5.Two Dimension World.

 幼稚園も無事とは言えないが金曜日が終わり土曜日である今日俺は珍しく思考を働かせていた。


 何故かと言えば俺はこの世界について良く知らないからだ。


 何処に居てもぼうとしているからか自分が産まれた時代について何も知らなかった。


 家に居てもずっと寝て食事して風呂に入ってまた寝ると言う事を繰り返しているせいでテレビも何も見ていない。


 父親がスマホを使っている辺り前の俺がうまれた時代と然程変わりは無いみたいだ。


 しかし人物だったり世界情勢が若干だが変わっている。総理大臣や芸能人等前の世界に居た人や居なかった人が存在する。


 人物も変われば物も変わるみたいで全く聞いた所の無い会社大手になったりしていて俺の常識とは少々差異があるらしい。


 ステーキ屋、ハンバーガー屋、スーパー、等々様々な企業がある中知っている企業が存在しない企業に負けていたりしている。


 其処で俺は父に頼んでパッドを貸してもらった。このパッドも俺が全く知らない企業が作っている物である。


 そもそも俺がこんなクソどうでも良い事を調べようとしたキッかけは母の言葉である。


「そういえば美波ちゃんの名字って黒滝よね。もしかしたらあの有名な黒滝グループの娘さんかしら?」


 母曰く黒滝グループは製造業を担い日本に名を轟かせている大手の企業らしい。


 会社についての知識は何にも無いのだが代々と続いて来た結構有名なグループだそうな。


 所が近年急速に発達し様々な鉱物、製造品を作り上げ今やトップの企業に成り上がった。然し最近その社長、暴餓者の父親が疾走したらしく今はその奥さんが変わりに経営しているらしい。


 別に暴餓者がどんな令嬢だろうがどうでも良いし黒滝グループとやらも興味なんぞは沸いてこない。


 しかし黒滝グループとやら権力を持っていた場合は俺以外が結構ヤバイかもしれないのだ。


 アイツの精神が幼い上に俺の∞エネルギーへの執着を持っていた。


 以前から俺の事を調べていたのだろう。そして昨日それは確信に至った。子供は無邪気だ。どんな事をするか分からない。


 俺を食べる為に周りを巻き込む可能性がある。だから一応は脳の片隅に置いておきたい。


「というか」


 そもそも今企業の中心になっている暴餓者の父親や母親は自分の娘が能力者である事を知っていたのか?


 七支菜刃が考えた能力者発生の条件はランダム若しくは遺伝だった筈だ。


 遺伝の方の設定は確か∞エネルギーが胎内に居る赤子移され、それで能力者が誕生する筈だ。能力のジャンルは違ってもエネルギー自体が受け継がれるだけなのであまり遺伝に意味は無い。


 ランダムの方は完全に運による。通常の生物とは違い∞エネルギーを物質変換のみで使用せずに継続して∞エネルギーを体内で精製出来る人間のみが能力者になれる。


 本人の意思だとかは全く関係無いのでもし得てしまったら心の底から不運だったな、と言ってあげたい。


 ハッキリ言ってしまえばジャンルが違うだけで大してランダムと変わりはしない。


 だが問題は何故異能を持って産まれたからではなく『暴餓者』を持って今生きていられるかである。


 暴餓者自体、恐らくだが七支菜刃のミスで他所から∞エネルギーを供給しなければ廃人まっしぐらで他の能力者が居なければ詰みと言うクソゲー状態だ。


 能力者のランダムの出生率は結構低確率に設定されていた筈だ。この世界の∞エネルギーのルールが七支菜刃の考えた設定通り、の話ならばだが。


 にも関わらず奴は自分の意識を保っていた。それは幼いからか傍また己の欲求を我慢しているかかどうかは分からない。


 けれど幾ら我慢しようが他所から供給が無ければ確実に廃人になって死ぬ。幼稚園児の年齢は俺と同い年の年長で6歳、約6年もの間供給も無く生きている事は不可。


 あまり考えたくも無かったしそんな事があるとはな。


 要は奴の父親が能力者かもしれないと言う事だ。父親が失踪していると言う事は奴が自分の親を喰ったかもしれない。暴餓者の原動力は∞エネルギー、じゃなきゃ食べる意味が無い。


