第392話 ロック (2)

単純に全力排除すれば良いというわけではない為、臨機応変に対処出来るだろうという確信が持てるニルに任せた。

他の三人でも可能だとは思うが、やはり今までの戦闘をずっと見て来て、必ず成功させてくれると自信を持って言えるニルに任せるのが一番だと判断したのだ。

そして、ニルはその期待に完璧に応えてくれる。


まず初めにニルが狙ったのは、手を出さないはずの卵を持った三人の内の一人。しかし、この一手にはかなり重要な意味が有る。


盗賊の連中にとって、俺達というのは突然現れたよく分からない相手だ。俺達が盗賊なのか、冒険者なのか、どこかの兵士なのか、それとも、ノーブルを潰した連中なのか。判断材料はいくつか有るものの、絶対にそうだと言える根拠は無い。

つまり、相手から見た場合、俺達が何を狙っているのか、ハッキリとは分かっていないという事だ。


本当に、僅かな、一秒にも満たない瞬間。卵を持った連中を狙う事で、護衛の者達の脳裏に、卵は関係無しに、自分達全員が狙われているのかもしれない。という意識が芽生える。すると、護衛の二人は護衛としての役割を果たす為、三人の壁となるような形で前に出てくる。となれば、卵を持った三人は、守ってもらう為に身動きが取れなくなる。三人を一瞬狙っただけで、護衛の二人を引っ張り出し、その上、卵を持った三人の足を止めたのだ。


ニルの前に立ちはだかる二人の盗賊。

それがニルの狙いだとも知らず、ただ卵を守ろうとする哀れな男達。完全にニルによって踊らされている。


前に出て来た二人は、卵をニルから守ろうと武器を振り下ろす。

向かって左の男は大剣。右の男は槍使いだ。防具が他の者達より良い物らしく、見ただけで、防具の上から単純な攻撃を仕掛けて貫く事は出来ないと分かる。

防御力が高く、護衛として優秀な者達を防衛に当たらせたらしい。

必死になってロックから逃げるくらいならば、最初から盗まなければ良いのに…とは思うが、盗賊は欲に対して素直。目の前に大金が落ちていれば、拾わずにはいられないのだろう。そして、今となっては卵こそが彼等の命綱。手放した瞬間、ロックは容赦無く彼等をバラバラにしてしまう。恐らく、それは理解しているはずだ。何せ卵から離れていた者達から殺され、護衛だけが取り残されたのだから、それはもう必死に守る事だろう。

しかし、残念な事に、俺達には時間が無く、ニルは確実に、そして素早く二人を処理しようとしている。大した見せ場も無く、数瞬で終わるはずだ。


ニルは二人の護衛に真っ直ぐ近付いていく。二人は、そんなニルが先程、簡単に三人を屠ったところを見ている。既に油断はされていない。

そんな二人が、息を合わせて大剣と槍で攻撃を仕掛ける。

大剣を斜め上から振り下ろす盗賊。その大剣を避けようとした場合に、ニルが辿るであろう軌道上を狙った槍の突き攻撃。先程の三人とは違い、確実にニルを殺す為の連携攻撃だ。ニルから見れば実に避け難い攻撃に見える。

そんな二人に対して、ニルは、真っ直ぐに走っていた体を突然フラフラと揺らし出す。いや、それでは言い方が悪い。ただ走るのではなく、足運びが直線的なものから曲線的なものへと変わり、その結果、体がユラユラと揺れているように見えるのだ。


俺が教えている鋭い踏み込みではなく、相手を翻弄するような足運び。

何度かニルに指導している時のランカを見た事が有る。その中に、同じような動きをする技があった。確か、柔剣術、過死送かしおくり

独特の歩法を用いた剣術で、相手のどのような攻撃をもいなしながら、するりと相手の懐に入り斬り付けるという技だ。


大剣がニルへと向かって振り下ろされていく。ニルはユラユラと動き、盾を大剣に向けて構える。


ギャリギャリッ!


大剣は、絶妙な角度で構えられた盾に当たると、これまた絶妙な盾の動きによって徐々に軌道がズレていき、最終的に盾の表面を削るように振り下ろされる。

しかし、そんなニルの防御力を知っていたと言わんばかりに、もう一人の男が槍をニルの喉元目掛けて、軌道を変えて迫ってくる。


これに対し、ニルは更に体を揺らしながら、体を半回転させる。これにより、槍の切っ先がニルの体の芯から僅かにズレる。

そのズレたほんの僅かな隙間に、ニルの小太刀が潜り込むと、切っ先が更にズラされ、槍の側面を擦るように小太刀が滑る。


盗賊達には何故そんな事が可能なのか理解不能だろう。

力の限り武器を振ることしか知らず、ただ武器を刃の付いた棒としてしか使えないのだから当然だ。剣術を学ぶなんて機会は盗賊に与えられるはずもないのだから。いや、学べたとしても、ニルの動きはランカ直伝。簡単には突破出来ないだろう。


半回転し、背中を向けたまま相手の目の前まで来たニルは、槍の軌道をズラした小太刀を、逆手に持ち直しつつ、そのまま右後ろへと振る。


ガシュッ!


