第306話 陣形

「ニルが中衛なのには、勿論、理由がある。

ニルの防御の特徴は、ガンガン前から来る敵を受け止めるというよりは、受け流し、いなす事にある。

当然、いなすのだから、周囲に仲間が居ると、思う様に動けない。

もう一つ、ニルは盾を使いながらも、身軽に動く事が出来る。」


「正面での受けに回るよりも、臨機応変に、防御が必要な場所へ動き回る方が良い…という事だね。

機動力の有る防御役か……相手にするとなると、想像以上にやりにくいかもしれないね。」


「どこに攻撃を仕掛けても、ニルが動き回って防いでくるわけね…正面だけでなく、全体の防御力が上昇するから、私やターナの安全性は一気に向上するわね。」


「ああ。その通りだ。ターナとプロメルテは後衛で、これまで通り遠距離から攻撃を狙ってくれれば構わない。ただ、ニルが居るとなると、プロメルテも攻撃に転じられる状況が増えるはずだ。

指示は出来る限り出すつもりだが、それぞれの判断で動いてくれて構わない。

ニルも、全体的な防衛という役割を頭に入れて動いてくれ。」


「分かりました。」


「逆に、ペトロは、完全に攻めのみに動いて欲しい。」


「後ろの事は気にするなって事?」


「ああ。俺は指揮を出す為に、基本的な中衛として皆の真ん中に位置取る事が多くなると思う。後衛二人の防衛にも回る事が出来る。」


「シンヤさんとニルちゃんが防衛するなら、アタシがするよりずっと安心だね。

分かった。攻めの事だけ考えるよ。」


「ニルが機動力で防御して、ペトロが機動力で攻撃…か。攻守共にこなせる陣形だ。」


こういう陣形については、それなりに調べたりしていたから知っている。と言っても…俺がソロプレイをし始める前。佐々木 優希達に騙される前に、健気けなげに調べた時の記憶だが…


実際の戦闘においては、ラト、ゴンゾーと共に海底トンネルダンジョンを抜けた時の経験が有る。まだまだ大人数での戦闘は、経験が足りない事くらい分かっているが、出来ない事は無いはず。


「陣形はこれで良いとして…次は、俺とニルが戦う時に使うアイテムだな。」


そこから、アイテムの確認や、それぞれが気を付けて欲しい事、戦闘中の動きについて話を擦り合わせる。

本来であれば、もっと早く擦り合わせておくべきだったのだろうが……まさか地割れの底へ下りて、ベータを潰すだけだと思っていたのに、未開拓領域の調査に変わるとは思っていなかったから、そこまでは必要無いと話し合っていなかったのだ。

ガイガンダル平野に出てくるモンスターだけを見た場合、この七人が苦戦するようなモンスターは、まず居ない。出てきてもAランク止まり。そこに空いている縦穴内に、まさかSランクのモンスターが居るとは思わない。

Aランクまでならば、下手にパーティを組むより、バラバラで対処した方が早い為、敢えて連携を取らないようにしていたのだが、状況が変わってしまった。地に足を付けられた今、急遽パーティを組む事にしたわけだ。


「これで大体の擦り合わせは終わったな。」


「お腹も落ち着いたし、そろそろ出発しようか。」


「そうだね!行こう行こう!」


テンションが下がらないペトロに、苦笑いを隠そうともしない四人が、壁を破壊して外へと出る。


「ペトロ。索敵は頼むぞ。」


「アタシに任せなさい!」


陣形を取りながら、俺達は暗闇の先へと進む。

因みに、移動時は後衛二人の更に後ろ。殿しんがりはニルが担当している。逆に先頭はペトロ。

一番索敵能力が高く、モンスターとのエンカウントを敏感に察知出来る。基本的には戦闘を避けて進んでいくつもりではいるが、どうしようもなくなった時は、ペトロが下がり、セイドルが前へ出る予定になっている。


