第703話 最強種と最強
ランパスの力は、炎線砲。
炎の光線を発射し、それに触れたものは爆発するというもの。
貫通力が高く、破壊力も高い。
スルトの力は炎の巨人を作り出すというもの。
こちらも破壊力が高く、火力特化。
ただ、どちらも数秒という効果時間しかなく、この一手で決め切らなければ打つ手が無くなるという事でもある。
「頼む!」
ゴウッ!!
俺の声に応えてくれるように、炎の巨人が現れる。
スルトの魔法は、その見た目にも圧倒されるが破壊力も非常に高い。ただ、貫通力という点においてはあまり高い方ではないだろう。どちらかと言えば、一帯を燃やし尽くすような魔法で、どれだけ局所的に攻撃したとしても貫通力が高いとは言い難い。
だからこそ、貫通力に特化したランパスの魔法を用いるのだ。
どちらも火魔法だということに関しては、攻撃後も炎や熱によるダメージが期待出来るという点で採用した。
当然他の魔法との組み合わせによって特殊な効果を生み出す事も可能ではあったが、変にあれこれ考えるよりも、同属性の魔法を組み合わせ、攻撃力を高める事を考えた。その方が火力は上がるはずだ。
この短い間に、ヘイタイトの事やら何やらと多くの新情報が手に入り、別の作戦を立てる事も可能かもしれないという状況になったが…今直ぐにどうこうするのは難しいだろう。
それに、アースドラゴンが横倒しになり、鎧の一部が剥がれている今の状況以上の状況が、この先訪れる可能性は低いはずだ。
俺だって、一撃で死んでしまう攻撃を無限に避けられるわけではない。既に精神的には擦り切れそうな程だ。
ここで決めるしか生き残る道は無い。
炎の巨人が手に持っている炎の剣を持ち上げる。
それとほぼ同時に、俺の目の前に魔法陣が現れる。
ビュッ!!
ジュウゥゥゥゥゥゥ!!!!
「グガアアアアアァァァァァァァ!!!!」
目の前に現れた魔法陣から、ランパスの魔法、炎線砲が放たれる。
青白い光を放つ炎の線が、魔法陣から一直線にアースドラゴンの横腹へと伸びる。
ランパスの魔法の効果時間はたったの一秒。それでも、その魔法はアースドラゴンの剥がれた体表を貫通し体内へと入る。
アースドラゴンの横腹が焼かれ、独特の嫌な臭いと煙が広がり、アースドラゴンの痛みからの叫び声が響く。
ドドドドドドガァァァァン!
「グギャアアァァァァ!!!」
ランパスの魔法は光線を放つだけでなく、光線に触れたものに対して爆発の効果も与える。つまり、アースドラゴンの体内に爆発を起こしたのだ。
結晶の欠片、血肉、骨。色々な物が周囲に飛び散る。
ブォッ!!
そして、その傷口に容赦無く炎の巨人が炎の剣を突き立てる。
ジュオオオォォォォォォォッ!!
「ガァァァァァァァァァァァァァ!!!」
光線によって体内まで伸びた傷口が、炎の剣によって無理矢理開かれる。
沸騰した血が飛散し、赤黒い霧となって俺の鼻に届く。
鉄錆の臭いと、肉の焦げた臭いが鼻の奥、喉の辺りにへばりつくように残る。
炎の巨人の効果時間は約十秒。
突き刺した炎の剣をそのままにしておくのはあまりにも勿体無い。
ズバァァン!
「ガアアアアアアアァァァァァァァァ!!!」
アースドラゴンの体内へ突き刺さった炎の剣を、上へと引き上げさせると、開腹とまではいかなかったが、更にアースドラゴンの体内を炎が走り、致命的な一撃を与える。
ボゥッ!
