アルビノが行くVRMMO記

第10話 アルビノとシークレットボス

｢それでさ、お兄ちゃん、装備を試すにしてもどんな敵を相手にするの？｣

｢そこら辺の敵じゃ意味ないからな。シークレットボスに行く。｣

｢シークレットボスって私の銀竜みたいなやつ？｣

｢あーそうだ。そいつは第1フィールドの北側のシークレットボスの正確な名前は、シルバーワイバーンの素材で作ったやつだからな、次は東のSCB（シークレットボス）に挑む。｣

｢ねぇ、東のSCBってどんなやつ？｣

｢知らないな｣

｢えっ？なんで？｣

｢いや、どうせSCBって言ったってフィールド1だぜ？楽勝だろ｣

｢そっか、そうだよね。なんか疲れてきたよ。驚き過ぎて｣

｢うん｣

｢一応言っていくけどね？お姉ちゃんのせいでもあるんだよ？｣

｢そりゃフーカしょうが無いだろ。俺とリンだぜ？何も無い方がおかしい。｣

｢そうだけどさー｣

｢まぁそうゆうなって、ほら着いたぞ｣

｢ん？着いたの？ここって東のFB（フィールドボス）のところだよね？｣

｢ん？あーそうだ。そう言えば忘れていたがSCBっていうのはな、FBの討伐手順出て来るやつだ。｣

｢そうなの？｣

｢そうだ｣

｢ふーん、じゃあ討伐手順って知ってるの？｣

｢知ってるぞ、街で情報を手に入れた。例えば魔法ダメージを与えるなとかな。｣

｢うわ、何それ厳しくない？｣

｢まぁ一応SCBだからな。そんくらいじゃないとダメなんだろ。で、今回は、装備とステータスを試しに来たからな。縛りは、アーツの使用禁止だ｣

｢アーツって何？｣

｢あーそうだったお姉ちゃん知らないだっけ？アーツって言うのは、このゲームに設定された動きを、行う事と、ダメージが上がるんだよ。ただ、アーツ使用後は、コンボとかを繋げないと硬直状態になるんだ。だけど多分お姉ちゃんにはそんなに関係ないかな？｣

｢そんなの？｣

｢そうだな、あんまり知られていないと思うが、アーツって言うなはな、使用するだけじゃあまり意味が無いんだよ。｣

｢なんで？｣

｢ん？それは、教える気ないなそんな事したって面白くないだろ？｣

｢そうだよね。じゃあ自分で調べてみるよ｣

｢おう、その意気だ。ただひとつだけヒントをやるならNPCを見ろそれだけだな。｣

｢ふーん、わかった｣

｢それじゃ、お喋りはここまでにして行くぞ｣

｢うん｣

｢わかった｣