の良さが命取りだッ!!」
その瞬間ッ!ハルファスは物凄い速度で颯真に肉薄し、サーベルを突き刺す!
颯真「しまっ、、、!」
グサリ!
一瞬油断した
ハルファス「この程度でしたか、、、。」
颯真「、、、。」
ハルファス「では、頂きます。」
自身のサーベルを引き抜こうとしたその時!
颯真「…捕まえ、、、たぞッ!」
ガシッ!!
心臓から血を流しながら、
ハルファス「何!?」
颯真「お前…さっき戦いは楽しいとか、、、言った、、よな、、、?」
ハルファス「ヌゥ!!抜けない!?」
全力で引き抜きにかかるが抜けない!
颯真「ソロモンナンバーズがッ!!」
そう言った瞬間、ハルファスの盾に、蹴りを入れて粉砕した!
颯真「こんな事をしているなんてェッ!!」
ハルファス「何ィ!?壊された!?」
颯真「グッ、、、!」
体に刺さったサーベルの刃を引き抜いた!
ハルファス「だが、、、今ので致命傷の筈…なっ、、、何ィ!?」
颯真「心臓を貫いた程度で、俺が死ぬとでも思ったのか?」
ハルファス「なん、、、だと!?」
颯真「死にやしないさ。死ねない!まだ、、死ねねぇんだ。」
ハルファス「不死身か!?」
颯真「それに近いな、何度か死んでるが。」
ハルファス「!?」
颯真「もう終わりだ。諦めろ。」
心臓は既に治癒していた。
ハルファス「ヌゥ、、、!!」
颯真「殺しはしない…帰るんだ。」
ハルファス「仕方ありません、、ここは一度撤退させていただきます、、、。」
颯真「あぁ、、、。」
ハルファス「いつか再戦の時を、、心待ちにしていますよ、、、。」
そう言って
颯真「、、、。」
ファージ①「、、、。」
颯真「急がなければ、、、間に合わない。」
ファージ①「どうやら、そう簡単には、、、行かないみたいですね。」
颯真「ミライや、旦那、、、リョコウバトが待ってる、、、。」
ファージ①「…良いでしょう、、暫く貴方に付いて行く事にします、、、右手首を出して下さい。」
颯真「あ、あぁ。」
ファージセルリアンに右手首を差し出すと、それは白い腕輪になった。
颯真「これは…ラッキービーストの、、。」
ファージ①「これなら邪魔になりません。」
颯真「あぁ、、、だが良いのか?」
ファージ①「はい、恐らくこれは一つひとつが鎖の様に連鎖しています。最初のビースト化しかり、先程の悪魔しかり、、貴方が行く先々で何かが起こっています。」
颯真「何か?」
ファージ①「次は貴方の番かもしれません…もし、そのミライの所に行くのであれば、、その人に留まらず、その周りの人やフレンズが被害を
颯真「、、、。」
それを聞いた彼は、動揺していた。
颯真(考えた事も無かった…でもこれじゃ、皆を助けに行けないし、、、そもそも事態が悪い方へ傾く場合もある…どうしよう…。)
と考えているとそこに、彼女がやって来た。
カラカル(全く、、、ここは何処なのよ、、セルリアンは多いし、、、何か黒い奴とすれ違うし、、、ん?誰かしら。)
颯真(…立ち止まっていても仕方ない、、、ここは一旦ミライの所に行くか、、、いや、でも巻き込んでしまったら、、、。)
カラカル「ねぇ!そこの貴方!」
颯真「?」
カラカル「貴方よ!今反応した貴方!」
颯真「俺?」
カラカル「そうよ!」
颯真(一歩遅かったァァァ!!)