コツ…コツ…


足を踏み出す度に、足音が響く。

自然に出来た洞窟の壁や床は、ゴツゴツとしていて、歩き難い。


「肌寒くなってきたわね。」


「湿度が上がった気がするし、近くに水脈があるのかもしれないな。」


暫く直進を続けているが、ただただ真っ直ぐに歩いているだけだ。分岐も見当たらない。

何より、モンスターが一切現れない。


「モンスターが出てこない事と関係が有るのかしら?」


「どうだろうな…」


生き物は、基本的には寒い場所よりも暖かい場所を好むものだが、モンスターにも当てはまるとは言えない。

リッカが聖魂になる前の、雪女というモンスターは、寧ろ寒い場所を好む…というか、基本的には寒い場所から出ない。

こういう、湿度が高く、肌寒い場所を好むモンスターだって沢山居る。


「我の、冒険者の経験からして、こういうモンスターが居そうな場所で、モンスターが居ないとなると、恐ろしい相手から距離を取っているから…と考えてしまうが…」


「言わないようにしていたのに、それを言っちゃうか?」


完全にフラグだろう…それは。言ったらアカンやつや…


「何か居る!」


最高のタイミングでペトロが注意を促す。

フラグを回収してしまったらしい。


「セイドルのせいだからね。」


「我のせいなのか?!」


ギギギギギッ……


黒板を引っ掻いたような、思わず眉間に皺を寄せてしまう嫌な音が聞こえてくる。


「来るよ!気を付けて!」


ペトロが再度注意を促すと、全員が戦闘態勢を取り、正面に向けて構える。


ギギギギギッ…


嫌な音がもう一度聞こえると、暗闇の中からデカい何かが向かってくるのが見える。


横幅三メートル、高さ二メートルくらいだろうか。

楕円形の影だ。


ギギギギギッ…


その影がグニグニと動くと、また嫌な音が響く。


明かりの届く範囲に出て来て、やっとどんな相手か分かった。いや、正確には分からないのだが…


「な、何よあの気持ち悪い生き物…」


全体のシルエットは、芋虫のような縦長の巨体。六メートルはあるだろうか。

暗緑色の表皮を持っており、全身に網目状の筋が入っている。進行方向の先端部には、真っ白な目が数十個も…

体組織自体はブニブニというのか、ブヨブヨというのか、柔らかそうな見た目なのだが、体の表面に、糸のような細く黒い毛がビッシリと生えている。

芋虫のように伸び縮みしながら移動するらしく、体がグニグニと動くと、毛が地面や壁と擦れ合って、黒板を引っ掻いたような音を出しているらしい。

イーグルクロウも、俺達も知らないモンスターだ。


「毛が硬いみたいだな。」


「あの音は、金属に近い硬さだよね。」


「グニグニ動いて気持ち悪いわ…」


「動きは鈍そうだが、どうする?」


「知らないモンスターだし、戦闘を避けられるなら避けたいところだが…」


ギギギギギッ…


「どうやら俺達を認識して寄ってきたみたいだな。」


発声器官は持っていないらしく、鳴いたりはしないが、頭部をこちらへと向けてくる。捕食する気満々なのだろう。

口らしき物は見当たらないが…


「ここまで動きが鈍いとなると、他に何か特殊な能力を持っていると考えた方が良いはずだ。慎重にいくぞ。

セイドル。あまり近付かないようにしてくれ。デカさも有るし、力は強いはずだ。」


「了解した。」


知らないモンスターだし、全てが憶測だが、分かることから判断して攻めていくしかない。


ジリジリと互いの距離が縮まっていく…


「来るぞ!」


ドンナテの声が響く。


巨大芋虫モンスターは、体を大きく持ち上げて、地面へと叩き付ける。


ガガガガガッ!


先程までよりも激しい…床や壁が削れる音が聞こえてくる。


セイドルとドンナテは直ぐに後ろへと下がり、巨大芋虫モンスターの攻撃を避ける。


「これを受け止めるのは、流石に無理そうだ。」


セイドルは、相手の攻撃の重さを冷静に判断し、全員に伝える。


巨大芋虫モンスターの攻撃が終わった後、再度動き出すと、壁や床が削れてボロボロになっているのが見える。

この辺りの地質は、かなり硬質なはずなのに、それを簡単に削り取れるという事は、かなり体毛が硬い証拠だ。


「シンヤ!どうする?!攻撃を仕掛けてみるか?!」


「いや!まだ待て!プロメルテ!矢を撃ち込めるか?!」


「いけると思う!」


「ターナ!ニル!魔法攻撃を合わせて相手の動きを止めるぞ!」


「「はい!」」


ここまでの道程で、モンスターには襲われなかった。ロックミミックが居た場所からもかなり離れている。魔法を使っても、後方からはモンスターが現れる心配が無い。来るとするならば前方だろう。

となれば、魔法を出し惜しみするより、サクッと片付けた方が良いはず。

但し、地質が硬いとはいえ、ここは地下。派手な魔法や聖魂魔法は、本当に危険な時以外は使わない方が良い。使っても中級までだ。


「火魔法は使うなよ!」


「「はい!」」


俺、ニル、ターナが魔法陣を描き始めると同時に、セイドル、ペトロの二人が、巨大芋虫モンスターの目の前を動き回る。注意を引いてくれているのだ。


「ご主人様!」

「いけます!」


「よし!」


ニルとターナの魔法陣が完成したタイミングで、三人同時に魔法を発動する。


俺は土魔法、ロックバインド、ターナは木魔法、ウッドバインド、そしてニルは、闇魔法、黒原を使用する。


巨大芋虫モンスターの全身を、ロックバインドとウッドバインドが包み、地面からは黒原による黒い草が伸びていく。


「プロメルテ!」


「任せて!」


パシュッパシュッ!