肉と硬質な物に突き刺さる刃の音。


半回転した勢いのまま、大剣を振り下ろした状態の男の顔面に、深々と突き刺さる戦華。

既に戦華は血を纏い硬化していた為、筋の無い肉に突き刺すように、実に容易く頭蓋骨を割って入る。


そして、ニルの体は先程とは逆方向にもう一度半回転する。それと同時に、俺から向かって左の男の顔面に刺さった小太刀を抜き取る。


戦華が更に硬質化するパキパキという音が鳴りながら、ニルの回転と共に、向かって右に居る槍を持った男の首元へと半円を描いて水平に走っていく。


刃の後を追うように、左の男から刃に付着した血が、空中に斬撃の線を引いていく。


槍を持った男は、咄嗟に槍を引き戻しつつ、小太刀の軌道に対して、斜めに槍を立てて、防御の構えを取る。


キィンッ!


槍の柄と小太刀が触れ合うと、弾いたでもなく、滑らせたでもない…あまり耳にしない甲高い音が聞こえてくる。


ゴトッ!


すると、槍を構えていたはずの男の首が地面に落ちる。


グラリと揺れた男の手に持たれていた槍は、綺麗に切断されていたのだ。


俺からは遠くて確認出来ないが、どうやらあまり良い槍を使っていなかったらしく、戦華の刃を受け止められず、槍ごと首を落とされたらしい。

ニルが、最初に槍の表面に刃を滑らせた時、このレベルの鉄槍ならば、戦華で斬れると確信を持てたのだろう。男の持っている物は粗悪とは言わずとも、盗品の類に違いない。戦華を止められる程の武器ではなかったという事だ。


ブシュウウウゥゥ!


噴水のように吹き出した血が、卵を持った三人の男達にも降り注ぐ。


ランカの見せていた柔剣術、過死送と比較してしまうと、まだ動きに無駄が有るように見えるが、十分に使えるレベルだ。


「ひぃっ?!」


血の雨の中、小太刀と盾を持ったニルの目が三人に向けられる。


槍ごと護衛の首を落とした相手が、自分達に向かって来ているのだ。逃げ出したくもなるだろう。

しかし、卵を失えばロックに殺される。手放す事は出来ない。


「ち、近付くな!!」


先頭の男が声を震わせてニルに片手で武器を向ける。


滑稽と言わざるを得ない。


大剣すら凌いで見せた相手に対し、片腕で構えた武器など、細い枝より頼り無い。


ザザザザザザッ!