カラカル「何よ、、、?」
颯真「いや、、、。」
カラカル「一つ聞きたいのだけれど、ここはどこかしら?」
颯真「ここか?ここは琉球地方だ。」
カラカル「琉球、、、地方、、ですって?」
颯真「あぁ。」
カラカル「やらかしたわァァァッ!!!」
颯真「!?」
カラカル「アンイン地方に…行こうと思ったのにィィィ!!」
颯真「アンイン地方に行きたいのか?」
カラカル「そうよ!道間違えたわ!」
颯真「だが、、この辺りは今戦場で、かなり危ないぞ?」
カラカル「え?じゃあ探検隊もいるって事?ならその探検隊の所に案内して!」
颯真「もしかしてお前も探検隊?」
カラカル「ちょっと違うわね、、サーバルがドジしない様に私が監視してるの。それで、お前もって事は、、、貴方は探検隊なの?」
颯真「あぁ。さっき入ったばかりだ。」
カラカル「期待の新人って訳ね…それじゃ、案内してくれるかしら?」
颯真「今戦闘中で、ちょっと急ぐけど、お前足の速さに自信ある?」
カラカル「う〜ん、、、微妙ね。サーバルと張り合う位は速いと思うけど、、、。」
颯真「少し遠いから、走るか、、、その方が確実に速い。」
カラカル「…仕方ないわね…。」
颯真「じゃ、行くぞッ!」
カラカル「えぇ!」
二人はミライの方へと走り出した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~ドール視点~
一方でドールはミライの所へ向かっていた。しかし彼女に、試練が立ち塞がる。
ドール「、、、ッ!」(まさかセルリアンがこんな所にまで出現しているなんて、、ッ!早くミライさんの所に行きたいのに、、ッ!どうにかしないと、、、ッ!)
そのセルリアンは、普通の雑魚セルリアンと違った。まるでセーバルの色違いとでも言う様な体色をしていた。
????「、、、?」
ドール(どうにかして、このセルリアンを…いや、、、何か似ている、、セーバルさんにどこか似ている、、、。)
????「貴方、、、誰?」
ドール(喋った…?やっぱりセーバルさんと似た様な感じ、、、?)
????「誰、、、?」
ドール(いや、喋れるとはいえ、敵は敵、、ここは隙を伺って…)
????「そう、、、警戒しているのね、、なら私から話そうかしら。」
ドール(敵意がない、、?颯真さんと一緒のグループ、、、?いや、でも容姿が明らかにセルリアン、、、どうしたら…)
????「私は…そう…名前はまだ無いわ。だから、皆から呼ばれていた名前を、、今は名乗らせて貰うわ。」
ドール「、、、?」
????「私の名前は、ルーラーセル、、、セーバルの親戚の様な者かしら。」
ドール「やはりセーバルさんを知っている…貴方、、、何者ですか、、、!?」
ルーラー「そうね…私は彼に興味があるの。フレンズとしてありながらセルリアン、、、そんなの女王様以来だわ。」
ドール「女王、、、?」
ルーラー「知らないのかしら?女王は私達を統べる絶対的な王者よ?」
ドール「じゃあ、、、あの時隊長さんの輝きを奪ったのも、、、ッ!」
ルーラー「何があったかは知らないけれど…恐らくそうね。女王様…余り感情を出さないお方だから。」
ドール「…ッ!!」
ルーラー「だからと言って、私ではどうにも出来ないわ。勿論、その輝きを取り戻す、、なんて事はね。」
ドール「出来ない、、、?何故ですか!?」
ルーラー「あれは一種の儀式の様な物、、、その輝きを完全に取り戻すには、本人が真近に居なくてはならない。」
ドール「どういう事ですか、、、?」
ルーラー「そのままの意味よ。」
ドール「…なら私は行きます。」
ルーラー「そう言えば、、、私も琉球地方に行くのよ、、、一緒にどう?」
ドール「お断りします。」
ルーラー「そう、、、なら、案内して貰おうかしら、、、私の、、
その、セルリアンが身体から取り出した黒いハートを見たドールは、心が変化する。
ドール「え、、、?」
ルーラー「えっと、、、貴方の名前は?」
ドール「はい…!私は、ドールです。」
ルーラー「そう、、、素敵な名前ね。じゃあ今から琉球地方に行くわ。道を教えてくれるかしら?」
ドール「はい、、、無人のフェリーに乗るんですけど、、、船は大丈夫ですか?」
ルーラー「それでは時間がかかり過ぎるわ。転移しましょう。」
ドール「転移、、、ですか?」
ルーラー「このゲートを通れば、、、直ぐに目的地に着くわ。」
黒いポータルを展開して二人は琉球地方へと向かった。
To Be Continued...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~後書き~
どうも、ケモナーです!毎度の事ながら私の小説を見て下さりありがとうございます!
大分一週間より遅れてしまいましたが、これからはなるべく一週間中に投稿出来る様に、精を出して行くのでこれからも宜しくお願いします!!
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