 ジャンルについては分からない。けれど他に能力者が居なければ暴餓者じゃ無い事は確かだ。それだととっくのとうに二人共死んでいる。


 そうすると候補は残り2つである『覚醒者』、『武装者』である。『異端者』は例外で俺しか居ない。元々この三竦みご作られる以前に作られた能力だからな。


 ∞エネルギーを持つ量は俺を除いて全ての能力者は有限でありそれには個人差は無く全員が同じ量であり差は単純に扱い方や熟練度で付く。


 俺の持つ『刀剣鍛治』は例外中例外、と言うか∞エネルギー鍛治無尽蔵なのも後付設定だった。刀剣を作る事に重点を置いた能力だからな。


 そう俺の∞エネルギーは無尽蔵、暴餓者である彼女にとって俺は文字通り御馳走なのだろう。彼女の言った通り俺は永遠に消えない食事。


「だからあんな寄ってきたのか」


 話が脱線したな。


「母親が能力者の可能性は大、大穴で部外者の能力者の存在、か。調べて見る価値はあるがする必要はあるのか?俺に」


 俺には暴餓者の異能については調べる必要性はあまり無いのだ。奴が俺の周りの人間に手を出すか出さないかと言う問題であって本人がどうだとかは関係無い。


「そもそも俺って何がしたいんだ?」


 考えると分からなくなってきた。七支菜刃が何をしていたのかも記憶に残っていない。だから何をしたいのかも分からない。


 明確な目的、それが今の俺には無いのだ。


「はぁ」


 溜息をついてベッドの上で仰向けに成る。見える天井は真っ白で今の俺を表している様。何一つとして汚れは無くただ一面が同じ色。


 心にぽっかりと穴が空いてしまった俺は正に何にも記憶が無いのだろう。


「別にやりたい事は無い。でも」


 でも思い出したい。知りたくなって来た。こんな事を考えたを。どんな気持ちでこれを考えたのかを。


「でも何をやっても思い出せない。『俺』が思い描いた筈の刀剣はすぐ側に有るのに……っ!」


 右手の上にソードを作り強く握り締める。握り締めた剣はぷるぷると震え思い出せない俺とおんなじだ。


「それに俺をこうした女は何処に居るんだ!」


 産まれた時はどうでも良くなったがこの世界や今の自分を見ていると己をこうした張本人に怒りが湧いてきた。


「それに女は俺の考えた刀剣をもっていた。それに何かヒントは有るのか?あと奴はピンク髪、明らかに二次元でしかあんな色の髪の女は居ないだろう」


 だがどうやって探せばいいんだ。俺の剣に探知能力、お互いを惹き寄せる機能は無い。俺自身が惹き寄せる事は出来ても作ったのは恐らく俺では無い筈だ。あの時はまだ能力を得ていなかった。


