第551話 屋敷へ

ニルがギガス族の男の一撃を止めてくれたお陰で、俺がカウンターを入れる為のチャンスが生まれた。


タンッ!


その隙を逃さず、俺は一足でギガス族の男に肉迫する。


まさか、ギガス族の一撃をギリギリにでも止められるとは思っていなかったらしい敵兵達は、振り回された棍棒に巻き込まれないように数歩下がっているし、ギガス族の男自身は、棍棒を止められた体勢で止まっている。

チラッと見えた、ギガス族の男の後ろに居る影武者の女は、口を半開きにして驚愕している。今まで、ギガス族の男の一撃を止められる者など皆無だったのだろう。

こちらも、ニルがアイスパヴィースの新たな使い方を思い付いていなければ、真正面から何の策も無しに止められる一撃ではなかったのだから、驚愕するのも分からなくはない。

少し前に戦ったギガス族の男、あの者よりもずっと強い。言ってしまえば、ただ棒を振り回しているだけなのに、とんでもない破壊力だ。

恐らく、その違いは、単純なパワーだけでなく、戦闘における技術の違いだ。目の前に居る男は、高度な戦闘訓練を行い、武器を扱う事に慣れている。いや、持っている武器を最大限活かす体の動かし方を知っていると言った方が良いだろうか。力の限り振り回しているだけに見えて、全身の力を余す所なく棍棒に伝えている。


そんな相手なのだから、誰しもが、俺とニルが、ギガス族の男にグチャリと吹き飛ばされる未来を思い描いていただろうが、そうはならなかった。

その驚愕の隙に、俺は、ニルを追い越して前へと踏み出す。

疾足を用いての瞬発的な踏み込みによって、俺はギガス族の男の懐へと潜り込んだ。


「っ?!!」


周りの敵兵達は反応出来ていない。何人かは反応出来た者も居たが、ギガス族の男の攻撃を避ける為に、俺達から大きく距離を取ってしまっており、俺の踏み込みに対応出来る者は一人も居なかった。

踏み込まれたギガス族の男は、流石に俺の踏み込みに反応していたが、重く長い柱のような棍棒では、俺の素早い動きには対応出来ない。


「はぁぁっ!!」


ギガス族の男の懐へと踏み込んだ勢いをそのままに、俺は右手に持っている桜咲刀を真っ直ぐに突き出す。


天幻流剣術、貫鉄尖かんてつせん。直線的な突撃からの片手平突きだ。

ギガス族の体躯は、人族のそれよりも分厚く、強い。俺の全力の斬撃ならば、腕くらいは斬り落とせるとは思うが、体が大きい分、骨も太く、断つのは容易ではない。

ニルが作り出してくれた絶好の機会を、棒に振るわけにはいかない為、確実にダメージを与える事が出来て、尚且つ、一撃で仕留められるであろう攻撃を繰り出さなければならなかった。

刃を使った斬撃では、最悪、腕を傷付けるだけに終わる可能性が有る。しかし、貫鉄尖を使えば、飛び込んだタイミングと相手の反応速度から、確実に重症を与える事が出来る。狙うは肋骨の隙間、心臓部により近い部分ではあるが、もし狙い通りの場所を突けなくても、切っ先は確実に男の体内を貫通し戦闘続行不能の重症を負わせられる。


ザシュッ!!

「ぐぅっ!!」


突き出した切っ先は、狙いから僅かに外れた位置ではあったが、ギガス族の男の胸部を貫いて、背中へと抜ける感触が有った。


「ぐ…おおおぉぉぉっ!!」


直ぐに桜咲刀を抜き取り、もう一度攻撃を…と思ったのだが、胸部を貫かれた瞬間に、ギガス族の男は、貫かれたままの状態で棍棒を振ろうとする。

桜咲刀が胸部を貫いているというのに、とんでもない胆力だ。


俺は、回避の為にも、突き刺した刀を直ぐに引き抜こうとしたが、ピクリとも動かない。

ギガス族の男の筋肉に力が入り、刃がその筋肉に挟み込まれて動かなくなってしまっているらしい。


「っ!!」


刀が抜けないと分かった俺は、即座に桜咲刀から手を離して、後ろへと飛び退く。


「ぐおおおおおぉぉぉぉ!!」

ブンッ!ズガガッ!ブンッ!ブンッ!


振り回された棍棒は、石畳を抉り、誰も寄せ付けない程に荒れ狂う。

その時に飛んで来た破片がいくつか体に当たって痛かったが、それだけ。それに対して、こちらは致命的な一撃を与える事が出来た。


ただ、俺は桜咲刀を手放して、武器が無い状態。

ニルが即座に俺の近くに寄って防御体勢を取る。


「今だ!行けぇ!!」


「「「「おおおおおおぉぉぉぉっ!」」」」


ギガス族の男が、俺から武器を取り上げた事で、周囲の者達がチャンスとばかりに突撃して来る。


しかし……


ザシュッ!ガシュッ!