そうして、ランパスとスルトの魔法が消え去る。
周囲に残された炎と、アースドラゴン付近の地面が真っ赤になり溶けているのを見れば、それがどれ程の破壊力だったのかよく分かる。
俺は術者本人だから魔法自体の熱さは感じなかったが、周囲のドワーフ達は顔を背けるようにしている。鍛冶仕事を得意とする彼等が顔を背ける程の熱量となれば、尋常ではない事が分かるだろう。
「な…なんだありゃぁ…」
「あんな魔法見た事も聞いた事もねぇぞ…」
聖魂魔法を見たドワーフ達は唖然としている。
しかし……
「グガアアアアアァァァァァァァ!ギャアアァァァァ!!」
この二つの魔法を受ければ、灰すら残らないと思える破壊力であったのに、アースドラゴンは痛みに叫び、首や翼をばたつかせ、のたうち回る。
「まずいわね…」
「はい…」
「な、何がまずいんだ?もうアースドラゴンは死に体だよな?」
「それでも生きているわ…」
ハイネの言う事が正しい。
俺が望んでいたのは、この戦いの決着であり、アースドラゴンへの致命傷ではない。
決め切るつもりだったのに決め切れていない。
恐らく、体表を覆う結晶が聖魂魔法の威力を減衰させたのだろう。
考えてみればそれも当たり前かもしれない。
SSランクモンスターというのは、人にとって災害と同じような存在だ。それは、聖魂という存在やその魔法も同じようなもの。
もし、この二つが同格か、もしくはそれに近いものだとするならば、アースドラゴンに同格の攻撃を二発撃ち込んだというだけの事。
アースドラゴン同士が戦って、たったの二発で完全な決着に至るとは思えない。いや…たったの二発でアースドラゴンに致命傷を与えた事を考えるならば、最良の結果だと考えるべきなのかもしれない。
聖魂魔法が俺達の切り札。だからこそ、その聖魂魔法に期待を寄せていた。しかし、それは頼り切っているとも言える。盲目的に聖魂魔法を使えば勝てるとどこかで思ってしまっていた……
後悔し、反省するべきなのは分かっているが、それは今ではない。今はとにかくこの戦いを終わらせなければならない。
その為にも、アースドラゴンへ止めを刺そうとはしているが…五メートルの体躯がのたうち回っている所に突っ込む事は出来ない。
アースドラゴンにその気が無くとも、暴れる尻尾や翼に当たるだけでもこちらは即死だ。
アイテムを使うか?魔法?斬り込むか?
ニルのアイスパヴィースを盾に……いや、どれも決定打には届かない。
俺達の使う攻撃の中で、アースドラゴンに有効だったものは一つとして無かった。
シドルバが作った空のヘイタイトを使ったアイテムを使えば……いや、もしもそれでアースドラゴンの結晶を溶かせたとしても、アースドラゴンは即座に全身の結晶を作り替えてしまうだろう。生きているのだから、当然自身を守る為に最善を尽くすはず。
足りない。
どう考えても最後の一撃に一歩届かない。
ただ、アースドラゴンは文字通り死に体だ。畳み掛けるならば今しかない。
聖魂魔法によって穿たれた傷口はよく見えている。どうにかそこに大きな一撃を打ち込む事が出来ればもしくは…
どうするべきなのか。僅かな時間ではあるが
いくつか予定とは違ってしまったが、アースドラゴンに対して効果的だと思える最大の攻撃を行った。
それで決着しないのであれば、まずは逃げられる者達だけでも逃げるべきだろう。
「全員逃げろ!」
俺は出来る限り大声で叫ぶ。
「ならぬ!!」
しかし、そんな俺の声よりデカい声で場を仕切ったのはドームズ王。壁の上から叫んでいるはずなのに、俺よりも大きな声に聞こえる。
「そこに居る者達は我々ドワーフ族の為に命を掛けて戦ってくれた者達である!その者達よりも先に逃げるなどドワーフ族の恥!
我々の死地はここである!戦え!死ぬならば誇りを持って死んでみせよ!」
豪快を通り越した発言。
王が兵士達に死ねと命じたのだ。
普通ならば暴君と言われる命令だと思う。いくらドワーフ族が豪快な者達の集まりとは言っても、死ねと言われて頷ける者はいないだろう。
しかし……
「「「「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」」」」
熱気…いや、狂気に似た何かを感じさせる雄叫びが周囲に響く。
「女子供のいる奴は下がってろ!」
「老い先短けぇのは前に出やがれ!!」
「死ぬしかねぇ体で、派手な最期を迎えられるってんなら行くしかねぇ!ぐははははは!」
俺達は、その光景に唖然とした。
誰だって死ぬのは嫌だし怖い。それはドワーフ族の兵士だとしてもきっと同じだ。しかし、ドームズ王のたった一言で彼等の目からは迷いが消え、死を恐れない兵士へと変貌する。
たったの一言で…だ。
ドームズ王が、ドワーフ族の者達に、ここに居る兵士達にどれだけの思いを持たれているのかよく分かる。
この場で浮かない顔をしているのは、ドームズ王たった一人なのだから。
「このまま押し切るぞ!囲んで叩けぇ!」
「「おおぉぉ!!」」
「シドルバさんの作ったヘイタイト爆弾を使え!全部使っても構わん!」
次々と俺達の前に出てアースドラゴンに向かって行くドワーフ達。
「グガアアアアアァァァァァァァ!」
ズガァン!
「ぐああぁっ!」
「怯むな!突っ込め!!」
ズガァン!