「詳しい手掛かりも無し、どうすりゃ良いんだ?でも最低限の手掛かりはこの世界、オレの刀剣、位だ」


 俺はこの世界を能力的な性質が有るのかどうかも分からない、天国や地獄は有るのか傍また幽霊は居るのかも。


「能力者に関わっていけば分かるのか?俺以外の能力者は∞エネルギーを探知出来る。そういえば、暴餓者なら見分けも可能だったけ」


 俺の桜刀を持っていたんだ。なら性質は同じ∞エネルギーの筈。それを見分けることが出来るのは最もエネルギーに敏感な暴餓者、そしてそいつは俺の身近に居る。


「って何考えてるだ俺は。あの子供と家族には関わらないほうが良いだろっ!」


 アイツは危険だ。何をするか分からない、俺自体を捕食しようとした。それに素直に俺の言う事を聞いてくれるとは限らない。


「はぁもう考えるのが嫌になってきた」


 俺は布団に包まり意識を見ることの無い夢に飛ばした。



◆◆◆◆◆


 雷鳴が俺を襲う。白き光は銃弾の様に飛んでくる。それはいとも容易く俺の刀剣を打ち砕き肉体に突き刺さる。


 身体は痺れるどころか無くなっていた。直ぐ様それを埋めようと刀剣が傷穴を消していく。肉体は再生と同時に叫びを上げる。


 それに一々反応している暇もなく敵は襲ってくる。音をも置き去りにし目の前の獲物を滅さんとする。構えられた剣からはバチバチと鋭い音が遅れて響く。


 溢れんばかりに出された雷は全身の刀剣と合わせて文字通りの『雷』として遅い掛かる。それに反応することも出来ず身体は吹き飛ばされ四肢や頭は既に別れ焼かれていた。


 切断面からは大量の刀剣が溢れ取れた四肢や身体と繋がろうとしていた。ものの数秒で先程までバラバラだった肉体は一瞬にして元通りに成る。


 痛みは感じる。何度味わったかは分からない。でも慣れる事は決して無かった。神経が焼かれているような感覚だった、でも走る。


刀剣を持って何時ものように振るった。


 しかし振るわれた刃は敵に当たる事は無かった。俺の周りに燃え広がる炎は鮮やかな橙色から桜色に変わった。


『何にも無いね』


…………………………。


『本当に空っぽ』


…………………………。


『覚えている事なんて何一つ無かった』


…………………………。


『でもそれで良いの』


…………………………。


『何にも無くて良いの』


…………………………。


『思い出す必要なんて無いんだよ』


…………………………。


『私会いたい?』


…………………………。


『なら能力者に会って』


…………………………。


『世界を知って』


…………………………。


『そうすればいつかは』


…………………………。


『何時でも待ってるよ─────』


…………………………黙れ。


 止まっていた筈の剣は動き始める。





「…………………………」


 目が覚める。何も入っていない棚しか置いていない部屋を見る。先程まで居た雷の刀剣使徒や桜の女は居なかった。


「夢、というより記憶か。能力者に会えって何だよ」


 俺が記憶を思い出すには何か切っ掛けが必要だ。恐らくその切っ掛けは俺の刀剣では無くあの女が知っているかもしれない。


 元の世界に帰って忘れちまった両親や友達の顔も見てみたい。そうすればきっと元に戻る筈なんだ。


 それに彼女が俺を此処に送り込んだのは何か目的がある筈だ。それに俺を知っていた様子、何を考えているか分からない。


「今日は日曜日か。晴れだしブランコでも漕ぐか」


 ベッドから出てカーテンを開けてみれば眩しい光が俺の部屋を照らす。怠い身体は光を受けて肉体に活力を与える。


「おはよ〜」

「おはよう刃」

「……おはよう」


 部屋から出て階段を降り、リビングに入ると母は妹をおぶってキッチンで朝食の準備をしており父は椅子に座りスマホでニュースでも見ているのだろう。


 こうして毎日おはようを繰り返しているが長い事人と関わる事が出来なかった俺にはこうした当たり前の事が新鮮に感じる、例外は居るが。


 今日は日曜日なので朝は子供向けのヒーロー番組をやっている。ああいった物なんかも刃は見ていたのだろうか。まぁ新たな発想をくれる物として毎週見ている。


「刃出来たわよ」


 テレビを見ている内に朝食が出来たのか母が俺を呼びかける。机を見てみればベタな目玉焼きやトーストパンだった。


 刀剣の世界にいた時も卵で出来た卵剣や卵刀等で良く作った覚えがある。


「いただきます」


 卵焼きをパンに乗せて口に運ぶ。一人で食べようと複数人で食べようと味は全く変わらない。良く他の人と食べた方が美味しくなるとこの世界のアニメや番組で聞くが俺はそうはならなかった。だが他の人との食事というのも新鮮だ。


「刃は何処か行きたい所でも有るのか?」

「適当に近くの公園。一人でも行けるよ」

「気を付けて行ってね」


 幼稚園児が親も居らず子供だけで遊ぶ事はあまり珍しくは無い。だが俺の親はまぁ過保護と言うかなんと言うか。


 朝食を食べたら歯を磨いて顔を洗う。洗面台の鏡には寝癖のある髪、大きな瞳、色の無い唇と二次元の様な顔が其処にはあった。


「何度見たってアニメみたいだな」


 360°アニメを見ているかのようだった。何処もかしこも平らな様で立体感を持つそんな世界。


 だからこそ何故俺がこんな所に居るのかが分からない。仕組みは一体どうなっているのだろうか?元の世界との繋がり、それを越えて俺を取り出した女の力も訳が分からない。


 今考えても意味は無いか。そう思いパッパっと部屋に戻って行く。


 クローゼットからハンガーに掛けてある赤のパーカーを跳躍して手に取る。

 幼稚園児で一人部屋とは少々驚いたが俺が可笑しいからだろうか?