「「ぐはぁっ!」」


「な、なに?!」


突っ込んで来た敵兵達を、俺の持っている桜咲刀が切り裂く。


確かに、ギガス族の胸に突き刺したはずの桜咲刀は、俺の手元に戻り、それが敵兵を斬り殺したのだ。

そう。この桜咲刀は、イベントで手に入れた物で、の武器だ。エンブレムの入っている武器や防具は、渡人の手元から離れると、自分の手元へと戻って来る。それを利用してギガス族の男の胸部に突き刺した刀を手放し、敢えて相手の突撃を誘ったのだ。お陰で、嬉々として突撃して来た連中を、簡単に斬る事が出来た。

盗賊団テンペストの幹部達は、皆渡人、つまりプレイヤー達であると予想出来るし、手元に武器が戻って来るという事は皆知っているはずだ。しかし、戦いで熱くなった頭では、日常的には異常と言える事は考えられなくなってしまっているのだろう。

俺の手元に武器が戻る事に気が付いて、攻め込んで来なかったとしても、まあそれはそれで問題無いし、俺とニルにとってはどちらでも良かった。だから、刀を手放す事に対する抵抗は無かった。今回は、その策が上手くハマったらしい。


「ぐっ……ゴフッ…」


突き刺した桜咲刀が消え去った事で、ギガス族の男の胸部から、心臓の脈に合わせてドクドクと血が流れ出している。

内蔵が酷く傷付いたからか、咳と共に、男の口から血が一筋流れ出してくる。


ギガス族の男は、何も言わず、俺の顔を見て片膝を地面に落とす。


「何してるのよ!!そんな奴に負けてんじゃないわよ!」


ギガス族の男に対して、罵声を浴びせる影武者の女。


この女が、この戦場で生きていられるのは、このギガス族の奴隷が居てこそなのに、心配や不安よりも先に、怒りが出てくるというのは……まあ、所詮は影武者という事だろう。


「シンヤさん!ニルちゃん!大丈夫?!」


ザシュッ!

「ぐあぁっ!」


その時、敵にシャドウクロウを突き刺しながら、ハイネ達が合流してくれる。


「はい!無事です!」


「何とか合流出来たわね!」


人数が増えた事で、攻防戦が少し楽になる。これで、後はギガス族の男と影武者の女を殺して、屋敷の中へと突き進むだけだ。


ギガス族の男は、既に死を目の前にしている状態である為、放置しておいても問題は無い。そう考えて、俺は前を向き、先へ進もうかと思ったところで、ギガス族の男が口を開く。


「………殺せ。」


影武者の言葉を浴びせられたギガス族の男は、その言葉を無視して、片膝を地面に落としたまま、俺の顔を見て言ってくる。


自分を殺せと言っているのだ。


その目からは先程まで仲間を殺しまくっていた男とは思えない、不思議な視線を感じる。


時間にしてしまえば、ギガス族の男が現れてから数分の出来事だ。だから、俺が感じているものが本物なのかは分からない。だが、確かに感じる。

このギガス族の男は、奴隷となりつつも、自分の信じる何かを守り、戦って来た…のではないだろうか。そういう芯の通った者の目をしている。

それが何なのかは知らないし、知ろうとも思わない。だが、このギガス族の男が、盗賊連中を仲間などとは思っていない事だけは分かった。寧ろ憎んでさえいたのではないだろうか。まあ、奴隷にされたという事を考えると、当然の事である。

そう考えると、盗賊達を棍棒で押し潰す事に躊躇いが無かったのは、当たり前だと取れる。

そして、彼は、自分が受けた傷が、既に命を刈り取るに足る傷だということを理解しており、そのままゆっくりと死を迎えるのではなく、俺の手で殺される事を望んでいる。そう感じた。


「ニル。ハイネ達と少しだけ時間を作ってくれ。」


「…分かりました!」


俺は、ギガス族の男の言葉を軽く流す事も出来たが、そうはしなかった。


カチャッ…


俺がギガス族の男に刀を向けると、男はゆっくりと瞼を閉じる。


「……………………」


何も言わず、死を受け入れ、頭を垂れる姿は、奴隷でも盗賊でもなく、誇り高き騎士のようにさえ見える。


何か理由が有って、死ぬわけにはいかず、奴隷という身分を甘んじて受け入れるしかなく、嫌々でも戦って来た……という感じがする。


「………名は?」


何故か、その姿を見て、男の名を聞いておきたいと思った。


「名を聞いてくれるのか……ゴフッ……俺の名は… イーサネン-デル-ブリュナル……」


「……覚えておこう。」


「……感謝する……」


どんな理由が有ったにしろ、俺達の前に敵として立ったのだから、斬らないという選択肢は無い。

イーサネン-デル-ブリュナルと名乗った男は、最後に一言だけ礼を言った後、深く頭を下ろす。既に、失血によって体には力が入らないはずだ。

イーサネンの体を今一度見ると、筋量は人族のそれよりずっと多いが、奴隷となった事でろくな食事も摂れなかったのか、変に筋張って見える。同じ人族ではないから分からないが、恐らくイーサネンは衰弱しきっていると言って良いのではないだろうか。