プロメルテは、連続で二本の矢を放つ。どちらも真っ直ぐに巨大芋虫モンスターへと飛んでいくと、一本は数十個有る目の内の一つに、そしてもう一本は表皮に着弾する。


ブシュゥゥゥッ!


「離れろ!」


矢は、どちらも狙い通りの場所に深々と刺さったが、次の瞬間、刺さった部分から、大量の液体が吹き出してくる。

体液にしては量が多い。危険だと判断し、直ぐに前に出ていたセイドルとペトロに回避の指示を出す。


「っ!!なんだこの臭い!」


「目が痛いよ!」


直撃は避けられたみたいだが、最も近くに居たセイドルとペトロが、鼻を覆って眉を寄せる。


数秒後、俺達にもその臭いが到達する。


「嫌な臭いね!」


目が痛くなるような刺激臭。

学校の化学の授業で何度か嗅いだ事のある臭い。アンモニアだ。しかも、かなり濃厚なやつ。


「触れるなよ!」


「言われなくても触ったりしないよ!」


「ターナ!ニル!風魔法で全員の体に膜を張ってくれ!ランタンも覆うように頼む!」


「「はい!」」


二人は直ぐに魔法陣を描き始める。


「全員吸い込むなよ!有毒だ!」


アンモニアは、中学校でも取り扱う塩基性の液体だ。しかし、中学校で使われるアンモニアというのは、かなり希釈された物を使っており、危険性がかなり低くなっている。確か、二パーセントとか、その程度のアンモニアしか入っていない水溶液だったはず。