その時。男達の周囲から、突如として集まってくる水色の物体。


スライムだ。


どうやらスラたんの指示によって、俺達が連れて来たスライム達が男達に寄って来たらしい。恐らく、吹き飛ばされた木の下や隙間に隠れていたのだろう。


スラたんに目を向けると、五人の盗賊達は既に倒れており、地面は血だらけ。どうやらスラたんに削り切られたらしい。


スライムで男達を攻撃するのかと思ったが、そうではないらしい。スライム達は男達を無視して、卵の真下に集合する。

どうやら、卵が落ちても割れたりしないように、クッションとなってくれるみたいだ。


それを見たニルが、一瞬にして先頭の男へと踏み込む。


速い。


スラたんとは違う、歩法を利用した瞬発的な踏み込み。俺の教えている天幻流剣術。その基本の動きの一つだ。まだ体の芯に微かながあるものの、完璧に近い踏み込みである。


鋭い踏み込みを前に、先頭の男は反応出来ず、未だニルが踏み込む前の位置を見ている。男には、ニルが突然消えたように見えたはずだ。


ニルを見ると、左手にはいつもの黒花の盾を持っていない。

踏み込む直前、ニルが盾を頭上へと投げたからだ。


何故そんな事をするのか。それは、ニルが体の中心、垂直に両手で持ち上げた小太刀を見て直ぐに分かった。


その構えは、紛れも無い、天幻流剣術。霹靂へきれき


天幻流剣術の基本剣技の構えだ。


天幻流剣術は、途方も無い反復練習と、寸分違わぬ精密な武器の扱いが必要になる。

盾を左腕に装備した状態では、右腕と左腕の重さが異なってしまう為、どうしても斬撃は垂直にはならない。俺が教えている時も、ニルは盾を装備していない。

つまり、霹靂を使う時、邪魔となる盾を上へと投げたのだ。


最も肝心な場面。盗賊達との戦闘における最終局面。

そこでニルが信じたのは、ニルが剣術を教えてくれと言ってから、ほぼ欠かさずに教え続けてきた天幻流剣術。霹靂だった。


つい先日、まだ練習は必要だが、実戦でも使えるだろうとニルに許可したところだ。

ニルは真面目で、泣き言も弱音も吐かず、毎日毎日、俺の教えた事を忠実に守り続け、小太刀を振り続けていた。額に汗しながら小太刀を振り下ろし続けるニルを何度見た事か。

最初は霹靂どころか、基本となる踏み込みや、足運びを練習しただけで筋肉痛になっていたニルだったのに……一年も掛からず、ニルは霹靂を身に付けたのだ。

いや、違うな……何の目的も無く、ただ教わるがままに父から教わっていた俺とは違い、ニルには明確に、強くなりたいという願望があった。

雨の日も風の日も、ニルは、俺がもう止めておけと言っても、もう少しだけと、ひたすら反復練習を行っていた。

筋肉痛で腕も上がらず、俺に注意されてしゅんとしたニルを何度見たことだろう。それでも、ニルは止めなかった。

それ程までに、ニルは俺の横に立って、戦うことを切望してくれていた。

一年も掛からずに霹靂を身に付けた。それは偶然でも奇跡でもない。当然であり必然だ。一番近くでそれを見続けて来た俺には、それが分かる。故に、ニルの剣技が不発に終わるところなど、想像すら出来ない。


垂直に、両手で持ち上げられた小太刀と、ニルの髪を止めている簪に嵌め込まれた石が光る。


「はぁっ!!」


ザンッ!!


目に焼き付く程に美しい垂直の斬撃。


シンプルでありながら、力強く、それでいて速い。

単純であるからこそ、それを極めたニルの斬撃は何にもまさる。


ガシュッ!!


ニルの斬撃を受け止めようと、持っていた直剣を水平に構えた盗賊だったが、その直剣をバターのように切り裂き、頭頂部からするりと入った刃が、真っ直ぐに通っていく。


頭部から首、胸部までをも半分に切り裂き、腹部から抜け出る戦華の刃。


パキンッ!


忘れていたかのように、刃が通り過ぎてから音を立てて割れる直剣。


盗賊の男は幸せだっただろう。恐らく、僅かな痛みさえも感じなかったはずだ。


ブシュゥゥゥ!ドチャドチャッ!


切り裂かれた男の中身が地面に落ち、男自身も倒れる。


盗賊達が、例え重装備の防具を身に付けていようと、ニルの斬撃は止められなかっただろう。


パシッ!


ニルの元に落ちてきた黒花の盾をキャッチして、卵に手を伸ばすニル。


ザシュッ!ガシュッ!


ニルの攻撃に合わせて、隠れていたハイネとピルテが残りの二人の背後に現れて、頭部をシャドウクロウにて串刺しにする。


ドサッドサッ!


ニルの美し過ぎる剣技に目を奪われていたのか、絶望のあまり何も出来なかったのか…残った二人は容易くハイネとピルテに屠られる。


ハイネとピルテも、男達に抱えられていた卵に手を伸ばし、スライム達が下から支える。


これで盗賊達は全て、一人残らず死んだ。全滅だ。


そのタイミングで、周囲に張られていたシールドが消えて行く。


ニル達がここまでに要した時間は、計二十五秒。何とか卵は無事だ。


そして、盗賊より余程警戒しなければならない相手に目を向ける。


「ピィィーーー!!」


バサバサと翼を動かし、滞空しているロック。その黄色い瞳はこちらを見続けている。


今のロックの心境など分からないが、俺達が卵を、はいどうぞと返したところで、ロックが、はいどうもと受け取るとは思えない。


「ピィィィーーーー!!」


ロックが、二度目の声を響かせると、正面に魔法陣が描かれていく。


「くそっ!」


狙いは俺だ。ロックの魔法を無効化する力を見せたのだから当然だろう。

SSランクのモンスターには、知能の高いものが多い。実際、言葉を交わし話す事も出来る。

だから、ロックも、知能は高いはずだ。それ故に、少しだけ期待していた。ロックが俺達のしたい事を理解してくれるのではないかと。


しかし、そんな事は無かった。


怒り狂った天災級のモンスターが、ただただ蹂躙の準備を整えていく。


俺は、咄嗟に皆から離れるように走り出す。


「ご主人様っ!!」


「シンヤ君!!」


「来るな!」


絶叫に近いニルの声と、スラたんの止まれと言わんばかりの声。その声に対し、怒声に近い声で返す。


「ハイネ!卵を守れ!」


俺が卵に近付けば、魔法を放って来ない可能性は有る。しかし、もし、本来高い知能を持っているロックが、我を忘れる程に激怒しているとすれば、卵の事を考えずに魔法を放つ可能性もある。