「ぐはぁっ!」
恐れを抱かず、果敢に突っ込むドワーフ達。
傷の痛みにのたうち回っているアースドラゴンに吹き飛ばされ、たったそれだけでいくつかの命が消える。
それでも…彼等は突っ込むのを止めない。
「取り抑えろ!俺達が攻撃しても効かねぇ!」
「そっちを抑えろ!こっちは俺達が…ぐはぁっ!」
「舐めんじゃねぇ!オラァ!」
何人かの命が瞬きの間に消えるような状況で…それでもドワーフ兵士達は怖気付く事無くアースドラゴンに張り付き、束縛系のアイテムを使って体を地面へと押さえ付ける。
「もっと鎖を持って来い!このままじゃもたねぇ!」
ガンガンッ!
「そっちで
ガンガンッ!
どこから持ち出して来たのか、デカいハンマーと杭、大きな鎖を使って次々とアースドラゴンの体から自由を奪っていくドワーフ達。
「グガアアアアアァァァァァァァ!」
ズガァン!
「ぐああぁっ!」
「ぎゃっ!」
抵抗するアースドラゴンに、更に何人かが殺される。
それでも、彼等が諦める事は無かった。
ガンガンッ!ガンガンッ!
あっという間にアースドラゴンの手足、尻尾、そして首を地面へ縛り付ける。
「ご主人様!」
「シンヤ君!」
「ああ!」
ドワーフ兵士達の決死の突撃。
それによってもう一度だけ生まれたチャンス。
聖魂魔法はもう使えないが、もう一押しだ。これが本当に最後のチャンス。
ここで確実に仕留める!
俺とニルが同時にアースドラゴンへ向けて走り出す。
「シンヤさん!」
「ニル!」
ハイネとピルテは、アースドラゴンが死んでいないと分かった瞬間から魔法陣を描いていた。
俺がここで逃げるのではなく、止めを刺す為に動くだろうと考えての行動だ。
そして、自分達の攻撃がアースドラゴンに大きなダメージは与えられないだろうと考えて、二人は俺とニルの武器に上級闇魔法、
黒纏の剣を付与された武器で傷を負わせると、通常よりずっと強い痛みを相手に与える事が出来るという魔法だ。
痛みに何の意味が有るのか。そう思うかもしれないが…何故二人が俺とニルにこの魔法を使ったのか。
それは、既に致命傷を受けているアースドラゴンにとって、痛みというのも大きなダメージとなるからだ。
痛みの無い攻撃と、痛みの強い攻撃。どちらが受けた者の体力を奪うか…それは考えるまでもないだろう。既に致命傷を受けたアースドラゴンに対してならば効果は大きい。
「それっ!」
「これで全部だ!」
ボンボンッ!
いつの間に持って来たのか、スラたんとエフが両手に持っているヘイタイト爆弾をアースドラゴンの傷口に向けて投げ付ける。
「ニル!全力でいくぞ!」
「はい!!」
バチバチッ!
パキパキッ!
ハイネとピルテが、こうなる事を予想していたのだから、ニルも当然予想していた。既にニルの手元には完成した魔法陣。
そして、俺も走りながら完成させた魔法陣を発動させる。
上級雷魔法、
雷を武器へ纏わせ、斬り付けた相手に雷撃を与える魔法と、凍結効果を与える魔法である。
傷口付近には、既にアースドラゴンが結晶を生成させつつある。普通に魔法を撃ち込むだけでは威力が足りないだろう。つまり、直接攻撃による大ダメージが必要だ。
俺の持っている直剣には、闇と雷、そして神力が。ニルの持っている短剣には闇と氷が付与される。
「はあああぁぁぁぁぁっ!」
「やあああぁぁぁぁぁっ!」
俺とニルは、ほぼ同じ軌道で刃を振り下ろす。
剣技、霹靂。
ニルも既に実戦で使えるまでに磨き上げた一撃だ。
天幻流剣術は、神力を使う事を想定した剣術ではあるが、神力を扱う事が出来なくとも十分使える。そこに魔法という力が加わるならば強力な一撃になる。
つまり、ニルの一撃だとしても、今のアースドラゴンに対してならばダメージを与えられるという事だ。
ズバァァン!!
バチバチバチッ!
バキバキバキッ!
バギィィン!!
俺とニルの振り下ろした刃は、同時にアースドラゴンの横腹に接触し、斬撃、雷撃と氷結の効果を与える。
当然のように俺とニルの持っている武器は砕け散り、目の前に破片が飛び交う。
「グガアアアアアァァァァァァァ!!!!」
アースドラゴンは、その攻撃を受けたと同時に口から血を吹き出し、目を見開く。
俺達の与えたダメージは、アースドラゴンに届いた。
そして、そこにはハイネとピルテの加えた痛覚の鋭敏化が乗る。
間違いなく、その攻撃はこの戦いを終わらせる一撃だった。
しかし……
「グギャアアァァァァァァァァ!!!!」
ブチブチブチッ!!
