翔編 2日目
高等部3年の春、現在――。ゴールデンウィーク2日目。
本日の日課、図書室管理の仕事も遅刻することなく登校した。
職員室に鍵を借りにいった時、縁先生は挨拶だけ返してくれたが、俺のほうを見ることは無かった。
代わりに、隣の席の新任の先生……桜先生が手渡してくれた。
昨日は俺の失言で、縁先生の気分を害してしまったことは自覚している。あんな言い方はしない方が良かったな……失敗した。
先生はあえて、詩織の友人として俺を叱責した。まだ詩織のことを引きずっている俺に対して一番辛い言い方だった。
血の繋がりはなくとも、美笑は俺の義妹になったんだ。同じ苗字、同じ屋根の下で暮らす家族になったんだよ。それなのに、妹じゃないなんて突き放した言い方は……ひどく先生を裏切る言葉になってしまった。
それこそ美笑が聞いたら……言えないだろそんなこと……。
ああ、もう。人のことでこんなに気掛かりになるなんて、他人無関心の俺らしくない。
ただ、謝って済む問題じゃないが縁先生まで巻き込む必要は無かったよな。先生と関係がギクシャクするのはとても嫌な気持ちになるから、あとで謝ろう……。
あれから俺は、縁先生の言葉が頭を離れないでいた。
『美笑ちゃんは、うつ病なのかもしれない……』
最近の美笑の表情を見る限り、あまり感情の起伏はない。表情の抑揚もない。
ただ淡々と受け答えをしているように見える。
あぁ、俺も似たようなものかもしれないが……。
俺は何かに駆られるように、昨日今日と図書室でそれ関連の本を読み漁っていた。うつ病に関してだったり、人間の感情に関しての本だ。
昨日分かったことを踏まえて、俺が漠然と思っていたことと擦り合わせて
いこう。
うつ病とは、俺が持ってた知識では気分の落ち込みのことだと思っていた。おそらく世間一般でもそうかもしれない。しかし、それは見られる症状の一つでしかなかった。
うつ病に見られる症状では例えば、最初に上げたように気分の落ち込み、それから興味の喪失、食欲の減退や増加、外出や人間関係を億劫に感じたり、強い罪責感、自殺願望の芽生えなどがある。
……おいおい、上げれば上げるほど俺も他人事とは思えないぞ。
まぁ、俺のことは置いておいてだ。美笑に置き換えても外見からの判断だが、言い得ている。
一つ考えたくは無いが、強い罪責感を感じるという項目。
美笑が、詩織の死が自分のせいだなんて思ってなければいいが……。それが引き金で自殺願望まで芽生えてしまったら、最悪な事態になってしまう。
普段大人しく、あまり胸のうちを話さない美笑からそれを聞き出すのは容易ではない。昔は、内因性か心因性か、もしくは神経系かなどと分けて考えられていた
そうだ。
内因性とは脳内の分泌物やホルモンなどの異常分泌やアレルギーによるもの。
心因性とは社会や環境で感じるストレスやショックなどが原因である。神経系は内因性に近いだろうか。
美笑の場合、心因性というのが可能性としては高い。俺でさえ詩織の死のショックは受け止め切れていない。実の妹である美笑にとって、それは俺の比ではないだろう。
そして、度重なる離婚と結婚。生活環境の著しい変化。それらがどれだけ美笑に心労を与えていたかなんて、俺には想像も出来ない……。
美笑の場合、興味の喪失が感情の喪失とは置き換えられないだろうか。元来、うつ病とは気分障害ではなく、昔は感情障害とも言われていたらしい。
そんなことを考えているときに、こんな本を見つけた。「感情の生涯」なる本だ。
この本の筆者は、人の感情は生まれた時から常に少しずつ磨り減らしていると説いた。喜びも哀しみも、怒りも楽しさも、初めての時は100%だが次の経験は99%以下であり……それは人が誰しも持つ〝慣れ〟によって新鮮な驚きや感動を薄れさせていると。
しかし、人生において様々な経験をする中で新しい感情を発見したり、逆に感情を喪失するとも言っている。そこに出てきた単語の一つに「感情鈍麻」というものがあった。
感情鈍麻とは、表情が全く無くなることで臨床心理学の分野の言葉らしい。
俺は漠然と、美笑はこの感情鈍麻を引き起こしているのではと考えた。人の感情は表情に表れやすい。かなりの演技派か、ポーカーフェイスでも身につけた人でなければ、大抵の人は感情を表に出す。
表現する方法として表情を変化させる。それが意識的なものもあれば、無意識的なものもあるが。
いずれにせよ、今の美笑はうつ病を患っている可能性は否定できない。そして感情鈍麻に近い症状なのは否めないところだ。
昨日調べたデータを思い出してみても、受診率が低いうえに年々急増の一途を辿っているうつ病患者。言い方は良くないが、美笑もその予備軍の可能性は高い。
俺が持っていた一般的な知識は当たらずとも遠からずといったところだが、認知されてきたことによって解釈も広がっているだろう。調べてみれば、俺の知らないことだらけだった。
ん? PTSD……? 心的外傷後ストレス障害……。