もし、そうならば、衰弱しきっていてあの強さという事になる。万全の状態で戦っていたら、立場は逆になっていたかもしれない。

この男は、俺達と互角に戦う事の出来る強者…のはずだった。そこには、間違いなく、ギガス族という事だけではなく、これまでに血反吐を吐いて身に付けて来た戦闘の技術という裏付けが有るはず。

それを考えると、せめて…死ぬ時くらいは、自分の認めた相手の刃で死にたい。そういう感情が読み取れる。


カチャッ…


俺は、そんなイーサネン、刀を持ち上げる。


たった今から、イーサネンの首を落とすのだ。

下手な太刀筋で振り下ろすと、ギガス族の太い首は切り落とせない。既に死を受け入れ、俺は介錯かいしゃくを頼まれたのだ。変に死に切れない傷を与えて苦しませるのは、俺の本意ではない。


「何勝手に死のうとしてるのよ!!戦いなさい!!」


「ぐっ…」


イーサネンの首枷が縮まり、首を絞める。


既に戦う意思が無いイーサネンに対して、戦えと命令したのだから、当然首枷は絞まる。

それでも、イーサネンは苦しそうな声を出しただけで、動こうとはしなかった。


「はっ!!」


ブンッ!ザシュッ!!


ゴトッ……ドサッ……


俺が全力で刀を振り下ろすと、イーサネンの首が両断され、その場に落ちる。

切り離された胴体の方からは、血液が噴水のように飛び出し、前のめりに倒れる。


最期まで、枷に苦しめられるような事はさせたくなかった。イーサネンの首輪が絞まると同時に、俺は首枷の際から刃を通し、首を落とした。


「っ!!」


俺達がイーサネンを殺した事で、影武者の女には、守ってくれる者が居なくなった。それを理解した女は、半歩後ろへと下がりながら、引き攣った表情をする。


「か…勝手に死ぬんじゃないわよ!!」


そう吐き捨てて、女が逃げようと踵を返す。


タンッ!


「っ?!」


そんな背を向けた女の前に、突如として現れたのは、レンヤ。


何とも………必要な時に、必要な事をしてくれる優秀さは感嘆せざるを得ない。

状況から、自分が最も必要とされる位置を考えて、そこへと確実に向かう。それは言う程簡単ではなく、安定してそれが出来るのは、レベルがそれだけ高いという証明でもある。副四鬼という次席の地位でこれなのだから、四鬼であるテジムは、かなりのものだったということだろう。


「だ、誰よ?!」


ガンッ!!

「いっ………」


レンヤは女を殴り、気絶させる。情報を得る為に利用するつもりなのだろう。ぐったりとした女を担ぎ上げると、他の者達がどうにかしようとする前にさっさとその場を離れる為に走り出す。

その間僅か三秒。周囲の者達が、起きた事を理解するよりも早く、レンヤは走り去って行く。


しかもだ…安全な場所を確保する為に、女は部隊よりも後ろに居た為、盗賊達が女を助ける為には、どうにかして走り去るレンヤに追い付かなければならないという状態だ。

人を一人抱えているとはいえ、神力を使えるレンヤを、重装備で追い掛けるなんて…俺だったら最初から無理だと諦めるだろう。


「た、助けるんだ!追え!」


「そうはさせないわよ!」


ザシュッ!!


レンヤを追おうとした者達に向かって、ハイネがシャドウクロウを伸ばす。俺達にとっても、レンヤの登場は予想外ではあったが、彼の存在を知っている俺達は、いち早く動き出す事が出来た。


屋敷の入口まではもう直ぐだ。


「一気に突っ切るぞ!ピルテ!魔法の準備を頼む!」


「既に準備出来ています!」


俺の指示を受けるより先に、ピルテはこの後の動きを理解し、既に準備を整えてくれている。


「よし!ニル!先頭を頼む!」


「はい!!」


ニルが正面に見える馬鹿みたいにデカい屋敷の扉へと向かって走る。屋敷の扉は金属製で、非常に強固な物に見える。今は固く閉ざされており、どうにか開けさせるか、ぶち破る必要が有る。