 この世界は二次元?世界少々常識が違うみたいだな…。


「しょっ……と」


 パーカーの袖を腕に通としていくと何だか懐かしい気分に成る。肌が布に包まれ首元にはフードの感触。これもきっと以前俺が着ていたものなのだろう。


 俺が地獄での元々の服はボロボロで切れていたり焦げていたりと戦っている中でなくなってしまった。その代わりに刀剣で出来たただのシャツを着ていたのだ。


「それじゃ行ってきまーす」


 服を着たら玄関に行き赤い靴を履いてドアを開ける。家の敷地から出てみれば散歩をしている人やジョギングをしている人等がいた。


「やっぱり皆顔が綺麗だな」


 その人達の顔を見てみるとやはり二次元顔だった。基本的にこの世界の住人の顔面偏差値は高い。いや高いと言っても皆同じだけど。


 だけどこの世界で美男美女と云われる人達の何が美しいのかは理解出来ない。それこそ価値観とやら違うのだろう。


「改めて見ても建物も汚れ一つ無くて新品みたいだ。空も滅茶苦茶綺麗だし。いやでもそんなに変わりないか……」


 空は例外だった。何処までも青い空は決して二次元でも三次元でも変わり無く鮮やかな色が広がっていた。しかし青一面では無く、白くフワフワと漂っている雲もある。


「この空だけは変わらなくて何か安心だな」


 そう。何もかも変わってしまった世界に居る俺は感情をほん少しだけ取り戻してからは怖かった。だから安心したんだ、何も変わらずに存在する景色が。


「はぁ帰れるのなら帰りたいあんまり覚えてないけど………」


 元々気分転換する為に公園に向かっていると言うのに周りを見ているだけで気分が落ち込んできてしまった。


「さっさと公園に行くか」


 気持ちを切り換えて少しだけ走りながら公園に向かった。


 入ってみれば流石の日曜日なのか子供達が公園で元気良く遊んでいた。騒がしいのはあんまり好きじゃないので子供達のはしゃいでいる声は煩わしい。


 ワーワーと耳に突き刺さる子供特有の高い声。ザッザッと砂の上を足で駆けていく音。幼稚園で聞いた事がある音ばかりだった。


「公園に来たのは間違いだったかな。やっぱり家で寝てた方が良かった」


 しかしせっかく来たのに直ぐ帰るのも味気無いのでブランコに載り漕ぎ始める。前へ出る度風が身体に当たって心地良い。上へ上がれば青空が視界に移り広大な光景は音すらも掻き消した。


「あー気持ちいい」


 こうやって何も考えずに居るのが一番良いな。今の世界で一番ブランコは楽しいや。


「そんなにブランコが楽しいの七ノ瀬君?」


 突然声がしたのでそちらの方を向いてみればつい昨日見たばかりの顔があった。今日は幼稚園の制服では無く普通の黒色の服を着てかなり黒を強調している。


 瞳は以前よりも青く輝いており丸いサファイアと言っても過言では無いだろう。


「返事は無いのかしら?」

「何で此処に居る?」

「返事と言うより質問ね。公園に居るのは偶々だからよ、偶々」

「そ」

「相変わらず冷たいのね」

「………」

「それじゃあ私もブランコに乗ろうかしら?」


 そう言って彼女はブランコに載る。俺よりも遅いスピードで漕ぐ彼女は相変わらず一方的に話し掛けてくる。


「何で七ノ瀬君ってブランコ好きなの?」

「………」


 別に会話なんてどうでも良いのだろう。きっと今にも俺を食べたくて仕方が無いのだろう。


 にも関わらず襲っては来ない。コイツならどんな時だろうが構わず襲ってきそうだが。


 一応の常識は弁えているのだろう。流石はお嬢様、なのだろうか?


 正直言ってあんまり関わりたくは無いのだがあの女が能力者に関われと言った手前元の世界に帰りたい俺はコイツに関わりざるを得ない。


「…………………………」


 だが何を話せと言うのだろうか。何人食べた?や何で父親が失踪したの?とでも聞けば良いのか。


 食べたか?と言うのはコイツが人を殺していないかを確認する為だ。


 暴餓者に限らず能力者全員人を殺せる物だ。黒滝はあまりにも無邪気すぎる上俺に対して能力を発揮したのも初めてでは無いみたいだった。


 これらの質問は完全に巻き込まれるのが確定している様な物だ。


 しかし聞いてみなければどうにもならない。もし口封じとして消される事は先ず俺は無い。だが家族が人質に獲られる可能性もある。


 絶対に巻き込みたくは無い。俺がこの能力で迷惑を掛ける事なんてしたくは無い。


 元の世界に帰りたい、家族を巻き込みたくない、この2つが俺の中で葛藤する。


 俺は死人を蘇生する能力は無い。だから取り返しが付かなくなった場合俺はどうする事も出来ない。


 けれど俺は聞いてしまった。


「ねぇ黒滝さんって何人食べたの?」


「ふふふ七ノ瀬君が初めて私に話し掛けてくれたわね。とっても嬉しい」


「…………………………」


「ああごめんなさい。何人食べたかって聞いたわね」

 




「おじいちゃんにおばあちゃん、それとお父さん。この3人しか食べてないわ」


────────────。


「それにしても良く私の事が分かったわね。『食べる』、なんて表現を使う人は初めてよ。皆皆殺した、殺したって言うだから」


「失礼よね。食べただけで殺した訳じゃ無いのに」


「それに美味しくなんて無かったもの」


 



 ああ、コイツはもう駄目なんだな。とっくのとうに足を踏み外している。


 3人も殺したのか。


 3人。


 もう元に戻る事なんて無いのにな。


 暴餓者で殺したんだな。


 なら俺は黒滝美波に関わらざるを得なくなった。俺は責任を取らなければならない。


 ブランコを漕ぐのを辞めて瞬時に左手で短いブレードを作る。それを同じく辞めた黒滝に刃を向けた。


「『刀剣鍛冶』起動スタートアップ……お前はもう終わってるよ」


「…………………………七ノ瀬君も同じ事言うんだ」


 彼女は半目に成り髪にある『何か』をゆらゆら蠢かせていた。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る