トラウマ体験のようなものだろうか。恐怖感を伴う強烈なショッキングな出来事を経験すると、強い精神的ストレスがかかって心に傷として残ってしまう。
そのことがフラッシュバックするように何度も思い出される病気……。
何かがトリガーとなって似たような場面に遭遇すると、その時のことが蘇ってしまうのか……。それも何度も。
そんな状態が続いたら、様々な症状を引き起こしてしまうようだ。
美笑にとってそれは、恐怖かもしれないがどちらかというと哀しみや無力感という感情が強いのかもしれない。車を見るだけでも、もしかしたら騒音を聴くだけでも思い出す可能性はある。
詩織の話しぶりから、美笑は姉にべったりだったのはなんとなくわかった。
だから、何度も何度も思い出して袋小路に迷い込んでいるのかもしれない。一つ言えることは、詩織の死は俺と同様、こころの傷になったのは間違いない……。
しかし――。
昨日の美笑は胸を押さえて苦しそうに咽んでいたんだよな……。精神的なものだけじゃなく、肉体的にも何か影響が出てきてしまっているのか?
それとも、美笑は何か持病でも抱えているのだろうか……?
今日まで接点を持とうとしてこなかったから、もともと身体が弱くて休みがちだったくらいしか俺には分からない……。
「ご苦労様。図書委員の鏡ね」
「あ……。先生……」
受付で思考黙々としていると、いつの間にか目の前には縁先生がいた。両手には紙コップを持っている。
「……何か言いたいことは、無いかしら?」
紙コップを受付台に置きながら、でも手を離さずに正面で俺を見つめてきた。……やっぱりお見通しのようだ。
「……昨日は、すいません。言い過ぎました。でも、俺……!」
「はい、ハーブティ。奏恵が淹れてくれる紅茶には及ばないけど、まずは一口飲みなさいな」
片方を差し出しながら、先生はもう一つの方に口を付ける。
「ありがとう、ございます……」
「内緒だからね。今日は当番一人だから持ってきたけど、毎日は期待しないように」
「はい……。あの、俺……正直いって、美笑とどう向き合えばいいか分からないんです…………」
「……一緒に住むようになって、もう1年経つのに?」
「もう、1年も経つんですよね……。詩織が居なくなってから3年、美笑と会ってから1年……。何にも変わらなかった。変えようとしてこなかった。だから今も、美笑と殆ど話もしてなくて……。親が再婚して、美笑と初めて会った時俺は詩織を重ねていたんです。軽くパニックになるぐらい。その時からかな、詩織の夢を見るようになったのは……。最近は毎日のように見てる気がして……。ホントは美笑自身を見なきゃダメなんだって思ってた、けど!どうしても、詩織にそっくりな美笑を見てると辛くて……! 俺が、詩織の死を受け止めきれてないって気づいたんです。そんなんだから、美笑と距離を開けるようになって……! そんなんじゃ、ダメだって分かってるのに……!」
「……君も、闘ってたんだね」
「あ……すいません。俺、支離滅裂だ……。昨日、縁先生が言ってたうつ病のこと、今いろいろ調べてたんです。調べていくうちに、症状とかを照らし合わせてみるとやっぱり近い部分が多くて、美笑がうつ病っていうのはあながち間違いじゃないかもです」
「そう……。ずっと元気ないもんね」
「もしそうなら、病院とか行かせないといけないですよね」
「良いきっかけになるんじゃない?」
「え?」
「美笑ちゃんと、もう一度向き合ってみる良い機会だと思うよ。確かに詩織さんのことが頭から離れないかもしれない。でも、それでいいと思う。詩織さんだって翔くんに忘れてほしくないと思うなぁ」
「それは……」
俺だって、詩織のことを忘れるつもりはない。詩織のことを忘れずに、美笑と向き合う方法か……。
もちろん、美笑はうつ病の可能性があるから病院に行った方がいいなんて直接本人には言えないが……。それも含めて話す機会ってことだよな。
「今ね、美笑ちゃん音楽室にいるよ」
「音楽室? どうして……」
「新任の桜先生分かる? 彼女、すごくピアノが上手なの」
ピアノ……。ひょっとして……。
「そう。この学校で唯一ピアノが弾ける音楽担当の女性の先生。美笑ちゃんのこと、妹のつもりで接してくれてるの。どうしたら元気になってくれるかなーって」
「それって……」
「あとね、昨日私が初担任だったクラスのプチ同窓会をやったのね。そこに来てくれた一人の男の子が、美笑ちゃんが泣いてる所を目撃しちゃったみたいで。夜、雨が降ってきてたんだけど、わざわざ戻ってきて傘を貸してあげたの。初対面なのに、すごく気に掛けてくれた」
「……」
先生が言わんとしていることが薄々と分かってくる。色々な人が、美笑のことを心配し声を掛けてくれている。それくらい今の美笑の状況は傍目から見ても悪いのだ。
だから……。