「「っ?!」」
アースドラゴンは、残された僅かな体力を用いて、無理矢理体を引き起こした。
自分の翼膜が裂けるのも無視して。
ゴトゴトゴトッ!
そして、アースドラゴンの全身を覆っていた結晶が地面に落ち、結晶が再度生え揃う。
「傷口を結晶で?!」
アースドラゴンは、既に致命傷を受けており、生き長らえる事は出来ない体だ。それは間違いない。
それでも…アースドラゴンは傷口を結晶で覆い尽くし、無理矢理傷を塞ぎ立ち上がった。
最強種としての意地だろうか…?
「シンヤ君!ニルさん!」
全力を叩き込んだ俺とニルは、武器も無く、アースドラゴンに対抗する術を持っていなかった。
逃げようにも俺とニルはアースドラゴンの目の前。スラたん達も魔法やアイテムを使い切り、援護しようにも出来ない状況。
アースドラゴンを倒したと思った瞬間、俺とニルは最も死に近い場所に立たされてしまった。
これは…死んだ。
防御も攻撃も回避も出来ない。それを瞬時に理解した俺の脳内には、死という文字が浮かんでいた。
そう感じた時、俺の体は既に動いていた。
ニルに覆い被さるように自分の体を動かし、アースドラゴンに背を向ける。
何も考えず、ただ本能的にニルを庇った。
あー…俺は、あの父さんの息子なんだな。
死が訪れると感じていながら、頭ではそんな事を考え、母を庇った父の最期を思い出していた。
人の死など呆気ないものだ。
これまで幾多もの戦いを重ねて来た中で、俺はそれを学んできた。
父と母が死んだ時もそうだった。
俺の死も、きっとそうやって訪れるのだろうと思っていた。そして、それが今なのだ。
ただ…俺の死はどうでも良いが、ニルだけは…ニルだけは…
そう頭の中で何度も繰り返した。
いや、繰り返す事が出来た。
いつまで待っても、俺とニルを襲う衝撃は訪れない。
何が起きているのか?
そう考えた時、この世のものとは思えない程の殺気が身体中を這い廻る。
「っ……」
これは、アースドラゴンの殺気ではない。それとは全く別の、もっと冷たい…凍てつくような、それでいて絡み付くような…酷く死に近い殺気だ。
今まで色々な相手と戦ったが、そのどれよりもずっと恐ろしい。
声も出せずにニルを庇っていると…
ザッ…ザッ…
俺の直ぐ近く。アースドラゴンの攻撃範囲内に足音が響く。
俺やニル、スラたん達や、他のドワーフ兵士達。ドームズ王、そして…アースドラゴンでさえ、その殺気を放つ何者かに対して何も出来ずにいる。
「最強種が現れたというから来たんだが…既に瀕死だな。」
太くも細くもない男の声。
別に声色が恐ろしいわけでもないのに、言葉が空気を震わせるだけでビリビリと肌に痛みを感じる。
「グガァッ!!」
アースドラゴンが、威嚇の声を放ち、それによって俺の体が反射的に動く。
ザザッ!
ニルを抱えたまま一気に殺気の元から離れる。
そして、殺気を放つ男を見る。
腰まである黒い長髪。黒い瞳に鋭い目付き。美形と言われる類の顔付きだが、その顔を見て美形だと感じる事は決してない。とにかく、その者の放つ気配が恐ろしい。その感情以外の感情は抱かない。
そして、男の服装は黒い和服に黒の帯。黒い鞘の刀。額には小さな二本の角。
鬼人族。
それは直ぐに分かった。
そして、ムソウのジジイが言っていた最強の男、オボロというのがこの男だと結論付けるのに時間は必要なかった。
まだ攻撃の一つも見ていないのに、超ヤバい存在である事を確信している。確信させられていると言った方が正しいかもしれない。
「はっ……はっ……」
ニルは殺気に当てられて過呼吸のような状態になっしまっている。ニルを殺気から守るように庇うと、オボロが俺の方をチラリと横目に見る。
「俺の前で動ける奴は久しぶりに見たな。」
「っ……」
俺に興味を示した様子だが、直ぐに視線を外す。
「有象無象に変わりは無いが。」
冷や汗を流している俺に興味を失ったのか、オボロは直ぐにアースドラゴンへ視線を向け直し、腰から刀を抜く。
スラリと刃が擦れる音がすると、黒い鞘から真っ黒な刃が現れる。
その刀の事など全く知らないが、黒い刃を見た瞬間に、それが妖刀の類だと直ぐに分かった。
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