それでも、刺激が強く、臭いを嗅いで目や鼻が痛くなった記憶のある人も多いはず。

市販されている濃アンモニア水溶液となると、それが二十五パーセント以上となっており、容器を開けただけでせる程になる。

一度だけそれを体験する機会があったのだが、二度と嗅がないと決めた程の体験だった。


そんな濃アンモニア水溶液を、洞窟内でぶちまけたような、濃厚なアンモニアの刺激臭。こんな半分閉じ込められたような場所では、危険極まりない薬品だ。

中学校で使っていたから、それ程危険な感じがしないかもしれないが、アンモニアというのは非常に危険な物だ。

目や口に入れば勿論の事、吸い込んだだけで呼吸困難になる事だって有る。


揮発性きはつせいが高く、気化きかし、充満したアンモニアが皮膚に触れれば、焼けただれたような薬傷やくしょうを受ける。

更には、気化したアンモニアは、引火性が高く、火種が有ると爆発する。つまり、ランタンの火がガスに触れれば、爆発し、この周辺を吹き飛ばしてしまう。


「シンヤさんの様子からして、かなりヤバい液体なのね…攻撃は控えた方が良さそうね。セイドル!ペトロ!シンヤさんの指示が有るまで注意を引いて!」


「任せておけ!」

「任せてー!」


俺の代わりに、プロメルテが指示を出してくれる。

ニルとターナが全員に風の膜を張っている間に、俺は、別で風魔法を使い、後方へ向かって洞窟内に風を流す。


「全員!火種になるような物を発生させるな!爆発するぞ!」


「うえっ?!爆発っ?!」


「そういう事か…シンヤが焦るわけだな。」


セイドルとペトロが注意を引いてくれている間も、巨大芋虫モンスターの矢が刺さった傷口から、ビュルビュルと液体が漏れ出ている。


「全員に風の膜を張り終わりました!」


後ろからターナの声。


「シンヤ!どうする?!傷を増やせば、あの臭い液体が更に吹き出してくるぞ?!」


セイドルの言うように、傷を作れば、その分アンモニアが吹き出してくる。


巨大芋虫モンスター自体には、それ程高い戦闘能力が有るわけではない。やっている事は、単純に体を地面に叩き付けるくらいだ。

しかし、持っている能力が危険過ぎる。いや、正確に言えば、能力含めても、Aランク程度のモンスターだろう。しかしそれは、ここが外ならば…だ。

風があって、揮発したアンモニアが留まらない外ならば、爆発の危険性も無く戦えるが……洞窟内であるこの場所とは、相性が悪過ぎる。

知能は無さそうだし、自分の攻撃が自爆覚悟の攻撃だとは知らないのだろうが…厄介過ぎる…


対処する方法として、物理攻撃は論外。

風で気体を押し流しているとはいえ、もしもを考えると、火魔法も駄目だ。

土魔法や木魔法も、相手に与える効果が、物理攻撃のそれと同じなので却下。風魔法も、斬撃に近い効果を与えてしまうから無しだ。


「どうする!?このままじゃあ何も出来ないままたぞ!」


「………アンモニア……アンモニア……」


「おーい!シンヤ!聞いているか?!」


「…………」


セイドルの言葉は聞こえているが、解決策を考えるのに忙しい。


残るのは水、光、闇の魔法。


光魔法は明かりの届く範囲が広いため、出来れば使いたくはない。

となると、水魔法か闇魔法で倒すのが望ましい。


どちらでも効果は期待出来るが……


「アンモニアは………水に溶けやすい。」


確か、そんな話を授業で聞いた記憶がある。

厳密に言えば、体液として放出されているわけだから、既に水に溶けている状態と言えるが、濃度が高過ぎて、大量の揮発が起きているのだ。だとしたら、更に大量の水の中に入れることで、濃度が薄まって、揮発し難くなるはず。


「ニル!ターナ!プロメルテ!三人で水魔法を使って、奴を水の中に閉じ込められるか?!」


「ええ!」

「「はい!」」


三人が急いで魔法陣を描き始める。


「水に取り囲まれている間に、他の四人で一気に終わらせる!一撃で仕留めるぞ!」


「よっしゃ!」


「一撃だね!分かったよ!」


「アタシも頑張るぞー!」


三人は一歩下がり、一斉攻撃に備える。


その時。


巨大芋虫モンスターの前に、魔法陣が現れる。


「しまった!魔法か!」


ドンナテが反応する。しかし、それを俺が制する。


「俺が対処する!ドンナテは攻撃に備えろ!」


「…了解!」


一瞬迷ったみたいだが、ドンナテは正面を向く。


巨大芋虫モンスターの狙いは、魔法陣を描いている俺の後ろの三人。

使おうとしているのは、中級土魔法、ロックスキュア。

太い杭のような石を数本放つ魔法だ。


ターナとプロメルテは、魔法に狙われているのに気が付いて逃げようとする。当然の反応だし、狙われているのに悠長に魔法陣を描き続けるというのは有り得ない。

だが、ニルはモンスターにさえ目をやらず、完全に無視して魔法陣を描き続ける。それを見たプロメルテとターナは、逃げようとした足を止めて、ニルと同じように魔法陣を描き続ける。ニルとは違い、顔には焦りが見えるが、それは仕方ない。逃げようとしなかった時点で、ある意味異常だ。

だが、三人は、俺が何とかすると言ったのを信じてくれているのだ。ならば、それに応えなければならない。


巨大芋虫モンスターの魔法陣の方が、先に完成し、魔法陣から四本の石の杭が飛んでくる。


「……はっ!!」


ザザザザンッ!!


飛んできていた四つの石で出来た杭。

それが、一瞬で全て真っ二つに割れて、その場に落ちる。


天幻流剣術、四爪転しそうてん

この剣技を簡単に説明するならば、四連撃だ。

但し、四回の剣撃全てが、霹靂へきれきと同じように繰り出される。とはいえ、目にも止まらぬ速さで、四回も斬撃を繰り出すのだから、一撃に全てを込める霹靂よりも、威力は劣る。その分が、連撃の速さに転換されていると言う事だ。

加えて、神力による飛ぶ斬撃まで発動させた為、しっかり全ての石の杭が斬れた。


ガラガラガラガラッ!


斬られた石は音を立てて崩れ落ち、俺の持つ桜咲刀の手元に近い部分が僅かに桜色へと変色する。

魔法を斬って、変色した刀身は、十分程度その状態を維持するが、それ以上魔力が供給されないと、元に戻る。

上手くいけば、この巨大芋虫モンスターとの戦闘は、残り数秒のはず。全て溜め切るのは難しいだろう。


「今だ!」


俺の言葉で、後ろに居た三人が魔法を発動させる。


バシャッ!!


後ろから水色の光が放たれ、巨大芋虫モンスターの周りに大量の水が生成される。その水が、巨大芋虫モンスターを包み込んでいく。


バシャッバシャッ!


巨大芋虫モンスターは、体を勢いよく動かして、水から離れようとするが、三人の魔法を振りほどく事が出来ずにいる。

かなり水を嫌がっている様子だし、弱点のようなものなのたろう。予想が当たっていて良かった。


「一発で決めるぞ!」


「おう!」

「いくよー!」


セイドル、ペトロ、そしてドンナテが、武器を掲げて水に包まれた巨大芋虫モンスターに近付き、振り下ろす。


ガシュッ!ザシュッ!ザシュッ!


ペトロは硬くなさそうな目を狙い、セイドルは毛の薄い場所。そして、ドンナテはゴリ押しで刃を通す。


「離れろ!」


三人の攻撃が決まった時点で、ほぼ決着だったが、完全には始末出来ておらず、意識がまだ残っている様子。

俺が最後の一撃を放つ為に、三人に声をぶつける。

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