「1年もわだかまりがあったんだもの。すぐには難しいと思う。でも、少しずつでいいから翔くんからも歩み寄って欲しいの。美笑ちゃんは良い子だから、気に掛けてくれる人はいるよ。でもいくら外から手を伸ばしても、届かないこともあるかもしれない。私はさ、一番近くにいるのは、翔くんだと思ってるから」
そうだ……。だって美笑は義妹で、家族なのだから……。
俺がどうしようもないばっかりに、美笑に寂しい思いを強いていたのかもしれない。
何を臆病になる必要があるんだ。このままじゃ、いけないんだ……。
「それじゃ、よく考えてみてね」
縁先生は余計なことは言わずに、空になった2つの紙コップを持って退室しようとする。
「あ、先生!」
「ん?」
「一つ、気になることがあるんです。確かにうつ病っていう、精神的なものはあると思うんですが、この前見たとき美笑……こう、胸の所を抑えながら苦しそうに咳をしていたんです。しばらくして発作は収まったんですが、ひょっとしたら肉体的なところまで影響が出てるか、もしくは何か持病とかって先生は聞いてませんか?」
「咳……? うーん、ごめんなさい。私も詳しくは分からないの。ただ、小学生の頃から身体が弱くて学校を休みがちだったっていうのを詩織さんから聞いたくらいで。たまに入院することもあったかな。あ、お母さんは心臓を患っていたみたいで、もしかしたら美笑ちゃんも先天的に弱い可能性はあるかもしれないわね。詩織さんは元気だったけど……」
「心臓……。分かりました、ありがとうございます」
縁先生は軽く微笑むと、そのまま退室していった。
心臓か……。精神的なものだけじゃなく、肉体的な方も調べてみるか……。
気が付けば、11時過ぎ。お昼までもう少し時間はあるが、ちょっとだけ音楽室の様子を見に行ってみよう。
調べるのは午後からでも出来る。室内に利用者が居ないことを確認すると、受付に一時離籍パネルを置いて図書室を離れた。
広い校舎を歩き音楽室の近くまで行くと、軽快なピアノのメロディが聞こえてきた。縁先生の言うとおりピアノを弾いているようだ。
怪しいと思いつつ、扉は開けずにドアの小窓から中を覗いてみると桜先生と美笑の姿があった。グランドピアノの椅子に桜先生が座っているのが見える。
こちら側に背を向ける形で座っている為、表情は良く見えないが時折横を向く先生は楽し気で、美笑はというと反応は弱いものの頷いたり何かを
話したりしているようだ。
二人の距離はまるで、俺と詩織が音楽室に入り浸っていた時と同じようだった。
昔と同じように、廊下に腰を下ろして残響の余韻に耳を傾けながらしばらく座ってみる。
廊下のひんやりとした冷たさがお尻を覆うが、どこか懐かしさを感じた。
演奏が終わると腰を上げて、二人の世界を邪魔しないように足早にその場を離れることにした。
お昼を済ませ、午後からは心臓病に関する資料を探しながらたまにやってくる利用者の対応をして、その日の管理も無事に終わった。
職員室に鍵を返しに行くと、縁先生と桜先生がいて小忙しく仕事をしていた。特に縁先生からは何も言われず、いつも通りの労いをもらった。
桜先生はニコニコしていてとても楽しそうにしていた。大学の先輩後輩と言っていたっけ、仲が良いんだな……。
そのまま帰ることも出来たが、借りてきた本を読みたかったのでしばらくカフェで読み耽ることにした。
日が傾き始めたころ、時計を見ると17時を過ぎていた。
店を出ると、お囃子が聞こえてきて今日は祭りをやっていることを思い出した。
さして興味はわかなかったが、雰囲気だけでも持ち帰るか。
「あれ……美笑か……?」
提灯や露天などが並ぶ商店街で美笑の姿を目にした。美笑は誰かと話しているようだ。見たところ俺の知る男ではない。
俺と歳は近そうだが、落ち着いた物腰は成人しているようにも見える。
美笑も積極的に発言することは無さそうだが、その男を嫌悪しているわけではなさそうだった。……ひょっとしたら、縁先生の教え子かもしれない。
気になったのはやっぱり美笑の表情だ。
社交的ではないにしても、今こうして人と関わりを持っている。淡白だが、心なしか無表情ではない気もする。むしろ普段と比べれば、明るさも垣間見えてきそうなくらいだ。
また矛盾……。どちらが表で、どちらが裏なのか。
それとも俺は見当違いの考察を続けているだけなのか……。今の段階では分からない。
それに、あれは――。
ヘアピン、か……。確か詩織も、前髪をヘアピンで止めていたっけな――。
中等部2年の秋――。告白、最後の約束。
「え……? あの、えと……」
俺は深々と頭を下げて、精一杯の想いを詩織にぶつけた。
下を向いているので、詩織の表情は分からない。でも、声の感じから慌てているような、驚いているような、そんな様子が感じられた。
今この瞬間、男、結城翔の一世一代の……そして、最初で最後の頑張り物語がクライマックスを迎えていた。
好きだ、石川! ここで石川のピアノを聴いたときからずっと! それから今まで、こんな根暗な俺を、明るく励ましてくれてすごく嬉しかった!
