第5話 運営側

燐がプレイしていた頃運営側は、



「主任、主任!これみてくださいよ。」


「どうした?木下」


「例の人の妹とんでもないですよ!」


(例の人って言ったらあれか、その都度スキルとか作ってくれるAIを作った奴か)


「それでその例の奴の妹がどうした?」


「それが主任アバター作成時で四つ称号持ってるし、しかもどれもがチート級なんですよ!」


「えーと、これか【?を二つ持つ者】・【???者】

【白髪赤眼の者】・【無謀の幸運者】なんだこれ」


「主任これの効果とんでもないですよ。よく見てください」


「あーと、10倍、5倍、3倍、10倍、3倍!!マジで?これチート使ってないよな?」


「使ってません。しかもこの幸運者以外最初から持ってました。」


「まじか、とんでもないなあの兄妹」


「やばいですね。」


「とりあえず他にもとんでもないの持ってる奴がいるかもしれんから、入念にチェックしろ。」


「分かりました主任チェックしてきます。」


(ほんとどうなってんだよあの兄妹)


30分後


「主任例の人の妹またやらかしました!」


「こん短期間でまたか?」


「はい、今度は【運を超越せし者】です。効果とんでもないですよ!」


「どれどれ、はぁ?!なんだよこれ、全ステータスの取得sp10倍ってこいつすぐに全ステータス平均1000行くぞ!」


(まじか今のところLv上限50でそれまで行っても、合計sp2600なのにこいつあとレベル1上がったらそれと同じになんのかよ。)


「しかもこの人ユニークスキル手に入れましたよ!」


「マジで?」


「マジです。これは【運の化身っていうスキルなんですけど効果は【1時間最高の結果しか出なくなる】です。」


「どう言う意味だ?」


「えっと1時間の間エネミーはレア以上しか会わない

レア以上しかアイテムがドロップしないとかです。」


「やばいなそれって、戦闘以外でも効果は発揮するのか?」


「はい。」


「うーんもういいや仕方ねぇ放置にしよう。」


「えっ?大丈夫なんですか?」


「大丈夫だ。もし強くなりすぎてもこちらがはに引きずり込め」


「どう言う意味ですか?」


「強くなりすぎたら例えば認識阻害の仮面とかを渡して他プレイヤーにNPCと勘違いしてもらう。」


「分かりました!今後他プレイヤーにステータス見せるかもしれないんでステータス偽装と名前の表示を黒にできるようなユニークスキルを渡してきます。ついでに仮面も」


「OK行ってこい」


(まぁこれもあいつ予想内なのか?)




備考

ネーム表示は、NPCが黒、プレイヤーが青→緑→白→黄色→赤(右に行くほどカルマ値が低いプレイヤー)

カルマ値とは、犯罪、善行などを行う事で変化する。

カルマ値が高いと、表関係ののNPCとの好感度上

逆は、表関係のNPCとの好感度下(裏関係は、その逆)




〔カルマ値の備考を追加しました〕

〔思考を追加しました〕

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