「どうするの?!あんな扉、流石に壊せないわよ?!」


「こうするんだ…よっと!」


俺は、地面に落ちていた金属製の柱を持ち上げる。

正確には、イーサネンの持っていた棍棒なのだが…破城槌はじょうついの役割として、十分に役立ってくれるだろう。


「よ、よくそんな物持ち上げられるわね…」


「自分でもそう思うよ。」


この体でなければ、神力が無ければ無理な事だ。だが、その両方が有る今、この程度の重さならば問題は無い。


「行きます!」


ニルが半壊したアイスパヴィースを前に、屋敷の扉へ向かって走り出す。


「止めろ!何としてでも止めるんだ!」


「「「「おおおぉぉぉっ!!」」」」


ガンッ!ゴンッ!

「「ぐはぁっ!」」


半壊しているとはいえ、アイスパヴィースはアイスパヴィースだ。イーサネン程の破壊力が有る攻撃でも来ない限り、簡単には壊せない。寧ろ、アイスパヴィースが半壊していることで、重さも半分になっている為、先程までよりも素早く動かせるようになって、余計に突破が難しくなっているように見える。

そう考えると…アイスパヴィースによる盾というのも、もう少し改善が必要なのかもしれない。ただ、今はそれを考えている暇が無いし、後回しだ。


「壁を作れ!早く!」


ガンッ!

「ぐあぁっ!」


「だ、ダメです!止まりません!」


いくら必死に止めようとしたところで、ニルの進行を止められる手立ては、彼等には無い。


「ニル!」


「はい!」


俺が叫ぶと、ニルは直ぐに左へと避ける。


「お……ラァァァァ!!」


ブンッ!!


俺は、担いでいた金属製の棍棒を、全力で扉へと向かって投げる。


「うわぁぁっ?!」


目の前から、とてつもなく重い金属製の柱が飛んで来るのだから、敵兵達は転がるようにして避けるしかない。


門までは既に数メートル。俺が投げた棍棒は、ほぼスピードを落とす事無く、扉まで到達する。


ガゴォォォォォォン!!


棍棒は、両開きの扉の右半分に当たり、扉を軽く変形させて地面に落ちる。扉は、屋敷の内側へと軽く開き、俺達が通れるくらいの隙間を作り出す。

本来、外開きの扉であるはずが、無理やり内側へと押し込まれた為、物凄い音がした。


「なんだよ……それ……」


「化け物……」


俺の投げた棍棒が、馬鹿みたいにデカい扉を無理矢理こじ開けたのを見て、周囲の兵士達が顔を真っ青にする。


「邪魔です!!」


ガンッゴンッ!

「「ぐはぁっ!」」


俺が扉を開けたのを見て、ニルが直ぐに走り出し、開いた隙間に向かって行く。敵兵達は、どうやって俺達を止めれば良いのか分からないと言いたげで、指揮官の男も口をパクパクさせて言葉が出ていない様子だ。


「何なんだよこいつらは?!」


「くそったれがぁ!」


ガンッ!

「がはぁっ!」


周囲に居る者達全てが俺達を止めようと必死に動いていたが、結局、誰一人として俺達を止める事が出来ず、ニルが扉の前へと到着する。


「先に入ります!」


ニルは、ボロボロになってしまったアイスパヴィースを、シャドウテンタクルを解除する事で捨て、扉の隙間から中へと入る。ギリギリ人が一人通れるくらいの隙間で、アイスパヴィースを展開したままでは通れないのだ。

それに続いて俺、ピルテ、ハイネ、そしてスラたんが扉を抜ける。


「ピルテ!」


「はい!」


中に入ると同時に、ピルテが魔法を発動させ、扉を石壁で塞ぐ。外に居た連中が追って入って来るのを防ぐ為だ。

他にも入口は有るだろうし、ピルテが作り出した石壁も破壊しようと思えば出来ない事は無い為、相手を完全に分断出来たわけではない。暫くすれば、外の連中も中へと入って来て、中に居る敵兵達と合流するはずだ。

だが、取り敢えず、今現在は後ろを気にする必要が無い。


屋敷の中は、とにかく広いという造りで、屋敷全体では、何百人、いや何千人の人間が収容出来るのかと聞きたくなるような屋敷だ。

縦に高く伸びる柱や壁は真っ白で、ツルツルとした石材を使っている。その石材は色々な形に彫り込まれており、何やらよく分からない石像等も左右に並べられている。

玄関…と呼ぶには豪華過ぎる造りで、所々に置かれている調度品も、とにかく高そうな物ばかりだ。


それにしても…置かれている石像……同じ物ではないが、似たデザインの石像を見た事がある気がする……


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