これからも、石川のピアノを聴かせて欲しい。出来れば、石川の……彼氏として!
「あぅ……。ほ、本当に私でいいの? でもどうして……?」
それは……。ほ、ほら。前に石川が話してくれたじゃないか。ピアノの魔法の話。
ひょっとしたら俺も、魔法に掛かったのかも、しれないって……。
「……そっか。じゃあ結城くんは、私じゃなくて、私の弾くピアノに惚れたんだ?」
あ、ち、違う! そういうんじゃない!
石川の明るいところとか、いつもポジティブで俺を励ましてくれたりとか!
それに、石川がピアノを弾いてるときの顔が幸せそうで……って何言ってるんだ俺は……。だからその、ピアノを弾いてる石川が好きなんだ!
すごく、綺麗だって……。
「ぷっ。ははっ。ごめん、女の子って意地悪なんだよ。男の子にそう言わせたくて、そう言って欲しくて、言葉を選ぶ時があるの」
え……。じゃあ……!
「ありがとう。私のことそう言ってくれたのは、結城くんが初めて。すごく、嬉しいよ。私も、結城くんがそこで聴いててくれると安心して弾けるんだって最近思ったの」
すると、石川は席を立ち俺の正面にやってきた。
「えっと、こういう時なんて言えばいいのかな……?」
石川は普段見せないような表情で、俺を見上げてくる。自然と俺も顔が蒸気する。
「でも……ごめん。その返事と私の答えは、待っててもらえないかな? 今はまだ、ダメなの……」
え……。ダメって……。
「あ、あのね! 今美笑がちょっと体調崩してて、放っておけないの。私だけ良い目を見ることは出来ない、から……」
石川……。
「だから、約束しよう? 実はね、4年後の丁度私たちが卒業する年の春。32年ぶりにみずがめ座流星群が極大になるの。それを夜、一緒に見よう? その時、ちゃんと答えるから」
それは構わないけど……。4年後って、また遠いなぁ。
「うん……そうだよね。その間に、結城くんの気持ちも変わっちゃうかもしれないし…」
それは無い。
「え?」
俺はこれからも毎日、石川のピアノを聴きに来る。毎日、会いに来る……。
「あ……ははっ。ありがとう。私も、今の気持ちを大切にしたいから。だから、ヒントをあげる。私が好きになる人は、美笑のこともちゃんと考えてくれる人がいい。私が、もしもの時は――」
縁起でもないな。俺に何を言わせたいのか分からないが、石川の口からそれ以上言わせたくない。
「……うん。結城くんが今の気持ちをずっと持っててくれたなら、美笑のこともちゃんと考えてくれるよね?」
ああ、約束する。
「……。もう一つ、私の、初めての気持ちも大切にしたいから。……キス、しよっか?」
え!? あ、いや……。そうだな。
そして俺たちは不器用に、お互いの今の気持ちを共有した。決して今は、石川の口から聞くことは出来ないけれど。
それが石川の、今表せる精一杯の気持ちだったのだ。
「これからは、詩織って呼んで欲しい」
分かった、詩織。
「うん、翔くん……」
かつて交わした約束は、いつしか思い出となっていく。
俺は記憶の中の奥底にしまいこみ、思い出そうとしなければ忘れていたことだった。
このときの気持ちがあるからこそ、俺は詩織を忘れないでいられる。俺は今でも、詩織のことが好きなんだ……。
その1年後――、詩織は交通事故でこの世を去った。
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