どちらも可能性の話ではあるが、そうなれば、全員死ぬ可能性の有る選択は出来ない。スラたんが生きていれば、大同盟への情報提供は可能だ。魔族との関係はハイネとピルテが取り持ってくれるはず。俺が知っている情報はニルが全て知っている。魔王や魔王妃は……アマゾネス達も居るから、何とかなるだろう。

それに、まだ諦めたわけではない。

俺の全力で当たれば、一撃くらいは耐えられるはずだ。別に自画自賛というわけではないが、ロックの一撃と打ち合って生きていられる可能性が有るのは俺だけだ。それに、狙われているのも俺だけ。何とか一撃を止め、逃げ切る事が出来れば、森の中に身を隠し、冷静になったロックは卵を持って帰るはず。

自己犠牲というわけではない。単純に、この方法が一番良いと判断しただけの事。また、ニルを泣かせてしまうだろうが…聖魂魔法を使い果たし、ロックの攻撃から全員を守り切る自身は全く無い。何とかして生き残ってみせる。


「ご主人様ぁぁ!!」


俺を追おうとしたニルを、ハイネが、スラたんの事をピルテが止める。


ロックの使う魔法を前に、ニルの小盾が意味を成すとは思えない。ここまで四人が頑張ってくれたかこそ、何とか希望が繋がったのだ。ここは何としてでも逃げ切ってみせる。


俺は桜咲刀を腰から抜き取る。


ザザッ!


十分に離れた。後は何とかロックの魔法を耐えるだけだ。


俺は振り返り、足を止める。


「ピィィィーーー!!!」


ほぼ同時にロックの魔法陣が完成し、緑色に光る。


「ご主人……」


ハイネが発動させたのは、上級土魔法、ロックシェル。

何層にも重なった殻状の岩の殻を作り出し、任意の形に設置出来る防御魔法だ。

ハイネは、ロックシェルで、自分達と卵を覆う様にロックシェルを作る。俺に向かって手を伸ばすニルがロックシェルの中へ消えていく。

それを抑えていたハイネの目は、死んだら許さないとでも言いたげなものだった。


「任せとけ。死んでたまるかよ…」


ギュッ…


桜咲刀の柄を強く握る。


「ピィィィーーー!!!」


ロックが鳴き声を上げると、上空から風の塊が落ちてくる。


どれだけの魔力を保有しているのか分からないが、相変わらずSSランクのモンスターというのは特大の魔法をバンバン撃ってくる。本当に化け物だ。


ゴウッ!!


周囲に吹き荒れる風。まるで特大の台風の中に立っているような気分だ。

走りながらも描いていた魔法を発動させる。

上級光魔法、白光の盾を、落ちてくる風の塊の前に設置する。その程度で止まるような魔法ではないが、無いよりマシなはず。


「ふー…………」


大きく息を吐いて、精神を集中させる。


ゴゴゴゴゴゴッ!


風魔法とは思えないような、地響きに似た音を立てて落ちてくる風の塊。


全身全霊、俺の持てる全ての力を込め、プラスで神力を全て刃に乗せる。


ガガッ!バギィィン!


風の塊に当たった白光の盾は、二秒程耐えたみたいだが、その後、跡形もなく吹き飛び完全に消滅する。


「止まるわけがないよな。」


目の前にまで迫ってくると、ロックの撃ち下ろしてきた風の塊がどれだけデカいかよく分かる。

これだけの魔法が使えるならば、風によって雲を集め、雨を降らせる事も容易だろう。天候を操るというのもあながち間違っていないのかもしれない。

そんな膨大な魔法に対し、今から対抗しなければならないとは、なかなかに気が滅入る。しかし、やらなければ死ぬだけだ。ここで、全身の力を全て使うつもりで刀を振る。やる事は簡単だ。


「おおおおおおおおおおおぉぉぉ!!!!」


俺は真上に持ち上げた刀を、垂直に振り下ろす。


全ての力を乗せた剣技、霹靂。


ゴウッ!!


目の前に迫った魔法に、俺の斬撃が触れる。


ゴゴゴゴゴゴッ!


神力を刀の周りに集め、デカい刀のような形にして斬撃を加える。それが魔法にぶつかると、接触点を起点に、風が巻き込む様に流れ込んで行く。

周囲に落ちていた小石や土も巻き上げているが、その外側は逆に外へと向かって風が吹き出している。


「ぐおおおおぉぉぉぉぉ!!!」


ゴゴゴゴゴゴッ!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る